思わず、くすくすと(?)胸きゅんとなったシーンは、
ヒーローとヒロインが初ベッドインした夜〜翌朝のところです。

いろいろとすったもんだがあり、お互いの違いについて
話し合ったりしたんだけれど、惹かれる気持ちは抑えられない!!!
って感じで、メイクラブとあいなったわけですが、
。。。。。。。。。。。。。
もう満ち足りて消耗しきって、言葉もなくふたりは横になっている。
しばらくして、「ほら、カバーをかけないと鳥肌になってるよ。
ぼくはコンドームをはずしてくるけど、すぐに戻るから」

ヒーローは戻ってきて、「ちょっと脇によって」
一緒にカバーをかけて静かに抱き合って眠るんですね。

彼女の背中を優しく撫でながら、ヒーローは心の奥にしまいこんでいた
昔のことをいくつも思い出して、奇妙な感情が生まれていることに
気がつくまいとする。
「満足」に近い感情。
危険なほど「幸せ」に近いもの。。名づけたくないもの・・

翌朝
「で?」
「え?」
「わたしたち、話し合うべきじゃない?」
「うむむ・・あとで・・」

またラブラブになって、でもなんだかヒーローは、パーフェクトなリズムと
パーフェクトな喜びに耐え難い痛みを感じて、いつもの自分のコントロールが
効かなくなってしまって。。

はっと気付くとヒロインを押しつぶしそうになっていた。
「あ、すまない。君を傷つけた?」
「いいえ。。。でも、なんだか、あなたはわたしと一緒にいないみたいだったわ。」
・・
「ごめん・・」
「ね?わたしに、」
「あ、ちょっと待ってて。これをはずしてくるから」
「オーケイ」
「どこにも行かない?」
「ええ」

冷たい水で顔を洗い、鏡にうつった自分の顔をみつめて、そして、
数秒、ためらったあと
シンクの下においてあるゴミ箱を掴んだ。
毎度毎度行ったり来たりするなんてばかみたいだし。。

#はずしてくると言ってベッドから出て行くヒーローもツボだし、
ゴミ箱もって戻ってくるヒーローもわたしのツボなんですが、、
え?誰もこんなのツボじゃない?!