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2002年その2


ギフト The Gift (2000年アメリカ)

うーーん、、これは・・・
話がイマイチだった・・・・
ケイト・ブランチェットの新たな面を見る、という楽しみはあったが。。。
話の筋が早くから見えてしまうし、男性陣の魅力が乏しいのが痛い。
 
ケイトに関しては、3人の子をもつ母親役もできるんだ、と軽い驚き。
エキセントリックな役を見慣れたせいか、普通の母親がとても新鮮。
しかしせっかくの演技も脚本の悪さか?どうもいらいらする展開だった。
 
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あの頃ペニー・レインと Almost Famous (2000年アメリカ)

キャメロン・クロウ監督の自伝的映画だそうで、
70年代のロックンロールに自分の青春を重ねられる人ならきっと
もっと楽しめるのだろう。
ツェッペリン(名前はもちろん知ってるがメンバーの顔は知らない、なじみのある曲は超有名な曲だけ)
オールマン・ブラザース(ごめん!知らないです)
デビッド・ボーイ(顔も声も姿も知ってるが、曲は全然記憶に無し)
ブラックサバス(全然知らないです)
スティビー・ワンダー(名前、顔を知っているが、有名な曲しか知らない)
 
という私だから、その時代を熱く思い出し、ファンとして懐かしむことはできないが、
それでもなお、あの頃の空気を感じることはできた。
 
主役ふたりがしなやかな魅力をもっていて(特にケイト・ハドソンは輝いている)、彼らを中心に
描くときはとても面白いのだが、バンドのメンバーを描く時がどうも陳腐でエピソードも面白くない。
悪いが飛行機のトラブルシーンはありがちで特に面白くない。
 
ただ、こんな猥雑でばかばかしい事すべてがあの頃の空気だったのかもしれない。
 

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ムーラン・ルージュ Moulin Rouge! (2001年アメリカ)

始まった途端、ぉぉっ。。すぐに引き込まれました。
1899年のパリ、高級ナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」の看板、輝くダイヤモンド、
二コール・キッドマンと、イギリスから作家を志してパリにやってきた貧しい若者、
ユアン・マクレガーのラブストーリー。
こう聞かされて、こういう映画を見ると誰が予想するでしょう?
嬉しい驚き!ものすごーーく得した感じです(笑)。
 
カメラの動きがぞくぞくするほどいい。心の動き、時間の流れ、すべてのリズムが
ここにある。計算されている(と思う)のに情熱的なんですよね。
そして映像のマジック。映画ならではの楽しさ満載で遊び心があり、
美術セット、衣装もセンスがいい。
 
主役ふたりもはまっていました。奇跡的といってよいほど
今ぴったりのふたりだったと思います。
白磁を思わせる肌、非の打ち所がない美しさのキッドマンは、高級娼婦もむべなるかな。
どたばたとコメディアンヌを演じる一方、愛を受け入れ愛に苦しむたおやかさも自然です。
一方、純朴でちょっと愚かで一途な愛すべき若者クリスチャン、ちょっと顔が
まるくなったユアンマクレガーがこれまたそのものって感じでした。
 
そしてなんといっても音楽がすごく良いんです。
「ミュージカルって唐突に歌うから恥ずかしいよ」って気持ち、ありますよね?
でもこの映画をみると、伝えたい気持ちをうまく言葉に乗せられない、愛してる、って伝えたいけれど
うまく言えない、そういう言葉のもどかしさをぎこちなく歌に託すんだなぁと思えてきます。
エルトンジョンの歌から始まり、ビートルズ、キッス、デビットボーイ、と有名な歌が次々と出てきますが
わたしの大受けはマドンナのライク・ア・バージン。抱腹絶倒の楽しさでした。
 
見終わってから、この映画の監督が以前デカプリオとクレア・デーンズの「ロミオ&ジュリエット」を
監督した人(バズ・ラーマン)だと知りました。ああ、そうか!なるほど。
このセンスのよさは、この監督の持ち味なんですね。
ロートレック、どこかで見た顔だと思ったら、あのティボルトを演じた人だったのねぇ。
 

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インビジブル Hollow Man(2000/USA)

うげげげげっっ・・
これってものすごくくだらない映画じゃない?
天才科学者が生物を透明にする血清を開発して自分に応用する。
透明になることは成功するが、元に戻ることができない。。。んで、、透明になってやることは、、
トイレを覗き見したり、レイプすること。
とほほ。。。あんたは一体なんのために研究してたの???
 

唐突に、私は考えた。
これは日本のマスコミだ(爆)
 
もし自分が透明になったら何をやりたいか?
そんなの決まってるよ。風呂上りの女の裸を見たり、好きな女の部屋に忍び込んだりすることでしょ。
こう考えた脚本家や監督と、
 
もし中村選手がWCメンバーからはずされるとしたら、それはなぜか?
そんなの決まってるよ。監督が個人的に中村を嫌いだからで、いじめて嫌がらせをしたいからでしょ、
プロフェッショナルって言ったって、みんな自分の好き嫌いなのよ。
と考えるマスコミが、重なっちゃったよ。とほほ。
 
みんなが自分と同じように考える、なんて思わないでほしいぜ。
そいつはあんた自身のプロフェッショナリズムだよっ、情けない。
(ご、ごめんなさい、こんなところで文句いってもしょうがないですね、汗)
 
映画はそれでも作り手が責任を負っているからまだ許せるよね。
つまんなかった、とほほ映画だった、と言われるわけだし。
 

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バトル・フィールド・アース Battlefield Earth: A Saga of the Year 3000 (2000)

うへーー、、、とほほ、、
すみません。もう何を言ったらいいのか。。
トラボルタはなぜこんな映画を製作したのかなぁ。。。
 
2000年度ゴールデンラズベリー賞(年間ワースト賞)受賞!!
はえある7冠とったそうです。
ある意味すごいですね。
 

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スパイ・キッズ  Spy Kids (2001 USA)

難しいことを考える必要なし!の楽しい映画。
ロバート・ロドリゲス監督のテンポがいい。
B級ぽいところがとてもいい。
 
アントニオ・バンデラスってB級っぽいノリが合うよねぇ。
女スパイが一目で恋に落ちてしまうぐらい、うなずけるセクシーさで、やたら格好いい。
でもちょいとおまぬけな感じもする。
豪華でもチープでも可って感じ。
 

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天使のくれた夢 The Family Man (2000 USA)

いくらビジネスで成功して富と名声を得ても愛がなければ、、、というお話。
クリスマスキャロルの現代版。
13年前恋人を捨てビジネス界に身を投じたニコラス・ケイジは大成功を収め
何不自由無い暮らしをおくっているが、クリスマスの朝目覚めると、
なんと恋人を捨てずに学生結婚をしてつつましい愛の巣で13年を暮らしている自分になっていた。。
 
しだいに、夢なら覚めないで、とこの生活を続けていきたくなるケイジ。
でも夢は夢、目覚める時がくる。。
 
ま、ハッピィエンドなんで、富と名声を得て、遠回りしたけど愛も得た、という
都合よい話ともいえますね。
(ごめん、きっと妬んでいるんです、自爆!)
 

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ポアゾン ( Original Sin 日本ではPoisonという題がついていた、2001アメリカ)

うーーんん。。
なんだかばかばかしい話なんだわ。。。
アンジェリーナ・ジョリィとアントニオ・バンデラス、いいじゃないか、カッコイイじゃないか。
ゴージャスでセクシー、濃いぞ、濃いぞ。
話は見えみえで、主人公はアホみたいだけれど、それならそう、開き直って
愛の狂気を存分に描きまくってくれぇ、と思っていたけど、
最後がほんと、最悪。
思わず、「え?この映画ってコメディだったの?!」と
言ってしまったわ。
 

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トゥームレイダー Lara Croft:Tomb Raider(2001 アメリカ)

とても人気のあるゲームソフトなんですってね、元は。
それを全然知らないから、ん??という展開だったんですが、ゲームが好きな人には
納得の部分もあるんでしょう。
話はまあ、冒険活劇もので、いいんじゃないでしょうか。
文句を言うような映画ではないですね。
 
大金持ちで貴族、大豪邸、若くて美人でナイスバディで、冷静で豪胆、射撃もマーシャルアーツもぴか一の腕前
アンジェリーナ・ジョリィが演るんじゃ、誰も文句ないです。
そういわせるだけのオーラありますね、彼女。
お父さんはおまけだなぁ。。。
 

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ドラキュリア Dracula 2000 (2000年アメリカ)

あれまぁ。こういう話なのかぁ。とほほ。
いかにもアメリカって感じです。
ああ、140円/週のビデオで良かった(笑)。これくらいなら怒らずに済みます。
 
さて、ドラキュラの宿命のライバル?ヘルシング博士は、悪趣味すぎ。
ドラキュラに噛まれて吸血鬼になってしまった者達を裁きまくったのはいいけれど、
そのしゃれこうべをたくさん飾っているなんて。
 
そうそう泥棒の一味も、ハイテクを駆使したわりに、あまりにトンマ。
 

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椿 三十郎 (1962年日本)

好きですー!!この映画。
でも、一度もスクリーンで見たことはなくて、見たくなるたびにビデオを借りています。
大画面で見てみたいなぁ。
 
出来すぎなくらい良く出来ていると思いますが、少し気に入らないのは、音楽。
時代劇にこういう音をつけた事がある意味斬新なのかな。
でもこの軽めの音楽はやや滑稽すぎるんじゃないでしょうか。
むごいシーンも多いので重い音楽だとやりきれなくなるかもしれませんが。
 
話は面白いし登場人物がなんとも味があるしテンポも良い。
笑わせて泣かせるエンターテイメント。
なにより、三船敏郎が格好良い!
三船敏郎のすっとぼけた表情と、ぎらぎらした表情。
いいなぁ~。
 
最初は切った張ったをものともしなかった三十郎。
城代の奥方がやんわりとたしなめる名場面。あの奥方、いいんですよねぇ・・・
馬より馬面、たぬきの城代も、、いいんですよねぇ。。
 
加山ら若侍たちに、
「無用な殺生をしちまったぜ!」
頬を張る手も痛い。
「わかったような口をきくんじゃねい!」
うう、苦い、せつない。
 
仲代演じる室戸、二人の決闘シーンは有名すぎるほど有名ですが
何度見てもハッとしてしまいます。
そして考えてみると室戸は可哀想すぎ!
同じ匂いを持つ一匹狼、初めて胸襟を開いた三十郎に騙され
結局誰も殺しちゃいないってのに、、、あああ(涙)。
抜き身で生きることの危うさよ。
 
同じ抜き身でも三十郎は人のために剣をふるうから勝つ、というわけなんですが
鞘に収まることができないってところが、せつないんですよね。
 
 

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