ブルー・ルームをみて

シアタードラマシティにはこれで2回目。 藤原竜也くんに続いて、内野聖陽さん。 分かりやすい(笑)。 先行予約でとれた席はなんと前から2列目でした。 こんな前の席で舞台を見るのは初めてです。 芝居は内野聖陽さんと秋山菜津子さんの2人芝居で、愛のスケッチ10場面といった ものらしい。らしいというのは、まるっきり知らない話で しかも秋山さんという方もまるきり知らないから。 内野さんを見たいという単なるミーハー丸出しの私(笑)。 ただ、ニコール・キッドマンがこの舞台でなにか賞を取ったという話を 聞いた気がします。(だからなんだと言われても、なんでも無いんですけどね) 99%は女性客のなかにいる男性というのは凄いわ。 夫婦で来ているのでしょうか・・ (これは観劇後の感想ですが、夫婦で見るもんじゃないと思いました、爆) 前から2列目にうきうきと進んで、腰を下ろすと、はじめて知りました。、 舞台は目の高さよりもずいぶん高い! 座っているとずうっと見上げていなければならず、ちょっとしんどいのね。 そして、、、いやぁぁ、、やっぱ、そうなんだ。 「あらぁ、久しぶり」「あ、なになにさん」「帰りは会えないかもしれないから、、」 前列恐るべしっ! わたし以外の大半が、どうもお知り合い同士のようで、3列目ぐらいまではみんなお互いの 顔を知っているんじゃないかしら、小さな集団がそこここに。 一瞬いつもの万博スタジアムを思い出しました(笑)。 うーーむ、内野ファン平均年齢は30代半ばと見た(爆)。 「楽はどうするの?」 「うーん、あんまり家あけちゃうとちょっとねえ」 ああ、どこでも同じような会話が(^o^ さて、舞台は中央に回り舞台、周囲が壁やドアなどになっていて、服が何着もかかっている。 10シーンの転換中とか着替えとかの間、踊るように中央が回転する演出。 上方にオレンジの電光掲示板があり、SEX中は暗転してその経過時間を表示する。 時には2時間であったり、時には0分(立たなかったようだ、爆)だったり。 そうなんです。10この話はすべてキスしてSexという、よくもまぁあっさり寝るもんだと 思うくらい、その連続で、しかも、内野さんも秋山さんも毎回毎回、服を脱ぐ、 ちゃんとパンツを脱ぐ。 几帳面だわ。 暗転になって、時刻表示がでて、照明がつくと、内野さんや秋山さんは 裸体で立ち上がり、トランクスやショーツをはくのです。 たいていは後ろ向きなんですけど、たまに正面向くんだから 役者ってすごいですね。 おふたりの裸体を真ん前で見てしまいました。 秋山さんは見事なプロポーション(あれなら全然恥ずかしくないんだろうなぁ、いと羨まし) でもね、実は途中で寝そうになってしまったんです。 せっかく内野さんが脱いでくれてるというのに(爆) 頭がカクンとして、はっとする、というのを何回がやってしまいました。 というのは、10の愛だなんて、思えないんですもの。 確かにシチュエーションは10通りだったのかもしれませんが、 肉体の結びつきこそが生の実感、でも終ると何も残らない、ような、 繰り返しにだんだん疲れてきて。 10シーンというのは、  シーン1 少女とタクシー運転手(公園で)  シーン2 タクシー運転手とお手伝いさん?(運転手のアパートで)  シーン3 お手伝いさん?と学生(学生の実家?ダイニングで)  シーン4 学生と政治家の妻(学生のアパート)  シーン5 政治家の妻と政治家(政治家の寝室で)  シーン6 政治家とモデル(ホテル?)  シーン7 モデルと劇作家(劇作家の家、内野さんの弾き語りあり)  シーン8 劇作家と女優(女優の別荘で)  シーン9 女優と高貴な男(楽屋で)  シーン10 高貴な男と少女(安いホテル?) なんですけど、内野さんは残念ながらどれもがほとんど同じキャラで、 声の調子も雰囲気もあまり変化が感じられないんです。(ごめんなさい) 秋山さんは少女になったり、いい年した女優になったり、すごく変るので驚きましたが。 あの男、一体今誰なんだろうと思う、これも演出なのかな。 つまりタクシー運転手も高貴な男も男はおんなじってことなのかなぁ(爆)。 ベッドシーンに食傷してしまう舞台というのも、考えたらすごいですね。 毎日仕事がなんだか忙しくて、その他雑事に頭の中を占拠されているのに、 とつぜん目の前の裸が当たり前のような非現実的な空間にいる。 変だ、変すぎる。 余韻を楽しむというような芝居じゃなかったので、よけい不思議空間にいた気分になりました。 それにしても家族以外の男性のお尻をこんなに見たのって初めてだわ(爆)
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