リン・ダコティ「君がいなければ」 A Pocketful of Dreams
傷物ヒーロー熱が嵩じて、LYN DUCOTY の「A Pocketful of Dreams」を
買ってしまった(爆)。車椅子ヒーローは大学副学長で、ヒロインは新しく
赴任したSIM(スポーツ インフォメーション ディレクター)っつう
大学スポーツの広報係(?)。互いに惹かれあうがヒーローはヒロインの愛を
受け入れようとしないという定番。
ヒーローは自分の気持を隠そうとして、「興奮のしるし」を見せないように
してるんだけれど、ヒロインはそれを「不能」と解釈してしまい、
「できなくてもいいのよ」なんてニュアンスの事を言ってしまう。
これがヒーローを微妙に傷つけるわけなのよね。
彼女は俺のことを悲劇的でかわいそう、という目で見てるんだ。。
そう思いこんでからのヒーローは鬼畜野郎でヒロインを言葉で幾度も傷つける、
でも甥たちがなかなか良くってね。キューピッド役を一生懸命やろうとするのよね。
実はヒロインには学生時代フットボール選手(フルバック)の恋人がいたんだけれど
事故で下半身不随になり、ヒロインが一生懸命はげましたけれど半年後自殺をして
しまった、という苦しい過去があるわけ。
彼女が真剣に愛すれば愛するほど、ヒーローは遠ざかろうとする、気持ちのすれ違い・・
ラストでは「ごめん、うそをついていたんだ、一日10回はああなるんだ、、、」
さらにちょっとたつと、「いや、一時間に10回はああなるんだ・・・」(爆笑)
これって翻訳があったんだ。
知らずに先に原書を買ってしまった。で、今日届いた「君がいなければ」(リン・デュコティ)
微妙に訳に違和感があるんですよねぇーー。そりゃ、わたしは英文科を出たわけでも
ないし、高校までの受験英語しか知らないけど、なんか変なんですよねぇ。。
例えばですね、前に書いた、一日10回どころか一時間に10回さ、という場面。
ヒロインが「えー!そうなの?!」と言うと(以下翻訳のまま)
「気がつかないのかい? でもだんだんだめになりそうだ」
「まあ、それじゃ、おしゃべりはやめたほうがよさそうね」
「君今夜は寝てる暇がないよ」
ふへ〜・・これだと「だめになる」の意味がピンとこなくありませんか?
「元気がなくなる、へたってくる」って感じで、それじゃ急いでやらなきゃっ、ていう
意味にもとれる会話みたいじゃありませんか?
それに全然セクシーじゃないわ、この会話。
でも原文は直訳だと、「もし君が無視しないなら。。。でも状況はworse and worseに」
「それじゃ無視しない方がいいわ」
「もし君が今晩眠らなくてもいいなら。。」
わたしが思うに、
気がつかないかい? ああ、隠せないほど重症になっていくよ・・
まあ、それなら放っておけないわ
いいのかい?今晩は眠れないよ、きみ
こっちの方がworse and worse に合っていると思うんですけどねぇ。
(自分の方が合っているなんて、ずうずうしい発言、お許しあれ ^o^;;)