自分ととても好みが似ているＡＡＲの評者さん（Ellen Michelliti）が「Hazard」を
favoliteに上げていたので読んでみました。

「Hazard」はわたしのツボでしたが、一般には退屈、地味と言われています。
リアルな時間と空間、含みのある会話や密やかに視線を交わす雰囲気、
臆病だけれど殻をやぶろうとしているヒロイン、常にヒロインを助けに現れるノーランクヒーロー、
穏やかな温かさが読んでいてとても楽しかったのですが、
もしかしたら Beverley の通常の傾向ではないのかもしれません。

というのは次に「My Lady Notorious」を読んだところ、一難去ってまた一難の災難呼び寄せヒロインと、
常に彼女を助けに現れる超美形ヒーローの、めまぐるしいロードムービーだったので、
ビヴァリーの持ち味が何なのか、よく分からなくなったのです。

共通している事は、突飛な行動をとり窮地におちいるヒロイン。
腹もたてずに毎回毎回助けに現れる超献身ヒーロー。

もしこれが他の作品でも同じだったら、あまり好みじゃないパターンなので
これ以上彼女の作品を読むべきか悩んでおります（爆）。