スーザン・キャロル  2009年11月初まとめ
きゅんきゅんヒーローが実に上手い。

「魔法の夜に囚われて」(Bride Finder)を読んだのが最初だが、ダークファンタジーだと
勝手に思い込んでいたため、予想と全然違う物語に肩透かしを食らったように感じて
うまく乗れなかった。これは今から思うと、とても勿体ない事をした。

その後 初期の作品を読んで、あ、こういう作風なんだ、くすっと笑える品の良いユーモアを交えた
素敵な成長ものを描く作家さんなんだと新たな目でみれるようになった。

 Brighton Road は再読するたびに幸せな気持ちになれる。
 脇役良し、ストーリー良し、もちろん、ヒーロー・ヒロイン共に良し。
カテゴリー 題名 過去 出版 ジャンル ヒロイン、ヒーローの名前 感想 一言
Fawcett The Sugar Rose ヒロインは5年前に父死亡 1987 自分に自信がない太めヒロイン 親友の婚約者 Aurelia Sinclair()、 ブラジル貿易船所有Everard Ramsey(28) Self Esteemがテーマ。ヒロインが自分の価値に自信を持つまで。個人的には最後のヒロインの捻りがイラっとした。ヒーローにここまで苦労させないとダメなんですかぁ〜。  
Fawcett The Brighton Road ヒーローは9歳で両親を失った 1988 あのVickers一族(笑) エキセントリックヒロインと堅物ヒーロー ゴシックロマンス作家Gwenda Mary Vickers(21)、 第6代Ravenel男爵Desmond Arthur Gordon Treverl(32) 歩く災難ヒロインは好みじゃない、と最初は思ったのだけれど、読み進むうちにどんどん好きになっちゃった。ちょっぴり切なくて胸きゅんのブリキの木こりヒーローさま。valetのJarvisは心優しいし、犬のBartはタイミングを心得すぎてるし、笑えて泣ける素敵なロマンス。 うふふ
ヴィレッジ 魔法の夜に囚われて ヒーロー10才のとき母死亡、15才のとき父死亡 1999 一族に代々伝わる能力 愛されずに育ったヒーロー 契約結婚 マデリン・エリザベス、 コンウォールの領主アナトール・セント・レジャー 勝手にダークファンタジーだと想像していたので、コミカルな作風にびっくり。いまひとつ乗れなかったのは思い込みが強くて少し期待しすぎたせいだった。その後再読したら話の流れのよさとヒーローの痛々しさに胸きゅん。 うふ


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