1998年 その2


セイント the Saint (97年米)

うううう、内容はすごくいいのだけれど、どうしても バルキルマーに
ぞくっとやられないよお。彼はスターってことになってるの? (ごめん!)
アメリカ人好みの顔なんだろうか。。彼の顔さえ気にしなければとても
濃い内容がてんこ盛りなのに、けっこうすっきりとまとまっていて、
見やすいしラブもしみじみして好感度大。。
でも、やっぱ、顔がなあ。。。(ごめん!!)
あごが割れているというのは、日本人には理解できないが、
向こうの連中にとっては最大のチャームポイントらしい。 
ディズニィの「美女と野獣」の中でも敵役のハンサム男を褒め称える歌詞に、
あごが割れているのが素敵だって部分があったし、
ハーレクインロマンス系のものには列挙のいとまがない。
しかぁし、私には理解不能だ。。
 
 
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アナスタシア Anastasia(97年米)

うひゃー好きです。ミュージカル大好き。
デミトリも、もうお決まりの設定なのに、
うっひゃっひゃ、こういうの好きだよー。 
お金めあてなのに、最後は報酬を拒否する。
もう、ローマの休日黄金律ね。
ただし、人物絵が雑なのが、日本のアニメと比較して、目立った。
あちらさんは あまり人物絵に執着しないのかなあ。
日本だったら絶対主人公やその相手役の顔をそう雑にするなんて考えられないのに。
 
 
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Cure(97年日本)

途中まではおもしろかったのに、だんだんおもしろさが尻つぼみになった。
なぜだろう。 最後のファミリーレストランでも、
もう少しぞくっとしたかったが、なんだかお決まりの終わりかたのようで、
ああ、こう来たかという感じだった。
 
 
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リング

TV版を見た。けっこう原作に忠実に作ってあって、
原田芳郎と高橋克彦がよくあっていた。 あのビデオ映像は恐い。
あれ以来貞の字をみるのもいやなのに、実は家族にいたりする。(笑)
 
 
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ピースメイカー the Peacemaker(97年米)

トムクルーズの嫁さん、ごめん、名前を忘れた。
彼女はすごいプロポーションなの。 足が長すぎて不気味に思ったほど。
NYを破滅に陥れる敵が雑踏の中、子供の頭の影になったとき、
子供の頭もろとも打ち抜くことができるか、という話。
東欧へロシアから核弾頭が密輸されるというのはこの頃よくあるなあ。
 
 
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コンエア Con Air(97年米)

おいおい、なんじゃこりゃ。。むちゃくちゃな話。。期待して損した。。 
あんな着陸していいんかー?
 
 
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ファイス・オフ Face/Off(97年米)

これは面白い。顔を切り取る所もおおっ!って面白さだし、
トラボルタとニコラスケイジが結構はまる。
まあ、どちらも濃い顔だしなあ。さて、本来どちらが悪人顔かな。
 
 
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ブエノスアイレス Happy Together/春光乍洩(97年香港)

 
レスリー様さえ見れればいいんです! 自分勝手で自己中心、平気でわがままを
言う、たかびーなのは相手が自分を愛しているのを知っているから。
こんな奴が身近にいたらえらい迷惑だろう、でも、でも
身近にいてほしいよー! そう思わせるところがレスリー様の威力です。
あのものういけだるい表情。たまりません。たばこのエピソードは泣けます。
レスリーのからだじゅうから、「ぼくを愛してくれ」オーラがでまくりです。
カセットテープに吹き込む思いも泣けます。 でも、ごめんね、
トニーレオンはあまり好きでないんだ。後半は彼が主なのにねえ。
 
 
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大いなる遺産 Great Expectations(97年米)

イーサンホークが見たくて見に行った映画。でも、グィネスパルトローが
とても素敵で気に入った。美術、セットがすばらしかったし、
あのアンバンクロフトが怪演! 女優魂を見るかのようだった。
あいかわらずイーサンはナイーブが売りかあ。
せっかく「恋人までの距離」で現代風の若者をやったのに、
またまた知的で自意識過剰で引込み思案なもじもじ君だ。でも好き(笑)。

「恋人までの距離(ディスタンス)」で、イーサン・ホーク、ここにあり!って
思ったけれど、この映画を見た人、あんまり多くなさそうで悲しいな。


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ゴジラ Godzilla((98年米)

げー!あれはゴジラじゃないよー。はねるなー。
 
 
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ベストフレンズウェディング My Best Friend's Wedding (97年米)

いやー、よかった。ジュリアロバーツの良さがとてもうまく描かれていた。
私もゲイの親友が欲しいなあ。
 
 
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ブラックメール Keys to Tulsa(97年米)

原題はKeys to Tulsa。ジェームススペーダーが好きだから
借りたのだけれど、ちょっといまいち。
 
 
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スターシップトルーパー Starship Troopers (97年米)

虫、虫、虫、虫、すごい執念さえ感じる数。制作者の気迫。しかし
内容は、うーん、この好戦姿勢はブラックユーモアなの?それとも本気?
 
この監督は無垢な少年の心で、へんてこな異星人をめったくたに
やっつけて「俺達の地球を救うんだー!!」って痛快な映画を作りたかったのか?
マニアな気分で宇宙船や異星人の山ほどでるSF世界を作りたかったのか?
それともこれでもかー!というほどの皮肉を言ってみたかったのか??
ものすごく謎。いずれにしろ、ちょっとだけ常軌を逸してる監督だと思うなり。
 
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A River runs through it(92年米)

お父さんが良かった、お母さんがよかった、でも、、ううう、兄さんの顔が、、、
どうもバルキルマー路線の、目が寄った、唇がやけにかわいらしい、
あごがわれたあの手の顔は、気に食わん。。。
話はとてもよかった。 宗教と釣りと、家族と、時の流れと、それらが川の流れのいつも絶えない
さらさらという音とともに心に流れこみ、いろいろな思いを残してゆく。
ブラッドピット、やんちゃであぶなかしくて勝手で、でもやさしくて
天使のようで、ぴったしだ。これを見た人は誰だってピットのとりこだね。
 
 
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LAコンフィデンシャル L.A. Confidential (97年米)

これもおすすめ、うーん渋い。ケビンスペイシーが一番かっこよく見えるほど、
出演者が渋い(笑)。で、どうなってるんだか、という出だしから
ごちゃごちゃしそうで しない巧みな進め方に感心し、
各人の心の奥にあるものをそっと見せるやりかたもなかなかよくて、
よかったのだが、いかんせん、映画館がいまいちだった。 
弥生座の地下はせまいし、画面はちいさいし、うー。。 
ベイブの農場主さん、あんなに人のよい人はいないと思っていたのに、
悪人面だったんですねえ。。
 
後日つけたし。
バド刑事を演じるラッセルクロウ、この静かな男臭さが映画の中に一本すじを
通している。キムベイシンガーに惚れたと伝えるシーンが、くぅぅ、かっこいい!
余分なことは何も言わず、ただ「また会いたい」と言い、
娼婦がわざと「私を買うということ?」と聞くと黙って見つめてから
「思い違いだ、忘れてくれ」という。
これでやられない女はいないよねー。
この映画、プロットもしっかりしている上に中心となる俳優の味がよくて
本当に良く出来ている。
 
 

 


 

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