リストマニアの憂鬱

わたしはリストやランキングってもんに滅法弱い。 あるとき、ファッション雑誌で紹介するストッキングのリストが気になり、 日焼け色のストッキングはどれだ、とか、茶系のタイツはどれだとか、 各社のストッキングのコードをリストアップしてせっせと買い、ストッキング(未開封多し)を かなり押入れにためこんだ。 ま、これはわたしにはめずらしいことで、衣食住と考えると、住?っていうか、 本や映画、音楽に関するリストが、どうにも急所を突く。 例えば本棚には 「名曲名盤500」「ベストレコードはこれだ」 「世界のワイン」「世界の名酒事典」「名画をみる眼」「西洋美術解読事典」 「架空地名大辞典」「特集ケルト幻想」「幻想児童文学特集」「恐竜文学大全」 「鉱物幻想の世界」「モダンホラー特集」「大江戸ファンタスティック」 「このミステリーがすごい」「世界の奇書」「世界のSF文学総解説」 映画秘宝「底抜け超大作」・・・ これを聴くといいぞぉ。。これを読むといいぞぉ。。 これ、知ってる?え、知らないの? ほら、これを知ってなくちゃ。。 この手のささやき本を買ってしまうのは、手軽に知識を得ようとする 受験勉強マニュアル人間の哀しい性なのか。 (そういえば文学史や世界史年表も大好きだった。。爆) このお薦めにつられてCD買ったり映画をみたり、本を買ったり、、 でも、子供時代や学生時代は、自由に使えるお金にも限度があるし、 絶版を探す手段も限られていたので、リストされたものを買い漁ることは夢の夢だった。 たとえ、制限なく買い集めることができたとしても、毛色の違う音楽を毎日聴いたり 映画をみたりすることは不可能だろう。本だって、ばんばん読めるような読みやすい 本ばかりではないから、明けても暮れても読んでばかり、にはならなかったろう。 HQは、読もうと思えば一日以内で読める、 そして、膨大な数(8000冊以上)の作品がすでに翻訳されていて、 色々なお薦めリストが存在する。 ネットワーク社会のおかげで全国の古本屋さんや、オークションで 本を捜して買うことができる。 今のわたしには自由にできる収入があり、HQ一冊一冊の単価は安い。 このネット時代にHQに出会ったのはわたしには「災難」なのかもしれない(爆)。 わたしは最初国内のいくつかのロマンスサイトをみてまわり、 「これは一度読んでみたい」というリストを自分でつくった(^o^;; 初めのうちは、なかなか望みの本はゲットできないし、 こりゃ、きっと何年もかかるんかな?と思ったのに、、 一年で最初のリストはほとんど消化し、 less than perfect リストも、翻訳されたものの大半はゲットしてしまった。 あな、おそろしや・・ はまっていくうちに、自分の好きな傾向もつかめ、読んだ作品がよければ その作家の他の作品も読んでみようという気にもなる。 日本のサイトではあまり情報が得られなくても、海外サイトでは詳しく書いてあることも多い。 そう、わたしは困ったことに調べ好きなのだ(>_<) 最近は海外の古本サイトFictionDBがお気に入りで、 ここでそれぞれの作家の著作リストをみて、あらすじに興味がわいたり、 ハートマークが5つだったり、レビューでとても誉めていると、 サテライトブックストアで翻訳されているかどうかを調べる。 このサイトは原題をいれて翻訳作品がひけるのだ。 (残念ながら全部ではなくて、原題が入力されてないものもあるが) で、もし翻訳されていたら、「いつか読んでみたい」リストに加える。 こんなことやってるときりが無いとわかってるんだが・・・ 最近まで、ロマンティックタイムズの200 All-Time Favorites を 読んでいなかったのだが、あー、とうとう見てしまった。。 1982年から2000年までのロマンスお薦めリストなんて、「ここは危険です」の同義語だよねー。 リストの中から日本語に翻訳されているものを下にあげてみたが、 ぬわんと! 持っていないものが(#マークをつけた)6冊あった。 「ロマンシング・ドリーム」「天使に恋したら」は「いつか読んでみたい」リストに 既に入れてあったが、 「シャッター・シャワー」はHQ歴1年のわたしには初耳だったし スーザン・クロスビーやカイリー・ブラントに至っては、その名前すら 知らなかった。 ジュディス・ダンカンは別の本を3冊入手したばかりで、朝焼けの、、は それほど興味がわかず気にしていなかった。でもお薦めと聞くと、うーむ。 持っていても未読、というのがダイヤモンド、春雷、ラベンダーと3冊も あるというのに、このリストを調べた直後に衝動的に3冊ゲットしてしまった。。 ああ、そして残りの3冊も、気にしないではいられない・・・(爆!) リストを見ちゃだめっ!て分かってるのに、調べたくなる、 もう、どうしようもないね・・・ 大地の子エイラの2番目 The Valley of Horses ジーン・アウル(補足は下に) #ロマンシング・ドリ−ム D ステファニー・ジェイムズ (ゲット) #朝焼けの歌 S-104 ジュディス・ダンカン 流れ星に祈って リンダ・ハワード 炎のコスタリカ リンダ・ハワード #シャッタ−・シャワ− ノーラ・ロバーツ (ゲット) 春のとまどい ビリー・グリーン ダイアモンドの海 リンダ・ハワード 未読 春雷 シェリル・レビス 未読 ラベンダー色の夜に カレン・キースト 未読 SATAN'S ANGEL Kristen James マッケンジーの山 リンダ・ハワード 時のかなたの恋人 ジュード・デブロー 愛は奇跡に輝いて メアリー・カーク 炎の街 ジュディス・ダンカン 時の旅人クレア ガバルドン #天使に恋したら D-472 ジャスティン・デイビス 私のプリンス スーザン・ブロックマン あの夏のヒーロー スーザン・ブロックマン 夢の中の騎士 リンダ #素顔のポ−トレ−ト スーザン・クロスビー (ゲット) 禁断の口づけ スーザン・ブロックマン 遠き日の英雄でなく スーザン・ブロックマン 顔のない狩人 アイリス・ジョハンセン #愛という名の疑惑 LS-117 カイリー・ブラント Mr.パーフェクト リンダ ---------------- 大地の子エイラ2巻 The Valley of Horses これは読むなら絶対原書だよー。 翻訳で読むと、ロマンス度半分以下。なんでロマンティックタイムズに リストされているか、不思議に思うでしょう。 なんせ、あつあつ場面が全部省略されてるからね。 元はものすごぉーく、あつあつ描写。
2005年10月。RTのお薦めリスト200冊はいつの間にか400冊になっていたので 全部まとめなおしました〜。 このページを書いたのが2003年の10月、2年経つ間に読んだ本も増えました。 直したリストはこちらです