天皇杯準決勝 雑感


仙台で行われた準々決勝をテレビで見て感動し、どうしても行きたくて
チケットを買ってしまいました。横浜国際は初めてです。

新横浜から人の波についていって20分弱?きれいな競技場ですが、
1階席の傾斜がゆるくて、前目の席は見づらい感じです。
私は前から5列目で、3列目までは使用せずにロープでかこってあり、実質は2列目という
所でした。一番手前に透明な塀があって確かに3列目まではそれが視界の邪魔になります。
しかし5列目でもハーフウェイラインから向こうを見ようとすると、ベンチ
(透明ではなく薄茶?のプラスチックで覆われている)が邪魔になって半分見えません。
もう少し工夫があってもよかったのになぁ。

ガンバ側はかなり人が少ない?
ジュビロが勝っていたら、もっと観客は多かったんだろうなあ。
まだまだガンバは強豪には新参者。

試合は大方の予想を裏切り?ガンバが先制!
橋本君からの見事なパスに小島さんのシュートが決まり私の周囲は狂喜乱舞。
はじめはビタウと橋本君がボランチの位置で二川君が2列目の位置だったけれど
すぐにビタウが前、二川君が後ろになりました。
今日の二川君は攻撃を我慢してビタウに遠慮してる気がしました。
そのビタウなんですけど、あまり調子が良いとは思えず、ボールを持つと
玉離れが遅くて持ち過ぎのきらいがありました。
でも山口さんもいないし、代わりの駒がいない(とほほ)。

なんでアントラーズの選手は倒れるのが上手いんだろう。ガンバがイエローを
もらう一方、ガンバ選手が痛んでもなかなかイエローが貰えない。
これまた私の周囲はブーイングの嵐(笑)。

予想していたよりも行けるんじゃないか・・という気持が強くなって
もう心臓はばくばく、前半は終る頃にはやたら疲れてしまって
最後まで私持つかしら、と心配する有り様でした(^^;;
木場さんの密着平瀬マーク、うわー!木場さん!そんなぁ!平瀬がボールを受けるために
中盤まで下がると一緒に上がってくるけど、バックが空いてしまってやばいんじゃない?!
ああ、ミツオをとめてぇー。ビスマルクゥ、こっちに来るなー!
ああ、せっかくボールを奪ったのに、なによ、簡単に取られて・・
ぎゃーミスパス!
ビタウ、FKをなんで蹴るのよー!全然決まる気がしないわ、フタに蹴らせろー!!
コジさんがまた倒された・・ああ、立ってー!お願い!!

もう気持が「びっくりマーク」だらけになってきました。

そして後半42分、ずどーん!と決められた鈴木のシュート。
とどめを刺すような見事なシュートだったので、正直言って「やられた・・」と
思いました。「まだ時間はあるんだから、早く!早く!」
両手を合わせひたすら神様にお願い・・

ロスタイムの表示3分がでる。
CKを得、コーナーに向かう二川君、彼のキックの精度はとても良いと思うから、
これがラストチャンスだと思いました。蹴って、クリアされて、蹴って、蹴って、
バーに当たって、あああ、、コジさんが飛び込んだぁぁぁ。。
周囲は総立ちです。自分の叫び声が震えて、涙が出てきました。
隣の人、後ろの人と手を合わせたり握手をしたり笑っているのか泣いているのか。

延長戦に入る前、ツネさんが選手に激励を飛ばしていました。
なんとなく車座になって選手は座り込んでマッサージをしてもらったり
水を飲んだりするのですが、二川君は一番端のやや離れた所に座り込んでいました。
君しかいない、、頼むよ、、、と勝手に念をおくります(^^;;

延長突入からあまりにあっけなく幕は閉じました。
動きが悪く受けにまわったなぁ、と思っていた(鹿島からみて)左サイドをするすると
突破されそのままCKに。
コーナーキックは今のガンバにはとっても不利です。背の高い選手がいませんからね。
競り合ったら負けてしまうし。。。と思っていたら一番ファーにボールは飛んで、
熊谷の頭にどんぴしゃ!

先ほど狂喜乱舞した数分後に落胆。。。
鹿島側の観客でさえ、ちょっと拍子ぬけして、歓声がイマイチまとまらなかった終りでした。
ガンバの選手はがっくりと下を見つめ、そしてスローモーション再生を見ているように歩き出しました。

ぶんぶん手を振っていると、ゴール裏へ向かった後そのまま引き上げる選手の中で
ビタウだけが手を振ってくれました。うーーーん、ちょっとお気楽な感じで和みました(笑)。
負けたのは悔しいけれど、見に来て良かった試合でした。
ほんとうに選手にありがとうと言いたくなる試合でした。

会場のグッズ販売所では関東でガンバグッズを売るのがめずらしいからか、人だかりでした。
メインスタンドはずっと影の中だったので、かなり寒くどこか温かい場所でお茶でも。。
選手が駅に来るにはまだ時間があるだろうと友人と喫茶店に入り、
やけケーキ(^o^といいながらもどこか満足した気分でこの一年のガンバ観戦を
思い出していました。