主要登場人物は・・・
弁護士事務所 所長ゴンサロ(Emilio Gutierrez Caba) その妻ベアトリス(離婚協議中?) 娘カーラ
弁護士たち
アレックス(Leonardo Sbaraglia)、パトリシア(Fanny Gautier)、エレナ(Natalia Verbeke)、ラファ(Paul Lostau)
秘書 オルガ、調査員 コルテス
第1話
舞台はアルバレス&アソシアドス法律事務所
アレックスとパトリシアが担当したのは
ボクシングのヨーロッパチャンピオン、マルチリョ・ディアスの娼婦殺し事件
所長ゴンサロは妻との離婚係争中? 思春期の娘カーラがいる。
彼は不当労働問題で会社側に雇われる。
労働者側の弁護士は若き理想にもえるエレナ。
エレナはゴンサロに、まだ理想を信じていた頃のことを思い起こさせた。
訴訟はエレナの敗訴で終ったが、エレナはゴンサロの事務所に
就職することになった。
だがエレナとアレックスは、その昔、深い関係にあった・・
第2話
ゴンサロの離婚調停中、
エレナとアレックスが担当した事件は、
虐待を受けていた妻が夫を殺した事件
幼い息子が事件の目撃者だった。
事件はとても単純に思えたが、捜査を進めるにつれ驚くべき事実があきらかになる・・
エレナは大学時代からアレックスを知っているが、
双方ともお互いの間に距離をおいていた。
エレナはその壁をこわそうとするが、アレックスはこばむ・・
アレックスの恋人であるパトリシアが担当した事件は
風変わりな事件で、
一枚の当たりサッカーくじを、3人の友人が4分の1ずつの分け前を主張した事件だ。
パトリシアは賞金を可能なかぎり等分にわけようとしたが。。
第3話
モウニブは10年前にガソリンスタンドで女性を暴行殺害したと宣告され、
無実を訴えてきた。同じような事件が起きて、アレックスは
再審を求める。だが、証拠はすべて モウニブに不利である。しかも
判決を下した判事は、今最高裁判事に選ばれるかどうか
というところで、過去の判決が間違っているなんてのは困るのだった。
一方、エレナとパトリシアは、ドラッグ中毒から復帰した女性が
息子を取り戻したいと訴えている事件を扱う。
息子の現在の両親はその要求を拒否している。
エレナとパトリシアは、被告Gemmaがちゃんとリハビリしていること、
そして、良い母親になることを示さなければならない。
エレナとパトリシアは、上手く協力してやってゆけない。
なぜなら、パトリシアには自分とアレックスの仲を、エレナが
壊そうとしているように思えるから、
原告側の弁護士はアルフレッド・モリーナという切れ者で魅力的な男。
彼とエレナは裁判所の外で会い始めるが、ふたりを見かけたアレックスは
望んでもいないはずの嫉妬の感情に囚われる。。
パトリシアがアレックスに、ふたりの関係をもっと先に進めようと言ったとき
彼は自分の気持ちに確信がもてなかった・・
第4話
少年が建設中のビルから投身自殺した。
両親は3人のクラスメートのいじめによると、アルヴァレスらを告訴する。
所長のゴンサロは自分の離婚調停に忙しく、また他の事件も
抱えているため、アレックスとパトリシアにこのケースを委ねる。
彼らはいつものように探偵コルテスの助けを借りようとする・・
エレナがアルフレッド・モリーナと出かけたことが、
アレックスの嫉妬をかきたてた。
エレナは、パートナーのマリアを交通事故で失ったアリシアという女性の
利益を守る民事に関わっている。
マリアの父親は娘がホモセクシャルであることが受け入れられない。
パトリシアはアレックスに同棲することを納得させたが、結婚するかどうか
決着がつかない。
第5話
巡回中の警備員が少女をレイプしようとしていた少年を見つけて射殺した。
死んだ少年の父親はゴンサロの友人で、彼に警備員ルロを殺人罪で告訴する件を依頼する。
世論もルロの犯した殺人は正当であるという意見で、アレックスも少女をレイプから
救った男を訴えることに疑問を抱く。
だが、どんなに被害者が暴力的であろうと、その者の命を奪う権利は誰にもない。
一方、エレナは、手遅れになるまで診断されなかったガン患者Faustinoの賠償金を受け取る仕事をしていた。Faustinoには、彼の世話をみる魅力的なウエイトレス、イレーネがいた。彼女はFaustinoを愛していると言うが、背景にFaustinoが残すお金が絡んでいることは明らかだ。
Faustinoの家族はそれを阻止したい。エレナはFaustinoにイレーネのことを警告すべきか、それとも黙って余命を幸せに過ごさせるべきか、悩む。
パトリシアとアレックスはいまだに同居することについてあれこれ話し合っている。
エレナはモリーナへの関心が薄れてきている。
そんなとき、エレナの兄弟が関わってくる。
第6話
エレナの兄パブロがパーティの帰りにハイウェイで男をひいてしまい、恐くなって逃げしてしまった。エレナは兄に自首をすすめ、事務所で弁護を担当する。彼は酒は飲んでいなかったし、男が急に身を投げてきたのでとっさによけれなかったと言う。エレナはこれまで何度も兄を信じては裏切られていた。。さらに問題なのは、男の遺族がやとった弁護士はアルフレッド・モリーナだったことだ。
一方、パトリシアは事故で盲目となり巨額の賠償金を受け取ったラモン・ガリードの弁護を担当する。ラモンは驚いたことに車の運転中に逮捕され、以前彼に保険金を支払った保険会社は、彼が盲目のふりをしていたと主張する。ラモンには医師の診断書もちゃんとあるのだが、彼は盲目では出来ないと思えることをやったりするので、パトリシアは悩む。彼は本当に盲目なのか、それとも世間をあざむいているのだろうか・・
エレナとモリーナの仲は決定的にだめになり、エレナは混乱したなかでますますアレックスへの思いが絶ちがたいことに気付く。だがこの愛は二人とも抑えていかなければならない。一方アレックスはパトリシアと暮らすために引越しをする寸前だが、いまだにほんとにそうしたいのか確信がないのだった・・
第7話
図書館の床に無数の刺し傷を受けた若い男の子の死体が横たわっていた。第一容疑者はダニエル・ヌニェス、ゴンサロの友人でクライアントでもある男の息子だった。この事件の弁護をアレックスとパトリシアが担当することになるが、二人は被害者とダニエルが現実とフィクションが混ざったゲームをしていたことを知る。
一方エレナとラファの下には、NGOの施設で働く看護婦がやってくる。彼女は施設で横領が行われていて、そのせいで収容されている老人たちがますます悲惨な状態になっていると訴える。エレナとラファは、NGOの担当者が施設本来の目的とは関係のない事に資金を流用している証拠を掴まなければならない。
ゴンサロとベアトリスは、カーラがもう少し責任を負ってもよい年齢になったと考え、事務所のオルガの手伝いをさせることにしたが、思春期のカーラにとってそれはあまり気に入らない。一方、アレックスはパトリシアと一緒に暮らすか暮らさないかで議論したあと、関係を修復しようと試みる・・・
第8話
パトリシアはフェルナンド・トルヒリョの土地汚職にたいする重要事件を担当する。有名な建設業者である彼は、良心のかけらもなく、法の手を逃れる才にたけていた。起訴されたのは詐欺罪で、それが立証されれば、彼は最も美味しい儲けを台無しにされるばかりか、彼自身も葬り去られるかもしれなかった。
エレナがたまたま入手した書類は、あることを密約した書類で、そのために彼女は数人の男たちに拉致されてしまうが、彼らが探している書類はペドロが持っていた。
誘拐犯たちは脅迫文を事務所におくりつけた。フェルナンドの無罪とエレナの命をひきかえにしろというものだった。事務所は揺れる。。脅迫者たちの要求に屈服するか、それとも裁判を続けるか・・
アレックスは誘拐犯たちからエレナを救うために交渉し、パトリシアは自分自身と事務所のために重大な決心をする・・・
第9話
風変わりな事件が事務所の弁護士たちのセックスライフに一石を投じた。エレナが弁護した事件は、一日に5回セックスをする若いカップルが、騒音で(笑)近隣から苦情を受けているものだった。カップルの愛の武勇伝は事務所の男性陣に一撃を与え、このごろとんとご無沙汰していることを改めて思い出させた。オルガは特に、ラファと関係をもった今、彼を新しい目で見始める。
アレックスは、パトリシアが事務所にいないという初めての状況に直面している。旧友で今は政治家になっているギリェルモ・ソリアーノが横領の疑いをかけられ、弁護を依頼してきた。
弁護を引き受けた時アレックスは知らなかったが、この横領事件を明らかにしていくと、政治家や判事のみならず彼の身近にいる者までも深く関わっていることを知る事になる。彼は真実を明らかにするために、どれほどの代償を支払うか、決断しなければならない・・
第10話
カーラの学校の友人シルビアが、彼女が働いてるディスコのオーナーを殺した容疑で起訴される。彼女が言うには、彼がレイプしようとしたため、自己防衛だったとの事。アレックスは弁護を引き受けるが、シルビアが殺されたオーナーのパートナーとつきあっている事がわかる。彼はシルビアよりずっと大柄だったことから殺人事件は込み入ってくる。
一方エレナはゴンサロの常連さんのウーゴを担当する。彼は警官を名乗って日本人旅行者を騙したと起訴されるが、偽証されていて、無実だと言う。長時間ばかげた状況に放置され、エレナは彼の無実を証明することが難しい。
一方、ラファとオルガは関係をもったことについて意見が異なっていた。オルガはたまたま起こったことで、一回限りで繰り返す気はない、と考えていたが、ラファはそんな考えに当惑した、彼はずっとオルガに夢中だった。
アレックスとエレナはふたりの関係を普通の友人関係にしようと決意するが、心のうちにあるいろいろな感情が邪魔をして自由にしゃべることもそう簡単にはいかない。アレックスはエレナとただの友人関係でいることは、おそらくできないだろうと気付く。
第11話
TV人気司会者、ソフィア・ロルダンは局のディレクターである上司ルイス・ポサスからセクハラをうけて、法律事務所に助けを求めてきた。アレックスとエレナが担当するが、事は簡単に進みそうではない。裁判の証人たちはポサスの見解を支持する上、ソフィアがセックスをTV局での地位を上げるのに日常的に利用していたが明らかになる。
一方、ラファは初めて一人で依頼を受け持つ。二人の娘に捨てられた老婦人マチルダの代理人だ。彼女は無力なばあさんだと思ったらとんでもない。憤懣やるかたなしといったところだった。
仕事が多すぎて、ゴンサロはパトリシアの代わりとなる人を探すが、候補者の誰もピンとこない。ウーゴ(通称ハゲワシ)はエレナが弁護したペテン師だが、刑務所で(法律の?)勉強をした。彼は自分こそがうってつけだとゴンサロを説得しようとする。
第12話
ゴンサロは、事務所に新たに加わったウーゴをアレックスと組ませて、重要な依頼をまかせようと思ったが問題が起こる。ドーピングの責めを負って現役半ばで死んだサイクリストの未亡人、アイノアの依頼だ。アイノアは夫をドーピングに追いやったチームを殺人の罪で訴えたい。薬物の強制があったかどうかを証明することも大変だが、この依頼に対する見解を一致させることも問題だった。ゴンサロとウーゴは未亡人への賠償が一番だったが、アレックスにとっては、この事件はサイクリングの世界の不正を告発する機会だった
エレナは個人的にアイチャのケースに関わろうとしていた。アイチャはモロッコ人の少女で、スペイン人のボーイフレンドと一緒に事務所にやってきた。彼女は父親がモロッコでむりやり結婚させようとしたので家出をしてきたのだ。エレナはスペインの習慣とは異なるモロッコの伝統に身をおく父親と交渉しようとする。
アレックスとウーゴの間にある仕事上の対立は、個人的なことにまで及んだ。ウーゴがエレナをエスコートしようとし、エレナはアレックスかウーゴか選ばなければならなかった。