いつも参照させていただいているサイトで知ったジャン・ハドソン。
なぜかとても心ひかれて、翻訳されていないスピンオフ２冊も取り寄せてしまった。
そして、海外サイトのレビューで、Bantan社のLovesweptシリーズの本を
誉めている人がいたので、#584「Sunny Says」、#700「One Tough Texan」を
取り寄せてしまった。

彼女の特徴は、古き良きアメリカ、牧歌的な世界と優しい愛情に満ちていることかな。
ハーレクイン社のデザイアから翻訳された２冊はどたばたユーモア調だが、これは
４冊でひとつのシリーズで、うしろ２冊はそれほどドタバタしていない。
彼女のユーモアロマンスは、スラップスティックではなく、ヒーローやヒロインの
まわりの友人や家族の温かさ、知性、優しさに満ちている。
テーマが深刻になっているとしても、温かい目は常にそそがれている。
セクシーな場面がとても粋で、ふたりのアツアツシーンは読んでいて幸せ一杯になる。

未訳のD「Wild about Texan」が一番好きで、愛が育っていく様子や、ヒーロー、ヒロインの
成長と変化など、読み終わって幸せ気分を運んでくれる。未訳なのが残念無念！！


最近はハーレクイン・アメリカンに作品が移っているが、彼女の特徴に合っていると思う。
誠実なほのぼのロマンス、こういうカテゴリーが、日本ハーレクイン社では無くなって
しまったのがとても残念だ。