第3世代Kindleを買ってしまいました〜

けっこう電子ブックは買っていましたが、Kidle版はまだ買った事がありませんでした。 そもそも、一番最初に買った電子ブックはマイクロソフトリーダー形式(lit)でした。 その後、モビ形式(prc)を長いこと買ってきました。 時には安売りに釣られて、eReader(PDB format)も買いましたが、モビが一番読みやすくて好きでした。

フォーマットの事とかDRMの事とか、電子ブックの事を語りだすと長くなるのではしょりますが、とうとう時代の流れに勝てず、先日 Kindle を買ってしまいました。
Kindle形式の電子ブックを読むため、というのは勿論ですが、他に、スキャンして作ったpdfファイルが読めることがポイントでした。

注文して2週間、届いた箱を開けると、、を、これか、、、知ってはいましたが、Kindleそのものにスタートの手順が表示されていて感動しました。
e-Ink は液晶と違い、ページの書き換え以外はほとんど電池を使わないので、充電無しでも、最後に表示されたページが一週間くらいずっと表示されたままでいます。
操作はとてもシンプルです。
メニューボタンと、文字の大きさやキンドルの縦横を変えるAAボタン、トップページに戻るHomeボタン、一個前の操作に戻るBackボタン、あとはアルファベットと矢印ぐらい。
両脇にページ移動ボタンがあります。

Kindleにファイルを移すのはとても簡単

附属のUSBケーブルでパソコンにつなぐと、Kindleは普通の外付けディスクのように認識されます
Kindleをクリックすると、Documentsやaudibleなどのフォルダーがあります。

パソコンやハードディスク内の pdfファイルや prcファイルを、Documentsフォルダーにコピーすれば、それで終了です。

目次はこんな風にみえます

Homeボタンを押すと、目次が表示され、題名と作家名がわかります。
第3世代Kindleの新しい点は、「コレクション」といってグループ分けができる点です。
PC からKindleのDocumentsフォルダーにコピーした自炊pdfファイルやprcファイルを「myscan」という名前でまとめてみました。
矢印キーを動かして、myscan のところでクリックすると、myscan の中身が現れます。
prcファイルは、アマゾンで購入した本と同様に、題名と作家名が表示されます。(The Madness of Lord Ian Mackenzie 余談ですが、これは自分でペーパーバックをスキャンしたのち、wordに変換し、さらにprcにしたものです 汗)
一方、pdfファイルは、ファイル名が表示されるだけです。
日本語もサポートされたので、日本語のファイル名がそのまま表示されます。
(これまた余談ですが、不純な動機03、の03は、色々pdfファイルを細工した3番目ってことです 汗)

アマゾンは2005年にMobipocketを買収し、prc(モビ形式)の発展版としてキンドル形式 azw を作りました。
そういうわけで、元祖キンドル版ともいうべきprcファイルは、kindle版と全く同じように読めます。
手持ちのprcファイルは一杯あるので、これはとても嬉しいです。
もちろん、アマゾンじゃない他所の店から買った場合、DRM が付いていますから、 それをはずしていないとダメですけどネ。

Kindle 版もモビ版も、文字は想像以上にくっきりと見やすいです。
最初はちょっと暗い感じかな、と思ったんですが、読み続けていると、液晶と違って光ってないので、とても目に優しく落ち着きます。
反射もしないので、直射日光の下やビーチやプールサイドでも読書できます(予定はないですけどネ)
Aaボタンを押すと、文字サイズやキンドルの向きをかえるメニューが出てきます。

このメニューは、後述するpdfファイルの時は違うメニューになり、フォントサイズやラインスペースなどの変更はできず、
「Fit Width」「150%」「Actual Size」などになります。
かなり満足度は高いのですが、不満は、、、カーソル操作。
本を読んでる途中で矢印キーをクリックすると、カーソルが現れます。
そのカーソルを単語に合わせると辞書が連動してポップアップするのですが、キーボードから単語を入力するよりか早いってくらいで、、もどかしいです。
気になった箇所にカーソルを合わせ、マークしたりメモったりする事もできるのですが、、とにかく、マウスも無いし、タッチパネルでもないので、カーソルを上下左右矢印キーで、ちまちまと移動させなくてはなりません。

pdfファイルをKindleで読む

さて、懸案だったpdfファイルです。
ロマンス洋書ペーパーバック 220ページ 白黒スキャン、ファイルサイズ 20MB で テストしてみました。
フリーズする事なく動きは快調で、ページを指定して100ページほど後ろに移動させても大丈夫でした。

文字の大きさですが、Kindleは、pdfの余白を自動的に削除して、「幅を合わせ」てくれます。
その幅と言うのが、見た目の横幅ではなく、Kindle の長辺にFitした表示という意味なのです。

そういうわけで縦向きのときは、「幅を合わせ」ると1ページ全部を表示します。
横向きにすると、一行を目一杯に収めてくれるので、とても見やすい大きさになります。(元の本より少し大きくなる)
ちなみに、Kindleの窓の部分は約11.5x8cmです。
写真では暗く見えるかもしれませんが、実際はもっと明るく表示されてます。
右上の実寸は 横の写真の感じです。→

pdfファイルだと、自動辞書ポップアップができません。
透明テキスト付きファイルなのですが、文字認識ができていないのか?というと、そうではなく、「検索」はちゃんとできます。
なぜだろう? 調べ中です。

結論から言うと、
洋書をスキャンした pdf ファイルを Kindle で読むことは十分実用のレベルです。

次に和書pdf ハーレクインロマンスなどをテストしてみました。

洋書同様、デフォルトは長辺にあわせようとするので、1ページ全部が表示され、とても小さな字になります。
字そのものはくっきりとしてるので、読めない事はないですけど。
キンドルを横向きにすると、自動的に余白を削除して長辺にあわせた結果、文章の下が欠けてしまいます。

左右の余白を削除しなければ、新書の上半分が上手い具合に表示されるはずなんです。
Kindleの親切設定がかえって邪魔をするわけで、最初は悩みました。
が、Aaボタンのメニューの「Actual Size」を選ぶと、余白込みの表示になりました。

やっぱ、Kindle は西洋人のガジェットですわ。
pdfファイルが読めると言っても、横書きには向いていますが、縦書きにはあまり向いてません。

ここには書きませんが、ChainLPを使ったり、色々細工したり、試行錯誤してみました、、でも、うーむ、、そんな手間をかける意味があるかどうか。

結論として、縦書きのpdfは、新書のように2段組みになっている場合は実用に堪えます。
文庫本は、、微妙〜です。


あと、手間のかからない前処理として、Acrobat でページの上下の余白を削除しておくと、kindleでより見やすくなります。

その他あれこれ

最初は要らないかも?と思った無料の3G、結構使ってます。

アマゾンから気になる作家さんの本のサンプルを気楽にダウンロードして読めるから、楽しいですね。
Kindle版電子書籍をキンドルで購入すると、自動的にダウンロードされるのですが、この手軽さがかなり誘惑度高いです。やばい、やばい。

洋書を良く読む人、スキャンしたpdfファイル(横書き)を一杯持っている人には お勧めできる読書端末です。

最後に、、、アマゾン特製ブックカバーも買ってしまいました。
赤い矢印の所に爪があり、Kindle がかかるようになってます。
その爪を介して Kindle から電気が供給されるようで、カバーの背の角をひっぱると、 ミニライトがつきます。
普段はまるっきり目立たず、角に収まっています。

こんなにお洒落なキンドルカバーですが、読む時は軽い方が良いので、はずしています(自爆!)

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