London Tour 2003/12/21
ロンドン弾丸ツア 後編 2003年12月21、22日
【12月21日】
朝コンセルジュで切手はどこに行けば買えるのか尋ねる。
ホテルの売店で売っているとのこと。
日本の普通の切手のように、何円という切手ではなく、切手に料金の書かれていない
ファーストクラス(28ペンス)、セカンドクラス(20ペンス)という切手だった。
ファーストクラスはGB内なら翌日、セカンドクラスは3日くらい届くのに時間がかかる。
ファーストクラス切手のシートを買ったのだが、
ポストカードを送る場合、GB国内向けなら1枚、日本向けなら2枚貼ればいいと
言われた。だが、ポストカードの海外エアメイル料金は42ペンスで良いので、
ちょっとだけこの切手を使うと損をする。ま、いいか。
英国郵送料金はこちらでわかる。
昨晩イナに直接渡せなかったクリスマスカードの封筒に、もう一枚ポストカードを
加えて、
「試合を見にきたけれど、ピッチ上のイナが見れず残念でした。
でも、サッカーの神様がイナを見てくれているって信じてます」
少女趣味まるだしの文をかいて、フラムの住所に送ることにする。
よぉし!クリスマス前にイナに届くし、なんかこれで少し元気でてきたぞ!
(すごい自己満足 爆)
さて、今日は「トッテナム対マンチェスターユナイテッド」の試合の前に
昨日行ったリリーホワイツに行って、選手シールを買うことと、
サッカーグッズで有名なショップ「サッカーシーン」に行く事、
昨日ほどばたばた慌しくしないで試合を楽しむこと、、という計画だったのだが、
これが・・・
ピカデリーサーカスに着いて、リリーホワイツを見ると、
日曜日は12時開店である。
サッカーシーンもそうで、ほとんどすべての店が12時開店となっていた。
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クリスマス前の最後の日曜日、
日本なら”かき入れ時”だろうが、
やはりここはイングランド、
日曜の午前はおやすみなんだ・・・
目抜き通りのリージェントストリートを
日曜の午前に歩いているのは
すべて観光客だ(笑)。
すべてレゴブロックのような
ブロックで作られていて、
ここで記念写真を撮っている
観光客も多かった
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トラファルガー広場あたりを散策する。
ブリティッシュトラベルセンター内では
イングランド、ウェールズ、スコットランドの
ものすごく立派なツアーガイドが揃っていて、
各国語(日本語版も)ある。
もちろん、無料なので、しっかりいただいてきました(爆)。
どうやらエジンバラから、
ハイランド巡りバスツアが出ている。
これが6日間でインヴァネスからネス湖、
北上し、そしてスカイ島まで行って、
グレンコー、スターリングを通って
戻ってくる。
ハイランド、ほぼ満喫って感じで
139ポンドだって。
行きたいな〜
でも黄色のバスがなんとも古そうで・・
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トラファルガー広場の銅像を見てまわったのち
バーガーキングに入る。
有料トイレ(20ペンス)、中に生理用品と避妊具の自販機があった(1ポンド)。
さて、ここから時間節約のため、友人と二手に分かれることになった
私はリリーホワイツへ、友人はサッカーシーンへ。1時半にピカデリーサーカスで
待ち合わせ。
リリーホワイツの、ラグビーコーナーでスコットランドマークのフリースを購入。
そしてレジでまた、サッカー選手シールを20セット(友人と10セットずつ)。
「アイ ウォント トウェニー」というと、レジのお姉さんは唖然・・
日本人ぐらいしか、大人でシールを買う奴はいないのかもしれない・・(^o^;;;
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をっ、まだ時間がありそうなので、
走って「サッカーシーン」まで行く事にする(爆)。
途中、カードやおもちゃを売っている店に寄り道して、
やっとサッカーシーンへ
フィギュアを見たかったのだが、
整然とかかっている様子ではなく
欲しい選手のものを探すには
時間が足りない
日本人観光客用に
イナのフィギュアは目立ったところにあった
ここではチームマークの缶バッジや
ポストカード、ナップザックなどを購入
アーセナルにマンUにリヴァプールと
みーはーまるだし
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リーゼントストリートの2本裏側をまたまた走って戻り、(ぜいぜい)
待ち合わせ場所へ。
今日はピカデリーからオックスフォードサーカスまで2往復してしまった(爆)
さて、ここからロンドンの北のはずれのほうへ向かう。
前日のページの地図に書いたように、ピカデリー線を北上し
ヴィクトリア線に乗り換え、セブンシスターズ駅で国鉄に乗り換え
ホワイトハートレインへ行く。
これがいとふしぎなり。セブンシスターズ駅は無人駅で、
ホワイトハートレイン駅も無人。国鉄ってただ???
車掌さんがたまに回ってチェックするそうだが、
行きも帰りもそんなシーンはなかった(笑)。
セブンシスターズ駅。
ほのぼのとした田舎の駅だ。
電車は30分に一本か。
ここで待っていると
やってくるのは野郎ばかり。
昨日のフラムとは違い、
いかにもプレミアリーグの
雰囲気になってくる
好天にめぐまれた(^o^)
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ホワイトハートレイン駅から
スタジアムへ向かう。
試合開始まで1時間以上あるが、
けっこうぞろぞろと歩いている。
フィッシュ&チップスの店も多い
騎馬警官がかなり多くでているが
写真を撮り忘れた。
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皆ぎりぎりにならないと、やってこない、席に座らない。
だが試合が始まると満員だった・・
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私たちの席から
スタジアムを見下ろす。
浦和か仙台を
想像すると
いいのかもしれない
マンUサポは
一角だけ
あとは全員
トッテナムサポだった
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イングランド人はなんて勝手な連中なんだぁ〜(笑)
試合が始まろうとしてる時でも、あとからあとからやってきて
狭い座席のあいだをとおって、自分の席へ行く。
日本人なら、すみませんぐらい言う場面だが、、あぁイングランド人め・・
誰もかれも当たり前のように、ズイズイと通る。
そのたびに座席から立ち上がる。
狭いので、座ったままでは、人が通れないのだが
立ち上がる方も誰も文句を言わない。
ハーフタイムも終了時も、いつも、こうだった(笑)
ううーーむ、文化が違うわい・・
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ものすごいおじいさんまでやってくる。階段を登るのも、補助の人がいないと
とうてい無理という、ヨロヨロと杖をついているおじいさんまでやってくる。
これが地元サポーターかぁ。。
前の席はおじいさんと孫だった。わたしが写真を撮っていると
「あ、撮影の邪魔をしましたか?」と気をつかってくれるおだやかな感じの老人だったが
いったん試合が始まると、怒鳴るわ、立ち上がるわ、熱ーいサポーター魂。
観客全員がそうだった。
ゴール裏だけ応援団というのではなく、全員が同じ時に拍手したりブーイングしたり
地元チームを応援するのは息するのと一緒みたいなんだ。
この日、マンUのリオ・ファーディナンドがドーピング検査を忘れた事件の
裁定が下った。朝からBBCニュースでも「8ヶ月の出場停止処分」について
大きく取り上げていた。
そのせいだと思う。マンUはハッとするような緊張感を漂わせていた。
「試合に勝つ!余計なことを言わせない!」
そういう空気が手に取るようにわかった。
試合が始まるやいなや、リオにはものすごいブーイングが浴びせられた。
スタジアム全体が唸るほどのトッテナム応援。足踏み、手拍子、歌声。
負けじと、一角のマンUサポーターも声を張り上げる。
ニルテルローイやスコールズの足に吸い付くようなトラップ!
個人の技量が、はっきり言って違う。ほれぼれする。。
この二人がやはり別格だった。
トッテナムもロビー・キーンやダルマなど、がんばっているが
なかなかマンUを攻めきれない。
トッテナムサポーターは、どんなにへなへなシュートでも
シュートへの賞賛を惜しまない。温かい拍手だ。
そう、正直言ってわたしはマンUの方を好んでいるが
トッテナムサポーターと一緒に観戦できたのは幸せだった。
サッカーの試合を心から楽しむ事ができた。
マンUが2点リードしたあと、1点返したトッテナムだったが、そこまでだった。
と、イングランド人め、、審判の笛が鳴るやいなや、あっさりと帰りだす(笑)。
余韻っちゅうもんがないのかねぇ・・(笑)。
リオはひとり、マンUサポーターの一角に向かい、両手を挙げた。
日本人的にはじーんとくるシチュエーションだが、あぁん、邪魔よ、お兄さんたち。。
少々お疲れの友人に無理をいって、今日もまた出待ちをしてしまった。
ホワイトハートレインスタジアムは、昨日のロフタスとは規模が違う。
ぐるりと鉄柵、金網に囲まれ、選手出口なんてはるか向こうのほうだ。
でも、子供たちがたくさんいるところを見ると、待っていればなんとかなりそう。
そうして30分ほど待っていた頃か、
子供たちが「クィンティン!クィントゥーン!」と叫びだす。
(ホテルに帰ってから分かったのだが、マンUのクィントゥン・フォーチュン選手
だったのでした。)
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名前がちがうってば・・
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呼ばれた黒人の選手(スーツを着ていて)が金網に近づいてくると
皆いっそう、興奮してサイン帳などを差し出す。
わたしも、誰だかわかんないけど、ここは一つ、貰っておかねば。
無節操まるだし。。。
一時間も待った頃か、トッテナムの選手が自家用車で門から出てくる。
なるほど、それを呼び停めるのか。。
右ハンドル、左ハンドル、
運転席、助手席、
そのたびにあっち側へ行き、
こっちに戻り、
買い物荷物袋をもちながら
なにやってんだかぁ〜
トッテナムの選手の顔はあまり
分かっていないので、
一体誰がサインを書いてくれたのか
わからない・・
やはり、あの選手シールを
買ってトッテナムの選手の
サインを調べなければ・・(爆)
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サインを貰う前に写真をとっておけば
あとで照会できるとおもっても
こんな感じで
なかなか生き残り競争は
熾烈なんでした・・・
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マンUはチームバスだったので、クィントゥン・フォーチュン以外は
姿も見なかったが、フォーチュンって、ものすごい親切だわ。。
サインをゲットしたうちで、名前が判明している選手は
フレディ・カヌート、ロビー・キーン、キャシー・ケラー(GK)
あとは、どなたか分からない選手が2名。
駅までの道も、もうすっかり暗い。
そうだ、うっかりしていた。出待ちをしたので、残っている人も少なく、
駅までの道がよくわからない。。初めての場所で、しかも私は
恐ろしいほどの方向音痴なのだ。。。
友人を頼りきって歩くが、道に全く見覚えが無い。。。
なんか、変だ、こんな住宅あったかな・・・
とうとう角の店の人に駅はどこですか?と訊くはめに。
私たち、もしかして、とっても危険じゃない?
ほんま、よく何事もなく帰ってこれたわ・・(爆)
帰りの電車の中でトッテナムサポーターは歌を歌って、
電車の天井を叩きながら音頭をとっていた。
電車の天井叩きは、これまで見たことなかったなぁ・・
ホテルまで戻り、遅めの夕食をとる。
部屋では10セットずつ買ったシールを開けて、
きゃあきゃあと妙にハイテンションになってしまった(笑)。
そして、わたしがバスルームから出ると、なんと友人は既に
寝ていた・・・
ごめんねーー。疲れさせてしまいました・・・(爆)
【12月22日】
朝の7時にホテルを出発する。
免税店で最後にいくつかお土産を買いこむ。
家に着いてから大ショックだったのが、ウォーカーズのチョコチップクッキー。
「3箱買って2箱の値段」という包装を買ったのだが、
家に着いて、ビニール包装をはずすと、1箱は完全に空(カラ)だった。
まじ?
初めからこれってジョークなの?
まさかね・・
文句を言おうにも、どこに言いにいっていいやらで、結局泣き寝入り(爆)。
誰かヒースロー空港の免税店で3箱セットを買った人いないかなあ?
パリで乗り換えだが、エコノミーの席が無いということで、
ビジネスクラスの席を頂戴する。
うひひ。
快適なパリー関空になり、ワインを飲み続け。
ボルドーのシャトー・ル・ボナの白、Ch.Ramafortの赤と
ラングドックのシャトー・ロスピタレの赤、いずれも高級すぎずに
おいしくて、贅沢気分で、こんなときはフランス映画よ、てわけで
英語字幕でフランス映画、「Ruby and Quentin」を見ました。
お人好し、おしゃべりのクァンタン(ジェラール・ドパルデュー)と
殺し屋ルビー(ジャン・レノ)が演じるコメディ。
うーん、「奇人たちの晩餐会」を撮った監督だというので、もう少し毒が
あるかと思ったけれど、なんだか肩透かしだったかも。
ドパルデューの演技力に感心するってとこかな。
体内のアドレナリンがまだ減らない感じで眠たくならず、
このあとも「ララ・クロフト2」日本語吹き替え版を見てしまい、
23日の昼前に自宅に着くと、溜まっていた洗濯をし始める。
昨日までロンドンに居たのに、、あれはまるで・・
まるで一炊の夢・・
夜、スカパーで「トッテナムーマンU」を見ると、
静かな興奮がよみがえり、また行きたいわ・・今度はもう少し長く、、
今度こそピッチのイナを、、と性懲りも無く考えているわたしでした。
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