ガンバージュビロ雑感 2000年11月26日
京都の自宅を昼前(11時)に出て、2時にはジュビロスタジアムに着きました。 思ったよりも近いです。磐田駅はこれも思ったより小さな駅で、駅前の遠州鉄道パスと いう文字がなにか鄙びた風情を醸し出していました。 スタジアムまでのシャトルバス、運転手さんの背のついたてには小さな電光掲示板があって、 上段はジュビロスタジアム行き、などと書かれているのですが 下段は、「市民天体観察会のおしらせ」場所生涯学習センター、、「夜間エイズ検査のおしらせ」 「市民税のおしらせ」などこういった広報が流れるんです。これもなんだかいいですね。 そして10分ほどでスタジアム前に着き、バックスタンドBゲートまでちょっと歩きます。 心細くなるほど矢印やら看板がなくて、知ってる人は知っているって感じ。 Bゲートからはいると、神社や寺などによくある寄進者の名前のように、 サポーター会員の名前がずずずいっと書かれたボードが道の両側にあります。 その参道?(笑)を通る時、なんだか小学校の体育館の裏を通って運動場へ向かってるような 錯覚に陥りそうになりました。過去にワープしたようななつかしさを感じる距離感が このスタジアムにはあります。 そしてスタジアムに入ると、、あああ、近い!フィールドはすぐそこ! なんて良い感じなんだろう。専用競技場はこれで3つ目、博多の森と柏と、ここジュビスタです。 それぞれ感じが違い、博多の森は初々しい雰囲気、柏とジュビスタは似てるけれど、 柏駅前と磐田駅前の違いのように、ジュビスタの方がほっこりしたのどかな雰囲気があります。 そして、ぴあで買った席は思ったよりも良い席で、こんな近くで感激!と試合が始まるまで わくわくしていました。が、、、 先発メンバー、および控えに二川君がはいっていないと知った時点で、不安になりました。 一体怪我でもしてるのでしょうか?私はアントラーズ戦でガンバの中盤にひとりパスを出せる人が 欲しいと痛感しました。中盤が穴状態。それは敵をあわてさせる思いがけないパスを出せる人材が いないからだと思ったんです。わかりきったパス、ドリブルではしっかりした守備を崩す事など 全くできませんでした。完全に中盤は相手のものでした。 カウンター狙いだと、中盤のパスなんか省略なのかな? 走るのが早い人の方が良いってことなのかな? 試合がすすむうちに、ジュビロの指令塔藤田の存在感をいやでも感じないわけにはいきませんでした。 ボールを預ける先がある。彼にいったんボールが渡りさえすれば何か変化が生まれる。 そんな感じがしました。 そして常にゴールを狙うゴン隊長と川口。 川口ってこんなに上手い選手だったの?! 名波が目立たないくらい全員がボールに集中し、ボールをつなぎ、ボールをガンバゴールへと 運んでくる。 いやぁーー来ないでーー。 叩きのめされた・・3日前のアント戦よりもさらにショックを受けました。 惜しいチャンスはありました。が、それを言うならジュビロも同じ。 もっと点が入っても良かったシーンがありました。 なんで相手のFWはきっちりボールをキープしてどんどんこちらのディフェンスを 崩しにくるのに、こっちのFWにはまともにボールも渡らないの? 後半ガンバはFWの数を増やしてみましたが、中盤はそういうわけでさらに無人君になりました(泣)。 いくらポスト役?カウンター狙い?といっても、前線にはりついているだけで ひたすらDFはピンチに陥ってるんじゃ、、。 イナも相手に詰めていっては、ボールを廻され、詰めていっては廻され、 むなしく動くばかり。 最後にとどめの一発・・名波の見事なFK! 撃沈!!!!って感じでしたね。。。 いちサッカーファンとして振り返れば、とても満足いく試合でした。 ジュビロの良さが十分に発揮された試合でした。まじかで名波のFKが見れ、 西の、川口の突破が見れ、福西のヘッド、服部の落ち着き、藤田のパス、 ゴンのシュート、もうなんでもありでした。 相手にこんなにも良いプレーをさせてしまったガンバが。。。悔しい。。。。 試合終了後、バックスタンドにも挨拶にきてくれたイナに友人と一緒に 「イナー!」と叫ぶと、ゴール裏へ向かおうとしていたイナがこちらを見て 手を振ってくれました。ほんとはね、「満足してないよー!もっと出来るだろー!」 って気持なんだけど、「きゃぁぁ、こっちを見てくれたぁぁ」ってなるとこが 正統派みーはーなんですな(爆)。 その後、ジュビロ社長やゴン隊長の挨拶をきき、場内一周で思わず真正面のゴン隊長に 手を振って(爆!)「あら?名波さんはどこ?」ときょろきょろして、 悠然と後方を歩いている名波さんが(声が聞こえたのか?)振り返った瞬間に 「うわっ、カメラ!カメラ!」と慌ててシャッターを切り、、、 はぁぁ、これで2000年J1ステージが全部終ってしまいました。 帰りのシャトルバスはものすごい行列でした。が、これもまた何も掲示がなくて 知っている人は知っているという、スタジアムからちょっと離れた所で並ぶのです。 あたりは暗いし、これはちょっと初めての人間にはどきどきです。 浜松駅で帰りの新幹線を待っている時、せっかくガンバの選手も同じ便だったというのに、 13号車の乗車位置でのんびりとしてしまったのが、痛恨といえば痛恨!(^o^;; イナのスーツ姿とか見たかったなぁ。 「黄色い線までお下がりください!」と何度もアナウンスがあったし、 駅員さんが走って7,8号車のグリーン車位置まで行っていたのに、、、。 なぜだろう?やっぱ完敗で疲れて判断力が鈍ってたかな? ああああ、残念!!! またしてもサッカー観戦とは言えず、大学時代の友人と会うとうそをついて家を出てきたので、 ブランデー入りのウナギパイV.S.O.P(笑)を新幹線の中で食べて、 9時過ぎに帰宅。 「あーあ、自分も年をとったけど、○ちゃんも年を感じたわーー」 なんて白々しいセリフを言ってしまいました(爆!!)。