キリンチャレンジ 「日本ーアルゼンチン」 11月20日
イナが帰ってこないのは予想していたけれど、アルゼンチンチームがどうしても見たくて この試合を楽しみにしていました。 WCの「アルゼンチンーナイジェリア」をテレビで見て以来、ベロンにやられてしまって(爆) ベロン、ベロンと言っていた私ですが、「ベロンは来ないだろう」というのが 大方の意見でした。 そういうわけで、予想以上に素晴らしいメンバーが来日すると分かってからは、 興奮気味の毎日。前日の夜もなかなか眠れないありさま。 が、が、自分が思っていたよりも、実はずっと興奮していたことがわかったのは、 試合当日の朝のことでした。。。。 京都駅から新幹線に乗るわたしは、大阪から乗る友人と時刻を合わせて 隣り合う席を予約していました。 昼すぎに乗るから、のんびりと支度をしているときに携帯にメールが。 「指定日違い」 は? そ、そんなバカな・・・・ 今朝だって何度も切符を確かめていたのに、日にちが違っているなんて。。 どひゃっ、今日は20日だというのに切符は17日の指定だ・・ 考えてみると、一度も駅員さんに20日と言った覚えがないっ! 乗車券は有効期間が4日ですが、特急券は当日限りなんですよね、ホントウは。 5000円の追加出費も覚悟していましたが、発行間違いということで入れてもらえて、 なんとか新大阪始発の新幹線に間に合い、友人と一緒に行く事ができましたが、 行く前にもう、大汗( ベンチコートを着ていったのは大失敗でした 笑) ----------------------------- さいたまスタジアムでは、代表グッズをお買い物。 ふと見ると、一角にイナの顔のうちわが。 ベンチコートを着てるというのに、うちわも無いだろっ、ってもんですが、 うっ、持っていないぞ、この顔は。WCバージョンだわ。 というわけで、イナうちわとアルゼンチンマフラーを買って上機嫌に(爆)。 自宅には一体何本うちわがあるのやら・・・ 試合前のアップにアルゼンチンチームが出てくると、 ベロンがひとりだけ、手を上げて歓声にこたえている。じーーん。少しも偉そうじゃなくて素敵だわ。 いやーん、クレスポ、いやーん、サムエル、と一夜漬けの予習で覚えたアルゼンチン選手を 目で追いながら、わくわくしてきました。 彼らがこうして目の前のピッチにいる、というだけで、なんというか感動してしまいます。 そして、やっぱりベロン。 うーん、胸が厚くて、頭がちっさくて、背筋が伸びていて、足が長くて、くくくっ(爆)。 ------------------------------ 試合は始まると、日本がなかなか善戦している。 オガサのパスがいい。視野が広くて的確じゃない? 鈴木もタカもけっこう効いている。 積極的にプレスして、アルゼンチンのミスを拾ってはカウンターを仕掛ける。 こんなに上方から見るのは初めてだけど、日本のパスが早いのに驚きました。 もっと横パスやらバックパスやらが多かった一昔とは大違いで、 日本のレベルは底上げされていたんだなぁとしみじみ思います。 アルゼンチンはベロンが試合をコントロールしていました。ほとんどのボールが ベロンを経由し、ベロンに預けられ、そこから何度もはっとするようなパスが繰り出される。 それだけじゃない。 ぎりぎりのボールを全速力で追いかけ、タッチラインの外へ体を投げ出す。 ボールが無い時も右サイドから左サイドまで広く動いてチャンスメイクの準備をしている。 どう考えたって、疲れているはず。 プレミアの試合のあと、長時間飛行機に乗って、時差もある、、、 それでもこんなにやってくれるのか。 もう、ほれぼれしちゃうぞっ。 後半開始早々、アルゼンチンは 日本が集中力と落ち着きを取り戻していないうちに、ぱんぱんっと点をとった。 前半の善戦すら、もしかしたらアルゼンチンの計画どおりなのかも、と思えてしまうほど、 試合運びが上手い。 左サイドのソリンもよく動いていたし、DFのサムエルの守備も堅かった。 交代出場のサビオラは、けっこう汚い奴で(笑)、強引なちびっこだった。 上から見て、つくづく思いましたが、アルゼンチンにはほとんど無駄なパスが無い。 適当に足払いしたように見えて、「えっ!そこへ行くかぁ!」 広くなったバスケットボールのように、スパッ、スパッ、とパスをつなぐ。 アルゼンチンの控え選手は全員がグラウンドの外を走っていて 親善試合モードで、もっと選手を交代させるのかと思っていましたが 最後までベロンはピッチの上でタクトを振るっていました。 そうだ、ベロンのパスってなんていうか、グイーンの伸びて力強いんだ。 口ひげって基本的にペケなんだけど、クラーク・ゲーブルとベロンだけは許せるなぁ。 (サッカーと全然関係ないゾ! 自爆!) オガサがいなくなったのがちょっと残念でしたが、ヤット君が代表デビューをし、 中田こ君が前目に。オガサが一番効いていたと思っていたけれど、 3枚ボランチをテストしたかったのかなぁ。。この辺はイマイチわかりません。 そのうちアルゼンチンにボールを回されるようになり、 このまま終了、正直にいって予想通りの結果でしょうか。 ヤットくんはちゃっかりとユニフォームを交換して、グラウンドを一周する選手の中では 唯一アルゼンチンユニを着ている選手でした。 6万を越える観客のため、混雑を嫌って、試合が終了する前からぞろぞろと帰りだしました。 これは仕方ないとはいえ、少々残念でした。 ------------------------------ 宿泊先は上の息子の下宿。3年生の春に下宿が変わったので、初めての場所でした。 携帯で連絡をとり、駅まで迎えにきてもらい、近所のコンビニでアルコールとおつまみ系を 買い込みました(笑)。 最近読んでいる本やら、はまっているゲームソフトやら、将来のことやら 今食べている「歌舞伎揚げ」が京都で売っているかどうか、やら、 ぐたぐたしゃべって深夜2時、午後から職場に行かなければならないのでこんな事を やってちゃいかんっ、と寝ようとすると、ベッドヘッドに親切にも蛍光灯と ずらりと揃った「ガラスの仮面」。。。。 「単行本に収録されていないのが何十話もあるんやって」 「えー?!ほんとぉ?」 「国会図書館と新宿にあるナントカっつう漫画喫茶でしかその『花とゆめ』が読めないんやって」 「えー?!ほんとぉ? わたし、紫織さんが手首を切って自殺未遂したとこまでしか 知らないんだあ、あんた、その後を知ってる?」 「いや、知らん」 そこからまた、一体『ガラスの仮面』はどうやって終わるつもりだろう、などと 話し込んでしまいました。 ガラスの仮面を知りさえしなければ、苦しまなくてすんだことはたくさんあるのよ(おおげさっ^^;;)。 美内先生が宗教にはまってしまって、突如連載がとまってしまったのは、 もう何十年も前のことだった気がします。 一度は諦めて、それでも諦めきれず、そして再開してからも、また、ゆるりゆるりと先細りになって。。 ああ、一体全体、わたしが死ぬまでにこの結末を知ることは可能なんだろうか、、と たまに思ったりもする始末。 「あんたも読まなければ苦しむ事無かったのにねぇ。 日本中でそう思っている人、何万人もいると思うよ、知らなきゃ良かったって思う人」 なんでもそうだなぁ。知らなかったら、欲しいと思わずに済むのになぁ。 でもこれが一番わたしの弱点というか、困ったところで、なんでも知りたくなっちゃうんだなぁ。 一年前はベロンのベの字もなかったのに、ほんとに困ったものだなぁ。。。
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