浴衣でゴー! (8月12日G大阪ー京都戦)

イナのJ100試合目を祝う浴衣デイ。先着300名の浴衣女性に
イナうちわが配られるという日でした。

私は浴衣をもっていません。というより、着物を着たのは生涯2回だけの私には
浴衣といえども敷居が高すぎます。それなのにいつもの悪いくせで、
だんだんそわそわしてきて結局浴衣一式を買ってしまいました。
なんとかなるさと思っていましたが浴衣ごとき、とあなどれない事が分かりました。
ひそかに本を買って見よう見まねで着てみるもののどうもイマイチで
背中のあたりがだぶついておはしょりが長くて、、ああ、、上手く
着れるんだろうか。

こんなに苦労するのにイナうちわをゲットできなかったらもう笑えない話だわ。
なにがなんでも早くに行かなくちゃ。
緊張症で気持ちにゆとりがない、って分かってるのですが、もう前の晩は
なかなか眠れなくてようやく寝たのが1時すぎなのに5時には目が覚めて
しまいました。一体何が貰えるかって? たかがうちわなんだよ>自分。

なんだか持ち物が異常に多い。だって未熟者だから帯は付け帯なんだもん。
かさばってかさばってしょうがない。それにお茶やお菓子やおにぎりを持って、
これじゃ小学生の遠足だわ。
友人と万博10時の約束をしてどきどきしながらバックスタンド入り口前に
行くと、2列目の折り返し点あたり。私より前のシートは応援団や普段から
早い皆さんばかりのようで、とりわけこの日のために朝から場所取り!って
ほどでもありません。しかも私がシートを敷いたあと、人は来ない。。。
なんだか舞い上がってしまった自分が恥ずかしい。
このどきどきしてしまう性格が直ればイナにもゆったりと接する事ができるんだろうなぁ。
とほほ。。

うちわゲットは決定的だと安心して友人と時間をつぶしに茨木駅まで戻り
のんびりした後2時頃とあるホテルのトイレで浴衣に着替え始めましたが
悪戦苦闘で汗だく。なんだかやばいなあと心細くなっていると、
たまたまトイレを利用に来た普通のお客さんが、
「上手な人がいますけど呼んできましょうか?」と。
「えっ。あのぉ、よろしいんですか?」(だってここ、トイレよ)
「呼んできます」
ああ、地獄で仏、トイレで達人。
年配の女の方がやってくるなり私の姿をみて、「初めからやり直しますよ」
「はい、よろしくお願いします・・」

とっても人に着付けするのが馴れていて、てきぱきと着付けをしてくださいます。
あらまあ、全然着用感が違う。下前の処理も、襟のぬきも、背中も、おはしょりも、
すべてが全然違うわ。同じ浴衣を着ていたとはとても思えない。
着物を着慣れている人というより、着付け教室の先生とか美容師さんとかじゃないか、と
思う腕前でした。そんな人にめぐりあうとは。。なんてツイテルの(感涙)。
何度お礼をいっても言い足らないくらいですが、その方は付け帯をとりつけて
「さ、出来ましたよ」と全身をざっとみたあと、冷房があまり効いてないトイレから
足早に出て行かれました。狭いところでひっぱったり結んだり、ほんと暑かったですものね。
まさか見知らぬ人の浴衣をトイレで着せることになるとは、その方は想像も
してなかったでしょう。
親切な方に助けられた私でした。
なんのために浴衣を着ようとしているのか、は、申し訳なくて言えませんでした。

友人とふたりでトイレから出た時は3時になってました。ああ、一時間もトイレに(^^;;
トイレを使わせてもらった上に厚かましくもフロントでタクシーを呼んでもらい、
あのホテルには足をむけて寝れません。

タクシーの運転手さんに「一体なにがあるんですか?」と呆れられながら
万博に着き、敷いていたシートの所で開門(4時50分)を待っていると
「うちわは4時から総合案内所の所でお渡しします」とスタッフの人が
ハンドマイクで呼びかけました。あらま、入場の順番取りをする必要は
なかったのね。
でも早目に万博に戻って来てよかったぁ。。
今度は総合案内所のテント前に並びに行き、無事うちわと景品をいただいて
この数日間の私の緊張はようやくほぐれたのでした(笑)。
しかし、プレミアとは言い難いお写真のうちわで、、もうちょっと
ラブリィな写真にして欲しかったなあ(ぼそっ)。

想像よりも浴衣は少なくてけっこう後になってもうちわはあったようです。
はは、、でも忘れられないメモリアルデイになったと思えばまあいいか。

試合後今日の健闘を称えてオフ会で盛り上がってしまい、肝腎の試合のほうは
印象が薄くなってしまいました。
試合前と試合後が濃密すぎましたね(笑)。

それにたとえは悪いけど、こんな場面を思い出してました。
友人の誕生日会に招かれ、むこうから誘ってくれたからうきうきして行くと
途中、その友人に電話がはいる。楽しそうにしゃべってなかなか電話が終らない。
「わりぃ、勝手に食べてて」とか言われて、しばらくぼそっと待っているが、
プレゼントだけテーブルに置いて、黙って帰る。

え?なんのことかさっぱり??(笑)
自分の気持の空回りを痛感したってことですね。
やんなっちゃうなあ。いつもこれ、繰り返してます。一体何度目?(笑)


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