ウェンディ・ロズノー  2005年6月初まとめ
2004年に翻訳された「哀愁のシカゴ」3部作は最近の中ではぴか一の掘り出し物。
ストーリー、主要キャラクター、味のある脇役、実にバランスよくできている。
(うっひっひ、わたしの好みの傷ヒーローだし)
をっ、いいじゃないか、これまでどんなん書いてたの?早く他のを読みたいよ〜っ、
ってわけで、待っていたけれど待ちくたびれて、ポチッと原書を買ってしまった。

たった4冊しか読んでないのでずうずうしいが、ま、作家別に。

Bad Boyヒーローがとても魅力的。ラテンの血が濃くてイケメンだ(^o^)。
ちょっとシャイなとこがあって誤解されたりするけど、ヒロインはちゃんとわかってくれる。
彼はコアなところに古風な南部紳士のような規範を持っている。
人間模様ドラマが上手くて、ほろ苦かったり物悲しかったり、背景になる親子の物語など
なかなか読ませてくれる。
  原題     邦題
SIM-996 The Long Hot Summer Mar-00    
SIM-1074 A Younger Woman Apr-01    
SIM-1110 The Right Side of the Law Oct-01    
SIM-1157 Beneath the Silk Jun-02 LS-195 シルクの誘惑
SIM-1211 One Way Out Mar-03 LS-199 大富豪の賭
SIM-1227 Last Man Standing Jun-03 LS-203 天使の復讐
AN-669 Just Say Yes Feb-04    
Silhouette A Thousand Kisses Deep Jul-04    
SBO-32 The Spy Wore Red Feb-05    
SIM-1384 Perfect Assassin Sep-05    
  題名 過去 出版 ジャンル ヒロイン、ヒーローの名前 感想 一言
SIM-996 The Long Hot Summer ヒロインは1年前に流産した Mar-00 Bad boy returns 15年ぶり 画家ニコール・チャップマン(26?) ジョニー・バーナード(30) ルイジアナの田舎町。子供の頃からずっといじめられてきた家。祖父、両親とつながる暗い秘密。 あぁ、上手いっ! ヒーローをなにくれとなく気をかける隣のおばあちゃんMaeがすごくいいし、ふたりのロマンスは切なくて胸きゅんだし、ハナマル うひひ
SIM-1110 The Right Side of the Law Oct-01 未読の山
LS-195 シルクの誘惑 ヒーローの父は重い糖尿病で、15年前に死亡 Jun-02 糖尿病ヒロイン マフィアの闘争、 過去の殺人事件の謎 ランジェリーショップ経営 スンニ・ブレイズ、 ニューオリンズ市警刑事ジャクソン・ワード(34) うまいっ! 憎いユーモア感覚と、官能性と、密やかな恐れと。 糖尿病の父を介護し続けたヒーローの心の傷が、とても丁寧に伝わってくる。 そしてK−9のマックが最高だねっ! うきき
LS-199 大富豪の賭 ヒロインは3年前に離婚。暴力夫 Mar-03 元さや(3年)、 DV元夫、 マフィアの闘争 リーア、 マフィアの息子マサード・ビルのオーナー、ジョーイ・マサード(34) 謎の解明が進んだ巻だったが、ロマンスの方は、やや弱いか。 マフィアの宿命を背負った長男のわりには凄みがない感じだが、それは次に続く伏線でもある。
LS-203 天使の復讐 ヒロインの母は残酷な暴力により体、顔をめちゃめちゃにされた。 Jun-03 傷ヒーロー、 マフィアの闘争、 過去の事件の真相、 復讐 セラピスト、エレナ・ドナータ・パラッツォ(エレナ・タンディ 24)、 マフィアの息子トマス・マサード(31 ラッキー) 背中を切り裂いている傷、苦痛をこらえ、信義のために闘うラッキー、うひゃ〜っ拝んでしまいそうよ! ヒロインも負けてませんぜ、強く猛々しくヒーローを救うのよ。 そんなふたりは運命の愛で切なく燃える。はぁ〜すきやわ〜。 ラストの落ちも良し(マック登場 笑) うきき

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