G. A. Aiken シェリー・ローレンストンの別名義 2014年8月初出
以前から彼女のドラゴンシリーズが気になっていたので、楽天のkobo2周年記念の割引セールの時にまとめ買いをしました。
(koboはepub形式ですが、DRMをはずしてmobi形式に変換してキンドルで読んでます)

シェリー・ローレンストン名義で翻訳されてるシェイプシフターシリーズって好評ですよね?
読んだ事はないのだけれど、それも安心材料でした。
シリアス系じゃなくて、ホットで大笑いできて楽しくて、と作風のイメージは了解していたつもりですが、
読んでみた感想は、、、ありゃりゃ、、私には全然向いていませんでした〜。

Dear Author と珍しく同じ感想で、、
ただのあらすじのように感じられて仕方ないんですよね。
構想は面白いのだけれど、ストーリーに含みというか膨らみというか、何かが足りない感じ。
あーしてこーしてあっち行ってこっち行って、、怒鳴ってぶっ叩いて、、やってやって、、
ほんと、皆さんお元気ですこと。
ドラゴンやミノタウロスどころか、まさかの神様が登場しても「なんだ、神様か」みたいな、次第に面倒になってしまいました(爆)。

ドラゴン一家や4兄弟のおばかな絡みは楽しいんだけれどなぁ。

ま、珍しいと思ったのは 利己主義でヒステリックな女神や傲慢な神様が次々と出てきて人間やドラゴンの運命を弄ぶんですが、
ヒロイン達が「神を信じるとか、ないわ〜」とか「神と名がつくものは全部嫌いだ」とか言う点でしょうか。
ギリシア神話のような多神教の世界で、登場するのは自分勝手な神様ばかり。
神様とか信仰をコケにする作品ってパラノーマルでも案外少ないですよね。

カテゴリー 題名 過去 出版 ジャンル ヒロイン、ヒーローの名前 感想 一言
Samhain Publishing, Dragon Actually (originally published as "To  Challenge a Dragon" 2004) ヒロインは父亡きあと王位をついだ異母兄を倒すための反乱軍を率いている. Sep-08 正体を明かせないドラゴンヒーロー 長男の話 Garbhan IsleのAnnwyll the Bloody, House of Gwalchmai fab gwyar の長男 Fearghus (268) 最初のうちはシリアスな話なのかと思ったが、途中からわっしょい大家族ものになった。真剣に読むとバカバカしくなるので、あほな話と思って読むべし。  
Chain and Flame Sep-08 お姫さまヒロインに一目ぼれ下層ヒーロー 両親の話 First Born of the Dragon Queen Rhiannon, Bercelak the Great これまた同じく、最初のうちはシリアスな話かと思ったが、途中からわっしょい大家族ものに。 超くだらないんだよねぇ(笑)
  About a Dragon (reissue of "The Distressing Damsel"by Shelly Laurenston) ヒロインは16年前に掟をやぶって私生児を生んだ Dec-06 秘密を抱えたヒロイン 尊大ドラゴン 次男の話 Nolwenn Witch Talaith(33)、ドラゴン Briec The Mighty (262) なんかねぇ、神様が複数登場してからは、もうもう、なんでもありの流れに呆れるばかり、、、ヒロインTalaithと娘のIzzyの事があんまり好きになれず、非常に乗り辛かった。。  
What a Dragon Should Know Sep-09 めがねヒロイン お似合いカップル 三男の話 Dagmar Reinholdt, The Beast of the Northlands(30)、 Gwenvael the defiler(200) いまのところ、これが一番マシ?ま、個人的に一番好きなカップル(笑)。最初から大家族もの路線だから逆にシリアス部分がぴりっと効いているか。 神様達が好き放題で超くだらないと思いつつ読んでしまった。


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