「スイート・ルーム」からの引用
グラスを持ったとか、歩いた、とか動作の描写は省略しましたが、
セリフは、本のままの引用です。

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きみを傷つけてすまなかった。ぼくは間違っていた・・・
はじめて会ったときからぼくはきみが好きだった。
けれども、きみに会った当時から、どうせ男と女なんだから、と
たかをくくっていた。自分流の生き方を変えない、そう思っていた。。
あの夜、きみの幼なじみにやきもちをやいたころもまだそう考えていた。

あの夜のことも説明がいる。
ぼくと離れていると寂しい、ときみはあのとき言ったね?
それを聞いた瞬間、このまま別々に生きていればふたりで築き上げたものが
みなばらばらになる、とぼくは気付いた。ばらばらになったら、
きみを失ったら、、そう思い始めてからは半分気が狂いそうだった。
きみを傷つけてとりかえしのつかないことになった、と思ってやぶれかぶれに
なったこともあった。

「なぜ、そう説明してくれなかったの?」

きみを失いたくなかった。しかし、きみもぼくもアメリカ人だ。お互いの生き方を
納得しなければこだわりなく一緒に生きられない、と考え直したんだ。
そう思っていたところへ、次の朝、電話をもらった。きみからの電話、とわかったとき、
一緒に生きられる道を求めて話し合いに来るのだろう、と直感的に感じた。
とすれば、ぼくの生き方、つまりぼくの生き方の流儀をありのままに見てもらうのは
このときしかない、そう思って、会うのは夕方にして、その間にヘレンをボストンから呼んだ。

ぼくはもうきみを愛していた。だから、あのとき、きみとふたりになったらぼくの生き方を
言葉だけではうまく説明できるかどうか自信がなかった。ぼくは自分の生き方を捨てて
しまいそうだった。だからヘレンというところを見せつけた。きみが来る、そうしたら
適当に見計らって姿を見せるように、と頼んだ。

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あぅっ・・・きみもぼくもアメリカ人だ、、って、、一体なんやねん!!
この翻訳を読むと、、超多忙な旅から旅の仕事と、各地に女がいる生き方を
ヒーローはヒロインに受け入れてもらおうと考えたように読めるが、、
そりゃ、あんまりだ。。そんなのありえんだろーー。