Lori Handeland  2008年5月初出
評判の高いwerewolfものという事で買ってみた。

現実的な世界のなかで、非日常がふっとスリップする。
窓ガラスにおかしなモノが映った気がして
「いやだわ、何時だと思ってるの、誰もいるはずないじゃない、、」
でも、何かが扉を爪でひっかく音がする、、カリカリカリカリ・・・ぎぃぃっ

背中を這い上がる恐怖味はとても上手いが、その感覚にストーリーが追いついていない感じ。

せっかくの創作「Jäger-Sucher」という世界設定も、お話しをつまらないものにしている気がする。
werewolfなのかどうなのか、正体不明の怪しい人物が登場しても、
化け物ハンターの物語だから「いいもん」が狩られるわけないし、、と、思っちゃうわけで。

サスペンス映画で、出演者の名前を見て、あ、この人それなりの俳優だから、きっと
この人が犯人だわ、、と見る前に分かってしまうような気分に似ている。

味のある作風なので、別のものを書いてくれたらまた読みたいかも、です。
カテゴリー 題名 過去 出版 ジャンル ヒロイン、ヒーローの名前 感想 一言
St. Martin's Blue Moon ヒロインの父親は1才の頃に家出 Oct-04 werewolf サスペンス 警官Jessie McQuade(26)、 インディアン運動家、客員教授Will Cadotte をを、緊迫した展開、リアルでハードボイルドだ。。あいたた、雰囲気はすごく上手いのに、プロット構築が弱くて、謎や伏線が無駄死に。勿体無いわ〜。 ヒロイン、ヒーローの造型、良いですわ。 勿体無い
St. Martin's Red Moon Rising werewolf サスペンス 小説家Maya Alexander、  the Jäger-Sucher  Clay Philips 得体の知れない何か、這い上がってくる恐怖、、こういう所は上手いんだけど、プロットに物足りないものを感じちゃうんだなぁ・・ >_<


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