サンドラ・キット 2005年5月初まとめ
ハーレクインアメリカンから8冊発表、うち4冊が翻訳されている。
「愛をはこんで」を最後にHQ社をあとにし、他社でシングルタイトルを出版している。

彼女の何が好きかって、豊かな英知があって、繊細で温かいところだ。
「愛をはこんで」を読むと、こういった、静かにそっと丁寧に扱いたい物語は
もはやシリーズロマンスではお目にかかれないのかと寂しく思う。

彼女はハーレクインで最初のアフリカ系アメリカ人作家だったそうだ。
彼女のはなしには素敵なアフリカ系アメリカ人の脇役が多く登場するが、
やはりHQでは制約があったのだろう。他社に移ってからは
ほとんどの作品のヒロイン、ヒーローがアフリカ系アメリカンであり、
自己のアイデンティティや人種の垣根などを真摯にとらえたロマンスを
発表しているようだ。
  題名 過去 出版 ジャンル ヒロイン、ヒーローの名前 感想 一言
A-38 モニカの春は ヒロインの母4才で死亡、父再婚後も娘を愛さなかった。22歳のとき死亡。 ヒーローは18ヶ月の捨て子だった Jun-85 契約結婚、心に壁をめぐらすヒーロー NYシティバレエ団所属モニカ、建築家コード 15年前に壊れた愛のしこりに囚われているヒーロー。でも、一つの家で暮らしてしっとりと大切な感情が芽生えてく。 とまどってるヒーローがうひ、素敵。 ヒロインが素直で、ヒーローの心の氷のかけらを溶かすのね。ヒーローさま、緑がかった灰色の髪ってきゃぁ〜  
A-76 コンビネーション ヒロインは9才のとき事故で足に大怪我を負った Jan-87 同姓のかばん間違い。 愛と尊敬と譲歩 小児整形外科医デイル・クリステンセン(29)、 整形外科医デイモン・クリステンセン ヒロインがすごく素敵な女性で、患者に語りかけるセリフがとてもツボをついている。ほれぼれ。 ただの下半身くんだったヒーローが、医者としてヒロインを尊敬するまでになってゆき、心地よい。 患者の黒人少年がかわいい。
A-90 キー・ウェストの雨 ヒロインの母2才になる前に死亡。 ヒーローは4年前に自分が操縦した飛行機事故で兄を亡くす Aug-87 lost baby 怪我ヒーロー 作家をめざすキャシー(26)、気象観測パイロット、トラヴィス・ホイット(35) つーんと切ない。「星の王子さま」がモチーフ。自分に自信がないから、相手を信じることができない。口にださない想い、喪失の痛み・・・思いきり泣けたよ・・そして苦しみの涙に洗われて陽は昇る。。幸せになって欲しい うるる
A-235 愛をはこんで ヒロイン3才ごろ?父死亡。婚約者にレイプされる。 ヒーローの父は妻子を捨てて家出。 Sep-93 過去の傷から立ち直るヒロイン 女性援護センター職員、ジュリー・コンウェイ(30)、 刑事コール・ベネット(40) 繊細なストーリー。。このヒーローは、心から尊敬できるヒーローだわ。頼りになるとても強い面と、人の痛みがわかるとても柔らかい面をもっていて。。はぁ・・・すてき。 ヒロインも優しくて、友人も優しくて、癒されるな〜。 うるる


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