「We Will Rock You」(オーストラリアン・キャスト)観劇の夕べ          7月16日
下の息子は、WWRYのミュージカルのCDが気にいっていて、わたしだけ2年前に
生の舞台を見たことを羨んでおりました。来日公演があれば、絶対連れて行ってあげる、と
約束していたことから実現した観劇です。

新宿コマ劇場に行くのは初めてで、東口の猥雑でお世辞にもきれいと言えない通りを
とおって向かいました。正直、こんなところにコマ劇場ってあるんだ・・とびっくり。

さてさて入ってみるとさらにびっくり、席が1列目の真正面。
目の前で役者が舞台に腰をおろすと、触れるくらいの近さです。こんなに近いとは・・

ロンドンの劇場はもう少し客席はこじんまりとしていて、逆に舞台の方はもっと奥行きと
高さがあったように思いました。
バンドは舞台の奥にやぐらを組み立てて、そこで演奏していたからです。
コマ劇場では、バンドは舞台の両脇のブースにやや窮屈そうに詰め込まれていました。

このミュージカルは、話はとてもチープなんです。
舞台装置もチープ、演出もチープ。ロンドンで見たときも、チープだと分かっていて
英語が分からなくても歌で楽しめるからチケットを買ったミュージカルでした。
だから、素晴らしいミュージカルと紹介するようなもんじゃないんです。

そう、クィーンのベストアルバムを聴くつもりで、生コンサートのつもりで楽しめば
いいんですよね。で、今度は字幕があるので、ロンドンでは意味不明だったことも
わかるようになったし、、って、別に字幕がなくてもあっても、あまり変わらない
チープな内容なんですけど(^o^;;

オーストラリア公演のキャストでした。
これが・・・ちょい太い、みんな、ちょい太いのよ(笑)。
主役のようなスカラムーシュとガリレオが、、ふ、太い、ふけている (^^;;。

遠目でなくて、間近だから余計そう思うのかもしれないわねぇ。
ガリガリでパンク姐ちゃんだったスカラムーシュが、むっちりさんに。
ちょっと自信が無くて痛々しい悩みまくり青年のガリレオが、がっしりさんに。

梓みちよさんだったキラークイーンが、デーモン小暮閣下にイメージが変わっていました。

細かいことを言うと、スカラムーシュの歌唱力はオリジナルの人の方が随分上だったし、
ガリレオは声質はナイスなんだけれど高音部の伸びがやや足りない感じで、
キラークイーンは低音部分が弱い、などなどあるんですが、基本的には全員の歌のレベルは
とても高い。というか、アチラでは当たり前なんだろうな。
へへ、文句を言っているように書いているけど、休憩のときに蛍光棒を買っていて、
後半はノリノリに振っておりました〜(^o^)。
だって、このミュージカルはそういう楽しみ方の作品で、ドンドンパッ、ドンドンパッ、
We Will Rock Youのリズムを手拍子で打ち始めると、もう、ストーリーはなんのことやら
どーでもよくなるんです。

息子が手拍子をするために落とした蛍光棒を拾い上げ、グリーンとオレンジの蛍光棒を
両手に持ってノリノリしていた最前列のおばさんと化しておりました。

ボエミアン・ラプソディはこういう合唱にぴったりで、まさにミュージカル向きだし、
最後のボーン・トォ・ラブ・ユーでは全員舞台の縁に座ってくれて、最前列の良さを
満喫。音の振動は体内まで響くほどなのに、爆音ではない、こういう大音量をなぜ
なぜバンプ(オブ・チキン)は出来ないんだろーーなんて考えながら、
蛍光棒を持って立って踊ってしまったわたくしでした・・・(こほん)。

日帰りする息子を東京駅まで見送って(親バカじゃないんですよ〜。一人で東京駅まで
行くのは嫌だと言ったのは息子の方なんです)、再び新宿に戻り、待ち合わせの場所へ。
友人らと楽しい夕べを過ごしたのち、歌舞伎町の中にあるホテルへ。

はっはっは、、オンラインで予約したので、こんな場所とは思わなかったわ。
ホストクラブなどが立ち並ぶ道をはいっていくと、ご休憩もあるようなホテル(!)。
でも、どー見ても今時のラブホテルのようなラブリーさがありません
(ってラブホに行ったこと無いけど 爆)。
味もそっけもない、安い宿って感じで、フロントで靴を脱いでスリッパで上がる!
昔旅館だったのを改造したってことかしら?

シングルルームは意外にもさっぱりとして綺麗で、静か。
友人達が「隣の音が気になって眠れないんじゃないか」と心配してくれたのだけれど
シングルだったから?近隣はとても静かでした(笑)。

一泊5200円なんですけど、1000円引きになるカードを貰いました。
人にはあまり薦められないけど、また東京に行くとき、利用しようかなぁ〜・・・


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