「セックスできれいになる」
これって以前不精ひげをはやした木村拓哉がどきっとするポーズで モデルをこなした特集だったね。 あれから毎年定番でやっているのかな。 喫茶店で昼食をとりながらアンアンをつらつらながめて考えてしまった。 サッカー記事見たさにスポーツ新聞を買うから 男性向けの風俗産業がどれだけ多くて、大きい市場かってことは いやでもわかる。 お店の宣伝や電話、ビデオ、雑誌、、やまほど宣伝が謳われているけど、 男は「セックスで男をみがく」なんて歯が浮くようなセリフはいわない。 女性の場合はまだ、歯が浮くようなセリフなしにはセックス産業を宣伝する事は 出来ないけど、それも今やかろうじて、、なのかもしれない。 「可愛い子います。2万円ぽっきり」なんてのが女性雑誌に載るのも そう遠くないのかもしれないなあ。 記事によるとホストクラブというよりボーイズクラブがはやっていて、 性感マッサージや本番、3P、SMいろいろサービスオプションありで 客を集めているらしい。 昼休みを利用して来店するOLって、、、もはや、ヒルサロ、ピンサロの世界だわ・・ 確かに援助交際にしろ何にしろ 「なぜいけないの?誰にも迷惑かけてないじゃん」 これに反論するのはむずかしいと感じる。 そしてSEXばやりなのは、実はここに本質がある気がする。 ”他人に迷惑さえかけなければ、何をやっても自由”なんだけど、 簡単にできることって少ないよ。 好きなファッション、真っ赤や真っ黄色の髪、白いくちびる。何をやっても 自由っていうけど、好きな事しようって言っても、お金がかかることはそうはできない。 赤い髪くらいこの頃じゃ全然めずらしくないし、美容店を儲からせてるだけみたい。 自由を持ってるはずなんだけど、自由な気がしない。 消費社会の中にうまく組み込まれて、好き勝手な商品を買ってる(買わされている?)だけ。 だから既成のものはいやだって思って古着に流れるのは自然の なりゆきなんだけど、それもまた古着市場が出来てしまう。 窒息しそうな社会の中ではセックスは自由の代替え品なのかもしれない。 誰にも迷惑かけなくて、お金もあまりかからなくて、気持ち良くなれる。 自分のからだを使って自由を行使した気分になれる。 一瞬の勝利感・・・でもなんだかちょっと寂しい話なのかもしれない。
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