ジャン・ハドソン ハーレクイン・アメリカン・ロマンス 「ザ・ジャッジ」
ばっさりはしょるが、ヒロインは自分が母親には向かないと思っていて、
(結婚と離婚を山ほど繰り返した母親を持っている)
双子がいるヒーローとどこまで関係を深めていいものか、
揺れている。もちろん、遊びの付き合いじゃないけれど。。
ヒーローの兄が大怪我をし、兄弟たちは急いでヒューストンに向かうことになった。
食事の約束をしていたヒロインがヒーローの家に行くと、大慌ての真っ最中。
もちろん留守番を頼まれたヒロインは快く承知する、、という場面。
町にはインフルエンザが流行っていて、しかも、当夜、嵐が近づいていた、、
ヒーローの家で一緒に夕食をとる約束で向かったヒロインだが、
彼女の到着を待っていたようにヒーローが出てきて、事情を話す。
子供たちの面倒をみてもらえないだろうか?
もちろん、いいわよ。
こんな別れですまないが、急いで行きたいので、
大丈夫、わかっているわ、気をつけてね、、
というようにあわただしくヒーローを見送る。そして、さあ、うちの中に
入りましょう、と言った時、双子のボクが気分が悪いといってポーチで吐いてしまう。
うわっと!ボクの世話をしなけりゃならん!、ヒメ、タオルを持ってきて!
子供の世話の経験などほとんど無いのだが、ヒロインは
ボクを洗面所に連れていき、あれやこれや、そのうち、ヒメも
気分が悪いといいだす、外は嵐、、親友の女医にどう対応したらよいか
電話をかけようとすると、停電で不通に。
双子は家の中が暗くてますますパニックになるが、ヒロインが「待っとれ!」とばかりに
八面六尾の活躍をするわけだ。
バッグが車の中に置いたままだった、携帯電話はその中に置いてある。
だが外は土砂降り!暴風雨。
泊まる予定じゃなかったし、着替えが無い。ずぶぬれになったあと自分まで病気になったら
それこそ大変だ。
えぇいっ、どうするっ!
意を決したヒロインは玄関で服を脱ぎだす。目を丸くするヒメに、
「いいこと?誰にも言ってはだめよ!」
土砂降りのなかを、すっぱだかになって、車までかけてゆき、携帯電話をとって引き返してくる。
あっぱれヒロイン!!
濡れた体を急いでタオルで乾かし、親友の女医に連絡をとると、運良く携帯はつながった。
子供達の症状を説明し、注意事項を聞いて一安心。。。
こんなヒロインを逃すとしたらヒーロー、あんたはオオバカものだ(笑)