ロンドン弾丸ツア 前編 2003年12月19、20日
プレミアでプレイするイナが見たくてロンドン行きを決行。
今シーズンはスタメンが多くて、大丈夫だと思ったんだけれど、
結果はピッチの上のイナをみることが出来ませんでした(T-T)。
空振りは毎度のことで、これくらいでヘコタレたらみーはーは
やってゆけない、と気を取り直して、旅行記を書きます(爆)。
せっかちなわたしをゆったりと落ち着いて眺めている大のイナファンの
友人が同行者で、出発は金曜日の昼。ロンドンに着くのは同日の夜。
このサッカー観戦ツアは、土日のプレミアのチケットとホテル、往復フライトがセットで、
月曜の朝にはロンドンを旅立つので、正味2日間だけの弾丸ツアです。
ロンドンで試合観戦だけでは勿体ないと、一週間前に突然思いつき、
ネットでロンドンの土曜の夜の出し物を検索しました。
行き当たりばったりの検索だったけれど、
サッカー観戦後に行くから、クラシックバレエや高級レストランには不向きな装いだし、
英語力がないからしゃれた会話やひねった警句などがある劇は無理だし、
できるだけ歌やダンスの多い肩肘の張らないミュージカルを探してみました。
結果、クィーンの曲をベースにした「We Will Rock You」というミュージカルが、
まさにお誂え向き。劇場もサッカー観戦後に地下鉄一本でいけるところにある。
これっきゃないっ、と、オンラインチケット業者のサイトで申し込むと、、
大手のチケット業者で「sold out」と言われてしまいました。
以下が売り切れだった有名どころ
チケットマスター http://www.ticketmaster.co.uk/
ロンドンウェストエンド シアターガイド http://www.albemarle-london.com/news.html
土曜の夜だし、一週間前では無理かと思ったが、ネット検索でひっかかった以下のサイトに
申し込むと、すぐに、席ありとの表示。結局ここのサイトで買いました。
定価プラス15%の手数料でした。
今回購入したところ http://www.firstcalltickets.com/
ロンドンで宿泊予定のホテルの住所をチケット送付先にしました。
【12月19日】
往復エア・フランスで、パリ経由ロンドン行き。
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パリの乗り換え時間は1時間くらいのはずでしたが、霧が濃くフライトが遅れました。
霧のロンドンならぬ夜霧のパリ、待ってる間に、ちゃっかり買い物。
わたしはヨーロッパが初めてなので、シャルルドゴール空港のでかさに驚き。
ヒースロー空港はこじんまりしてますね。着いたのが現地20時半ぐらいかな?
ヒースローからホテルまでは地下鉄ピカデリー線で一本なのでとても楽。
tube mapがとても分かりやすくて、ゾーン6からゾーン2までの料金は2.3ポンド(1ポンド200円)
ちょっとだけ悩んだのは、自動改札に券を入れてもドアは開かなくて、
向こうがわにでてきた券を引き抜いて、初めてドアがあくんです。
取り忘れ予防?
さて、空港駅からホテル最寄駅まで、11駅あるんですが、なんと!
うっかりふたりとも寝てしまい、駅を乗り過ごしました(爆)。
いかにも旅行者の東洋人がふたりスーツケースを持って、ぐぅぐぅと・・
いい度胸じゃん、わたしたちって(汗)・・
ハマースミス駅はとても明るい駅で、出たところに大きなスーパーがあり、
閉店22時に間に合ったので、さっそく食料を買い込んでホテルに向かいました。
この食料(りんご6個、ギネス6缶、ポテチ)には3日間助けられましたね(笑)。
部屋はダブルベッドにソファ(翌日、このソファがベッドになることを知りましたが
着いた時はわからなかった)。友人とふたり、ダブルベッドで寝てしまったわ。
【12月20日】
試合のチケットや地下鉄の終日乗車券などは、この日の朝に旅行社の人が
ホテルに届けてくれることになってました。
しかし、ミュージカルのチケットがホテルに届いているかと思いきや、
前夜ホテルのなんでも相談室、コンセルジュに訊きに行くと、届いていないと言われて・・
どひゃ〜
翌朝もう一回、ここに立ち寄って、といわれて、その晩ケチット業者に電話するも
当然留守番電話、そりゃそうだ、夜中だもん・・
ということでこの朝もう一回コンセルジュへ行くと、
ほぉ〜届いていたんですね〜。。。よかったぁ〜。。。
「アイム ベリーハッピィー! サンキュー!」
いやいや、私も嬉しいよ。。って感じで係りの人もにこにこ。
次回もこのチケット業者に頼んで大丈夫そうですね。
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旅行社からは若い女性の方がいらして、
観戦チケットやその他の説明、
お薦め場所などをうかがいました。
我々の今日の予定は、
まずフラムのクラブショップを見るために、プットニーブリッジへ行く。
それからピカデリーサーカスに行き、スポーツ用品店でお買い物。
3時から試合なので2時間前にはロフタスロードに着くようにする。
いざ、行かん!(^o^)/
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プットニーブリッジへ向かうには、アールズコートでディストリクト線に乗り換えるんですが
この駅で、きゃ〜ぁ、本物のキルト紳士を見ることができました。
正装でした。たぶん、結婚式かなにかかしら。
老紳士60代?紳士30代後半?夫人、少女
男性2人がキルトですっ。青、緑系統のタータンのキルト、ハイソックス、
短めのジャケットで肩にはブローチ、シールの毛皮がついたスポランもかけてました。
背が高くて、ハイソックスのふくらはぎが細くて、とても似合ってるんです。
いやぁ〜ん、写真がとりた〜い、、ともだえながらも、さすがに我慢しました。(あぁぁ・・)
あとにも先にもキルト姿を見かけたのは、この時のホームだけでした。
もしかして、すごいラッキーだったのかも。
髪が赤毛じゃなかったのが残念!(もし赤毛だったら写真をぜひ撮らせてくれと懇願してた? 笑)
その紳士の35年前イメージ
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ディストリクト線の車内の写真
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この日は朝から雨が降っていましたが、プットニーブリッジに
降りた頃は小雨になっていました。
それにしても、なんだか侘しげな駅。
てくてくとクラブのショップまで歩いても
人通りも少ない。
クラブショップの写真。
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サポーターが数人、試合のチケットを買いに来ていました。
ロフタスロードでも買えるかもしれないが、ここで先にお買い物。
背中にINAMOTOのトレーナーと、マルブランクの写真印刷いりTシャツと、
フラムマフラーに、2004年フラムカレンダー(6月がイナです)を購入。
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あまり時間がないので
クレイブンコテージには行かず、
またディストリクト線を戻り、
ピカデリーサーカスへ。
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南東角にある「リリーホワイツ」が大きなスポーツ用品店で、クリスマスバーゲン中。
ここで、もろもろのサッカーグッズを買い、レジへ行くと、レジ横の壁に
キーホルダーや文房具、靴下や下着などがかかっている。
パンツのゴムのところに、アーセナルとかマンチェスターユナイテッドとか
書いてあるのが気に入って、おみやげにしようと手に取ると子供用となっている。
たくさんあるのだが、3−5才、6−8才とかで、大人用が見当たらない。
はるか上のほうにもパンツがある。だが、全然手が届かない
もしかして、あれが大人用?
レジで品物を出しながら、訊いてみることにした。。。。が
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「わたしはあのアンダーウェアが欲しい」といっても、全然通じない!
ぜーんぜん、通じないのだ・・・
とほほ。。。
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お前の言ってることはわからない、だって。かばやろ〜(>_<)
アンダーウェアUnderwear こう何度も言ってるわたしって、
「ぱんつ!ぱんつ!ぱんつが欲しい!」って感じ? (とほほすぎ)
仕方なく、近くまで行って指で示すと、
「あれは子供用だがいいのか?」
「えっ!そうなの?」 下にある子供用とおんなじなのね、なんだ紛らわしい(ぷんぷん)。
でも、こうやってレジで時間をかけていたので、気付いたのが、
レジカウンターに置いてある選手シール。
そう、7枚入っていて35ペンス(70円)。
ためしに4セット買うと、
「ブックも要るか?」
「ブック????」 またしても間抜けな顔をしてると、
レジのおばさんがこれだよ、これ!と言う感じで、シールを貼る台帳をみせる。
OK、OK、欲しいです、
これが3ポンドで、のちにいい買い物だったと満足することとなる。
ふたりともいつのまにか大袋を2つも手に提げている。
これで観戦に向かうのだから、なんとも(笑)。
雨があがって本当に良かった。。
てくてくと、リージェントストリートをウインドウショッピングを楽しみながら北へ。
オックスフォード・サーカス駅まで行くと、セントラル線に乗れる。
ここからホワイトシティ駅まで8駅。
意外と人が少ない。
後にわかるが、2時間前というのは、イングランド人からみたら
とても早い時間なのだった。
ホワイトシティ駅も、なんとなく寂しい。
駅前に数人ダフ屋がいるが、
それほどサポーターも居ず、
数人のおじさんたちの後をついてゆく。
住宅の間をとおり、ロフタスロードを目指すが、
プレミアリーグのスタジアムと
いうには侘しい感じだ。
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それでも記念にロフタスロードの前で写真を。
選手の出待ちをしたいと思ってるので、一体どこが出入り口だろうとうろうろみてると、
警備員の人が集まり、チェルシーのバスが着いた。
あらま、ムトゥって普通の感じ(爆)、クレスポはやっぱ格好いいわ、
がーん、ベロンがいない、、ベンチ入りも無いのか、怪我してるのかなぁ。。
そうか、こんなところが出入り口か・・
道路に面したただの扉じゃん。
ちょっと驚いてしまいました。
ロフタスロードに併設されたクラブショップのほうが、プットニーブリッジのショップより広く
品数も多い。
またそこに入って少し見てまわる。
さて、ガンバの練習見学のころから変わらないのが、
つまらない作戦をたてるわたし、ってところ(笑)。
出待ちでサインを貰うために、日本を出国する前日にあわてて
小さなスケッチブックとサインペンを買った。
しっかりした台紙だから、ふにゃふにゃしてなくて、さっと渡して書いてもらいやすい。
そして、たとえサインが貰えなくても、手渡しなら出来るかもと思い、
ちょっと素敵なクリスマスカードを買って持ってきた。
試合後に感想を書いて、渡せたら・・
そして、もし、もし、それもだめだったとしても、
ロンドンでこのカードを郵送すれば、クリスマス前にはイナの元に届き、
試合見に来たんですよーと、伝える事ができる。
友人の分までポストカードを持ってきた(笑)んで、ふたりとも、どんどんとどきどきしてきたのでした。
スタジアムに入ってから、ホテルから持ってきた朝食で余ったパンとリンゴを食べる(たはは)。
席は残念ながらとても上のほうで、試合全体を見るにはいいんだろうけれど、
選手を間近でみることはできない。
しかも、チェルシー側だ。
試合前のアップもチェルシーの選手は近くに見れるが、フラムは遠い。。
ここまで来たのだから、もったいない、なるべく近くまで行って
写真を撮って来よう。
うわ、、日本人女性ばっかり、つめかけている。
イナが登場すると嬌声があがる。
しかし、場内アナウンスをきくと、どうしてもイナの名前が聞き取れない。
おかしいな、アップのためにピッチに出てきているのに、名前呼ばれていないみたい。
近くにいた東洋人の人が
「誰を見に来た?」
「イナモト」
「彼は今日、出ないよ」
うーん、やっぱりそう? ベンチ入りしてないのに、アップだけ出てきたのは
観光客用ってこと?
なんだか、辛いなぁ・・・
両チームとも、アップの選手の中に子供が2名ほど混じっている。
そして、選手メニューとまったく同じアップを一緒にやっている。
ストレッチからボールをつかったパス練習、ランニング、、、
へぇーー、プレミアってそういうことをするんだ、へぇーー。
いい思い出になるだろうなぁ。
それにしてもマケレレが小さいのに驚いた。背も高くないし、とても細い。
縦横無尽に動き回っては相手の攻撃を摘み取っているイメージだが
意外なほど小柄だ。
試合が始まり、やはり、イナはベンチにも入っていない。あ〜、残念・・・・(T-T)
フラムはチェルシーの攻撃を耐えて守り抜いてカウンターを狙うという
とても実直な試合運び。
このまま耐えていけば0−0か、もしかして一点とれるかも、と思っていたが
やはりそこがクレスポ。セットプレイに頭できっちり合わせて、一点。
クレスポみてると、結果を出すって凄い事だわ、と、つくづく感心してしまう。
緊張感が続いた試合だったが、結局そのまま0−1で終わった。
ロフタスロードスタジアムは小さいし、私たちのすわった席がチェルシーのゴール裏に
近いこともあり、今ひとつフラムサポーターの盛り上がりが感じられなかった。
後ろに座っていた人はフランス人一家で、どっちが勝っても楽しいって感じだったし、
左側が東洋人、右側が日本人女性2人組だったので、
どうも周囲は根っからのサポーターという人が少ない感じだった。
さて試合後の選手出待ちのため、試合前、チェルシーの選手が入っていった扉の方へ行くと
日本人女性がかなり立っていた。
30分くらい待った時だったろうか、
となりに立っていたイングランド少年が
「あんたたちイナモートを待ってるの?イナモート?
ここは違うよ、イナモートはあっちから出て来るんだよ」
うわーーっ?!そうなの?!ホームチームの出入り口は違うの?
うかつだった・・・・
あわてて角をまがると、あらま、もう既に大勢の日本人がわんさと
通路柵のところにいて、好位置は無し。
さっさとスタジアム出てきたのに、ばっかだなぁぁ〜。確かめるべきだったわ・・・
警備員が通路を固めて、「押すな!押すな!下がれ!下がれ!」と
何度も言う。
あのまま、チェルシーの出口にいたら、イングランド少年くらいしか
残っていないから、有名選手のサイン、すべていただき状態なのに、
こっちはぎゅうぎゅう満員だ。。。
1時間くらい待った時だったろうか。
シャワーのあとの濡れた髪が、額に無造作にかかった、ジョー・コールが
ラフなラガーシャツで現れた。
「ジョー、、ははは、、こっちじゃないぞ」
そうだ、ジョー・コールはチェルシーのFWだ(笑)。
ひょうきんな明るいお兄ちゃん、背も高くないし、街でみかけても分からんなぁ。
ねぇまだなの〜?イナモトまだなの〜?
日本人の子供たちが待ち疲れてうんざりしている。
さすがに疲れてきたぞ、それに、こんなに大勢の押し合いへしあいでは
サインなんて無理そうだ。。
とフラムのバスがやってきて、道路に横付けする。
ガーン、しまったっっ
こっちは開き扉の影になる側だわ。。
ぽつり、ぽつりとフラムの選手が出てきた・・
こっち側はまじで不利だけれど、横の子供たちの大声に期待しよう(爆)。
次回ロフタスロードで出待ちをするときは、必ず出口にむかって右側に立たねば(え?)。
あっ、マルブランクだ、彼のサインはぜひ欲しいっ
あかん、横の子供たちは「誰?」っちゅう感じで、熱意が無い、、頼むよ、呼んでくれよ、
えーい、しかたないっ
「ミスターマルブランクーー!プリーズ!」
あっ、やった!サイン帳を受け取ってくれた。。なんだか嬉しいなぁ・・
あとは、もう、誰がきても「プリーズ!プリーズ!」の連呼(爆)。
行きしに買ったグッズの袋も地面に置いたり足ではさんだり、もう、ぐちゃぐちゃ(笑)
突然すごい嬌声、フラッシュ、どうやらイナがでてきたらしい。
らしい、と書いたのは、結局わたしはイナの姿を見れなかったからなのだが(>_<)
スタッフに囲まれて、通路中央をすたすたと通ってバスに乗り込んでしまった。
クリスマスカードを渡すどころではなかった。
顔を見んかった。
あっという間の出来事でした。
試合にも出ていないし、やっぱ、仕方ないかな・・・
さて、私がサインをいただいた選手(8名)は以下のとおりです。
ジョン・ハーレイ、スティード・マルブランク、ルイス・サハ、
ショーン・デイヴィス、サヴァ、ゴマ、リー・クラーク(クラークかどうか自信が無い 汗)
エドウィン・ファン・デル・サール
ガンバ練見で鍛えたからか?結構たくさんサインをもらってしまった(ははは)。
We Will Rock You
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時刻は6時をまわって
これから急いでミュージカルへ
セントラル線一本で、
トッテナム・コート・ロード駅を
出てすぐのドミニオン劇場。
フレディの像が載っている
今晩のミュージカルは7時半開演、
どこかに入って食事をする時間は無いので
劇場横のホットドック屋で
ホットドッグを買って立ち食べ。
劇場でプログラムと記念Tシャツ
(WWRYのと、クィーンのと)を買う。
席は一階M21、21
ほぼ真正面で、13列目。とても見やすい。
家族や夫婦連れも多く、おしゃれな方から
ジャンパーGパン(我々)まで色々だが、満席。
古めかしい内装は、1929年建造だからか。
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物語は近未来、ロックが禁止され、音楽を作ることイコール プログラミングという世界で
楽器も無い。キラークィーンという女性が支配していて、補佐官 hashoggi(なんて呼んでたか忘れた 爆)
サングラスとロングコートが決まってる。なかなかセクシー。
ポップという狂言回し役がいて、ウィリー・ネルソンみたいって思った私は古すぎ?
頭の中にメロディが流れて、音楽にとりつかれた若者、ガリレオ君。
同じく反体制のパンク姉ちゃん、スカラムーシュ。
それに地下組織(っつうほどたいそうじゃないが)ボヘミアン。
ポップがでていて、スタートレックの物まね?宇宙暦なんちゃら、この星では
ロックが禁止され、うんぬん、、としゃべくる。
はっきりいって、台詞はぜんぜん理解できないヒアリング能力なので、
雰囲気だけで、一緒に笑っていた(爆)。
まず統一された良い子たちの歌と踊りが「ラジオガガ」
なんか、ぴちぴちパンツが気になってしかたなかった私なんだけど、
きっとそんな人はいないんだろう・・・(爆)
印刷されたプログラムやオリジナルキャスト版CDとは
キラークィーンとガリレオ君が代わっていて、
オリジナルのキラークィーンはゴスペルを歌うような感じの大柄黒人女性だが
今回のキラークィーンはグレン・クローズ風の、堂にいった悪女風の白人だ。
CDと比べると、このキラークィーンのほうがこぶしを利かせたアルトヴォイスで、
白人版梓みちよ(ふるっ)女王様とお呼びっ!っつう感じで楽しい。
ガリレオ君は、トニー・ヴィンセントが11月に正式降板してからの人みたいで、
プログラムの出演者紹介をみると、オーストラリア出身の
顔はケビン・ベーコンみたいな人でした。
つまり、あごがちょっとねぇ・・・・(ごめんよー)
でも、声がものすごく甘くてハイトーンで歌は素敵でした。
( 舞台の雰囲気はトニーのHPのピクチャアで見てみて )
ロボトミー手術されてしまったボヘミアンの仲間たちを助けるため
ロックを歌うんだ!
え?ロックを歌えって言われても、どうやって歌ったらいいんだー!
あぁん、何もちもちもだえてるのよ!しっかりしなさいっつうの!
って感じで、「We Will Rock You」 の出だしの手拍子をたたき出すと、
会場も一緒になって、ドンドンパッ!ドンドンパッ!
おじいさんもおばあさんも子供も、みんなノリノリ。
ヒース・レッジャー君でも馬に乗って現れて欲しい気分だ(笑)
ガリレオ君が独唱フレーズを歌いだすと、門の壁がばりりんと落ちて、
中からエレキギターがっ!
続いて「We are the champion」 ではジャニーズコンサートのように
蛍光カラースティックを振って、、、
この2曲がA面とB面の一枚のレコードだったなんて、なんだか凄いなぁ。
この2曲を続けて聞いて、気分が高揚しないわけがない。
良かった良かった、世界は救われた・・といったん幕が下りる。
で、幕に文字が映し出される。
「Do you want to hear Bohemian Rhapsody?」
イエース!
「それじゃあ、聞かせてしんぜましょう!」
イエーイ!
と、ものすごくお約束な展開で、最後のカタルシスに向かって場内は
期待で一杯となる。
幕が静かに上がると、舞台中央にはガリレオ君がひとり。
「Mama・・・・・ just killed a man」
これがぞくっとするほど甘く切ない声で、、、
あごのしゃくれた顔のことを一瞬忘れた(まだ言うか 笑)
いや、まじでいい声だった。
この曲は多重録音で有名だから、逆にいえば、こういう大人数で歌うのにぴったし。
出演者がつぎつぎと歌をリレーしてゆき、
舞台の有終の美を飾る歌やったわ・・
ほんと、みんな総立ちで拍手でした。
イナが試合にも出れず、バスに乗っていった様子も辛くて
気分が落ち込みそうだったのを、このミュージカルが少し救ってくれましたね。
劇場を出ると10時。
あとはホテルに戻るのみ。
えーと、今日食べたものって何だったっけ?
パンとりんごとホットドッグだけ。(^o^;;
ホテルで今日買ったシールやシールを貼るブックを見ながら
ギネス缶ビールを飲む。
ブックには各チーム24名の選手を貼る場所があって、出身地、これまでのキャリアなど
見ていて結構楽しい。。
明日も、このシールを買おうと心にきめて、時差をものともせずにぐうぐう
寝たのでした。
後編へ