クリスティン・ジェイムズ「テキサスから、愛」 Golden Sky
「テキサスから、愛」を原書とちょっと見比べると
大きく変わっているところは無いけれど、
小さく雰囲気が変わっている。

最後のページもそのひとつ。

こちこち頭のヒロイン、アレックスが最後に、
「あなたがいない生活なんて考えられない、愛してるわ!」と、
部屋から出て行ってしまったヒーローを追いかける。

「おぉ、ブラント、わたし、なんてバカだったのかしら、
愛してるの、結婚したいのよ、あなたと結婚する以外にしたいことなんて
世界中探したってないのよ、あなた無しではいられないの」

こういうと、

「ありがとう、アレクシス」ブラントはアレクシスをしっかりと抱きしめ、
彼女の髪に顔を埋めた。

って翻訳だとなってるんですが、原書だと

「Oh, Alexis, Alexis」とささやいて、しっかり抱きしめ、
彼女の髪に顔を埋めた。

「ありがとう」より、「おぉ、アレックス、アレックス」のほうが
胸がつまって感動してるみたいじゃないですか?

さらにラストは「愛してるよ」とブラントがぽつり言うと、

アレクシスはブラントの首に腕をまきつけ、褐色の目を覗き込んで
晴れやかに微笑んだ。
 
ってのが翻訳ですが、原書だと

アレクシスが頭を上げると、ブラントはじっと探るように彼女をみつめ、
二度と離れないようなくちづけをした

こんなに熱いブラントだもの。愛してるよって言ったあとは、ぴたーーーっと
くっついてしまったようなくちづけをするでしょ、やっぱり。
なんで、日本語は晴れやかに微笑んだ、になっちゃったんでしょうね(>_<)。
訳者の好みなのかしら(爆)。


それと、ド熱いシーンはやっぱり薄めになっております(^-^)

この本を忘れられない多くのファンに焼きついたあのシーン(爆)。

体を重ねて
「言うんだ、僕がほしくなったと言うんだ・・」

そうです、ここです。
原書はこんなにあっさりと済みませんよぉ〜(笑)。
 
耳障りなあえぎ声がもれる。
「お願い、ブラント」
「お願いって何をだ」
体を重ね、erectした、かたいshaftを彼女の誘うような股間にあてて
「言うんだ、アレクシス、俺は君がそう言うのを聞きたいんだ。俺が欲しいと言うんだ」
「I want you」

(きゃいーん)