The Boy From OZ 観劇記&出待ち  2004年4月7日
NY旅行最大の目的、「The Boy From OZ」観劇。
オクラホマ!のDVDで、目の前でヒューさまをみている観客を羨ましく思い、
なにげにNHKの芸術劇場でBFOのほんのさわりを見て、ますます見たくなって、
とうとう実現。
マチネのある水曜に、my息子と義妹、姪らと一緒に見てきました。
わがまま言って、夜の公演のチケも取ってもらっていたので、わたしは今日2回観劇です。

来たぞ!来たぞ!

チケットは、マチネは一階のP列110あたり
(舞台向かってほぼ正面)
全体が見渡せて、とても見やすい席でした。
ここで100ドルくらい。
夜も座席は110あたり、ですが、奮発してA列。
Aの前にもう一列あるので、前から2列目ですが、近いっ。
このあたりはプレミアムチケットで200ドルしたのですが、
買ってしまいましたヨ。

開場を待っている間に
プログラムやTシャツを購入。(NYみやげ写真で公開済み)

をっとと、姪は小学校低学年なので、
ホモセクシュアルのことを理解してるかどうか
心配になり、
開場前にまじめに説明(爆)


荷物を置いた後、rest roomへ
出た頃にはもう長い列ができている。
アメリカでも同じね、ぐずぐずしてると劇場のトイレは大変。
席案内の人など無視して、さっさと最初にトイレに行くべし(笑)。

昼間の客層と夜の客層は、驚くほど違う。 夜の客層は後述しますが、雑音も少なくシリアスな雰囲気でしたが、 マチネのお客さんは、遅刻してくるわ、げらげら笑うわ、 陽気なアメリカン、おーさかのおばちゃんのイメージ?(笑)。 ヒューの乗りもそれに応じて違うので、2種類の舞台を楽しむことができましたよ。 アドリブだらけで、たまにふきだしてしまう砕けた感じのマチネ、と、 そういうアドリブはあまり見れないけれど、途切れることなく舞台に没頭できる夜と。 さて、 スポットライトの下、ピアノにむかって歌いだすヒュー。 会場は割れんばかりの拍手。 この歌が終わった頃に、かなり前方の席へ遅刻おばさんたちがわんさとやってくる。 「なんでこんなに遅れたの?」 ヒューが舞台から聞くと、 「あはははは、、駐車する場所がみつからなかったの〜」 「たしかにパーキングはいつも難しい問題だ」 「あはははは」 「ところで名前は?」 「ダイブ(に聞こえたけど、姪に後で聞くと、ダイボットだと言っていた)」 このあたりから、わたしには何を言っているのかわからなくなったが 姪に後で聞くと(こればっか 笑) 変わった名前だとかどこに住んでいるとかいろいろ言ってたよ、だってさ。 で、ようやく全員席にすわり、落ち着いた感じになって、また 舞台にすっと戻る様子がとても自然で上手い。 なんといっても、圧倒的なヒューの存在感!!歌唱力!! 顔が小さいのよ〜! そして手足が長いの! まさに舞台で映える人なんです。 隣にたっている人より背が高いのに、となりの人の手より下に、彼の指先がある。 それくらい、手が長い。 そして、声のハリはよいし、歌はうまいし、ダンスも良し、演技もよし、 注意をそらさない気配りもあります。 ジュディーガーランド役の人も素晴らしいが、やはりこのミュージカルは ヒュー・ジャックマン・オン・ステージ、ほぼ歌いっぱなし、出ずっぱりの、 彼のためにつくられたようなミュージカルでした。 シーンとミュージカルナンバーについてはこちらをどうぞ


途中休憩のときには、義妹は既に、
もう1回BFOを友人を誘って見ようと
決心していました(笑)。

この途中休憩時に、バックドア側の46th stを
偵察してきました。
なるほど、ここで待つのか。。
記念に写真を撮る(笑)。

外の空気を吸いに自由に出て行っても構わない。
チケットのチェックをしないんですよね。

後半の冒頭は、すこしセクシーなダンスシーンで、 ここは、アドリブの入ることが決まっている箇所なんですが、 ヒューが声をかけた前列の人は、どうもわたしの情けないヒアリング能力によると、 警察の人たちみたいなんですよねぇ。。 「そのメダル素敵だね」とか言って、受け取って自分の首にかけたあと、 なんかね、パーキングチケットを切る話をしてるんです。  で、えー?!ほんと?まじ?と思っていると、 ひとりが手帳をだして、ヒューに渡したんですが、 それがコレ。

彼が手にしているのは
ホントは何だろ・・・

わたしは警察手帳だと思ったんだけど、
こんなこと、日本じゃ考えられないよね。。
でも、写真を見てケロ!
金色の星がついた手帳なんて、
ほかに何があるの?!


とにかく、この手帳を前にして
ヒューさま、腰を思わせぶりに
ぐいっ、ぐいっと、怪しく回して、
さあ、さあ、さあ、さあ って感じで
煽る!煽る!(笑)。
もう、会場内はきゃぁきゃぁと、大変(笑)
フラッシュがバシバシッ
わたしも慌ててカメラを取り出してカシャッ!(爆)。

最後にズボンのベルト部に
この手帳をはさんで
ぐいぐいぐいっと腰を強震(爆!)
ロケットのように(赤面)、
手帳は前方へ飛んでいき、
持ち主へ
こうしてヒューは後半も完璧に会場の心を掴んで、最後まで熱のこもったステージを みせてくれました。 しみじみと胸に響く別れの歌のあと、フィナーレは明るくなくっちゃ!と サンバのリズムでマラカス持って出演者全員登場。 オールスタンディングオベイション、みんな大満足です。 そりゃそうでしょう。 お話のつながり具合、舞台装置など、ちょいチャチな気がしないわけではないのですが、 出し惜しみ無しのヒューのパフォーマンスは ほんと、すべて許しちゃうよぉ〜っと思える満足感を与えてくれるんです。 それに、ピーター・アレンの歌がいいんですよ。素直に胸にしみこんできて、 朗々と歌い上げるヒューにぴったりなんですよね。 カーテンコールが一回あったあと、 舞台はチャリティ募金の話になり、オークション(3点)が始まりました。 仕切りは、ピーターの父親役をやった人。 まずは出演者全員のサインが入ったBFOのポスター。 100ドルで。最初に手をあげた人に決まりました。どうやら、いつもそうのようです。 次に、ヒューがこのステージで着た黒いぴちTシャツ。 ヒューのサイン入り。 500ドルから始まり、600、700、、、1500ドルで「You win!」 つぎにヒューが首にかけているタオル。ちょいちょいと額の汗をふいたおまけつきで(笑)、 これも500ドルから始まり、Tシャツと同額になりました。 実はこのオークションの時には既に席を立っていて、バックドアからすぐ出れるように 準備していたんです。タオルの買い手が決まって、よしっ!出るぞっ!と外に出てみると、 あらま。 すでに一番好位置といわれている場所には人がいて、入り込む余地無し。 みなさん、わかっていらっしゃる。。 これがわたしたちの立ち位置。 子供時代のピーターを演じたPJ.Verhoest君(いつもはMitchel David Federan君)に 「すごくよかったよー!」と言ってるところ。 こんな風にヒューさまとも会話できるかと思ったら、あまいっ(>_<)あまかったぁ〜 ヒューさま以外の出演者はみな、先に出てきました。 みなさんにサインを貰ったのですが、それほどの混乱でもないので、 よしよし、この調子で行けば、ヒューさまともちゃんとコミュニケーションできると 思っていたのですが、あまいっ(>_<)あまかったぁ〜 出待ちはどんどん増えてきて、 ヒューさま登場、 「ぴーぴー!きゃーきゃー!」NYの観客もそーとー熱くなっています。
   ふわふわした上腕のhairがね、うひひ                    息子はこんなところで
あぁん、左サイドの人たちが「俺、オーストラリア出身なんだ!」みたいな話をしていて、 ガードの人が「早く」と、促しだしたわ(>_<)。 わたしの直前になって、そんなにせかさないでぇ〜! おおっと、来た、来た、来た、来た、 うわっ、目の前に・・・
私が虎屋の紙袋に入れた日本からのおみやげを渡しているところ
うっうっうっ、見えない、わたしの姿・・(ToT)(ToT)(ToT)

パソコン画面では無理だが、写真だと
かろうじて虎屋の黒と金の模様がわかる(爆)。
                          撮責 my son
  「日本から来ました。これあなたへのプレゼントです」
  「オーサンキュー」
  だけなんですけどね。。。


  30才若かったらなぁ〜(激爆!)
  少女漫画ならこうなっていたはずだっ(おおうそ 笑)
  周囲をとりのぞくとこうなる

 わたしもわたしも、と、
 アメリカンマダムにも大変な人気

 渡米前は、「出待ち?」って感じだったけど、
 この熱狂ぶりに染まり、
 息子もチケットにサインを貰ってました(笑)



 わたしのおみやげは、超ジャパネスクなエプロン、
 カフェスタイルっていうの?
 短い丈の小粋なエプロンなんですが
 柄がね、着物柄の菊花咲き乱れる
 ま、普段使わないような奴ですが・・(爆)

 いいんですよねぇ
 気持ちですからねぇ(爆)

夜の開演までぶらぶらと
ブロードウェイのみやげものなどを
物色して、

腹ごしらえは、スタバ
ひとりで入れる所って
あまり無いのよねぇ・・

夜は前から2列目、ほぼ正面だから、もう心臓ばくばく。
わたしの前の観客はどーみても素人さんじゃない。
ずばり、マンハッタン版の東海林のり子さん。
彼女の連れたちもなんか洒落てて、かっこよかったわん。

マチネと違って遅刻者も無く、可笑しな中断も無い。
舞台を楽しむことに集中できて、ひたすら
目の前のヒューさまを見つめる・・

危ない妄想の世界で、
まるで目があった気になってしまうわたし(爆)

さすがに続けて2回見ると、マチネでは
聞き取れなかった会話などもなんとかわかるし、
ジョークも、「ここでジョークだ」と
予め準備してるので、一緒に笑える(爆)

お約束の後半頭の、アドリブ部では、
1列目の美しい女性が声をかけられ
「名前は?」
「カーラよ」
「さ、カーラ、一緒に踊って」
「え、だめ、できないわ」
とっても興奮して頬が上気してるのがわかる。
「カーラ、カーラ、え? I can't imagine! かい?
明日の朝目覚めたときも、あーん、信じられないわ〜!
って君はきっと言うんだね」

なんて、、、羨ましいぃぃぃ。

フィナーレのあとは、夜の客も全員スタンディングオベイション。 横の座席の男性(ひとりで来ていた)も「ピーピー」と賞賛してましたし、 女性だけじゃなくて、男性からもとても温かく迎えられているのが感じられましたね。 夜のオークションは、Tシャツまでは昼と同じだったけれど、 タオルの番になって、仕切り役さんが、ヒューの胸元の汗を拭いたあと、 「chest hair 付きだよ〜」、ぶちっと胸毛をほんまに抜いたのか否か・・(笑) これね、昼は1500ドルまで行ったから、敬遠してたんですけど、 なぜか800ドルのあと、誰もコールしなかったんですよね。 こんなところにも、昼の客層と夜の客層の微妙な違いを感じましたね。 勇気をだして850!とか言えばよかったなぁ・・・(うそ) さて、昼とは違って、これほど前だと、すべてが終わるまで席を立ちにくくてね、 座席も中ほどだったし、出待ちの好位置にたどりつける可能性はゼロでした。 それでもなんとか、近道をズンズン通って、ようやくこの辺に行けました。 道をゆく人が「誰を待ってるの?」「ショーはどうだった?」とか訊いている。 「ファンタスティックよ!」「エクセレント!」などと皆、答えている。 当初の批評家の酷評にもかかわらず、BFOは興行成績を上げているとニュースでも報じていたけど、 ほんと、観客が満足している姿は自分のことのように嬉しいですね。

インペリアルシアターのカードに
サインを貰おうと待ち構えていましたが、
夜はさらに出待ちが多く、
しかも、わたしは埋もれている・・(>_<)

カードを上に差し出すと、ガードの人が
取ってしまって、直接ヒューに渡せない。
サインを済ませて
そのまま去ってしまいそう・・
あぁ、行ってしまう。。。

思い余って「ヒュー!」と呼んでしまったの。
(呼び捨てだわっ)

すると、Oh!
立ち止まって、腕を伸ばし、
「Thank you, It's very nice」

といいながら、わたしの左腕をぽんぽんと。。

じーーん
このコート、クリーニングに出したくないわ・・
嬉しさにぽぉーっとなっていながらもみーはー丸出し(*^o^*) カメラでファンに囲まれるヒューさまをずっと追っていました。
この帽子ってネットのレポではおなじみね。
よっぽど気に入ってらっしゃるんでしょうか
    笑顔がねぇ、
あたたかいんですよね・・


   
車に乗りこむところ(見りゃわかるけど・・笑) こうして、幸福感に包まれながらぼぉっと車を見送り、 予約しておいたタクシーに連絡する。 渡米20年の日本人おじさんと、NJの弟宅まで小一時間の道、 興奮してひたすらヒュージャックマンのことを運転手のおじさんに しゃべり続けたわたしでした(笑)。 ****************************** さて、普通ならこれで終わるところなんですが、日本に帰国してから 息子の衝撃の発言がっ(笑) 【腕をポンポン】に大満足していたわたしだったのですが、息子が 「マチネの出待ちで僕の横にいた人は頬ぺたにキスしてもらってたよ」 「え゛ーーっ!あのギュウギュウの場所で?」 「キスミー、プリーズとか言って、ヒュー・ジャックマンにキスしてもらってたよ」 「ガーーーーン。なんでマチネの後にそう言ってくれなかったのよ!知ってたら 夜の出待ちで、そう言ったのにぃ〜」 「おかあさんも見たと思ったんだ」 「ぎぇー、見なかった〜。あぁん」 そうなんだ、そうなんだぁ、、言えばよかったぁ〜・・・ これを聞いてしまったら、もう一回行きたい気がむらむらむら・・・(ちゃんちゃん)
  この日の日記を読む   みーはーに戻る   ホームに戻る