have the last word
キャサリン・コールターの「Afterglow」では
have the last wordって言葉がよく出てくる。
最後の言葉を持つってどういうことかと、意味を調べてみると、
Women will have the last word. 「議論では女には勝てない」
勿論、「いまわの言葉」という意味もあるが、普通は
会話の最後、相手に二の句を言わせない、
って感じで使われるようだ。
よくあるジョークは、以下のような奴。
"What do you think is the secret of a peaceful marriage?"
"Well, MY secret is that I, as the man, have always the last word!"
"Are you joking? I know you, and now you are telling me that YOU have the last word? How?"
"Yes, at the end, I always apologize
「平和な結婚の秘訣は何だと思う?」
「そうだな、男として、いつだってオレが最後のせりふを決めるってことさ!」
「へー?本気で言ってるのか?お前のことを知ってるつもりだったが、、”お前が”最後のせりふを
決めるっていうんだな? 一体なんて言うんだ?」
「ああ、最後にはオレはいつも謝ってるのさ」
このパターンは以下の変形もあるがみな同じだ(笑)。
「おまえは女房の尻にしかれてるんじゃないのか?」
「そんなことないさ!口げんかしたときは、いつだってオレが最後のせりふを決めてやるのさ」
「ほほー、いったい何て言うんだ?」
「ごめんね(I'm sorry.)だ」
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最後のせりふを言いたがる男ってのは、
He always wants to have the last word
「彼は、ああ言えばこう言う男だ」
なんて訳になってるから、あまり誉められたもんじゃない(笑)。
話は「afterglow」に戻るが、
ヒロインはかなり最初のほうでヒーローにこう宣言している
I'm really very used to having the last word.
リアリーヴェリーと強調されちゃあ、ヒーロー、たじたじっす。
あなたの言う事をきくつもり無いわよと面と向かって言われちゃったみたい。
でも、このヒーロー、いつか、いつか、the last word を言いたいと思って
いたんですねー。ヒロインの書いたロマンス小説を読んで
その中のヒーローを意識したりして、努力の塊です(#^o^#)。
最後の最後、策を弄したヒーローの「策」がばれてしまい、
ヒロインが逆上するかとヒーローどきどき。
もちろん、真心通じてハッピィエンドだが、
月夜の浜辺で
「マークI型ヒーロー(傲慢マッチョ型)なら何をすると思う?」
「さあ、、あなたは?」
ヒーローの腕のなかに包まれて、彼の胸に背中をあずけて
何か言うのを待っていると、
「こんなに幸せで、後ろめたいくらいほっとしてるんだから、
ただこうして浜辺に座って、自分の信じられないくらいの
幸運をかみしめるしかないんだろうな・・」
ヒロインが笑っていると、
「Have I had the last word for once?」
「今度ばかりは、決まった?」(@_@ )ドキドキ
「あまり期待しないのよ、先生」( ^-^)
ヒロインはそう言って、彼を抱きしめるんですね。。
終