Winter's Edge (HI-329) ハーレクイン・イントリーグ
記憶喪失もの。
ヒロインは16才から富豪の家で世話になっていた。
富豪の息子ヒーローは10才年上。
ヒロインは初めてヒーローを見たときから恋心をいだく。
富豪の男、つまりヒーローの父親は人を好きなように操るタイプで
ヒーローは父親を嫌っていた。
父親はヒロインとヒーローを娶わせたいと思っていて、結局7年後、思い通りにしたのだった。
つまり、遺言で、土地家屋をヒーローに残し、その他の財産をすべてヒロインに譲ったのだ。
ヒーローは、実はヒロインを欲していたが、子供のようなヒロインを
欲している自分を自己嫌悪していた。しかも、その欲望を父親に
見透かされていたのが、もっと嫌だった。だが、、
愛する広大な屋敷を維持するため、というそぶりでヒロインと結婚する。

ヒロインは16のときからヒーローにあこがれを抱いていたが、
彼の気持ちをよくわかっていなかった。
彼が愛しているのは自分ではなく他の女性で、その女性は人妻なので
自分はただのカモフラージュのために利用された、と
愚かにも信じてしまう。

うぎゃぁ〜っ定番、その女性はヒロインに友達顔をして
言葉の毒を注ぎ込む。。

結婚5ヶ月でヒロインは失踪、そして、自動車事故で瀕死の状態で
発見される。。助手席の男の死体とともに。

クローゼットの中の山ほどの華美な服、
男と遊び歩いていたと聞かされ、わがままで思いやりもなかったと
聞かされ、、まるで自分のことだとは思えない、過去の自分。

ヒーローは、ほとほとヒロインとの結婚生活に絶望を感じていて、
離婚しようと思っていたのだった。
いまのヒロインが記憶喪失を装っているだけだと疑い、何のゲームを
してるつもりだ!と腹をたてていた。
そして、性懲りも無く、ヒロインの姿を目で追ってしまう自分も腹だたしかった。

ヒロインは本当の自分を求めて、彼の心の壁にぶつかってゆく。
何度も何度も質問をするヒロイン、疑いながらも、心が惹かれてゆくヒーロー。
あの女はふしだらに決まってるんだ、俺の心をもて遊んでいるだけだ、
とうとう緊張が高まった夜、、ヒーローはヒロインを組み敷き、、
な〜んとっ! ヒロインはヴァージンだった。






屋敷には怪しい親戚だらけ、蛇キャラ女もいる、
そして、ヒロインは命を狙われている・・・