Kristin Hannah  2008年3月初出
less than perfectリストを作った頃から気にはなっていた作家ではあるが、
こうして読んでみると、若干予想していたものとは違った。

作品の特徴を一言で言えば、生真面目でハートウォーミングなおとぎ話、
傷ついた人間に神様からセカンドチャンスが与えられ、清らかな愛による救済が訪れる。

澄み切った美しさと優しい癒しがあるのだが、なんと言ったらよいか、日曜のミサは欠かさないような
非常に敬虔なものを感じてしまい、悪い人ではないんだけれど親しくなるかどうかは微妙〜
って感じなのである。

近年はコンテンポラリを書いているが、書評などを読む限りスタイルは変わっていないようだ。
  題名 過去 出版 ジャンル ヒロイン、ヒーローの名前 感想 一言
Fawcett Once in Every Life ヒロインは7才のとき熱症で耳がきこえなくなった。 その後両親死亡。 ヒーローは7年前にcivil warから帰還 Feb-93 1993年から1873年へタイムスリップ(蘇り) 元聾唖ヒロイン PTSDヒーロー 家族の再生 Amarylis Rafferty(Tess Gregory)、 羊牧場Jack Rafferty(33?) 南北戦争で目の前で爆死した兄、ショック状態に陥ったヒーローはその後も苦しみから逃れられず、故郷の両親・妻すべてから離れてしまう。。PTSD、失読症など現代知識を持ったヒロインの惜しみない愛がすべてを癒してゆくっていうのが、ちょっと出来すぎで、理想的な女神さますぎるっ!  
Ballantine If You Believe ヒロインは16年間農場から出たことがない。 Dec-93 痛みや別れを受け入れること ヒロインの再生  農場主Mariah Throckmorton(32)、 放浪のボクサー、Mad Dog Stone 自分でつくった安全という牢獄から一歩踏み出すまでの話、JakeやRasなど男性が優しさと叡智に満ちていて、ヒロインは繭に包まれているんだよねぇ。Mad Dogもこのさきヒロインを超超大事にするんだろうなぁ。。
Fawcett Waiting for the Moon ヒーローの父は10才で死亡、母はずっと精神を病んでいる。 ヒロインは孤児。12才でエリオット(当時34)と結婚。 Nov-95 1882年 傷ヒロイン 超能力(触れると心の痛みが伝わる) ヒーローの再生 シェーカー教 Selena (Agnes Brown 34)、 外科医Ian Carrick( 利己主義の殻をかぶり、心の底では愛を請うヒーローと、 脳の大怪我・失語症から再生するヒロインのふたりの純愛っぷりがもうもう。 母Maeveやその他みんなのエピソードが胸にしみ、エリオットの純愛も切なく誰ひとりとして悪人がいなくて、ここまでピュアを貫かれると降参。 うるる


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