Lost Baby と Secret Baby
流産や、生んだばかりの子供を養子に手放すケース。
失った子供はヒーロー、ヒロインに深い心の傷を残している。。。
泣ける話が好きなのか?このパターンの本がわたしのHQ蔵書に多い。
さて、「lost baby」 には大きくわけて2つのパターンが存在する。
A) 若気の過ちで出来ちゃった子供をヒロインが手放した場合は、
父親となった男性はたいていたいした奴ではなく(時にはレイプの結果なんて
悲惨なこともあるが)何年か経つと、養夫婦の妻が病死し、ヒロインは実の子と
養父であるヒーローと出会える運命にある。
ヒーローとヒロインが逆のパターンもあるが、とにかく最初の相手は
たいした相手じゃなくて、しかも子供を手放すという行為をするのに、
優しい運命が待っているのだ。
ところが、
B) 相思相愛で(たいてい幼なじみから恋人へ)16ぐらいで妊娠出産し
親たちによって強引に養子にだされた場合は、まず99%、実の子と再会できない。
愛し合ったふたりの間に出来た子供とは一旦引き離されたら、
どれほどふたりが真剣であろうと、厳しい運命が待っている。
微妙なケースはエマ・ダーシーとベイ・マシューズの「lost baby」なんだが、
エマの「3人のメリークリスマス」もベイの「甘い嘘、サテンのため息」も
純粋なBとは言えなくてAの養父になってるし、ほんま、純粋なBカップルは
子供を手放すともう二度と巡り会えない・・・(T-T)
う〜む、愛し合ってると思う場合は、ヒロインはヒーローの前から姿を消して
「secret baby」として生まねばいかんねぇ〜。
「secret baby」のカテゴリーは何年たっても100%ヒーローと再会できる。
ほとんどの場合、ヒーローはヒロインの妊娠を知らずにいるが、
ヒロインが姿を消しちゃって、10年も20年もお互いに会えなくても、
子供さえ手放さなければ、ふたりは絶対に巡りあえるし、
ヒーローは顔も知らなかったわが子と必ず再会できる。
Bの「lost baby」の悲しみは、子供を手放した事で互いに傷ついてしまい、
相思相愛にも関わらず、ふたりは別れてしまうことだ。
「secret baby」と同じで結局別れて暮らしている。
しかも、この傷を互いに癒しあい、再び生活を共にする日がきても
子供は戻ってこない・・・( あぅっ!あんまりだ・・ _| ̄|○ )
さて、「Outlander」で、クレアは「secret baby」であるブリアンナを手放さない。
だから、ロマンスの鉄則に基づくと、絶対にクレアはジェイミーと再会するし、
ジェイミーはブリアンナとめぐり合うことができる。
さらに、クレアとジェイミーには「lost baby」もいる。
ふたりはFaithを失っている。彼女は二度と戻ってこない子供だ。
そして、もうひとりの「lost baby」ウィリーがいる。
ここでミソなのは、ウィリーは「lost baby」Aのケースで、
ジェイミーと、どうってことない相手(Geneva ごめんね!)との間に
出来た子供を手放したパターンであるから、養父母のどちらかが死亡するはずなのだ。
で、この場合、ヒーローが手放したのだから、HQの鉄則では養父が死亡しなければならない。
だが、「Outlander」では、養母が死亡する。そう、養父LJGが残る。
だから、男女間のロマンスは芽生えないが、ふっふっふ、、
微妙な気持ちが残るのは、
やはり、ロマンスの鉄則に基づいているからなんですねぇ。
(いや、LJGさまはこんなこと無くてもフレイザー命!ですけど 笑)
我が家に取ってある「lost baby」もの
シェリル・レビス N「春雷」
ラヴィル・スペンサー S「消せない恋心」
ルース・ウインド N「奪われた歳月」
エマ・ダーシー I「3人のメリークリスマス」
ベイ・マシューズ N「甘い嘘、サテンのため息」
サリー・カーリーン L「夏色のマーシー」
スーザン・マレリー N「女神とカウボーイ」
サンドラ・キット A「キーウェストの雨」
ビリー・グリーン N「白い風の中で」
非常に痛い「lost baby」もの
エリザベス・ローウェル IM「華やかな運命」
テリー・ヘリントン E「アプリコットの香り」