更新記録 2017年8月1日から2017年9月30日まで
昨日書いた仕事の件ですが、あぁ、終わりました。嬉しい・・(涙)
とりあえず、やれるだけの事はしましたヨ。
こんなにハードな日々をおくったのは、学生時代以来?いや、長男の新生児1ヶ月間も相当しんどかったから、人生で3回目って感じですかね。
赤ちゃんの最初の1ヶ月は多分にメンタルの問題で、次男の時はそれほどしんどくなかったから、何か絶対的なものではないのですけど、今回の仕事は絶対的にしんどかったです。
暑くて蒸し蒸ししているこの季節に、時間に追われて、寝不足で、、はぁ、ほんとになんとかまとまって嬉しい、、さっきから嬉しいって言葉しか出てきません(笑)。
撮りためているビデオを見るぞ~っ。
ナリーニの Psy&Changeling も放置状態だから、読み終えるぞ~
借りている「時限紙幣」を読むぞ~
一方で、お孫ちゃんの誕生日が近づいているのになんにも考えてないやら、次男の結婚式の留袖レンタルを頼むのやら、マンションの火災報知機点検があるので部屋の掃除しとかきゃ問題があるのやら、マンション今年は副理事長になってしまい、鳥のえさやり問題があるのやら、、、日々の生活もあれこれありますよね。
えらい先生たちは、家の掃除や孫の誕生日プレゼントに頭を悩ましていないんだろうなぁ。
夏のバラがぽつりぽつり。
こんな暑さで咲かすとバラが疲れるから、早めに摘んで浅い容器に浮かべます。
葉っぱをなるべく残すために、花首で切るので、花瓶やコップに挿すほどの長さがないのです。
何10年ぶりに、ヒマワリの種を蒔きました。
本当は姫ヒマワリにしたかったのだけれど、種が売り切れでした。
かなり大きくなっちゃって、つぼみの様子は手を伸ばしてスマホで写真を撮らなければ見えないわ。
今年の梅干し。
データ解析や作図で何も出来なくて、梅を干す余裕がなかったの。
このままでは漬け梅になってしまう・・というわけで、ウィークデイでも仕方ない、ベランダに梅を出しっぱなしで、出勤です。
日光に当たらないので、色が冴えないよぉ >_<
でも、庭に出して夕立でもあったらワヤだし・・
シソを使わない、シンプルな白梅干ですが、陽にあたったところと当たっていないところがはっきり分かるから便利です。
しょおぉぉっく。。
サプリメントの図の改訂を先生が求めてきました・・・。
あぁぁぁぁ、、もう、もう、もう。
一ヶ月ぶり、何もない日です!
結局、論文の仕事は月曜日の朝までかかりました。
やったー!やったー!今度こそ終わったー!
ということで、午前中は仕事を休んでお孫ちゃんへのお土産を買いにいきました。
今度の週末にちょっと会いに行くので。
さらに次男のお嫁さんが誕生日も近いとの事で、そのプレゼントも探しに。
なかなかこれ!というものが思いつかず、探し回りましたが、午後からは仕事。
そうなんですよね。働き方とかのアンケートが先日あったのですが、仕事とか家事とか趣味とかじゃない、家族や友人と過ごす時間ってのとも違う、ざっくり交際関係の時間ってのが、意外と手間がかかるし、必要だったりするんですよねぇ。。
男の人にはわかりにくいと思うけど。
「時限紙幣 ゴーストマン」 ロジャー・ホッブス(2014)
ハードボイルド、粋な語り口。
作者が24歳のときに書いた処女作だとは驚きです。
冒頭のドラッグシーンがリアルで虫唾が走って、、、おかしい、これからでかい犯罪をおかそうってのに、こんなハイな野郎達で大丈夫なのか?
なんかおかしい、おかしい、腹に感じる奇妙な重さ、嫌な予感がうずく、、、これが、作者の狙ったとおりの、なんか裏があるって流れで、すっかりやられました。
途中から少しゴーストマンが強すぎて、あれ?こんなに腕っぷしも強い奴なの?
中肉中背の目立たない男だと思っていたのにこんなに強いんか?と思ったりもしましたが、最後までとにかく生々しく、まるですべての犯罪を知っているかのごとき語り口、緊張が途切れずスリリング、教養を覗かせ薀蓄たっぷりの、ゴーストマンが新鮮でした。
若かった頃の軽率な失敗、切なくてほろ苦い慕情、無名である孤独、、なんだかどこを切り取っても格好良い作品なんですよね。
この年のこのミスって、海外部門1位は「その女アレックス」、2位は「秘密」3位が「ゴーストマン 時限紙幣」だったんですね。
いやはや、ほんと、どれもお勧め作品ばかりです。
さらに衝撃なのは、この作者Rホッブスさんは昨年暮れ28歳で亡くなったとの事。
ドラッグのオーバードーズだったとネットに書いてありますが、早すぎる死でした。
そんな事実を知ってしまうと、ゴーストマンに作者自身が投影されているような気がしてなりません。
ひまわりとバラってちょっと組み合わせが変ですけれど、咲いています。
何じゅう年ぶりにヒマワリの種を蒔いた、と書きましたが、意外と良いものですね。
プランターと6号鉢、全部で6本なんですが、花が開いたらぐるっとまわして、部屋から大きな花が見えるようにしています。
あれ、ヒマワリってこんなに綺麗な花だったっけ?
今年の夏はあっという間に過ぎてゆきましたねぇ。
論文を仕上げるのにもうこれ以上出来ないわ、ってくらいお仕事して、、それなのに、わずかに空いた時間は
映画「忍びの国」を、日本語字幕版、ペンライト持参の応援上演を含め、6 回も見まして、、さらに、東京の孫娘ちゃんの所にも行って、目一杯2日間遊んで、、まぁ、体が丈夫で良かったです(爆)。
お盆過ぎにビオラの種を蒔いたのですが、ようやく種が割れて根が見えてきました。もう来春の準備なんですよねぇ、、一年が飛ぶように去ってゆくぅぅ・・恐いくらいです。
なんで小学校の時はあんなに一年が長かったんだろう。
16日と23日にビオラの種を蒔きました。
実際はお弁当ケースみたいなてきとーな容器に湿らせたコーヒーフィルターを置いて、上に種をまき、発泡スチロールの箱の中に氷水と一緒に置いておく。
4-7日で5mmくらいの根が出ます。
コーヒーフィルターは目が細かいため根が紙の繊維の中にもぐってゆけず、楊枝で
発根した種をそっと取れるんです。
それを育苗用土に移します。
8月中に発芽させると冬前にしっかりした苗に育つので、無理やり低温にして発根させるわけですが、発根さえすれば、あとは京都のように毎日30度以上でも大丈夫なので
驚きです。
16日に蒔いたほうは、すぐにカンカン照りのベランダに置くのはなぁ、、と思って部屋の中で2日ほど過ごさせたらもやしのように徒長してしまいました。
23日に蒔いたほうは、1週間の違いで朝晩の外気温が下がっていたので、すぐに外に出したから、しっかりした双葉なんですよね。
上の写真のほう。
この小さなセル35個に毎日慰められています。全部育ってほしいなぁ。。
ニコちゃんや、バラや種まき、何か無心にお世話するものがあるのがしんどい毎日の
励ましになりますね。
論文が却下になってしまいました T_T
かなり理不尽な理由だったので、共同研究先の先生が文句のメールを書くと言っていますが、判定は覆らないでしょうね。
数日ショックで落ち込んでいましたが、仕方ない。いちゃもん付けられた所を変えたりして、他のところに投稿できるように頑張ります。
来週にはお孫ちゃん2号が誕生するので、るんるんと出かける予定だったのに、
あぁぁ、また解析や図作りに追われる毎日になってしまう・・とほほ。
ジェフリー・ディーヴァー 「ウォッチメイカー」(2007)
久しぶりのディーヴァー。もう何年も読んでいなかったのでした。
出来過ぎていて信じられないのを信じさせる力技。ほんと上手い。
なるほど、、と思ったら、まさかのどんでん返しってパターンが何回も繰り返されるのですが、
でもねぇ、どんでん返しの最中にすごく不思議な気がしましたよ。
普通のビジネスマンが殺し屋のフリをした、と発言して、ライムらがそれを信じるんですが、いやいやいや、ちょっと待って。
悪玉の親分に近づくために、殺し屋のフリをして接触を図った、なんて普通に出来るの?一体どこにそんなツテがあるわけ?
普通のビジネスマンでも、アメリカだと軍隊経験があったり、銃を携帯していたりするからなのか? 殺し屋を名乗って黒組織に近づいたと発言しても怪しまれない、という点にわたしは逆に驚きました。
どこをとっても安心して読める説得力と面白さ。
ディーヴァーはさすがです。
ルーキーやキャサリン・ダンスや、出てくる人みな味がある。
そして、最後の手紙と贈り物が、、、お洒落すぎました。
カリン・スローター 「三連の殺意」 (2006)
ウォッチメイカーがとても面白かったので、予想外に早く読んでしまい、週末に読む本がなくなってしまいました。
北上次郎氏が ウィル・トレントのシリーズ「サイレント」を推しているというのをみて、図書館検察システムで検索したら、サイレントは予約数名待ち。
ウィル・トレント初登場の本なら図書館にあるとわかり、ウォッチメイカーを返却ついでに借りてきました。
マグノリアブックスだったので驚きました。
で、北上氏が「サイレント」について書いた書評を読んでみたら、あれれ?推しているのは「サイレント」よりも、グラント郡シリーズのようなんですけど。
ま、このウィル・トレントシリーズは現在7冊出ているようで、
The Will Trent Series 7-Book Bundle:
Triptych(三連の殺意)、Fractured(砕かれた少女)、Undone(ハンティング)、Broken(サイレント)、Fallen、Criminal、Unseen となっているようです。
わかりますよね、この題名。
もう、嫌ですねぇ。読む前から嫌ですねぇ。
繰り返される虐待、暴行、レイプ、崩壊した家庭、ドラッグ漬けの少年少女、アルコールとタバコとストレスが服に染み付いている警官たち。。読んでいるだけで自分もストレスmax。
で、ウォッチメイカーの後に読んだのが悪かったです。
あの、緻密な捜査のあと、こんないい加減な捜査を読むと、「はぁ?なんで現場検証をもっとちゃんとしないの?そんな証拠おかしいでしょ?」警察も司法もおかしすぎる。。
一方、冴えた頭で事件の事を冷静に考えてもらいたいのに、ウィルは「アンバーはこいつと寝たのか?」「あいつとも寝たのか?」うじうじと考えているし、アンバーは「あの糞野郎はウィルにあたしとのことを吹聴したのね」と頭に来てるし、やめて、うんざりよ、うんざりだわ。
傷だらけのウィルとアンバー(これが本当に悲惨すぎて恐くなる)、二人の心理を描くのが上手いから、余計にイライラして、個人的には少ししつこかったです。
登場する全員が自分の事ばかり考えていて、全然まとまらない。
人間ってこんなにもみんな違う事を考えているんだ、と、ここが恐い。
そしてこの協調のなさ故展開が遅くて、一向に真実に近づかず、読者には見え見えなので少々とろく感じられます。
ウィルは体中傷だらけ、かつ「失読症」ヒーローで、ロマンス本の傷ヒーローでもここまで傷だらけなヒーローは少ないです。で、切れる男のはずなんですが初登場ではアンジーに振り回され、可哀想でございました・・
放送大学の「舞台芸術への招待」第7回ミュージカル その社会性と人間性
これ見た人、いませんか?
すごく面白かったですよね。
端役だったサラ・ブライトマンに一目ぼれをしたアンドルー・ロイド・ウェバーが、サラのために彼女の音域に合わせて書いたという「オペラ座の怪人」のスコア。
どちらも既婚者だったのね、、今日初めて知ったわ、まさか放送大学で教えてもらうとは
真の愛情とは、と熱弁を奮う青山昌文先生が熱いのなんのって。
ミュージカルの魅力を話し続け、なんと、パリのオペラ座の屋上にまで上って、不安定な足場でも話し続ける、しかも、この講義が終わったら、すぐに成田に行って、ブロードウェイで上演中のミュージカルを4つ見たいとか、
BGM代わりに流していたつもりが、しっかりと見てしまいました。
ジュリアン・ドナルドソン 「ありのままの自分で」 (マグノリアロマンス) 2014
久々にロマンスを読んできゅんきゅんしました。
王道の話なのに、これほど気持ちよく読めるのは貴重な資質ですよね。
生ぬるい所はあり、ヒロインの父母については納得がいかないがシチュエーションを受け入れるしか無いし、姉セシリーのキャラクターの変化が無理やりに感じたし、あぁ、ここがオースティンだったらもっと笑わせてくれただろうと思う崇拝者の描写も、外見をけなすようなちょっと不快なものだったし、へイヤーだったら親戚をもっとイジッて面白くしてくれただろうなぁ、とかまぁ色々思いましたが、でもそんな不満を全部打ち消すくらい、ヒーロー、フィリップが素敵でした。
ふたりのやり取りが、これ、これが恋なのね、、という情感に満ちていて ^m^
ヒロインが一向にヒーローの気持ちに気付かない&誤解をするというお約束もありつつ、素直な心が気持ちよかったです。
「Heir to Edenbrooke」 (2015) Julianne Donaldson
とっても満足したので、アマゾンを覗いたらヒーロー視点のエデンブルークが出ている事に気付いて、ポチしました。
短かくてあっという間に読んでしまい、あぁ、もっとゆっくり読めばよかったわ。
フィリップや長兄チャールズ、弟ウィリアムの子供時代から、スペイン戦争従軍時代、現在のハズバンドハンティングの「獲物」になっている状況、、そしてマリアンと偶然出会う宿屋の一夜まで。
全部知っている内容なのに、読みながらニマニマしてしまい、いやーん、フィリップたらマリアンにとことん心を持っていかれちゃったのね、、
カリン・スローターの「三連の殺意」を図書館で借りて読んだわけですが、昔に比べて図書館って本当に便利になりましたね。
家から一番近い図書館は京都市の中では小さいほうなのですが、ネット検索で市内の図書館にあれば取り寄せして、メールで到着を知らせてもらえますし、
アカウントログインをすると何を借りていて、何を予約していて待ち順位は今何番かもわかります。
出版業界には申し訳ないけれど、続けてカリン・スローターの作品を借りて読んでます。。
カリン・スローター 「開かれた瞳孔」
グラント郡シリーズの一作目ですが、これっきり翻訳はなく、この本も絶版です。
これこそ、図書館で借りないと読めないわけですね。
この作家さん、いかにも、南部!なんですよね。
なんていうか、昔のSIM(シルエットインティメットモーメント)やSSE(シルエットセカンドエディション)、ハーレクイン・アメリカン、ルース・ウィンドとかキャスリン・シーデルとか、もやぁ~っと南部的な感触を覚えるものに通じているというか。
女性が部屋にはいってくると男性が立ち上がるようなマナーがありつつ、女性蔑視というか女子供は守らなければいけない存在だが口答えは許さないという男社会、無宗教やゲイが発覚したら村八分にされるであろう、貧富や家柄の格差が歴然としていて、しかし地域経済は下降の一途、、そんな中でヒロインがもがいているという感じの、、
ずっと読んでいるDonna Ball(レベッカ・フランダース)もそういう味がありますが、彼女の描く地域は南部よりは少し宗教色が薄いし、女性がもっとタフ。
そしてテス・ジェリッチェンだと、男社会の警察でヒロインはもがいているけれど、サザンレディの束縛や地域のまとわりつくようなコミュニティーがなくて、いかにも北部という感じです。
話は本に戻って、この作品、設定はDonna Ballのスモーキーマウンテンシリーズと似ているんですよね。
ヒロイン サラは夫ジェフリー(警察署長)の浮気が原因で離婚した小児科医。ジョージア州のグラント郡の小さな街 Heartsdale で、監察医を兼務している。
男と女のすれ違いが、実にうまく描かれていて、俺なんて必要ないんじゃないだろうか、俺が愛しているほど彼女は俺を愛していないんじゃないだろうか、あんたは「風と共に去りぬ」のレットか?というようなジェフリーであります。
ジェフリーのどこが不満なのよっ!と言ってやりたいわ。ヒロインの上から目線が少し気になりますけど、ま、完璧な人間なんていないので仕方ありませんね。
小さな町の警察署長と監察医ですから、協力して事件捜査にあたるのですが、
サイコスリラーというカテゴリーなんだそうですが、殺人事件はえげつないほど残虐で、想像以上のグロさです。
主要登場人物のうちの一人が、凄惨な目に会うので、もうね、、
あぁぁぁーー、思い出したくないっ!
2巻目でその人が立ち直れるのかどうか、気になります。
翻訳されていないけれど、グラント郡シリーズは6まで出ているらしいです。
「砕かれた少女」
ウィル・トレントシリーズ2
カリン・スローターのもう一つのシリーズですが、こちらもいかにも南部なんですが、前作とは打って変わって、王道の警察ミステリーのような感じです。
この作家さんは児童虐待や女性へのレイプなどをメインテーマにしていて、子供たちの置かれている悲惨な状態に対する「怒り」、レイプ被害者の置かれた理不尽な状態に対する「怒り」が、ひしひしと伝わってきます。
前作はその怒りがより強く描かれていたのですが、今作は、ミステリーとして読みやすくなった反面、ほとばしる怒りはトーンダウンしました。
傲慢な犯人がもっと痛い目にあえばいいのに、、と思ってしまいましたよ。
ウィルにはフェイスという相棒ができ、となると次の作品も読まないわけにはいきません。
ギリアン・フリン 「傷」
ゴーン・ガールを読む前に、まずはデビュー作からと、借りてきました。
読み出したら止まらず一気読み。
ネットで感想をみると一部に、読むのに苦労した、だらだらして最後の方しか面白くなかった、などの反応があるので、意外でした。
わたしからすると、真相への流れが駆け足であっさりしすぎて、それまでのほうが面白かったので。
ミステリーというより、母娘関係の機能不全サスペンス、傷だらけの病んでいる人間の自分探し。
舞台はミズーリ州、正確には中西部だが、シカゴに住んでる人間からみれば、または日本人からみればいかにも南部の、小さな町。
そう、出ました!いかにも南部の小さな町の上層家庭。
”ミシシッピー川に近いので、ひところは港町でした。いま、町の最大の産業は豚肉加工業。人口2千人。代々富を受け継いできた人たちと白人貧困層(トラッシュ)。”
ちゃんとした家の娘は、結婚して子供をいっぱい生んで良き母親になるのが一番大事なことだというモットーが、実はきしんでいるんだけれど、でも町を出て何か可能性を探すなんて考えられない。
小学校からハイスクールまでずっと一緒で、住民のあれこれを皆が知っている。
ヒロイン、カミルは32歳くらいか、シカゴで新聞記者として働いているが、8年間故郷に帰っていない。
その故郷の町で、連続少女殺害事件が起こり、編集長から取材を言い渡される。
町で一番の資産家、それがヒロインの生家で、母親アドラは養豚・豚肉加工業のオーナーでもある。父親のわからない娘を17歳のときに産んで(それがヒロイン)、その後二十歳で結婚した夫アランとの間に、マリアン(20年前に10歳で病死)と歳の離れた妹のアマ(13)がいる。
読み始めてすぐに、VC アンドリュースの「屋根裏部屋の花たち」を思いました。
読んだことのある人には、「そうなの、そういう話なの」で通じる、そういう話なんです。
”ときどき、病気はすべての女のなかにひそんで花開く瞬間を待っている、と思うことがある。”
自分を傷つけずにはいられない女と、他人を傷つけずにはいられない女がいて、
残酷ないじめや露骨な悪意、ゆがんだ愛情と支配、母親という毒、、、とにかく読んでいると皮膚がざわざわしてしまう話で、編集長夫婦がいなければ、とても救われませんでしたね。。
閑話休題
「あるがままの最期」 偶然見始めて、胸をえぐられました。
言葉にできない現実の重さに、ドキュメンタリーが終わっても眠れなくて、やたら涙ばかり出てしまいました。
衝撃的な番組でした。
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