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更新記録 2011年 4月1日から2011年 5月31日まで


 4月1日

Ann Simko 「Fallen」(Nov 2009)
随分前にダウンロードした本ですがようやく読了。
5.5ドルだったので500円弱。

ふぅ・・・全く予想とは異なる物語でした。

サンプル(1章)を読んだ時はてっきりヴァンパイアかアーバンファンタジーものと思ってダウンロードしたのですが、なんていうか、アクション・ミステリー・サイコスリラー・メディカルヒューマンドラマ?

まとめづらい理由として、主人公と言える人間が3人いるというのがあります。

故郷の病院に勤め始めたばかりのDr Dakota Thomasの元に、銃で撃たれた若い海軍兵が担ぎこまれる。ダコタの必死の治療プラス驚くべき回復力で一命を取り留めたその若者Michael Riccoは、海軍の記録によると100年も前に死んだ事になっている。

事件の捜査を始めた地元警察官が殺され、Riccoが入院している病室が襲われ、Dakotaは一才年上の兄Montanaに助力を求める。

モンタナは元軍隊のRangerで、今は私立探偵、、命を張って互いを守り合う元Rangerの「仲間」がいる。

このダコタとマイケルとモンタナ、それぞれが主人公みたいで、悪くいうと散漫にもなるし、良く言うと目一杯の物語が詰め込まれています。

作者は現役看護師だそうで、医療現場と心身の痛みに関して、震え上がるほど上手いです。抑制されている描写がリアルで、骨がへし折られる様子をスローモーションで見ているような、痛みの波が神経を伝わり、数ミリ秒後に脳が激痛に悲鳴を上げるような、もうもう、思わず目をつぶってしまいます。
心の痛み、PTSDの描写も、読んでいて苦しくてたまらなくなります。

一方、モンタナが仲間を招集して銃器やドンパチ話になると、あのリアルさはどこに行った? スーパーマッチョなランボーが1人で100人やっつけるって感じの、タフなワル兄ちゃん達が大暴れ系、どこかで読んだ感がしてしまいます。

医療や心身系がとても冴えているから余計に、作家の知っている事と知らない事の落差を感じました。勿体無い。

さて、逃げたリッコを追う悪者。悪者につかまったダコタ、ダコタを救うモンタナ、、というよくある話かと思ったら、途中から意外な展開になりました。
人間の医療研究のために、他の生き物を犠牲にするのはやむをえないのか。みたいな。

医療研究でよく見るのですが、マウスなどの脊椎をわざと損傷させて歩けなくして、神経細胞の再生を試みる実験や、アルツハイマーと同様の症状になるよう遺伝子改変されたマウスなど、人間の治療のためとはいえ、時に考えてしまいます。 その実験体が人間だとしたら、、

途中からはこういう話になったわけで、読み始めた時は思ってもみない流れでした。
ダコタはこれからどうなるんだろう。。心配だわ、、続きもポチしようかな。

ロマンスは全体の百分の1くらいあります(笑)。箇所はわずかですし、キスしか描かれませんが(笑)、素敵なシーンでした。でも、これからあの二人は大丈夫かなぁ・・

Lyrical Press のHPは一見するとエロチカ系ですが、見た目で判断しちゃだめですね。

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 4月4日

日本郵便、すごいです。
仙台に住む友人の安否が気になってたまらず、郵便職員さんにご迷惑かと思いつつ、先週思い切って往復はがきを出したのですが、本人は勿論のことご家族のみなさんも御無事とのお知らせが今日届きました。
思い切って葉書を出して、良かった、、嬉しい、、
郵便局の皆さん、本当にどうもありがとうございました。

それにしても一週間でお返事が返ってくるとは!
地域の復興、産業の建て直し、など、全体の課題は山積みですが、道は着実につながり、物の動きもよくなっています

クロネコヤマトの宅急便も、激しい津波に襲われた地区を除いて仙台市内は家まで荷物を届けてくれるそうです。すごいわ。
被災地ではガソリンが手に入りにくい状況なので、営業所に引き取りに行かずに済むなら大勢の人が助かりますね。
仕事の事、暮らしの事、不安は数え上げたらきりがないと思いますが、ほんの少しでもほっこりできる時間が持てるよう、雑誌などを送りました。

さて話は180度変わって、
先週の木曜、TBSの「ひみつの嵐ちゃん」で放送されたマネキンファイブ特別編。
大野くんの選んだサクラの柄のシャツにやられて、どこで売っているのか調べたところ、京都にもそのお店があると分かり、トルネード・マートに行ってきました、親子で(爆)。

ショップ店員さんの話だと、金曜の午前中に東京で売り切れ。
京都店では大野くんがシャツを買った事を事前に知らされてなく、金曜日やたら問い合わせがあって驚いたとのこと。

我々親子の後から入ってきた男性も桜のシャツを訊ね、その後、白地に黒の花柄シャツを買って行きました。息子は黒の花柄ではなく、青いグラデーションの花柄シャツを購入。
どうもトルネードマートの花柄シャツを着る男性が一気に街に増えそうです(笑)。

わたしも息子が選んだものとは違う花柄シャツに心引かれたのですが、男性のサイズMはやはりゆるくて、袖丈、裾丈、脇、すべて詰めないと体にフィットしません。店員さんは「お直し致しますよ」と言うのですが、全部直したら一体いくらになるのか。。。
泣く泣く諦めました。

ちょこっと大野君シャツに似てるだけでも買いたくなるってわけで、大野君の威力、恐るべし。

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 4月7日

今週ほど、「今の時代」を強く感じた一週間はありませんでした。

赤十字の募金(わたしも震災後すぐに募金したけど)が、いまだに配分の問題でどこにも渡っていない一方、日曜に京都から仙台に送ったクロネコヤマトの宅急便が、火曜には友人の自宅に届きました。
お皿がすべて割れてしまった、お椀でお茶を飲んでいる、ガソリンを入れるのに1時間並ぶ、、そういう状態なのに、です。

その早さにわたしは本当に驚いて、すごいぞ、クロネコヤマト! なんというか、目から鱗が落ちましたヨ。

これが今の時代なんだ。
昔と違って、行政を頼らなくとも、個人が個人とつながる事ができるんだ。
ホームページやツイッターで被災地の状況がアップされると、具体的にやれる事があり、個人でも窮状に応える手段がある。

もちろん大きな組織は大きな事を行うのに必要ですが、小回りが利く個人の出番があるという事に改めて気付きました。

「ふんばろう南三陸+石巻雄勝プロジェクト」、このページを読んで、さっそくちょこちょこお菓子や雑貨を購入して、スーパーから段ボール貰ってきて、水曜日に1つ、今日1つ、荷物を送ってみました。
別にええかっこしいでも何でもいいじゃない(笑)。
これが意外と自分自身の元気づけにもなるんですねぇ。

話変わって(変わりすぎ?!)、
Kresley Coleの「Dreams of a Dark Warrior」をようやく読み始めました。 うわ〜、Nix、謎すぎ、、
ダウンロードして放置している本が他にも
「Moonshine」 Alaya Johnson
「Major Pettigrew's Last Stand」 Helen Simonson
「Through the glass」 Ann Simko
とあるから、なんとか4月中には読み終えないと。

5月はかなり楽しみです。
ナリーニ・シンの Psy&Changelingシリーズの最終巻「Kiss of Snow」(いよっ待ってました!ホーク)が出ちゃうし、これまたお気に入りの Ilona Andrews の Kate Danielsシリーズ第5巻「MAGIC SLAYS」が出ます。 ヘイヤーの翻訳も待ち遠しいですね。

そうだ、「A Wild Yearning」ペネロピ・ウィリアムスン(二見)が出るんですねぇ。驚きました。
個人的にはやや苦手な設定だったので、悩ましいのですが、、今後のアメリカンヒストリカルの翻訳のためにも売れて欲しいです。

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 4月10日

暗い話題ですみません。でも、昨日はこの書き込みを見つけて、胸が苦しくてしかたありませんでした。

お願いタイガー!災害版から「至急ですが・・保冷剤をお願い出来ないでしょうか?」

”被災されご遺体のご家族が火葬が順番待ちのためご遺体を保管するために必要との事です。
遺体安置所より引き取りをされてきても行政ではその管理はそれぞれの家族がしなくてはいけないとの事です。”(引用)

もちろん、状況を考えれば、現在生きている人を救助支援する事が優先するし、既に死んでしまった人間に手間をかけたり気を配ったりする余裕と時間は無いのでしょう。

火葬まで数週間待たねばならないそうです。
数週間、遺体が痛んでゆくのを見ていなければならないのでしょうか。
これが現実なんだと思うと、新聞やTVニュースが白々しく思えてきます。

一方で、1000億円以上義援金が集まった赤十字が、ようやく500億円の分配を決めたというニュース。
亡くなった方1名につき35万円、、上記の方々にもそのお金は渡されるのでしょう。。
どこぞの倉庫にはいまだ仕分けもされず山のように積みあがった段ボール箱。。

誰かがチャリティコンサートをやった、どこかがチャリティ試合をした、、日々、そういう話を目にするけれど、それらの義援金はほとんどすべて日本赤十字や地方自治体などの大きな組織に渡されます。

もちろん募金は尊い気持ちの表れで、いずれ役に立つけれど、「いま、必要とされている物資を届ける」事は、じつはわたしたちで出来る事なんです。
大きな組織や行政に仕事を任せなくても出来る、いや、場合によってはまかせない方が出来るんです。

奇妙な世の中ですね。
京都から、被災して食事も不自由、お風呂にも一ヶ月入っていない人と携帯電話で話せ、宅急便を届ける事が出来る。

いくつか個人物資をまとめるサイトを書き出してみました。

ふんばろう東日本支援プロジェクトお願いタイガー!災害版災害メッセンジャー

他にもまだあると思いますが、わたしがよく覗くのはここらへん。
3000円以上送料無料、とかそういうネットショップからクロネコヤマトに送ってもらう事だって出来るので、もし、募金を考えていらっしゃる方がいらしたら、まず上記のサイトを覗いてみてくださいませ。

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 4月17日

フードを変えて以来絶好調の侯爵くんですが、食べられるドライフードが本当に限られてます。

もう落ち着いたかも、と、試しに普通のカリカリを混ぜたり、缶詰をあげたりすると、血便がまた出ます。
見た目と違い、驚くほどデリケート(笑)。

さてさて、ここはソファーの上ですが、右半分は彼の指定席と化しています。
ご覧のとおり、なんだかマッチョになっていて、後ろ足や太ももなんて筋肉がっしりでパワフルです。

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 4月19日

Kresley Cole 「Dreams of Dark Warrior」 (2011)
読了

職場のネットワークが大不調。。原因解明に頭を悩ませた日々でした。
さらに、とある仕事のお声がかかり、本当は知らない分野なのだけれど、やらせてくださいと言ってしまい(^o^;; お勉強をしているところです。

で、忙しくなると、本を読みたくなるわけでして、放置していたクレスリーの新作を読みました。

Valkyrie の Regin the Radiantと Berserkerの生まれ代わりDeclan Chaseのお話。

なんというか、ほんま、職人芸ですわ。

分かっちゃいるけどハラハラしたり、泣けたりして、、4分の3ぐらいはシリアス。で、最後の方になると、途端にあっけらかんと都合よく解決して、ハッピーエンド。

これまでのヒーローに比べて、このBerserkerのDeclanは人間として生まれていて、可哀想すぎる生い立ちです。
不死身の化け物に両親と弟を殺され、自分も拷問を受け、Loreの生き物を深く深く憎んでいます。
子供の頃から悪夢を見たり、自分の内に何かBeastが潜んでいるように感じて、それを抑えるためにドラッグ中毒になっています。
モスト・トーチャード・ヒーローですわん。
やりすぎと感じる部分も多々あるんだけれど、満を持しての登場だから仕方ないか。これまでの3回の転生では呪いを消す事はできなかったわけで、今回なぜ消せるのか、その説得力を持たせるためにも、あざといまでの満身創痍ヒーローという設定です。

上に書いたように、最後のほうはあっけらかんと終わるので、かえって読者は早く次の作品が読みたいと思っちゃうのかもしれませんねぇ。

予想では、次はあれでしょ、Sabineの妹でしょ? 違うのかな?
もう一つ、クレスリーが引っぱりまくるのは、ヴァンパイアのLothaire。
前の前の前巻のデーモンキングRydstromのところでの謎に満ちた約束といい、前々巻(ヴァルキリLuciaとライキーGarreth)の襲撃といい、、Lothaireは何をしようってんでしょうねぇ。
Nix との因縁も匂わせるし、、まさかね、、

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 5月6日

またまた間があいてしまいました(汗)。

書くネタが無いからこの本を読み終えたらHPを書こう、なんて考えていたけれど、一向に読み終わらず、、やばっ、、何もなくても書くことにいたしました(汗)。

左の写真、白い塊のように見えるのは、庭に咲くこでまりの花です。
普通、こでまりって白いぼんぼんが一杯ついて枝がしなだれるのですが、去年長く伸びた枝をばっさり切り落としてしまったので、今年はこんな直立型になってしまいました。

我が家の庭は今が一番多くの種類の花が咲いてます。
プリムラはもう終わってしまったけれど、パンジー、ビオラ、初恋草はまだ元気、おだまきと忘れな草、カーペットカスミソウは今が盛り、ミニバラがどんどん咲き始め、コンボルブルスが蕾をふくらませ始めてます。
文字で書くと、なんだか立派な庭のようですが、それぞれ小さい鉢だったりで、世話している本人だけが「あぁ、きれいだ」と自画自賛してます(笑)。

カーペットカスミソウは外に植えっぱなしなのですが、夏の高温も冬の雪もくぐり抜け、まぁ、びっくりするほど丈夫です。
他にも、忘れな草やベゴニアが一部地植えで、雪にいったんは葉が凍って「もうだめっぽい」とヤラれたように見えたのですが、しっかり新しい葉を伸ばし、いま元気に花を咲かせています。

このところ本を読む時間がまとまって取れないのですが、単発ドラマは逆に合間合間に見てしまい、ティム・ロスの「Lie to me」シーズン1を全部借りてみてしまいました(爆)。

わたしってくせのある顔に弱いのかなぁ。。
現在、Law&Order:CI とカリスマ・ドッグトレーナーとLie to me とクイア・アイを必ず見てしまう悪しき習慣に陥ってます。
仕事が忙しくて帰宅が遅いと、あとはもうダラダラと録画した番組を見ちゃうんですよねぇ。困るわ〜。

最後に、、
大野くんが細見美術館に来ていたなんて、、あぁ、ショック。

数百メートルしか離れていない所に居たのね!
(訂正:ちょっとおーげさでした。2キロは離れてるかな)

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 5月9日

なんか、写真の構図が変だなぁ〜(笑)。
ソファの背もたれに背中をつけて寝ている侯爵くんです。

ぽんぽこおなかを触りたくなっちゃうんですが、触ると怒ります(当たり前か?笑)

さて、最近ノックアウトマウスの遺伝子発現解析のお手伝いをしてるんですけど、研究らしき事から離れて20年近いので、もうね、知らない事だらけなんですよねぇ。
ところが、手伝い始めて分かったのは、その分野で研究している人でさえも、少し畑が違うと(特にコンピュータ絡みだと)あまり詳しくなくて、みな、自分の守備範囲に手一杯という事でした。(ま、だから、わたしに手伝いの口がまわってきたわけですけどね)

コンピューターリテラシーが求められる、その原因のひとつが、データの巨大化。最近の分子生物学は、データがどんどんでかく、どんどん詳細になってます。
論文のサプリメントに載っている表も、パソコンで見るのを前提にしてて、でかすぎて印刷出来ない(印刷できても、ワケわからなくなる)なんてものがざら。
他の分野がどうか知りませんが、現在の医学・生物系は最初から紙の雑誌ではなく電子ジャーナルを想定しているんですよね。

ヒトゲノム計画が終了して10年ちょっとですが、この10年のハイスピードと来たら、、、世の中はデータベースだらけです。
ちょっとずつ違う整理の仕方で仕分けされたデータベースがあって、大量データに独自のID が付いてます。

EST の BC024958ってのは、UniGeneID の Mm.286407 になり、EntrezGeneID の20682になり、Ensemble GeneID の ENSMUSG00000000567 になり、ENSMUSTだったら、、MGIだったら、、RefSeqIDだったら、、と、めまいがするほど沢山の ID があって、どれがどれとマッチするのか、一体それって何なのか、コンピュータがなかったらお手上げですね。

ひとつの遺伝子から何種類ものmRNAが生じるし、発現は発生によって変化するし、エピジェネティックな変化もあるし、そういった「命の営み」を人間は必死に記述しようとしているわけだけれど、小さな小さな虫を記述するために何百億ページもの記録を取っているみたいな世界であります。
それにしても、調べれば調べるほど、ゴミ屋敷もびっくりなくらいゴミだらけのゲノムの中に、ちょびっと意味のある遺伝子があるって感じで、それらがどうやって間違いもなく読まれて正しく働くのか、、、本当に不思議としか言いようがありません。。

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 5月12日

昨日は仕事の帰り、嵐の「2010-2011ドームツア」DVD初回限定版を店頭予約してきました。そのとき、DVDですか?アルバムですか?と訊かれ、え?!アルバムも出るのか、、、えぃ、ままよ、とこれまた初回プレスを予約しました。

2つあわせると約1万円、、しかも国立競技場でのコンサートDVDを持っているのだから、歌う曲はほとんど一緒だというのに、、あぁ、カモですぅ。

家に帰ると、サイドボードに見たことがある予約票が・・・
息子「嵐のDVDとアルバム、予約してきたで」
わたし 「うへっ、私も・・・」

予約番号を見てみると、わずか5番しか違っていない。

同じ苗字で同じ自宅電話番号、、やだなぁ、同じ担当者さんだったし、「息子さんが予約なさってますよ(プッ)」と思ってたかも(汗)。
キャンセルに行くのが恥ずかしいぃぃ・・・

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 5月16日

ヒルガオ科コンボルブルス、2年前に買った苗ですが、去年まで全然咲かなかったんですよねぇ。

買った年も、去年も、伸びたつるに花芽はいっぱい出来たのですが、小さい蕾のまま枯れて落ちてしまう。
日当たりが悪いからだろうか、家の明かりが当たるのが悪影響を与えてるんだろうか、、場所を変えたり、水やりを変えたり、、何をやってもダメだったのに、、、

今年の花芽も、見た目は去年と同じ。薄黄色で小さくて、いかにも枯れそうな感じなのですが、ちゃんと膨らみ成熟します。
最初は半信半疑で、この小さな花芽が本当に蕾になってるのだろうか、と毎朝花の数を数えたりしました(笑)。
花の命がわずか一日とはかない一方、次々に新しい蕾が開花してくれます。

3年たって、ようやく慣れてきたって事かしら。
(植え替えを嫌うそうですね)

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 5月22日

スチームパンクって、サイバーパンクの後で出来た造語なんですか。てっきりサイバーパンクよりも古い言葉だと思ってました。

蒸気機関車が走るような時代を舞台にしたパンクSF、工業技術と魔法が同時に存在してるとしてもファンタジーとはちょっと違う、メカにこだわりを持つヤバイとんがり風味、って感じ?

今年初めに読んだNative Starは、まさにそれでした。(この本、面白いですよー、と宣伝)
スチームパンクとやら、ここ数年、ロマンスでも流行っているんですね。

「アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う」ゲイル・キャリガー

ビクトリア朝ロンドンを舞台に、意外なほど熱々ロマンスしちゃってるスチームパンク。
いや、パンクって感じよりジーヴス物? おしどり探偵トミーとタペンスのような英国ユーモアミステリもの? 「自負と偏見」のベネット家もの?
色々ごった煮となっております。

アルファヒーローのお守り役ベータ・ライオールとヒロインの忠実なる執事フルーテが、いずれもジーヴスって感じで、、ヒロインの家族はベネット家って感じで、、ヒロインとヒーローはおしどり探偵って感じで、、
ま、基調に陰湿な所がないので、すかっと気楽に楽しめました。
表紙絵はイメージに合わないのだけれど、邦題はぴったし! 原題(Soulless)よりいい感じです。

個人的好みを言うと、人狼や吸血鬼があまりにすんなり社会に入りすぎてて、彼らをお話にする意味があったのか、、ですが、ヒーローのマコン卿がむっちゃ男らしくて好みなので、許すわ!(笑)。
久しぶりにニヤニヤしてしまいました。

さて、ヒロイン、アレクシアは吸血鬼や人狼を無力化する反異界族なる設定でしたが、このあと、続けて読んだ下の本も、少し似た設定でした。

「Moonshine」 Alaya Johnson (2010)

舞台は禁酒法時代のアメリカ、ニューヨーク。繁栄と享楽。貧困と暴力。
第一次世界大戦後、アメリカへの移民急増。黒人の町ハーレムの誕生。
マンハッタンに摩天楼、地下鉄工事が始まる。NY市長、Beau James。
女性参政権運動が非常に広範囲に起こり、1920年に参政権。

独特の単語、禁酒法時代の密輸人 Bootlegger、酒場 speakeasy、女性の参政権運動 woman suffrage 。

1926年のニューヨークを舞台にした、スチームパンク?

ヴァンパイアがマイノリティとして人間と共存している世界。
ヒロイン Zephyr の父親はデーモンハンティングで有名な男、ヒロインも昔は父親と共に Others を狩っていたが、彼らも同じ人間だと思うようになり、彼らの人権を守る運動家に転じた。
現在、マンハッタンの夜学でOthersや移民を対象に教師をしている。

Zephyr は下宿代を払うのがやっとの生活をしながら、人権運動の集会に参加したり、夜学の生徒を気遣ったり、、
魔法や剣の特別な力があるわけじゃない、やや生真面目すぎる24歳。

ある日、夜学へ急ぐ道すがら、血だらけの重傷を負った子供を発見する。
Turn Boysの仕業だ。
このヴァンパイアギャング団は、一見すると全員が子供だが、非常に危険な集団で、最近勢力を伸ばしている。

重傷を負った子供は11歳くらいの少年。
このままだと24時間以内にヴァンパイアへと「Turn」してしまうので、警察に通報しなくてはいけないが、Zephyr はその少年を警察に渡す代わりに、なんとか救おうとする。。

最近夜学に通っているアラブ人の Amirが、Zephyr を助けてくれたが、引き換えにZephyr はTurn Boysや裏社会の元締めと噂されるヴァンパイア Rinaldoを探す手伝いを頼まれる。

出だしから3分の1くらいまで、とても暗いし、ギャング団の元締をどうやって見つけるのか、さっぱり分からないし、、、先が見えない重い話だ、、と読んでましたが、

ヒロインの両親が田舎からやってきた辺りからなんだか変になってきました。
父親との確執がもっと深刻に語られるとばかり思ってましたが、、シリアス劇画から日曜の朝にやっているような少女マンガに?

とにかく、最後まで読みましたが、、統一性が無い!
面白そうなテーマを散りばめて、風呂敷広げてしまえなくなってしまった物語でした。

子供のまま不死になっているTurn Boysのエピソードなんて、あぁ、勿体ないほど胸をつく部分もあるのに、、殺しちゃうんですか?
ヴァンパイア用アルコール飲料 Faust の副作用は一体どうなったの?
Judah と母親も、この先、どうすんだ?
肝心のヒーロー、Amir が、、、はぁ? 一体どういう事?

すごく勿体ない。
面白い切り口でシリアスな視点が色々あったのに、アメリカンホームドラマが突如乱入してきて、さらにメロドラマも加わり、、うーん、、求む!腕のたつ編集者かエージェント。
絶対、もっと面白く出来たよなぁ。。

「アレクシア女史、、」と似てる点というのは、こっちのヒロインもOthersに対して免疫がある体質だった点。お話としてはその能力をあんまり活かせてなくて、ご都合主義と言いたくなるほどでした。

をっと、一つ追加。
MoonShineってヴァンパイアを連想する題名ですが、禁酒法時代の闇醸造酒の事でもあるんですね。

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 5月23日

禁酒法時代を舞台にしたスチームパンク、ということで
「バッカーノ!ーThe Rolling Bootlegs」 (電撃文庫) 成田 良悟を注文しました。

ついでに、ジョージェット・ヘイヤーとシェリー・トマスもポチっと。
洋書は電子ブックを定価で買ってますが、和書ロマンスは新刊を買うことが減ってしまいました。でも、この二人は新刊で読んでます。

あと、「ニッポンの嵐」を予約。(わは、貢いでます)

そして、Kindleに入ってる未読本はあと2冊。なんとか31日までに1冊は読もうっと。

話は全然変わりますが、教育テレビの「テレビでスペイン語」、むっちゃ面白くないですか?
カルロス先生、どんどん悪乗りしているような気が?(笑)
スペイン語の勉強というより、連続ドラマを楽しみにしてるような気分で見てます。

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 5月24日

ACL、ラウンド16「ガンバーセレッソ」0−1

フタ、おでこに絆創膏を貼って出場しましたが、、あぁ、ガンバ、負けちゃいました。
今年はフタの調子がまたちょっと良い感じだから期待してたんだけどなぁ。

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 5月29日

チャンピオンズリーグ決勝「バルセロナーマンU」

バルセロナがあまりに強くて、、、録画を見るのを楽しみにしていたものの、マンU寄りの自分は、前半で見るのをやめようかと思いましたよ。
バルサにコテンパンにされる姿を見たくないっ、と思って。

WCのスペインチームもそうでしたが、ああいうサッカーをやられると、手も足も出ないですねぇ。

話かわって、「希代のヒットメイカー 作曲家筒美京平」
なんというか、NHK、分かってるーって思いましたね。

番組で紹介された吉田拓郎さんの言葉を引用します。

「すごくいいナー」と思うと
 必ず筒美京平の曲である。

「やったナー」と思うと
 やっぱり筒美京平の曲である。

「whmm」と口ずさんでいるのは
 いつも筒美京平の曲である。

それに何と言ったって
 「筒美京平」と言う名前がカッコいい。
 皆のアコガレなんだナ。

まさに、言いえて妙。

あまり懐メロを聞かない私ですが、ウォークマンに昭和歌謡を数曲(野口五郎や堺正章)入れてます。 そしてそれがたいてい筒美京平作曲なんですよねぇ。
歌手の声質とぴったりくる心地よさと、わずかに崩す意外性、さびの高音部の官能性、、アレンジを含め、王道なのに特別。何かくすぐられるんですよねぇ。

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