更新記録 2012年 8月1日から2012年 9月30日まで
とある国際セミナーに参加していたため、またまたすっかり間が空いてしまいました。
そのセミナーに追加で入れてもらったボスのお供、って感じの立ち位置だったのですが、ボスが作ると言っていたポスターを「他の事が忙しいので頼んだヨ!」「はぁ??」。
金、土、日と必死で作って、月曜にディスカッションして直したあと印刷、完成。
火曜から金曜までそのセミナーに参加、、、本当にぎりぎりでした。
そしていつもどおり、聞き取れない英語が飛び交うストレス。。。ほんと、嫌になるわ〜。
昨日の土曜日は疲れてごろごろと過ごしてしまい、ようやく今日になって普通の生活に戻った感じです。
さて、前にSSDを買っていて、落ち着いたらマイ愛機CF−R5を換装しようと楽しみにしていたのですが、今日はさっそくそれを始めました。
いやはやレッツノートの昔のR5はハードディスクを取り出すまでが大変。
最近の、裏ブタのねじを数本はずせばすぐハードディスクが見える、というのを大違いです。
元に戻せなくなるんじゃないかとびびるほどキーボードや放熱板をはずしてゆくのですが、キーボードをはずした時など、うわ、、スペースキーがはずれちゃった!うわ、、スタートスイッチのプラスチックがどこかに飛んでいっちゃった、、、悪戦苦闘でした。
そしてようやくハードディスクにたどり着いたら、ガーン!
えーっ、SATAじゃないの?! IDEだったのか。。。大ショック・・・
簡単に言うと、全く違う種類の、使えないものを買ってたという事です。
IDE−ATAはPATAというみたいなのですが、最近とても安くなったSATAーSSDと比べてPATAーSSDは将来性が無いせいか、2倍の値段です。
SATA-SSD なら128GBが7千円くらいだったのに、PATA-SSD となると64GBで1万円です。
レッツノートR5は2006年に買ってから今日まで一度も故障することなく、ほぼ毎日動かしていて、本当にお気に入りなんですが、でも、高いPATA−SSDを買ってまでR5を使ったところで、電源や液晶など他のどこかがダメになるかもしれないんだし、問題なく動いているのだからこのままR5を使い続けて、つぶれたときに新しいPCを買ったほうが賢いかなぁ。
あぁあ、スイスイ動くR5を夢みていたのに残念。。
話変わって、読み始めた本というと、
Nalini Singh の 「Tangle of Need」(2012)
シリーズも長編11冊目、新契約の最初の1冊ということで、これまでの大まとめになっています。
主人公カップルのロマンスに劣らないくらい、Hawke と Sienna のハッピーシーンが多いですし、Judd、Aden Vasic Kaleb など Psi 男性 がなんというか人間味を増していて興味深いです。
主人公カップルがあんまり好きになれないので、なかなか読み進みませんが、そのほかの話は面白いです。
Nalini Singh 「Tangle of Need」
ぎゃーー!
どうしましょ!
主役のカップルが面白くないからなかなか進まない、と言っていたのに、後半はロマンス以外がどんどん面白くなり、Psy 社会の抱える苦悩がにじんできた辺りからはもうもう、、Vasic、Aden、the Ghost、 Kaleb、、Psy の男性陣に胸きゅんきゅんになってしまいました。
Silence がないと、かっとなって人を殺してしまうかもしれないという不安を抱えて生きている Arrow 隊員たちが痛々しいです。
Vasic には救いの道がないんでしょうか。
Aden が「君を死なせはしない」なんて言うんですもの、泣けました。
そして、the Ghost、彼はいったい誰?
SnowDancer のお祝いを遠くからこっそり見ているなんて、
Sienna が 15才の頃と背の高さが変わっていない、なんて思い出しているなんて、
遠目にJudd の幸せそうな顔を見て、この元Arrow が反逆とは異なる普通の生活を持っていることに軽い衝撃を覚え、自分には決して訪れない幸せだと思ったりするなんて、、
彼はテロリストなんですね。またひとつ、とある研究所が爆破され、多くの Psy が死んでしまった、、社会変革を望む気持ちは清くても、これ以上 Ghost が殺人を重ねる事を Judd は見過ごすことができない、、
Judd が Ghost を友人だと感じているって事は、Kaleb ではありえないって事ですよね。Vasic なのかなぁ。
反復が多いにせよ、これまでの10冊の流れをうまくまとめているし、昏睡状態から目覚めた Alice がどういう意味を持つのかも気になるし、火ぶたが切られた Psy の Civil War が今後どう展開するのか、気になるし、Psy 男性の行く末も気になるし、
そしてなんなんですか、最後の一行は。。
Kaleb が、Keleb が、、とうとう見つけたんです。何年も探し続けていたという謎の女性を。
He'd found her.
で終わっちゃうなんて、、オーマイガッ!
噂によると、Nightstar 一族の行方不明になっている F-Psy らしいです。
監禁状態にあるようです。
うーん、Psy-Psy のロマンスはありえるのかなぁ。
次は一年後?
チェンジリングにはちょっと飽きてきたので(ごめんよ〜)、どうか Psy が次の主役になりますように。
仕事を完全に休んで、のんびりと本を読んで過ごしました。
Theresa Weir 「HUSH」 (2002)
キンドル版がただいま1.9ドル。160円以下です。
乳児と母親ばかりを狙うシリアルキラー、通称マドンナマーダラー。
タフなシカゴ市警刑事と、16年前にマドンナキラーに殺されかかったヒロインが再び動き出した殺人者を追う。
少し超常現象でも加わればケイ・フーパーが書きそうな話なのですが、テレサが手掛けると、なんというかサスペンスミステリにあまりなりません。
登場人物たちの気持ち、特に刑事マックスの日常が小さな事なのにぐいっと読者をひきつけるので、ついそちらのほうに関心が寄せられてしまうんです。
マックスには16歳になる息子イーサンがいるのですが、実の息子ではなく、最近自分の出自を知ってしまったイーサンと、あまりうまくコミュニケートできずにいます。
この父子の会話、というか会話の不成立がリアルで、マックスがどれほどイーサンを思っているか、イーサンに届かなくて切ないです。
ヒロイン、アイヴィは16年前に7ヶ月の息子を失っているのですが、未婚の母でもあったわけで、若さゆえに見えなかったもの、妊娠という重み、子供をもつという責任、そして喪失が、痛々しく悲しいです。
家族というものを作りたいと願い、家族を守りたい者たちと、家族というものを激しく憎む者との物語でした。
ディーン・クーンツ 「一年でいちばん暗い夕暮れに」
ドッグレスキューのエイミー(33)と、恋人の建築家ブライアン(34)が、虐待されている犬を救出に向かうところから、話は始まる。
9年前に娘を失ったヒロインと、10年前に娘を失ったヒーローが、不思議な力を持つゴールデンレトリーバーのニッキーに助けられて、過去の傷から再生するという大筋。
悪役が強烈。
毒々しい異常っぷり。
こういう悪役は針が振りきれているので怖いものなしですね。
神々しいまでの聡明さと癒しの力をもつニッキー。
エイミーとブライアンに起こる奇跡が、ふふふ、なんちゃってハッピーエンドですが良いです。
Donna Ball 「Exposure」
オリジナルは1996年の作品で、2011年にキンドル版として再版。3.99ドルでした。
ドナ・ボールは別名レベッカ・フランダース、ドナ・ボイド ですが、どうもドナ・ボールが本名っぽいですね。
この本をポチした時に知ったのですが、Donna Boyd の人狼シリーズ「The Passion」「The Promiss」 Devoncroix 一族の続きが、なんと、10年もたって2011年に出ていたんですね。
私は、おととしくらいまでは気にしてアマゾンをチェックしていたのに、去年はチェックしなかったんですよねぇ。
まだ読んでいませんが、一応ポチだけしました。
で、このExposureですが、、、うーん、作品の出来不出来と関係なく好きになれませんでした。
ストーカーに狙われる美人テレビ司会者ジェスの物語なのですが、気味の悪いファンレターが届き、気味の悪い脅迫めいたものが送られてきたにも関わらず、こんなことにびくつくたら負け!とばかりに、夜遅くに建物のエレベーターが原因不明で止まったら、ひとり階段で降りる、、なんて事をするんです。
もちろん、階段の電灯も壊され、背後からストーカーがやってきますヨ。
あぁ、やだやだ、自ら危機を招く系の話は苦手です。
そのうえ、アメリカ人を本当に知ってるわけじゃないけれど、小説を読む限りではアメリカ人に特に強く感じる「頑なに自分はひとりで大丈夫だ」と言い張るヒロインです。
登場人物の半分は少し壊れた人で、会話が簡単には成り立たないし、半分は壊れていないけれども信用していいのか悩むし、、とても疲れる話でした。
そういえば、ハーレクインアメリカンでも、レベッカのヒロインは石頭で融通がきかないタイプが多かったなぁ。
テレビ番組でのコンビ司会者 ダンが良すぎました。まさに白馬の騎士で、こんなに思ってくれる男性にも一歩引いてしまうヒロインが、最後までいらっときてしまいましたね。
Donna Ball 「Smoky Mountain Tracks」(2006)
ノースカロライナ州スモーキーマウンテンの山深い小さな町で代々暮らしているRaine Stockton(32)は早春の朝3時に保安官からの電話で起こされた。
少女が誘拐され行方不明、捜索を手伝ってほしいとの事。
彼女は犬のトレーナーでしつけ学校を運営している一方、ボランティアで捜索レスキューチームにも所属していた。「していた」、そう、2年前までは所属していたが、15年連れ添った愛犬で優れたレスキュー犬だったキャシディが遭難者の捜索のあとに息をひきとって以来レスキュー犬のトレーニングをやめ、チームからも脱退していた。
キャシディの孫にあたるCISCOはやんちゃな2歳のゴールデンレトリバー、時々捜索犬のトレーニングをしているけれど、あんまり言う事をきかないし、高くて細い所は苦手だし、まだまだ子供。
シスコには無理だと保安官に伝えたレインだが、警察犬が来てくれるまで3時間以上もかかるし、いまだ雪深い山中では少女の捜索は一刻を争う、、外に連れていってもらえるとはしゃぐシスコを連れてレインは待ち合わせの場所へ向かう。。
殺人も起きるのですが、本格ミステリーというより、コージーというか、町内の犯罪というか、本当は誰が殺したの? たぶんあの人じゃない? 最後まで決定的証拠が現れず、あいまいに終わります。だから、謎解きとして読むと肩透かしを食らうのですが、逆にとてもリアルで現実的な、小さな町の人間模様が十分に描かれています。
おかしい、それじゃ何故あそこで逃げたんだ、何故あそこでああしたんだ、と気になりだすときりがない曖昧さがあるので、ミステリーとして練りが足りないとも言えますが、登場人物たちのキャラクターがよく描けているので、怪しい人物達が限りなく怪しいグレイゾーンにい続けるのも社会としてアリだなぁ、と思ったりしました。
この話がとても輝いていて、時に笑ったり、切なくなって涙がわいてきたり、大満足で読み終われた理由は、「犬」がほんと良かったからです。
クーンツの犬のように神がかっているわけじゃありません。
犬は犬でしかないのですが、されど犬なんです。
キャシディの死を受け入れ、シスコと再び歩みだすというストーリーは目新しくないでしょうが、小細工のない犬らしいシスコの描写と、キャシディのエピソードがじんわりと力強く胸に響いて、泣けました。
サブプロットとして、大掛かりなリゾート開発が絡み、売れっ子弁護士だったが最近引退してスモーキーマウンテンに移り住んだ弁護士 Sonny が登場するのですが、彼女がとても魅力的で、開発vs保護の問題の難しさを静かに語ると同時に、犬の言葉がわかるという不思議な力を発揮してくれます。これがすごく上手い。
超能力とか超自然というより、なんだかとっても自然に、ツボな事を言うんですよ。
一方、どうも気になって居心地悪いのはロマンス部分です。
レインは「ほぼ」バツ2なんですが、2回とも同じ人と結婚してます。
離婚理由は、夫の裏切りなんですが、これがどうも理解に苦しみます。
だって、とても狭い町なんですよ。
そういうところで不義を働く(ふるい表現だわ 笑)のは愚かだと感じるのですが、彼は愚かな男じゃないんです。
そう、彼は冒頭に電話してきた保安官なんです。
結婚3年で離婚して、7ヵ月後再婚して、で、また再婚2年後別居して、今に至る、、
別居した今も、よくレインの家にやってきているし、親友みたいな間柄です。本当に浮気なんでしょうかねぇ。小説では「しょっちゅう裏切った」というレインの言い分しか書いていないので、どうしようもないのですが。
ミスタイプなのか ex-husband と書いてあったり husband と書いてあったり、どっちでも正解と言ったらそうだけど、でも読んでいると混乱します。
ロマンス部分なぞ要らん!うっとおしいやろっ! て感じです(爆)。
でも、ふふ、シリーズ続きをポチしてしまいました。
土曜は美山のかやぶきの里までドライブしました。
運転手は息子。。。(高速道路のトンネルが苦手で、いまだ遠出の運転は息子任せデス)
赤しその束が100円で売っていたので購入し、赤しそジュースを作ってみました。
葉の重量は400gぐらいでしょうか、とりあえず全部を2リットルのお湯で煮て、漉した後、再び火にかけ砂糖900gを入れてアクを取り、荒熱がとれたらクエン酸大さじ3杯を加えました。
我が家の近くのスーパーはクエン酸が普通に棚に並んでいるので助かります。
ガラス瓶が無かったので原液は2Lペットボトルに入れて冷蔵庫へ。
一年ぐらいは持つそうですね。
炭酸で割ると爽やかさ120%です。
「おいしいよ〜」とコップを近づけると、カメラが嫌いで逃げていたマーキーが少し近づいてきました。
くんくんやって、やっぱりノーサンキューと向こうに行ってしまいました。
実は氷が大好きで、いつもドライフーズを食べた後に氷水を所望する侯爵くんです。
たまたま彼のお皿に水をいれた時、氷をひとつ浮かせたらやみつきになり、製氷ボックスの引き出しの前で待つようになってしまいました。
食事の支度でフリーザーから氷を取り出す音がすると、すわっとやってきて「にゃーにゃー」言います。
ま、浮かせた氷をちょいちょいやるのが面白いのか、冷たくて快感なのか、お気に入りの水遊びって事ですが。
犬ミステリー、なかなか良いです。
本格ミステリーとは言えないが、コージーというよりもハードボイルド。
なんてったって重い装備を背負って深い山や沼地を捜索したり、銃で狙われたり、
話のわからない男どもに腹をたてつつ、犬たちの描写に心癒され、ヒロインとその友人たちの奮闘ぶりに胸を熱くする。とか、ヒロインの石頭っぷりに腹をたてつつ、犬たちの描写に心癒される。とか、、とにかく、登場人物たちにむかっときても、犬たちが救ってくれるんですよねぇ(笑)。
読み終わったのは、Donna Ball 「Gun Shy」(2007)
A Raine Stockton Dog Mystery 3番目です。
左側がオリジナルの表紙、右側は大型プリントの表紙。
ほら、表紙絵を見てもそうでしょう? ヒロインが懐中電灯を持って前方の車を照らしている絵なんかより、ゴールデンとラブのレトリバーがいるだけの方が良いですよね。
さて、2番を抜かしてしまいました。恋愛話がごたごたしてるらしくて、ヒロインの高校時代のBFがFBIの指名手配となって(エコテロリスト)、山にこもっているらしいです。almost ex-husband だけでも面倒なのにぃ。
で、3番です。 山奥の瀟洒なログハウスから犬の鳴き声が3日間も続き、保安官が出動すると、そこには異様な臭気のなか水もえさもなくパニックになっているラブラドルレトリバーと、頭をピストルでぶっ飛ばした死体が。。
現場には車もなく身元を示すものもなく、自殺か他殺か、他殺なら犯人はいずこに?
このラブラドルを保護したヒロインは、やがてこのラブが介助犬であることに気づきます。
あまりに優秀な介助犬に、つい感嘆して褒めてしまうレインにCISCOはもちろん拗ねてしまいます(いや、本当に拗ねているわけじゃなく、犬ならではの論理があるようですが)
一方、1巻で紹介されたリゾート開発が着実に進んでいて、レインの犬舎のとなり山はとあるエグゼクティブが丸ごと買ってしまい、連日樹の伐採やら私道の拡張やらブルドーザーがうなりをあげてます。
スモーキーマウンテンの地域集会やお祭りを絡めつつ、事件の真相究明とCISCOの訓練とBuck(almost ex-husband)とのあれこれ。。
事件の真相やSonnyのセリフなど、なかなか面白いものでした。
一番不満なのは、1巻と同じくBuckとのあれこれ。
ヒロインはアンフェアだわ。
Buckの悪口はもう聞きたくないぞっ!
本気で結婚生活をやり直す気がないなら、Buckが他の人との未来を考えてもいいじゃないのさ。
Buck に同情した読者はわたしだけでしょうか?
途中、ヒロインのあほさ加減に腹がたってしまった部分があったのですが、ラストがとてもよくまとまっていて、「あれ?途中の混乱状態は何だったの??」
結果、読後感は悪くないから、また続きを読みたくなります(爆)。
よく言えば、スーパーヒロインじゃない、欠点も一杯ある普通の女性が事件解決の糸口を見つけるリアルさがある、とも言えるのかなぁ。
で、隣人のすかしたエグゼクティブがぁぁ、、どうしましょ、いいんですよ、、わはは。
ずるいや、、計算高い事をわざと言って反感を買うのを楽しんでいる男が、CISCOが負傷した時はすぐに高級な背広でCISCOを覆って抱きかかえて病院に行ってくれたり、、
こういう男ってHQか少女漫画だなぁと思いつつ、うひひ、と思っちゃう私です。
Donna Ball A Raine Stockton Dog Mystery シリーズの4番(短編)、5番を読んでしまいました。
「Bone Yard」「Silent Night」(2011)
わぉっ。。最初の3冊が出たのは2007年ですから、久々の再開ですね。
人狼の3巻目もそうですが、色々と再開したDonna です。 何か事情があったのかもしれませんね。
さてストーリーは、3番目の話のすぐ後という感じで、違和感がありません。
3巻ではヒロインは放火に会い、そのため、犬のしつけ教室も預かる仕事も、何もかもが休業に追い込まれています。
悪天候が続き、工事の日数はかさみ、ヒロインは昼間もパジャマでごろごろしている、ダウナー状態です。
そんなある雨の日、なんと愛犬たちが泥まみれで外から入ってきて、ガーン!戸を開けっ放しにするなんて、なんて私はぼぉっとしていたの! 犬たちに何かあったらどうするの!かばかばっと猛反省をするのですが、CISCOがくわえていたものをみてショックを受けます。
今回の火事で10年間建っていた犬舎が焼け落ちたのですが、基礎から建てなおしをするために掘り返していた所から人骨が出てきたのです。
警察が来て黄色のテープを張り、、はぁ・・・、この骨は一体誰? 晴れても工事が再開できない、踏んだり蹴ったりのヒロインです。
小さな集落のお葬式にみんなが集まる様子など、スモーキーマウンテンで暮らす人々の生活を描きながら、事件の真相が明かされます。
CISCOの活躍はあまりありませんが、5巻目を続けて読むと、とても自然にクリスマス前のぐだぐだヒロインへ流れていきます。
で、5巻目は、おやおや、ひひひ、ロマンス>>>>ミステリーでした。
隣の山を買い取ってレジャーランド開発を進めている大手デベロッパーCEO マイルズ・ヤングはヒロイン、レインに対して実に積極的でありますが、レインとしてはマイルズに好意を抱くものの懐柔されたくない、という気持ちもあるわけです。
なんといっても超リッチな実業家、合理的でクールでトップの男って香りを漂わせつつ、アル中の父親がいただの、湾岸戦争の時は射撃手だっただの、過去の暗い影をもつ、ハーレクインR系の男なんです。
嘘をつかない、小細工しない、イケメンでちょい傲慢、惹かれる要素はごまんとあるものの、立場が違いすぎる!
この不況の時代、町の経済が開発の恩恵を受けている事はよく分かるが、一方で山が削られ富裕層の狩猟場とゴルフ場になるのを快く思えない。
と、、そんなマイルズが9歳の娘を連れてスモーキーマウンテンにやってきます。
ここからは超お約束な展開で、どこかで読んだか見たかのようなストーリー、疎遠だった父親に急に引き取られることになった9歳のこましゃくれたスポイルド娘と父親の親子の再生に、子供が苦手なレインが巻き込まれ、犬がかすがいとなってゆく、ってな話です。
もちろん事件も起きます。
町をあげてのクリスマスのお祭りに、遺棄された嬰児がみつかったり、死体が発見されたり、子犬が捨てられたり、
こんな小さな町によくも次々と事件が起きるものです(^o^;;
アマゾンの感想にもよく書かれていますが、「レインが犬のトレイナーとは信じられない。犬たちがあまりに勝手な行動をしすぎる」という難点があるのですが、CISCOの衝動的な行動がストーリーを動かすという構造になっていて、作者もわかってやっているんですよね。(時々わたしも「レイン、しっかりしてくれよ」と思ったりしましたが)
最後のほうで、CISCOのこの衝動性のせいでピンチに陥り、レインはまたもや猛反省をして、もっとシスコのトレーニングに力を入れる事を誓っていました。
ほんと、頼みますよ>レイン。
結局クリスマスものらしい素敵な奇跡が起こり、ヒロインの犬舎の建設もめどが立ち、やどりぎの下でマイルズを待つレイン、、、と、非常にロマンスなラストでありました(^m^)
3日間ほど出張でした。
新幹線に乗っている時間は3時間もないけれど、帰ってくると腰が痛くて痛くて。
最近ダウンロードしたのは、スラッシュと呼ばれている m/mもの。
知ってました? male/male と表記したりするから、いつしか /(スラッシュ)と呼ばれているんですって。
Aleksandr Voinov というノワール・ミリタリー・ゲイ・ロマンスで売れてる作家さんの「Dark Soul vol.1」と「Dark Edge of Honor」。
とある書評でほめていたので、つい。
Dark Soul の方はマフィア社会が舞台で、痛みにしか快感を得られないというか、虚無の底のような暗い瞳の妖しい美少年の殺し屋をめぐる話で、ものすごく短くて、ぎゃっ!ここで終わり?!
瞬間、アマゾンから vol.2 をダウンロードしようとしたけれど、その瞬間をこらえて落ち着いてみると、うーむ、ちょっと待ってみよう。。
そう、読んでいる時はあのシーンやこのシーン、禁断の迫力に夢中になって読んだのだけれど(*^o^*)、少し時間がたつと、なんだかむなしくなる。
女が不要、女に関心のない「いい男」たちの「お前がほしい」話を読んでもなんだかなぁ、、と思ったりもする。
でも、この美少年 Silvio はすっごくキャラがたってます。
Silvio にどんどん惹かれてゆき、触れずにはいられない Stefano 、愛妻家だったのに、どうする!
Dark Edge of Honor は、SF設定で銀河帝国的なファシズム占領軍の若き将校と、自由反乱軍な組織の諜報員との禁断の、、
情報を盗み出す目的で若いセルゲイに近づいたマークは、占領軍の通訳係を隠れ蓑にしたスパイであった。
いつしか激しく愛し合う二人、だがマークが流した情報によりセルゲイは惑星の住民らによるネイティブ軍に捕まり情け容赦のない拷問を受ける。
それをマークが救い出して、セルゲイの故郷の星へと送る事に成功するが、今度はマークが占領軍の将軍に捕まって、こっちも拷問、、、
いやはや、ミリタリー・ゲイ・ロマンスって、目を覆うばかりの生々しい拷問シーンがつきもの?
ひぃぃーっ、皮を剥ぎ、ぼろぼろずたずたに痛めつけて、、右腕が無くなり、足も切断、、、もう、もう、もう。
自分を利用し、だましたマークを憎むのではなく、だまされた自分を弱い欠陥品のように思うセルゲイが感情を隠し能面のような顔でマークと対峙すると、「俺を憎んでくれぇ、怒りをぶつけてくれぇ」と叫ぶマークとか、ある意味分かりやすいマンガ的ストーリーで、しかも驚くことに、ちゃんとハッピーエンドになります。
ふたりでどこか遠い惑星にいって、牧場をやろう。
料理できないけどいい? とかそういう感じで、こんなハッピーエンドあり?と思ったりもしましたが、、
結局、男女のロマンス小説と一体どこが違うかと考えると、m/m のほうがメロドラマを堂々とやってるって事なんですかね。
相手がヴァージンかどうかを気にしないし、妊娠するわけがないからその手の心配も不要だし、ひたすら禁じられた二人の関係だけがドラマチックに展開する。
文字通り命がけの愛を貫くって事で、サスペンスもたっぷり、まっこと生活感をひきずらないエンターテイメントってところなんでしょうね。
早朝がめっきり涼しくなり、草陰から虫の音が響きます。
網戸からセミの大合唱が毎朝聞えたはずなのに、ぴたりと止んでいて、あれ、最後に聞いたのはいつだったっけ?
日中は暑くとも、やはり季節は移りかわっていますね。
ロイス・マクマスター・ビジョルド 「ミラー衛星衝突(上下)」
あぁ、やっぱりビジョルドは面白いわ。
格が違うなぁ。
惑星コマールのミラー衛星に貨物船が衝突した事故の調査のため、皇帝直属聴聞卿になったマイルズが、コマールにやってきます。
よいですねぇ。とうとう出会うんです。
控えめでありながら、母は強し!と言ったキャラクターのエカテリーナは、古風でかつ肝がすわっているヴォル魂な女性なんですよね。
地方の旧弊なヴォル貴族の娘だったので女の幸せ=結婚と思って20才で10才年上のヴォルと結婚したけれど、その男が小者だったんですねえ。結婚から10年経って、自分がどんどん薄く延ばされているような空しさを、なんとか抑えて頑張っているのですが、、
貨物船の事故はなかなか原因が分からず、死亡者たちの身元が判明しても、なぜその貨物船に乗っていたのか謎が深まるばかり。
アクションは少ないものの、マイルズの説得力が後半炸裂、おなじみのマイルズ節が楽しいです。
そしてエカテリーナへの告白と言うか、思わせぶりセリフと言うか、これもねぇ、、ふふふ。
次巻で本格的にマイルズはアタックするようですが、寡婦になったエカテリーナはこれまでの抑圧された生き方から解き放たれたわけで、そうすんなりと再婚を承知するとは思えませんね。
楽しみだわ〜。
残暑が厳しくてばて気味です。またまたがっつり間があいてしまいました。
ちょうど二週間ほど前にとある勉強会に加えてもらったのですが、そこのノルマがハードで。。
とてもアクティブな研究室なので普通なら「入れて」と頼む度胸すら無いのですが、そこのボスが昔の知り合いなのでつい言ってしまい、、、よせばよかった、、大変すぎ。。
これに加え、ENCODE です。ヒトの 染色体、遺伝情報、DNA のエンサイクロペディア、一気に30本以上も論文が出て、読む気を奮い起こすだけで大変、、ほんと、頭が痛いです。
そんなこんなでバタバタしていたら、Nature が iPad 用に ENCODE アプリ(無料)を出している事を知り、、、あぁぁ、iPad を買ってしまいました(爆)。
新 iPad ではなく、iPad2です。Apple 公式オンラインショップで売っている整備済製品、いわゆる型落ち中古ってやつ。 新型だと64Gで58,800円するけれど、第2世代なら64Gで42,000円。安くはないですが、Nature の ENCODE アプリがよく出来ていて、ちょっぴり感動しました。
最初のうちは「どうやって前に戻るの??」「あぁ、メニューがどこかわかんないっ!」とイライラしていたのですが、ようやく慣れてきました。
直感的というのが逆に苦手で、マックよりウインドウズのほうが好きな私ですが、スマホにしろ何にしろ、これから先はこういうように世の中が変わってゆくのかなぁ。
いつまで付いてゆけるのか少し心配です。
さて、学術論文は GoodReader アプリに取り込み、ついでに自炊したハーレクインのpdfファイルを iBook に取り込んでみました。
ウィンズピアを山ほど入れて読み始めてみると、、むむむ、、iPad はやっぱり画面がまぶしいわ。
長時間の読書には、E−InkのKindleの方が良いですねえ。目の疲れが全然違います。
一度読んだ論文を確認する、とか、ざっと要約を読むのならいいけれど、じっと見つめて読み続けていると、とても疲れます。。。ま、献身と誘惑の時と恋のクルーズを続けて読んだわたしも悪いんですけど(自爆!)
それにしても、はぁ、ウインズピアは良いわ〜。。。
「魔王」の再放送が終わって以来、またしても「成瀬先生〜〜っ!涙涙」、もはやどこにも存在しない成瀬さんを思っては、ぼぉっとなってしまい困っています。
DVDボックスを持っていて、何度も見ているのに、見るたびに切なくなってしまう、乙女なわたしです(爆)。
さて、iPad を買って以来、iPad で論文をひたすら読んでおります。
精読するのには疲れる明るさなのですが、既にプリントアウトして読んだ論文が多いので、iPad ではざっと読み返してコメントをつけるという使い方。
Papers2 for Mac で論文ファイル名の統一と整理をして、Papers for iPad と同期させ、さらにリネームしたpdfファイルの入ったフォルダーは DropBox にシンボリックリンクして、、ははは、論文を読んでいるよりマシンをいじったり、ぐぐったりしてる時間のほうが長い?!
あれこれとより良いシステムを構築しようとあがいているのですが、正直なところ、紙が一番軽くて持ちやすくて、書き込みもできて、折りたためて、、越えられない大きな壁がありますねえ。
今週末に出張があり、それまでに読まなければいけない論文が数本、、あぁ、がんばらねば。。
で、論文読みに追われていたら、嵐の新アルバムが出るって?
とっくのとうに初回限定版は予約終了。。とほほ。
それにウラ嵐のアルバムの事も今頃気づきました。
自分はファンクラブに入っていないけれど、入ってる知り合いがいるから、頼もうと思ったら頼めたのになぁ、、大失敗。
オークションでゲットしないとだめか。はぅ。
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