リンダ・ハワード「ダンシング・ラブ」Tears of The Renegade
日本語版をざっと読んだところ、それほど省略されていないようで嬉しい。
ま、原書を正確に覚えているわけではないけどね。
気になったのはすごくつまらない箇所(笑)。
コードとプレストンの争いが幕を閉じ、疲れ切ったスーザンが無気力な様子で
去ろうとするシーン。

	コード 「話し合おう」
	スーザン 「今度ね」
	コード 「今度っていつ?」
	スーザン 「来年か、さ来年」

・・・と翻訳に書いてあるんだけれど、
「6年後か7年後」ってのが原書なんだよね。
で、この6か7年後って数字は意味があると思うのよ。
なぜならスーザンは夫を5年前に亡くし、すっかり情熱が冷えていたのに、
コードと出会って、再び愛の炎がメラメララ。。だったわけで、
コードに信頼されなかったという苦い思いが、この6、7年に込められている、つまり
夫との愛の思い出がふっきれたくらいの
それくらい時間がたたないと再び愛せるようにはならない、、という意味でね。
来年て、そりゃね、来年ってずいぶん先だけどさ、物語的には何の意味もないじゃん。
なんでこんなつまらない所、変えたんだろ?文字数だって大して変わらないのにさ。
	
あと、、、

	"「結婚しよう」
	そっけない、とうとつなプロポーズ、いかにも彼らしい、"
	
って書いてあるけど、あれれ?なんかイメージが違う。

	"「I'm going to marry you」
	プロポーズでも質問でもなく、表明だった、いかにもコードらしいと思って
	スーザンはくすっとした"(直訳)

スーザンが同意しないなんて、これっぽっちも考えていないんだ、コードは、ね(笑)。
「唐突でそっけない」プロポーズじゃなくて、

「おい、結婚するぞ」
有無をいわせない言葉、ふふ、いかにもコードらしい、

って感じじゃないかなぁ。