えっ？この間受けたのは何だっけ？って思うほど、
一、 二週間をおいて、各社の模試がある。普通の模試にくわえて
大学別の模試やらハイレベル模試やらがあるから、
一体全体、いつ何を受けているのやらてんで分からない。

オープンとプレと実践…東大入試オープンが河合塾（アンドZ会）で東大入試プレは代ゼミ、
東大入試実践は駿台、というわけで、こういうのが京大や私大別にまだまだあるのだろう。

ばかばかしいのは、成績分布や上位者の名前がのっている冊子が出ると、
オープンだろうが、プレだろうが実践だろうが見知った名前ばかりだってこと。。
見た事も会った事もない人たちばかりだけれど、でもなじみの名前がいっぱい。
おやおや、ＫＴ君は今度３番かぁ。すごいねえ。あれ、数学では上位に
載っていないとすると、他のがばつぐんに良かったのかな。
あっ、ホントだ。国語がすごいや。
総合順位だけでなく、各科目別順位までくまなく見て回るのはいつものこと。
おお、ＨＢ君、あいかわらずコンスタントだねえ。
私の中ではハーフのＨＢ君は美形ということに決まっている。（一度顔を見てみたいぞぉ）MJ君も、MＴ君も、ＨＳ君も、あれっ、ＯＴ君がいないなあ。きっと受けなかったんだな。

成績が下がったとは考えず、受験しなかったんだろうと考えるあたり、
いかに名前がのる連中が固定客かってことを表わしてる。
だって、中学の頃のどこかの模試の冊子をこの前たまたま
見るチャンスがあってのぞいて見ると、上位陣は近頃の名前ばっかりだったもの。
あんたたち、いつからやってんの？！って感じ。

受かるための勉強じゃなくて、もう既にゲーム感覚なんだなあ。
上位にいることのための、勉強のための勉強。
自分のプライドのために嬉々として勉強している彼ら。
そんなにいくつも受けなくていいのに、受けることが楽しくってしかたない。

そして、こっちは観客。
競馬ブックか競艇新聞のように、冊子を延々と見てしまう。
どれどれ、、ああ、なになに君がこんなところだ。ふーん。
ものすごく細かい字なのに、京都出身の人は誰一人見落とさない。
あれっ、この人前にもいたっけ？
ああ、また○○君だ。
へー、××君はどこどこ大学志望かあ。
競馬予想のように、次の出走レースを楽しみにしている。

実は受験もみーはーの世界なんだ。
知りもしない人を知った気になって、どうしたこうしたと
何時間でも、冊子を見ながらしゃべってしまう。
実は全部の入試が面接にでもなったら、けっこう
がっかりする人が多いんじゃないかって思うんだ。。。




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