Veiled Intentions  ざっとあらすじ
ケイトリン・オマリーの両親は警官で、兄ふたり(ブレイダンとギャレット)も警視と刑事。
オマリー兄弟(兄、兄、妹)のやりとりが楽しい隠し味、
ヒロインのケイトリンが兄達の干渉にふくれながらも、素直な性格と鋭い直感と冷静な行動力で
新しく赴任してきた刑事ジョーと息のあった捜査をくりひろげる。

コンピュータお見合い結婚システムって言えばいいのかな、会員になって
年齢や趣味やその他いろいろを登録すると、マッチメイクしてもらうシステム。
結婚式で発砲事件が起こり、花嫁、花婿が死亡、という事件が2件おきる。
それがいずれも、「パーフェクト・マッチ」という
お見合いシステム登録者だったことからふたりは潜入捜査をすることになる。
といっても、ケイトリンは早くからパーフェクトマッチがおかしいと思って、
勝手に登録をしていて、実は、赴任してきた刑事ジョーも、捜査を任されたあと、
すぐに登録をしていて、、で、最初はしぶしぶチームを組む事になった。

当初、コンピュータの相性診断に細工をして、ふたりをカップリングさせて
捜査しようと考えたのだけれど、なんと、ハッキングして細工する必要もなく、
お互いが相性診断リストのトップになっていた・・

「覆面捜査は、なるべく嘘が少ないほうが上手くいく。
だから、名前や職業は偽っても、他の質問表には正直に答えた」んだが、
彼女はどれくらい正直に質問に答えたんだろう?
あらやだ・・彼はどれくらい本当のことを書いたのかしら・・

て感じで、ふたりとも、気にしないようにしながらも、
端々で相性ぴったんこ、、(^m^)

合同パーティで早くも恋に落ちたフリをするふたりだが、
疑わしい関係者が3人いて、3人とも怪しいったらない。

さて、一時的に借りたアパートで捜査の間ふたりは寝泊りするわけだが、
ギャレットがケイトリンに届けてくれた荷物には化粧品が入っていない(笑)。
呆れるほどみっともないパジャマと下着が入っている(笑)。

そのパジャマを見ただけで、ジョーは、「うるわしき兄弟愛だ」(ぼそっ)。

ケイトリンは冷蔵庫をあけながら
「ギャレットにはこの事件が終ったら文句を言ってやるわ! 
あら、でも、わたしの好きなビールをいれといてくれるなんて、、
ちょっとはイイトコあるじゃない。ん? あなたも一本要る? はいどうぞ」
「あ、このビールは・・ごほん、
ギャレットが何か持ってきて欲しいものがあるかと訊いたからぼくが頼んだものなんだ」
「・・・」

捜査が進むうちに3人の隠れたつながりが明らかになってくると、
再び発砲事件が起き、ケイトリンがジョーをかばって怪我を負う。

担当からはずされたくないケイトリンが必死にジョーに頼む。

この仕事をちゃんとやってのけることは、私にとって、特別な意味があるの。
お願い、わたしにこのままやらせてっ!

警官という仕事を選んだことは間違っていなかったのだと、家族に証明したい。
誰にも打ち明けた事がない密かな劣等感、不安をケイトリンはジョーに打ち明ける。
「こんな気持ち、バーフェクトなあなたには分からないでしょうけど・・」
「わかるよ」

自分以外は父親、兄弟全員が軍の士官であるジョーもまた、似た思いを抱いているのだった。

ケイトリンはジョーをかばおうとするし、ジョーはケイトリンをかばおうとする。
お互いに自分よりも相手を守ろうとしてしまうのだが、
「君は君の心配をする。ぼくはぼくの心配をする。
そしてそれがどうしても出来ないときはお互いが助ける。いいな。」

ふたりは犯人をワナにかけるため、ウソの結婚式を行うのだ。
ブレイダンがジョーに「これをケイトリンに渡してくれ」と託したものは
かつて母が着たウエディングドレスだ。。

母のウエディングドレスに、ジョーの祖母からの婚約指輪をはめて
支度をしていると、激しくドアを叩く音が!
「助けてくれ・・」
窓をつきやぶる銃弾。
ドアをあけるな、ワナかもしれないぞ。
でも、もしワナじゃなかったら、助けてあげないと死んでしまうわ。
奴はどこから撃ってるんだ?

。。。。

緊迫した状況、ケイトリンとジョーがお互いに寄せる信頼と愛。
ライフルで狙ってくる犯人を二手にわかれて追い詰める。
襟元にしこんだ隠しマイクを通じて捜査班のみんなに聞こえてって状況で
「愛してる!」と告げるお約束が良いったらない(^o^)。

最後まで楽しませてくれます。