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更新記録 2017年2月1日から2017年3月31日まで


3月 3日

今年もやって来ました、花粉。。。 >_<
昨日から突然目がかゆくなって、、毎年思うんですけど、突然始まる。
何か閾値があるんでしょうか。



去年のお盆の頃に種を蒔いたパンジーが咲き出しました。
花屋さんやHCではパンジーやビオラの花苗が山ほど売っていましたが、我が家はずっと葉っぱだけ。
冬の間中じっと我慢の子でしたが、節分を過ぎてようやく蕾がつき、こうして開花となりました。
春の訪れを実感してます。


バラの新芽も伸びてきました。
花粉は辛いけど春は嬉しいなぁ。

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3月 1日



ブランドン・サンダースン 「ミストボーン」(2006)
3部作の1巻目、Final Empire(翻訳では3分冊)。
False Prince のあとに何を読もうかなぁと amazon をあれこれ見ていた時に目に留まって、、
マーケットプレイスで翻訳3冊セットを出していた人から買って読み始めたら、
をををを、、なんで今日まで知らなかったのよっっ

やられました。

シンプルな文章。わかりやすい構成でありながら、豊かなイメージ。
妙に説得力のある合金術の面白さ。
そして、あの、目に釘を打ちこんだ尋問官の造型が、もうもうもう。

登場人物たちはキャラが立っていて、どの人物も眼前にいるかのようですが、エランド君だけは若干違和感というか、、、
2巻、3巻へと続くために作者にとって必要な人物なんだけれど、命がけの緊迫した闘いのさなかに彼がのこのこ現れる(失礼、彼なりに必死でやってくる)のは、いくら高位の貴族で世間知らずのエランドとは言えちょっと無理やりだと思いましたヨ。
ヴィンとエランドのほのぼのした恋なんか要らねー、と思うおばさん読者でした(笑)。

終(つい)の帝国はこれからどうなるのか、深き闇は何なのか、霧は?灰は?まだまだ多くの謎が残り、この作家さんのイマジネーションをもっと知りたくて、続きをポチしました。

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2月26日

このごろファンタジー系統ばかり読んでいます。

「False Prince」を終えたあとは、
「The Queen's Poisoner (The Kingfountain Series)」 Jeff Wheeler (2016)

中世イングランドをイメージしたような話なんですが、奇妙な味わい。
ゆれる王権、貴族間を二分する争い、敗北した貴族からは新王に人質として息子が差し出される。。 主人公の少年も、そういった人質。まだ9歳なので何が出来るというわけではないのですが、権力争いや前王の謎の死など、少年の眼から描かれます。
Kingfountain この着想が面白い。
不思議な力を持つと言われる泉があり、fountain blessed と呼ばれる特殊な能力をもった人間がごく少数存在する、、といっても、ほとんど伝承で、異国人からは単なる迷信だと思われている。
実は少年は fountain blessed で、まだ真の力には目覚めていないのだけれど、新王の不思議な力を感じることができる。
そうなんですよねぇ、残酷で敵に容赦ないこの王が fountain blessed なんですよねぇ。てっきりワルモノ側だと思ったのに。。

一体どんな風に話が続くのか? 2巻目を買おうかどうしようか迷ってます。

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2月8日

盗神伝(Queen's Theif シリーズ)で、 久しぶりに読んだ「少年が世界を救う」系の話が面白かったので、似た傾向をアマゾンで探して「False Prince」Jennifer A. Nielsen をポチしました。
読み出したら止まらず一気読み。

読み終わってから調べると2014年に翻訳が出ているんですね。
ほるぷ出版「偽りの王子」ジェニファー・A・ニールセン

盗神伝よりは世界構築が単純でキャラクターも黒白が明らか。「王子と乞食」系の痛快さがあり、ぐいぐいと読ませるけれど、終わってみるとこんなのあり?と気になる点も多い。
もし、Kerwyn がこの出来事が起きる前に死んでいたら、どうなってしまったのか? あの紙切れ一枚に未来を託すってどうなのよ? 王家に何事もなければ Jaron は一生ストリートチルドレンなの?
先に書いたように怒涛の展開で一気読みなのですが、終わってみると、えーっ!なんだか都合よく行き過ぎじゃない? えーっ?!あり得なくない?

でも考えてみると、現実の出来事も偶然や突発事故等に左右されて、こういう風になるとは思ってもいなかったって道を進んでいることもあります。
あとから物語にしてみたらやたら都合良い話に見えるのかもしれませんね。

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2月7日

仕事やら家の事が忙しくて、あっというまに2017年も2月になってしまいました。
たまにしか更新しないけれど、記録代わりにね。

昨年10月に職場の改変や統合があったため、ネットワーク関連の雑用が次から次ときて、事務仕事に追われた事に加えて、データ解析の仕事もあれこれ頼まれてしまい、更に家では大規模修繕の追加工事で専用庭が掘り返され、、
ほんと2016年はばたばたと過ぎてしまいました。

本もあまり読んでません、とほほ。

Ilona Andrews の Kate Daniels シリーズ #9「Magic Binds」は、まさかのまさかの Roland との全面戦争。
そうよね、いい加減うやむやにしているわけには行きませんよね。
うまくまとめたなぁ、でも、うーん、このあとどこまでシリーズをひっぱるのかなぁ。
Kate と Curan の間に生まれる息子が鍵をにぎるんでしょうね・・


ダウンロードして途中まで読んだのに、その後放ってあるのが、
Donna Ball 「Land of the Free」
Lian Hearn 「Brilliance of the Moon」
Jodi Meadows 「The Mirror King」

さっさと読めばよいのに、なんなんでしょうね、一度気持ちが離れると、なかなか元に戻れなくて、違う本を読んでしまうんですよね。

特に Donna Ball のシリーズは、地方では排他的愛国心が強まっているって感じがすごく感じられた前作だったから、広がる格差と暴力にもがいているヒロイン&ヒーローを読むのがちょっと恐いんですよね。
二人には別れてほしくない、幸せになってほしいんだけれど、、ブルーワーカーヒロインはきっとトランプさんに投票するだろうな、都会人・富裕層ヒーローはトランプの敵側なんだろうな、と。
ははは、ロマンティックミステリーを平和に読むのも大変です。

あとは、 麻耶雄嵩さんの「神様ゲーム」「さよなら神様」を読んで、まぁ、もういいか。
「アデスタを吹く冷たい風」トマス・フラナガン、これは買ってよかった。
前にどこかで読んだことがあるようなトリックもありながら、語り口に引き込まれ、苦々しさとくたびれ感にしみじみしました。

「盗神伝」 メーガン・ウェイレン ターナー
...

これは翻訳版が、ほんと、勿体無いです。
日本の表紙絵が最悪!
本もやたら分厚くて大きな活字で、かえって読みづらい。
原著「The Thief」のYA感やらファンタジー感が消えて、児童文学として無理やり子供の本の棚に置かれているって感じです。

とても面白いファンタジー?というか読み物で、ビジョルドのマイルズ・ヴォルコシガンが好きな人なら絶対に楽しめます。
そう、知略に富んだマイルズ的、ルパン3世的な主人公の、トラブルがトラブルを呼ぶ、無鉄砲にみえて計算づくの、冒険話。
3巻の「アトリアの王」まで一気読みでした。
背景となる神話世界も非常に面白い。

この「アトリアの王」のラストが少しあっけなくて、もう一捻りあるべきだと思うのだけれど、ここにメディア国との一捻りとかがあればビジョルド級なんですよね。
そう思うと、ビジョルドは偉大だわ。

このシリーズを読んで、はっとしました。
そういえば最近は少女が世界を救う話ばかりでした。

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