selfish vectorについて
selfish gene(ドーキンスの著した本、和名「利己的遺伝子」)の 連想からつけた名前。vectorとは、遺伝子をいれる容れ物。 ある遺伝子を他の細胞に導入する際は、vectorに組み込んでから導入する。 そういうわけで、遺伝子の乗り物として使われるvectorであるが、 考えて見れば私たちはみな大きなvectorだ。 ドーキンスは遺伝子こそが生存競争をし、生物は単なる遺伝子の 乗り物だと言ったわけで、遺伝子が利己的にふるまうのに私たちは つきあわされているってわけ。 だからといって、生きている意味が分かるかどうかは別問題。 毎日を泣き笑い生きる私たちは、selfish vectorとして 生きればいいんじゃないかな。