やっぱりイナは特別 2

キリンカップはスポンサーであるキリンの垂れ幕がぐるりと下の場所を取るので、 だんまくは通常のJリーグの時の場所ではなく、中段以上に張らねばなりません。 スロバキア戦では友人と私が会場に入った時には既に中段の空きは無く、イナのだんまくを 最上段に張ることしかできませんでした。 今度は神戸だし地元関西として、なんとしてもよく見える場所に張りたいわ・・ じゃ、何時に行く? 早い方がいいよね? うーん、朝9時に神戸にしよう!(19時15分キックオフ) こういう会話がすんなりと終わってしまうところが危ないところ(笑)。 イナ熱はほんとすぐに上がってしまうんですよね。 さて、神戸ウイングはメイン、南ゴール裏、バックスタンド、北ゴール裏、それぞれ 入り口が別になっています。今回私はバックスタンド指定席、友人は南ゴール裏自由席でした。 9時すぎに会場に着くと、ゴール裏はもうそこそこの列ができていました。 ウイングのゴール裏はスキージャンプ滑降路のような直線的な勾配で座席が連なっており、 だんまくを貼れるのは最上段しかありません(というか、そう考えていました)。 バックスタンドとつながるカーブの部分がないのでだんまくを貼れる場所が限られてしまう。 この列の人数ではもう貼れる場所がないかも・・・・ そう思った私たちはバックスタンドで貼ろうと考えバックスタンド入り口の方へ向かいました。 -----------------------------| |----------------------------- -----------------------------| まだまだまだまだ。。。。 列をつくるための柵が何層にも出来ていて、先頭部分にたどり着くのが大変! でもって、ここにいるのは、、私たちだけ! 柵を倒してつっきりたい(爆)。 そう、バックスタンドは指定席だから、朝早くから来る人なんていないんですね(笑)。 ゲート入り口前まで行くと、警備員(既に入り口金網の向こう側で並んでいる)がみな不思議そう。 金網の上方に「2002キリンカップうんぬん」という紙を貼っている兵庫県サッカー協会の方も 遠くからいらしたんですか? いえ、京都から 指定席ですよ、ここは はぁ、、知ってます ・・・・・・・ あのぉ、、だんまくを貼りたいと思ってきたんですが、ちょっと早すぎましたね ・・・・・・・ ああ、開門が16時、試合が19時だから、、、ほんと、お天気良くてよかったわ(爆) 警備会社の人も、イベント会社の人も、みんな面白がって?話かけてきます、とほほ。 しかし、確かにいやになっちゃうほど誰も来ませんでした(爆) 正午をまわって、ようやくちらりほらりと人がやってきました。 代表戦初観戦の初々しい高校生、万博でよくお見かけする謎のカメラマン?おじさん。 指定席なのに、なんでこんなに早くに来るんだろう??(人の事は言えないけど、笑) 3時頃に友人はゴール裏入り口の方へ戻り、あとはひとりで4時の開門をじりじりと待っていました。 生まれて初めて一番に入場するという晴れがましい経験をして、 あたふたとだんまくの貼れる場所を探しましたが、うわーーっいかん! バックスタンドの上段の壁はだんまくを貼るために必要な柵やら格子など とっかかりが何も無く、ただのコンクリートの壁です。 やばいっ! 入り口の上の壁にコの形で貼ろうと一時考えましたが、やっぱり変! いったん結んだひもをほどき、、、ああ、困った。。。どうしよう、、、 階段を上がったり降りたり、ひもを結んだりほどいたり、、 こうしている間にも観客はどんどん入場してきます。早く来た意味無しだわ。 何をやっているのかしら、わたし(T_T アウェイゴール裏を見ると、上段にまだ場所が空いています。 やはりゴール裏だわ。。友人と携帯で連絡をとりあい、慌ててだんまくをまとめ、 ふとゴール裏の最前列の席を見るとそこに服部さんのだんまくが。 おおっっ!まだ横は空いてる! 前3列ほどの座席は使用不可になっていて、そこにだんまくを貼る事ができるようです。 い、いそげっ! ほんとはいけないのでしょうが、おばさん特有の押しの強さで(^^;;頼み込んでゴール裏に入れてもらい、 無事だんまくを最前列に張ることができました。神様は見捨てないでくれたのね。 はぁ。汗だくだく(笑) この間、自分の手荷物、リュックはどこかへ置いたままでした、をいをい(爆) さて、本来の目的の試合はというと、ご存知のとおり、前半はホンジュラスにぼこぼこにやられました。 もちろん試合の最中は文句たれているのですが、実は夢中になれる面白さで ここ何年か生でわたしが見た代表戦の中では1,2を争う満足度でした。 まず、サッカー専用競技場の素晴らしいこと! アウェイコーナーの上のあたりに座っていたのですが、とても見やすくて迫力がありました。 そしてホンジュラスチームは巧くて感心。寄せは早いし、球まわしは無駄がないし、スピードがあり 屈強で、、これでもWCには出れないのだから、世界はやっぱ広いわ。 総じて日本選手は判断が遅い。。。なまくら刀をふりまわしていると、切れ味鋭い短刀に ぐさっ!えいっえいっえいっえいっ、、ぐさっ!えいっえいっえいっ・・うわーーん! 強いチームにやられながらも、へこたれなかった点で悪くなかったと大甘の私は思いました。 イナのコンディションは上がっていますね。 攻撃にでるときの迫力も感じられるし、フットワークがスロバキア戦より軽くなってます。 よしよし。 顔がちょっと細くなったように見えましたよ(ほんとか?!) でもまだまだトータルの運動量が少ないわ。もっと献身的に動いてくれなくちゃ ディフェンスラインは大変よ。 試合後、選手一団がぐるりと挨拶します。 バックスタンドは帰りの混雑を避けようと帰っていく客も多く、わたしたち親子は前の方へ 移動し、わたしはコーナーの出入り口の上、カメラ担当の息子はバックスタンド最前に陣取りました。 (息子は学校が終わってから合流しました) イナは一団とはちょっと離れて歩いていました。 スロバキア戦の後より表情が穏やかで、多分自分のコンディションが上がっている手ごたえをつかんだのでしょう。 (ファンの妄想視線ですけどね、笑) だんまくのあたりでゆっくりして笑顔のサービス、そしてコーナーを曲がる時、 「イナーーー!」「いなーー!」 うわっ ちゃんと止まってくれて笑顔で手を振ってくれている。 目は合わなかったけど、歩きながらじゃなくて、ちゃんと正面向いてくれた事が嬉しいわ。 息子はこのグッドタイミングを撮れたのかしら。 「どうだった?」 「おう、たくさん撮ったよ」 「え!ほんと!見た?見た?イナがコーナーの所で止まったのを?」 「おう、撮ったよ」 わくわく。。 スタジアムからの帰路は、バックスタンドの客は出口が強制的に左へ、なんですが、 兵庫駅までって遠いのです。 右に行きたいけれど、おまわりさんの数が半端じゃない。のろのろと牛歩でようやく 駅に着くと、これが不思議。JR山陽線に乗る人って少ないの? ホームはガラガラなんです。 あんなにぞろぞろといた人たちは一体いずこへ??? それじゃ、なんであんなに混んでいたの??? 大阪以東は極端に少ないようで、終点京都で降りた、いかにも観戦帰りの人はほんのひとにぎりでした。 既に地下鉄の最終も行った後で、ああ、WCの時は京都でも臨時地下鉄を運行してほしいなぁ。 家に0時15分に着いて、疲れたぁぁ。年休の取り甲斐のある長い一日でした(^o^;; ------------------------ さて、翌日さっそくフィルムを現像へ。 当日仕上がりを楽しみに取りに行くと、 え? ・・・・ ぼけてる・・・というか、後ろのゴールネットにピントが合ってる。 ガーーーン!!! なんでちゃんと中央の四角をイナに合わせなかったのよぉ。 合わせたよ! 合ってないじゃないの! そんなん言うんやったらお母さんが写せばいいやんか! ぷんぷん!がっかりしたぁ! ふん! というわけで、とほほな親子喧嘩をしてしまいました。 WC用にカメラを特訓した方がいいなぁ。。そうだ!名案が(ピン!) 週末は鴨川でゆりかもめとか鳩を望遠で撮る練習をしたらどうかな。 遠くの豆粒イナをもっと上手く撮れるようになるかも(爆)
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