ローリン・チャンドラー  2005年4月初出
RITAの受賞リストを作っているときに名前を知って、「あの夢をかなえて」を読んだのが最初。
いやぁ〜ん、すきだわ〜。
定番のテーマだが一味違う知性とユーモア、ノスタルジックな切なさがある。

とくにこの人は終盤のまとめ方が実に上手い。
オチの上手さで、少々の不満も帳消しになる(^o^;;
読んでよかった、という気持ちにさせてくれる。

日本の発行では最後から2番目だが、実際は「聖夜に紡ぐロマンス」が一番新しい作品である。
これを最後に何も書いていないようなので残念でたまらない。
しかも、最後の作品が一番つまらなかったと思うので、う〜ん、、
何かあったのだろうか・・ 
カテゴリー 題名 過去 出版 ジャンル ヒロイン、ヒーローの名前 感想 一言
L-640 魔法の日々よ、再び ヒロインが16歳のとき父親が家出。 ヒーローは8才の時両親と姉を交通事故で亡くした Dec-94 離婚夫婦 より戻し(10年) 作家シンシア・ジェームス(34)、 脚本家レーン・リンカーン(34) 娘ベス(12) 定番の味付けだけど、優しいユーモアがあるわ。心の底に棲みついている不安をさらけ出せるようになるまでがとても素直で、まわりの人も理性的。 ヒーローのベタな詩がナイス(笑)  
L-674 あの夢をかなえて ヒーローの妻、2年前に交通事故死 Sep-95 幼なじみ、 子供が欲しいヒロイン 便宜結婚 RITA  図書館司書エミリー・ガーディナー(32)、 弁護士マシュー・カーター(34)  落ち着いた知性と、ユーモアを忘れない精神が、いい感じだわ。 裁判所での結婚のシーンがすごくいいのよね! うふふ
L-748 運命のバースデー ヒーローは19のとき殺人罪で5年刑務所に。 Mar-97 RITA 再出発する勇気 カフェ兼雑貨店経営ロザリー・ハニカット(ローズ 30)、 店員スカイ・ハンクス(33) なにげない日常に、小さな奇跡。 ヒロインが成長するのがとても好きだわ〜  うふふ
L-806 イエスと言って ヒロインの両親6年前に交通事故で死亡 Jun-98 幼なじみ 変化を恐れるヒロイン 冒険を望むヒーロー 便宜婚約 結婚式コーディネーター、アナベル・シモンズ(26) 水中カメラマン、アダム・ギャレット(28) ヒーローが休暇に帰ってきては、また去って行くたびに、心が引き裂かれる思いのヒロイン。切ないざんす。 告白シーンもあったかい。ラストのオチがほんと上手いねぇ〜。脇役コステロ夫人が大活躍?(笑)
L-830 聖夜に紡ぐロマンス ヒーローは父親の顔も知らない、事故で左足が不自由 Dec-98 夫探し 傷ヒーロー 有機農場、お菓子販売ダニ・ハーモン(28)、 除隊軍人サム・マクレイン(32) ありがちなストーリーと無難な展開。出だしは良かったんだけどなぁ。。  
L-853 ひと夏のレッスン

(実際はこの作品が一番古い)
Jun-99 ひとめぼれして画策するヒーロー 激辛ソース ケイタリング、シャーリー・キンケイド(25) 出版社経営ジャレッド・ライト(33) 最後のオチがすごくいいわ。途中、ちょっと中だるみかと思ったけれど、このラストですっきり笑えて大満足。ピクニックランチの愛のメッセージ、ナイスだわ。 この作家さん、もう書かないのかしら、残念すぎる・・ うふ


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