たんぽぽ娘とブリキのきこり君
HQ歴一年未満のわたくしが狭い視野で無謀にまとめる、「これだからやめられない」HQその1

<ライオンがたんぽぽに恋をする> ☆BGMはバンプの「ダンデライオン」をどうぞ ♪今日のみやげはいつも無口なおまえによく似た茶色の小石♪ (谷間に揺れる一輪のたんぽぽに恋をして、琥珀をくわえてやってくるライオン・・) HQの中でも天然ヒロイン、リリカルヒロイン、ミニモニヒロインとよばれるヒロインたち。 キャンディキャンディのような大きな瞳と出会ってしまったら 百戦錬磨の獅子心王といえどもイチコロ。 「まだほんの子供じゃないか・・・・」  「俺は一体どうしたっていうんだ・・・」 作品中、かならず(と言って過言でない)でてくるこのセリフ(笑) 野に咲くたんぽぽを踏みにじろうとする奴は許さんッ ライオンヒーローは体をなげだしてたんぽぽを守るんである。 地位もあり金もあり頭もあり、いままでうんざりするほど女がまわりにいたってのに たんぽぽの愛を獲得するためならたとえ火の中水の中 「彼女は僕のお姫様だ!」 そう、ライオンヒーローは実はいじらしいほどポエム君・・ そんなライオンヒーローたちが繰り広げる名場面・・
夏草のメルヘン(Sweet Compulsion)ヴィクトリア・ウルフ 風に乱れたくしゃくしゃの、マーマレード色の巻き毛、ハート型の顔、暗緑色の瞳。 うわさにたがわぬタンポポヒロイン歴代1位。 たんぽぽちゃんが大事にしたい家を守るんだぁ〜〜 ライオンヒーローはモラリストな執事や元乳母が困惑するほど危ないおじさんと化す(笑) 【迷場面はこれだっ】 ( たんぽぽちゃんはりんごの木からレンガみたいに落ちてきた ) 妙なことに、昔のおとぎ話の本の挿絵がランダルの脳裏をよぎった。 お姫さまが庭に座って、口に黄金の玉をくわえた緑色のかえるを見ている絵 ー少年時代のお気に入りの本だった。 (ライオンじゃなくてカエルヒーロー?!) 「あなたの肋骨、こなごなかしら?」 【ヒーロー、あいたたっ】 @ライオン「誰?さっき君と一緒にいたやつ。君にはちょっと年上過ぎやしないか?」  たんぽぽ「あなたとたいして変わらないわよ」 Aライオン「外出日の女学生で通るよ、君なら」  たんぽぽ「あなたの娘のふりだってできるわよ」 Bたんぽぽちゃんはアルコールのせいですやすや寝てしまった。  ライオン「あんな子供に下心なんかあるもんか!」  執事「そのとおりでございます、旦那さま」  ライオン「マーシー・カンピオン、君はたいした子供だよ、ぼくは  気でも狂ったんじゃないだろうか!」 Cライオン「ああ、マーシー、愛しているよ」  元乳母「ランダルさま!ご自分のしていることがわかってるんですか?」
真夜中の人魚姫(Mermaid) ヴィクトリア・グレン 放埓ライオンヒーローは人魚姫が忘れられない 僕がみたのは幻だったのか・・・(んなわけないぞっ) 人魚姫さんが住むこのきれいな湖を守るんだぁ〜〜 【ヒーロー、あいたたっ】 @「人魚さーん。ぼくは泳げないんだ」 A彼はからだにぴったりとはりついた短い白の制服をまぶしそうに見つめた。 「とってもかわいい看護婦さんだ」 Bヒロインの部屋のピンクのフリルのついた小さいベッドをみて 「なんてことだ! ほんの子どもじゃないか!」 Cライオン「ぼくのせいで、赤くなったの?」  たんぽぽ「暖房が強すぎるのよ」  ライオン「暖房は入っていないよ、嘘つきさん」 Dライオン「あの夜、おとぎ話の世界から現れた人魚が、今こうしてまた、       ぼくの元に戻ってきてくれたんだね・・・       ずっときみに拷問をかけられてきたようなものなんだから」  たんぽぽ「わたしが? どんな拷問なの、けだものさん」 (をいをいっ)
シングルズバーの男 (Sugar and Spice) デビー・マッコーマー おすましやのお嬢さん、小さな尼さん、そんなヒロインが危なっかしくて みてられない世慣れたヒーロー、 -- はっ、この女は赤信号だ。自分はまだ身を固めるつもりはない、、、 やれやれ、おれは身の危険をおかして炎のまわりを飛び回る蛾のようだ。 「こういうことをして、最後に行きつくところはどこか、きみは考えたのか?」 「どこへ・・・行くの?」 「そんなねんねでどうするんだ?」 (どうすんだ?って、ヒーロー、、、もう、羽が燃えてるんじゃないかと・・) 「あなたには、プディングよりもスパイスがきいた女がお似合いよ」 「それがどうしたわけか、ぼくはプディングに目がないのさ」 「うんと幸せになろう」 「あなたがプディングにあきないかぎり」 「あきるもんか!」 (黒こげ・・)
ボス運の悪い人 (A Nine-to-Five Affair)ジェシカ・スティール けなげなたんぽぽちゃんの天使のような心にうたれ、 ライオンヒーローはなんでもやるよぉ。ものすごい尽くし君になるけど この会社、社長がこうも席をはずして大丈夫なんでしょうかね?(笑) 風邪をひいて休んでいるヒロインの家に行き 「目はぼんやりして、鼻の頭はかわいいピンクだ。怒れるはずがないじゃないか」 「子供みたいに笑いながら、どうしてそんなにセクシーなのかな」 (をいをいっ) 言葉はいらない(Silence Speaks for Love)エマ・ゴールドリック シルクのように柔らかいブロンズ色の巻き毛、口のきけないヒロインは 見た目は扱いやすそうだが、実はとってもしっかりもので短気。 ヒーローはいつのまにかすっかり手のひらの載ってしまう。 「ばかな、彼女は16歳かそこらの小娘なんだよ。両親がどこかそのへんに いたんじゃないかな。それに赤毛じゃなくてブロンズ色の髪だったよ。 シルクのように柔らかい天然のブロンズ色だ」 (なんでこだわってしまうんだ・・・) 水トラウマがあるヒロインが軒下でぐったりしているところを助け、 濡れた服をぬがして初めて、 「どうしてきみを子供だなんて思ったのかわからないよ」 (もはや打つ手無し・・・) アメジストの瞳(Fever) エリザベス・ローウェル 猫にまたたび、ライオンにタンポポ 行くなと思っても引き寄せられてしまうのがHQ界の常 先進諸国ではもはや絶滅種となったほどめずらしいタンポポちゃんに すれっからしのライオンヒーローがドボドボと沈んでいく・・・(笑) 誕生日に歳の数だけキスをするというヒーロー、 「いいか、僕はこれからたくさんキスをするが、どれ一つとして冗談ではないからな」 ・・・ 「これで5回」 「6回目までなんて、とてももたないわ」 「僕もだ。だが、たとえ死んでも僕はするよ。死んだってかまわない。」(-_-) zzz
<きみは僕にどんな魔法をかけたんだい?> 天然系たんぽぽヒロインと同じく無垢で裏工作無し、 でもたんぽぽよりはしっかり者で行動派? そんなヒロインは 名づけてドロシー(オズの魔法の国)ちゃん。 ドロシーちゃんに引き寄せられ、振り回されるは、ハートの無い実業家ブリキのきこり君。 HQ界にはむちゃんこ多い、女を信じられない、愛を信じられない、 永続する結婚を信じられないヒーローたち。 たいていは「幼いころに母親に捨てられた」「両親が争ってばかりだった」などが 原因だが、栄えあるブリキ君となるには、それだけでは足りない。 ブリキのきこり君はライオンヒーローより重症メルヘントラウマを併発している。 少年のころ絵本を読んでもらったり、クリスマスプレゼントをもらったりしたことが無いっ。 おばあちゃんの焼いてくれたクッキーの味が忘れられないっ。 お母様のつけていた香水のかおりが忘れられないっ。 そんな屈折ブリキ君ヒーローはなんやしらんうちにドロシーちゃんのペースにまきこまれ、 ドロシーちゃんの姿に、「母の愛」をみるんである。。 そう、強烈な母への思慕があるポエム君でなければ、ブリキ君になれないのである。 あなたしか見えない (Enchanted Summer)ヴィクトリア・グレン ブリキのきこり君は、仕事、売り上げ、競争にまみれている。 でもじつは両親の愛情に飢えた子供のころの自分をずっと密かに抱えているんだ。 ヒロインのおじいちゃんのおもちゃ工場を蹴散らす勢いでヒロインの住む町に やってきたのに、 「仕事はやめだ、もっと大事なことがあるんだっ」突如目覚めるブリキ君(^o^) 【ヒーローあいたたっ】 誕生日を祝ってもらったことがなかったヒーロー、9歳の頃の思い出を ヒロインに話すと・・ 「ほしかったおもちゃがとうとう手に入らなかったあなたがかわいそうだわ」 ケイティはそっとささやいた。 「ああ、ケイティ。きみはほんとうに優しい人だ。信じられないほど心の優しい人だ!」 そしてふたりがキスをかわすと・・ 「ケイティ! ぼくをどうしようというんだい?」 その因縁のおもちゃをヒーローに贈るヒロイン 「こんなすてきなプレゼントを、いったいどうやって手に入れたんだい? きみはほんとうに優しくて、思いやりがあって、かわいい人だ。 きみは魔法の力をもっているに違いない。ぼくはずっと、そう思っていた」 あぁぁ、歴代のブリキのきこり君のなかでもNo1のポエム君(^。^;) 春の妖精(A Excellent Wife?) シャーロット・ラム このブリキヒーローは「母をたずねて三千里」マルコくんだったのだ。 おかあさんに捨てられたという恨みを捨てきれないヒーローに、 ヒロインはお母さんに会ってあげて、と突撃する。 -- こんなおかしな女にはお目にかかったことがない。若すぎるくせに あまりに大人びている。年は若いし経験も少ないのに、ひどく我が強くて、 とても一緒に暮らす気にはなれない。 えっ、なんだって? 一緒に暮らす? ぶつぶつと自分の心のなかで怒っているブリキ君の陥落は、もう近い(笑) -- 愛してはいけない。年が違いすぎるじゃないか。。。 考えるだけでも、気が変になりそうだ。常に平静さを誇りとしてきたこの僕が。 だいたい、こんなところで何をしているのだ? -- ふいに、すべてをぶちまけたいという恐ろしい衝動にかられた。 ああ、ぼろぼろなんだよ。つまらないことで爆発するし、夜は眠れないし、 仕事にはうんざりだし。 -- 彼女を失うなんて、耐えられない。 何を言っているんだ。自分のものでもないのに、失いようがないではないか。 もはや日常生活も満足におくれないブリキ君は、長年つかえる執事バーニーに 声を荒げてしまい、 「すまなかった、バーニー。きつい言い方をしてしまって。 疲れて、いらいらしていたんだ」 「おきにならさずに」顔をほころばせたのか、いやに嬉しそうな声だ。 「わかっております」   (_ _,)/~~白旗デス さあ、行け!ヒーロー、愛の告白だぁー! ブラノック島の真珠 (Island of Dreams)ルーシー・ゴードン このブリキヒーローもマルコくんだったのだ。 そう、マルコくんはドロシーちゃんに弱いという公式がここでも証明される。 ドロシーちゃんは根性がすわっていて、意地悪脇役に負けやしない。 「ええ、わたしはファイターなんです。わたしとくりかえし争うような間違いを した人は、ひとりもいませんわ」 「それはどうかな。ぼくは一度で懲りずに2,3度彼女にやられた」 いやいや、2,3度どころか、こてんぱん・・ ひそかにドロシーちゃんのスカーフや、ドロシーちゃんが初めてくれた手紙 (といっても、単なる返礼 爆)、ドロシーちゃんの髪がひっかかり、自分が はずしてあげた木の枝(爆x2)、はては髪の毛までひきだしにしまっている ブリキ君は、どうしようもなく怪しいメルヘン君。σ(^-^;; 標的はあなた (Passionate Deception) メアリー・ライアンズ ブリキのきこり君はたいていの場合、ドロシーちゃんに最初猛反発する。 自分の人生をひっくり返される予感がするんだね、きっと。 元気で切れ者ドロシーちゃんが会社の前でデモをはじめ、会社は大混乱。 ドロシーちゃんはお年よりの家が地上げ屋に追い立てられるのが我慢できない。 戦うドロシーちゃんに、ブリキ君も血圧あがって大変だっ 「この女のどこがすてきなんだ!何がご婦人だ!この・・この・・」 「やれやれ、君はまったくけしからん女だ!」 「君みたいな頭がいかれて人をいらいらさせる女性に会ったのは初めてだ!」 「君の顔は二度とみたくないからね!」 ・・と言っていたはずなのに、2週間後には 「君は私の知っている女性の中で一番風変わりで面白いよ!」 あれれ? 「かわいいハリエット。君のことを思うといてもたってもいられなかった」 をいをい。。 詩人のセンスゼロのソネットが贈られ、 とうとう毎日赤いばらと、肉屋から太い骨が届くようになる。 えらいっ、ペットの犬にまで気をつかうなんざ、並みのブリキ君ではない(笑)。 愛を壊さないで (Old school ties) レイ・マイケルズ 古い校舎をつぶさないでっ!  またもや戦うドロシーちゃんに、ぶつぶつと文句を言いながら、 結局、校舎をふたりの愛のマイホームに改造するブリキ君。 「なるほど。君とかかわりをもつ男はみんな突拍子もないことをしでかすのかな?」 「僕たち、前世で恋人同士だったんじゃないかな?」 「何ですって?」 「あとはほんの少し復習をすればすっかり思い出せそうなんだ」 (何いってんだかぁ〜〜) 「シュガークッキーをもらおう。あれ・・あの一番大きいやつ」 「信じられない。4歳以上でこれを食べる人は珍しいわ」 「なかなかの出来だ。僕の祖母のほどじゃないが」 (・o・) (・o・) (・o・) (・o・) 約束の3ヶ月 (Family Matters)マリー・フェラレーラ ブリキ君は本当は愛情に餓えている。 ブリキ君は<とっても寂しい子供時代>がキーワード。 鳥にえさをやったことも、おもちゃで遊んだことも、 仮装してハーロインを楽しんだり、クリスマスツリーを飾ったことも無い。 「あなたの困った点はね、楽しみ方を知らないってことよ」 「僕をこまらせるものは・・・・僕のすぐ隣にすわっている」 いったい、僕はどうなってしまったんだ? 「心を開くなんて僕には無理だ」 「じゃ、私があなたの心を開けてあげるわ」 「この僕が、たったひとりの女に負けると思ってるのか?」 「だって、相手はこの私よ」 ハロウィンでロビンフッドとマリアン姫の仮装をつけて以来 ドロシーちゃんにノックダウンのブリキ君、 とうとうクリスマスに、 「君はとても緑が好きだからね、マリアン姫、婚約指輪には ダイヤモンドよりエメラルドのほうが気に入るんじゃないかと思ったんだ」 「婚約ですって?」 へまをしでかしてしまったんだろうか? 「婚約さ。ほら、結婚の前に、するだろう?」 「君を愛しているよ。”ノー”とは言わせない。僕の聞きたい言葉を言ってくれ」 「ばかね」 「僕の待ってるのは、そんな言葉じゃないんだけどな」 ははは、お幸せに〜〜 (to be continued・・)