やっと分かった読み方
根保証とか根抵当とか、意味ももちろんだけど、読み方も分からなかったの。 こんていとうって密かに読んでいたもの。一応音読みにして(笑)。 今日初めてねほしょう、ねていとうって読むんだと知りました。 で、この話、かなりショックを受けました。無知はやっぱり恐い。 私なんて、単純な学生で高校まで過ごして、大学も経済学部でも 商学部でもないし、卒業後実社会にでたこともないし、運良く 金銭トラブルにまきこまれたことないから、よかったけれど、 一体どこでこういう知識を教えてもらえるの?ですよね。 なに興奮してるの、って言われそうかな。ショックだった話というのは 商工ローンの事件です。ワイドショーで見ちゃったの。 借金の保証人について前から私不思議でたまらなかったんです。 この間読んだ『血塗られた神話』でも、主人公がなぜお金に執着するかというと 子供時代に両親がお金のために自殺したからなんです。 人のよい父親(小売業をやっている)が社員の借金の保証人になるのですが 社員は多額の借金をこさえたままドロンしてしまう。すると街金融の非道なとりたてが はじまるんです。店もやっていけなくなり、どうにもならなくなって両親は自殺してしまいます。 で、何が不思議かというと、そんな多額の借金の保証人によくもなったな、と 思ったからです。 でも、そうじゃないことを今日やっと知りました。 根保証という欄に1000万円と書いてあるとすると、 たとえば初めは100万円の借金の保証人になったとして、保証人は自分は 100万円の保証を負っているだけだと思っているのですが、 借主が次から次と借金の額を増やして、500万円まで借りちゃったとしたら 500万の保証人に、1000万まで借金をしてしまったら、1000万の借金の 保証人になってしまうんですね。しかも、借主が借金の額をどんどん増やして いることは、保証人には連絡されないんです。というか連絡する義務は 法的にないんです。根保証の額までは保証しますと言う契約に判を押して いるのだから文句は言えないというわけです。 なによりも悲惨なのは、保証人になってあげる人はえてしてドロンをするような タイプではなく人がよくて生真面目だったりするので、貸し手のほうも 初めからそっちを狙っている節がある。だから、借主が返せそうにない人物でも 根保証分までどんどんお金を貸して借金の額をふやすのが常套手段だそうです。 あとは人のよい保証人にがんがん脅しをかけてしぼれるだけ搾る。 この間の「目黒不動殺人事件」ではないですが、本のなかの話と済ませられなく なってしまいました。今日のニュースの人も腎臓を1個売れば300万だと 脅されてました。うーん、えぐいなあ。。 大学入学で親元を離れる、就職で一人暮しをする。たいていの若者が実社会に 無防備に入るわけですが、カモをてぐすね引いて待ち構えている輩がたくさんいるんだと いうことをもっと知らなくてはいけないですね。若者に限らず自分もそうですが。。 あっと、根抵当って未だに分からないなあ。抵当とどこが違うんだろう。 うーん、これはまたいつか。