アン・メイザー 2007年8月初出 
Rの典型的な雰囲気を持っているので、進んで買うことはなかったのだが、
初期の白Rの表紙絵を集めだしたら、やたらこの人の本に出会うわけで、
いつしか10冊を超えてしまい、こちらに移した。
といっても、ものすごい数を書いているから、私が読んだのなんて、ほんのちょっとに過ぎない。

白Rの頃は、お子さまヒロイン相手に恋にとち狂う大人のヒーローといった、
神経過敏な処女相手にずたぼろになるロマンスがメインだったが、
白R以降になると、どうしたわけか年の差が逆転して、年下ヒーローものになった。
う〜む、この作家さんは、「年の差」が一種のテーマなのかな。

いずれにしろ、不安な神経を逆なでするような、美しいが落ち着かない雰囲気を
常にかもし出す作風で、安心を求めてるわたしにはあまり向いていないんデス。。
  題名 過去 出版 ジャンル ヒロイン、ヒーローの名前 感想 一言
CP-19 (R-19) もう一度キスして   Jan-80 ギリシア系鬼畜ヒーロー 診療所の秘書ジョアン、ヒロインのギリシア人父の友人生化学者ディミトリ・カストロ ま、いいんじゃないでしょうか  
R-35 美しき誤解 ヒロインの父は3年前に死亡 May-80 名目上の結婚 ヘレン(26)、 一代で財をなした、ハワード財団ジェイク・ハワード(40) 苦手だ・・・経済的安定と引き換えに、形式的妻となったヒロイン。うわべだけの友人に囲まれて、それを自覚していないし。。最後までなんちゅうか、自分の手を汚さないヒロインで、、ずたぼろになったヒーローがちょっと可哀想だよ〜
R-47 霧のロシュフォール     再会(8年) 既婚ヒーロー 美術商に勤めるハリエット・イングラム(26)、 アンドレ・ロシュフォール(42) まるでロチェスター様か続あしながおじさんのドクトルではないですか! 苦悩するヒーロー、おいたわしや。。幸せになってください。  
C-55 (R-51) 野獣にご用心 ヒロインの母は8年前に心臓発作で死亡。父はヨット事故で亡くなったばかり。 Sep-80 年の差カップル 借金のかた シャーロット(20)、 大実業家アレックス・フォークナー(41) げげげ〜、すまん、すごく苦手で、、このお嬢さん、少しは世間の冷たい風にでも当たったほうがよろしいんじゃないかと。。耐え忍ぶヒーロー様がおいたわしや・・・しかし、ここまで我慢したのに初夜に野獣になってしまったのが大失敗だったなぁ(爆笑) >_<
R-91 月の妖精 ヒロインの母は出産時に死亡。父も地震で死亡。祖父の元で育つ。 Mar-81 年の差 後見人 サラ・ロビンス(17)、 カイル織物社長ジャロード・カイル(35) 僕のこと機械だと言ったね!どんなに君を求めていたかわからないだろう! ひーっひっひ。妖精のようなヒロインに、女にもてるが本気にならないシニカル男の心は荒れ狂って(笑) うひ
R-380 めざめ ヒーローの母親は20年前に男と駆け落ちした。ヒーロー父とヒロイン母は15年前に再婚したが、一年たらずで自動車事故により死亡。 義兄もの オリヴィア(19)、 製薬会社ジェナー社社長リチャード・ジェナー(35) きみはぼくのものだ、何があろうと放すものか、、手をだすな、義兄は急に止まれない! ヒロインに去られると、食べることも寝ることもできなくなり、やせて病人のように、、あぁ、お兄ちゃん・・・ うひ
R-546 遠ざかる夏 ヒロインの両親は21の時雪崩で死亡 Jul-87 年下ヒーロー TV局副プロデューサー シェリー・ホイト(31)、 獣医ベン・シートン(25) これもねぇ。。ヒロインは不倫関係の清算をしてるとこで、、ちょっとウンザリだよねぇ。。親友の息子っていうのは、確かに罪悪感感じるけどサ  
R-1112 再会に燃えて ヒロインの両親は赤ん坊のころに自動車事故で死亡 祖父母に育てられた。 ヒーローの両親は15才で死亡 Sep-94 年下ヒーロー、 怪我ヒロイン 弁護士オリヴィア(34)、 医者コナー・ブレナン(26) うぎゃあ〜〜っ!!ドロドロ・・・。嘘で塗り固めた壁をつくるわりに、アニマルなヒロイン・・・・人妻のふりしても、全然意味なかったじゃん(爆)。 ヒロインが離婚してると知らないヒーローは、人妻だと思っていても、メイクラブしちゃうんだから、好きにやってくれぇ〜っ (-_-#
R-1309 情熱の系譜   Mar-97 性悪うそつきは実の母 ナニーとして働くヘレン、小説家マシュー 母親フラーがひどすぎよねぇ  
R-1452 この愛が罪でも ヒロインの両親15で離婚。母の再婚相手の孫がヒーロー Jan-99 複雑な家族関係、 年下ヒーロー ファッションカタログ製作会社経営ミーガン(31)、 弁護士ジェレミー・ロバーツ(レミー 25) とても素直な年下もの。 ヒロインが両親の人生を受け止めるのも良し。 最後にヒロインが自分から行動するのが嬉しい うふ
R-1588 侯爵家からの招待 ヒーローの妻は出産後の感染症で死亡。   友人の恋人(だと思いこんだ) 博物館勤務グレース・ホートン(34)、 ぶどう園経営、侯爵マッテオ・ディ・ファルコ(40以上?) どしゃしゃっ、なんでヒーローさまはそんな一目ぼれ確信押せ押せなんでしょー! お祖母さまの後押し無くしてふたりのロマンスは実を結びませんでしたわ。  


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