ホワイトアウト

日本でたった一人でダイハードのように闘うことなんて起こるか?
起こるんです、これが。
全然作り物めいてなく、自然にその危機的状況になったことに
「おいおい、ほんとにこんなこと起こったらどうすんの?」と
一抹の不安をおぼえるほどうまく出来ている。

彼の不屈の根性に泣ける。

しかし、なんで男性作家のヒロインはこうもうそっぽいんだ。
OUTを見てもらいたい。女はこんな清純派じゃない。


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震源

うまいなぁ。。
国家規模の謀略と火山地震が巧みに折り重なって話を形成し
読む人を一気に真保ワールドにひきずりこむ。

去年買って最初の数ページを読んだっきりそのままにしていたのだが、
(だって分厚いんだもん)
根性入れ直して読み始めたら、、なんと、、面白い、、、やめられない。
大陸棚や領海の定義も知らなかったことばかり。
(でも江坂さん、国家公務員の下っ端でこんなハードボイルドな奴、どこにいんねん?!)

最後の最後、これは解説の茶木さんも言っているけどほんと上手いんだ。
くぅぅ、泣ける。。真保ワールドここにあり。
寡黙に任務を遂行する男を描いたら、真保さんの右に出る人いないな。

またしても清らかな女性陣。どろどろした話でもどろどろした所が全然ない。
「ホワイトアウト」の映画化で松嶋奈々子さんを起用したね、ビンゴ!
まさに彼女のイメージなんだな。物足りないと言えばそうなんだけど
この清らかさがまた真保さんの良さなのか。。。


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