更新記録 2010年10月1日から2010年11月30日まで
半年ほど前に買ったSignet Regencyの古本が、実は電子書籍として再版されている事を今日発見した。値段は5ドル!
オンライン古本屋で購入した古本は1ドル以下の値段だったが、アメリカからの送料が9ドルかかった上、自分で解体してスキャンしたわけで、あいたたた、、
正直、とても意外だった。
Signetリージェンシーというカテゴリーロマンスは、メアリ・バログのような売れっ子を生んでいるが、彼女のようにリプリントされるのは極少数。 多くは古本でしか探せない絶版本や作家さんだ。で、5ドルという低価格でそういうマイナーな作家さんや作品が電子化されるとは想像していなかった。
残念ながらSignetリージェンシーの作品全部じゃない。どういう契約で版権が移ってゆくのかよく知らないが、それでもこうした動きは海外の読者にとっては大変有難い。
注意しなくてはいけないのは、買う店によってフォーマットが違うし(その後の取り扱い易さも違う)、お値段も違うこと。
私が買った古本は Gayle Buck の「The Desperate Viscount」だが、http://www.belgravehouse.com/bookstore/や
http://www.regencyreads.com/で買えば、ほとんどのフォーマットが揃っている(ワードとかもある)し、DRM Free だそうだ。
fictionwise だと、さすがにワードはない。DRM が付いてるかどうか気になる(これはまだ確かめてないので不明。人柱になるべきか、ならざるべきか・・・)
アマゾンではKindle版を売っているが、他店と違い、6ドル。
DRMフリーのモビ形式ならキンドルで普通に読めるので、キンドル版を買う必要は特に無し。iphoneやPCで読んでる箇所を同期できるとか、蔵書管理として一貫させる、とか、色々理由はあるだろうが、1ドル分の意味があるかどうか。
読み終わったのは、Sandra Heath 「Scandalous Publication」(1986)
これもSignet Regency。
古本にて購入し、pdfにした。 上記のショップを覗いてみると今はまだ電子化されてないが、きっともうじき5ドルで登場するんだろうと思う。とほほ。
H/H の気持ちがどうして愛にまで深まったか、謎なんであるが(笑)、傲慢な冷笑家ヒーロー像が面白い。 ほんとは妻を殺したんじゃないか、と陰で囁かれている男がヒーロー。
ヒロインは本の虫で、結婚適齢期を少し過ぎている。 父親が落馬事故で死亡した途端、莫大な借金の清算のため、領地邸宅をヒーローに売らざる得なくなったという定番背景。
落馬した時父親が乗っていた馬は、ヒーローから賭けで得たものだったうえ、ヒーローについてまわる黒い噂があり、前半はゴシックサスペンス風味だった。
この男がほんとにヒーロー? Sandra Heathを読むのは初めてなので、こういうキャラクターが定番なのか分からないが、とにかく、このヒーローは、1秒前まで感情を見せないでいたかと思うと、極端に短気で残酷な言葉で攻撃をする。 こちらがうろたえていると、また、冷たく人を見下すような、ベールのかかった目に戻るというように、手ごわく人を寄せ付けない。
ヒロインを愛するようになってからも、冷たいセリフを言う。女を愛する事は弱みを握られる事だと思っている。(どこかで聞いたような? ダイアナ?)
ハーレクイン白Rテイストのリージェンシーロマンスで、無礼ヒーローは出会った最初からヒロインを決め付け、失礼千万なんである。
さて、父親の死後、ヒロイン一家は困窮するのか、それともヒロインが筆で一家を支えるのか、と思っていたら、母親の弟がアメリカで成功して金持ちになって帰ってくる、、あらま、呑気な設定。
だが、上記の弟が帰ってくるまでは、父を亡くし、悲しみに包まれた生活の上、生家をのっとったヒーローを逆恨みしていたため、ヒロインはひそかにヒーローを主人公にした悪漢小説を書き、鬱憤を晴らしていた。。
もちろん、ヒロインにもヒーローの事が少しずつ分かってくるわけだが、死んだ前妻の妹は「姉は彼に殺されたのよ」というし、ヒーローの元愛人は「あんたが彼の心を捕まえれるはずがない」と言うし、、ヒロインは常に疑心暗鬼に曝され、、ようやく彼の事を信じたと思ったら、、あいたた、戸棚の奥にしまってあったはずの原稿が無くなって、、、
厄介ごとだらけの懐かしい味です(爆)。名作とは言えないけれど、痛(いた)気持ちよいカテゴリーロマンス。
ABBYY社のOCRソフト「PDF Transformer 3.0」を使って、スキャンしたpdfファイルをMS Wordに変換してみた。爽快なほど変換が早い。
スキャンスナップに付属のものより、ずっと早い。
論文などとは違い、ペーパーバックのフォントはくせがあるため、たまに誤変換が起こる。 だが、間違いパターンは大体決まっていて、tl(ティーエル)をdに変換するか、rrをnにするか、、最終的にはワードのスペルチェックで全部直せる。
最初心配したのは会話文の認識度。
んだ、ごすじんさまははらすかしておりゃーすよ、、みたいな (これはあくまでイメージですけど)訛り、 'e got 'is roving hands on 'em とか頻出するので、クォーテーションマークの認識が一番気になったが、これはほぼ100%合格点。
快調な変換が面白く、最初は一冊だけのつもりが、つい。。
肝心の本も読まず、単なる変換だけ6冊ほどしてしまい、誤変換を直している過程で、読んだ気になってしまった本もある(爆)。
Katherine Sutcliffe「Devotion」(1996)
前評判を調べずに購入したので、予備知識ゼロで読み始めた。
(特にこの話は絶対に米amazonなどのレビューを前もって読まないほうが良い)
追いはぎに襲われ頭部に重傷を負い、身体機能及び言語機能を失った公爵ヒーロー。(もちろん放蕩モノでならした男)
それを看護するはvicarの娘。(内表紙の絵はけばいが、実際は清純な乙女)
古典的な「美女と野獣」&身分違いロマンスだ。
傷ヒーロー、わたし好みのストーリー、、のはずだったが、どうしたことか、H/Hいずれのキャラクターにもあまり愛着を感じることができない。
なぜかというと、昨日分かり合えたかと思ったら今日は荒れ狂う、さっき酷い事を口走ったかと思うと、すぐに後悔する、、感情の行ったり来たりがおーげさで落ち着かないのだ。
脇役キャラもそれに加担する。
露悪的でうるさい。
ドラマチックな展開が好きな人には向いているかもしれないが、傷ヒーローの回復とロマンスをじっくりと楽しむつもりだとしたら、この話はイラつくと思う。
公爵ヒーローの祖母のキャラ設定も不満が残った。
お家存続を第一とする貴族のお手本のような人物。そんな彼女がちらっと見せる愛情に味があると思っていたが、ON/OFFスイッチがあるかのように、杓子定規の平板な人物になったりして、特に後半は深みが感じられなかった。
そして、、、ラストが・・・
うぎーーーーっ! 米amazonの読者評を読んでみたが、大半が同意見。
これでいいのか?いかんやろ?
この本を読むと、しみじみ、ローラ・キンセイルの「Flowers from the Storm」はよく出来た話だったなぁと思ったり。
突然昔のペニー・ジョーダン作品(30年前くらい?)を買いこんでしまった。
ご存知のとおり、わたしは基本的に、体の関係から愛を知るバージンヒロインものはあまり好みじゃないので、ペニーさんの作品を敬遠していたが、たまにはテイストの違うモノを読みたくなる時がある。
お茶漬けに飽きて、激辛料理に走るって感じ?
立て続けに「ハッサンの娘」「愛なき砂漠」「恋人のふりをして」「結婚相手は最高?」「いつかレディに」「裁きの日」を読んだ。
いやいやいやいや、すごいですね(笑)。
「理性は否定しても体(からだ)は正直よのぉ」的なストーリーに、ツッコミどころ満載だが、ヒーローの思いの強さがそんなものをなぎ倒すわ、蹴散らすわ。
穏健派のわたしは、R-759「恋人のふりをして」が一番気に入ったが、もしかして、これはペニーさんの中では非主流?
胸きゅんヒーローの行動も常識の範囲やし、ヒロインも気持ちいい(鈍感だけど 笑)。
次にR-477「愛なき砂漠」かな。これまたヒーローやヒロインの意地の張り方も理解の範囲だし、ヒロインの事が気になって気になって仕方ないヒーローが胸きゅん。
襲ってくる敵やら設定がちょろすぎると思いつつも、H/Hの関係の変化を楽しんだ。
確立された芸風としての完成度が高いので、だいたいは最後まで読めるが、R-706「裁きの日」はう〜む、、てっきり2ヶ月待ってくれ、と言ったので、事件の真相を解明してくれるのか、と思ったが、そうじゃなかったのか。。本を読んだ時間を返せと言いたくなった1冊。
読み終わってから意外にも再読してしまったのがR-336「ハッサンの娘」(笑)。
ペニーさんの芸風を知っている現在だと「たぶんヒーローはそうなんだろうな」と予測して読むわけだが、リアルタイムに読んだ人はどきゅーんと来たんだろうな。
今日はITパスポート試験を受けてきました。
過去問や予想問題が簡単だったので勉強に飽きてしまい、すっかり放置状態になってました。 試験前日もペニー・ジョーダン「ドーセットの恋物語」「レディ・エレノア」を読んでしまい、、「いかん!受験料払ってるのに、勿体ない!」
直前放置がたたって、試験会場で問題を見ると、あいたた、覚えていない事が頻出。。や、やばいーーーっ。
情報技術者試験といっても、テクノロジーは半分以下で、あとはプロジェクトマネージメントと、経営システムストラテジー。
自分の仕事がマネージメントやストラテジーと無縁なので、こういった知識が身についてなくて、参考書で覚えたものも全く思い出せません >_<。
さて試験は2時間45分の長時間ですが、余った時間なんて20分くらいしかなくて、けっこうギリギリ。
疲れがピークに達する最後のほうに面倒な問題が出てくるから、ほんと、、くたびれました。
びくびくしつつ、夜にネットで公式解答とつき合わせると、
ストラテジー35問中5コ、マネジメント25問中6コ、テクノロジー40問中1コ、間違っていました。(あぁ、マネジメント、やっぱり出来なすぎっ>自分)
でも6割で合格らしく、100問中88個正解なので大丈夫。良かった良かった。
これ、何の役にも立たない資格なんですが、けっこうタメになる知識もあるし、オツムの老化防止になるので、次は基本情報技術者か応用情報技術者を目指す予定です。
試験は年に2回なので次は来年の4月なんですよね。
すぐ夢中になって集中するんですが飽きっぽい性格なので長続きしないのが私の欠点。今から勉強始めちゃうとまた飽きるかもなぁ。。
さて、毎日ペニーさんばかり読んでます。
今日は試験から帰ったあと「架空の楽園」と「穏やかな彼」を読みました。
「架空の楽園」が好きな人はきっとマーガレット・パージターの「壊れた首飾り」とかも好きなんだろうなぁ。
おととい立ち寄った古本屋で「壊れた首飾り」を100円で買ったばかりなんですが、
どしゃしゃ、、、激しいわ、痛いわ、生々しいわ、、うーん、読んでるとくたびれてしまって、、
パージターに比べると、ペニー・ジョーダンがすごく穏やかに感じました(笑)。
先週、更新をさぼっていた間に読んだのは
Gayle Buck の「The Desperate Viscount」
面白いです。
ヒロインが登場するのは6章か7章からで、冒頭からずっとヒーローの物語が続くんですが、誇り高く決して弱みを見せない男が、ざらざらとやすりで心を傷つけられてゆき、屈辱に奥歯を折りそうになってゆくんです。
老いたAlton公爵の唯一の近親者ゆえ、いずれは公爵位を継ぐと目されていた子爵セントジョン卿。 無責任な父親の残した借金のせいで領地や屋敷は担保に入っているが、彼は真面目に領地を立て直そうとしている。
借金の事を考えると身分不相応な生活をしているが、決して放蕩者ではなく、領民や管理人、執事らからの信任は厚い。ただ、何事においても貴族らしく生きる事こそが彼の生き方なのだった。
このヒーローは滅多に感情をあらわにせず、シニカルに口角を上げて笑う以外一度も笑わない。 出自のプライドと名誉を心の底から大事にしている。 わずかでも名誉が傷ついたり侮辱を受ける事が我慢ならない。
自堕落で尊大なAlton公爵とヒーローは折り合いが悪いのだが、老公爵はある日、妊娠した愛人と正式に結婚してヒーローを相続人からはずす決議をする。
いずれ公爵になるのだから、と借金やツケの返済を求めなかった業者や商人が一斉にヒーローの元に押しかける。
かねてより尊大ぶったヒーローを嫌っていた一部の貴族はここぞとばかり侮蔑的な事を言うし、伯爵令嬢からは婚約破棄が言い渡される。
このヒーロー像がほんと、昔の白R風というか、「サンアントニオの祭り」のヒーローみたいな岩! 攻撃を跳ね返す岩の壁なの。
弱った自分を決して他人に見せない。
そこから色々あって、裕福な商人の娘(ヒロイン)との便宜結婚へと話が進むんだけれど、これが実に巧妙で、、なるほど、こう来たか。 二人が巡り合う偶然がね、ひひひ。
ヒロインは出来すぎなくらい出来すぎで、岩盤ヒーローの心の傷を察するんだけれど、ヒーローがあまりに冷たく「いたわりや愛情」を拒絶するので、なすすべがない。
こういうヒーローって、カテゴリーロマンスだからこそ、のヒーロー像ですよね〜(うっとり)。
ここから次々とヒロインを困らせる出来事が起きるんですが、リージェンシー特有の滑稽さや、執事やヒーロー友人の優しさや、ヒロインのたまに爆発する「渇!」が読者の気持ちをそらさず引っ張ります。
一方、岩盤ヒーローは自分の心を誰にもやるもんか!!と絶望的な決意のもと、ヒロインに惹かれれば惹かれるほど、彼女から冷たく離れてゆくくせに、嫉妬めらめらで、、、
お約束の設定なんですが、ヒーローが怒り以外の感情を滅多に見せず、なかなか白旗を揚げないので良いです。まさかあそこでヒロインにああされるとは・・
脇役たちの魅力(ヒーローの数少ない友人2人がほんと善人でナイス)やヒロインの賢さが楽しくて、読後感がとても良い話でした。
下の息子がウイルス性口内炎にかかりました。
最初は風邪かな、程度だったのが、39度を越える高熱が4日間続き、唇は腫れ、舌は腫れ、喉のほうまでぷつぷつができ、水を飲むのも苦痛なほどに。
いやぁ、恐いですねぇ。
熱は下がったのですが、口内炎が酷くて食事はいまだに葛湯程度です。
たいていの人はそうだと思うんですが、最初は内科に行ってしまうんですよね。
それで、抗生物質などを飲んでも一向に熱が下がらず、一体何の病気にかかってしまったんだろうと不安が募り始めた頃にぷつぷつが出始め、一気に悲惨な状況になりました。
慌てて耳鼻咽喉科に行く頃には、舌が腫れてうまくしゃべれないわ、唇は膨らんでるわ、プチお岩さん状態ですヨ。
家族も戦々恐々。手洗い・うがいの励行、タオルなどは別にして、マスクして、、伝染っていない事を祈るのみです。
話変わって、本の衝動買い。
珍しく、新刊ロマンス文庫本を3冊ポチっと。
洋書もポチッと、アメリカン・ヒストリカル1冊とリージェンシー3冊。
アメリカンヒストリカルのはキンドル版です。
そうそう、キンドル版を買ったとき、ガバルドンの「Outlander」もダウンロードしました。キンドル版は無料なんですね。驚きました。
古本では、ペニー・ジョーダンを山のように読んでしまいました。1000番までを20冊くらい?
がんばって読んだんですが、結局、ごく少数を除いて苦手やわ〜・・・
ヒロイン像がねぇ。
読んでいて、陰気なんですよねぇ。。自己評価のとても低い自虐系が多くて。
かなりホットで激しいmake loveシーンが描かれているので、若い時に読んだらもっと夢中になったかも、、なんですが、この年になって読むと、そういうシーンは面倒臭くて飛ばしちゃうんですよねぇ(爆)。もっと日常のやり取りや、メンタルなエピソードにどきっとしたいの。
気に入ったごく少数というのは「架空の楽園」。うひ、これは気に入りました。
震え上がるほど冷たい風! 天気予報どおりものすごく寒くなりました。
おとついは西京極で「京都サンガーガンバ大阪」の試合観戦。
試合前に飲んだビールとまったりした試合運びに、やばいほど眠たくなりました。後半に点は取れたから良かったものの、なんだかなぁ、と言ったところ。
フタもベンチやったし・・・
久しぶりの西京極だったのですが、スタジアム周辺、変わりましたねぇ。
屋台が色々出ていたり、地域ネタ企画をやっていたり、どのチームもエンターテイメントに力入れています。ただし、手際が悪いというか、まったりしてるというか、お客さんの長い列が出来てるのに、作業が遅いんですよねぇ。
京都らしいのかな。
お昼の試合だったのに夕方からは先斗町で飲んでしまい、、いたたた、二日酔いになりました(爆!)
今頃気付いたんですが、Rizzoli & Dr.Isle がテレビドラマになったんですね!
http://www.tnt.tv/series/rizzoliandisles/
リゾーリが美人過ぎる、モーラが若すぎる、、でも、どんなドラマか見てみたいなぁ。
Tess Gerritsen の「Ice Cold 」(2010)
これまではペーパーバック版が出るのを待っていたのですが、今回はKindle版を買う事にしました。
日本では文春さん翻訳放棄みたいですけど、リゾーリ&モーラシリーズはよく出来たシリーズだって思うんですよねぇ。「Body Double」以降コンスタントに高レベルだし、東洋的といったらよいのか、人の生死に対して冷静な視点に立っていて、宗教や科学についての考え方も理知的で、わたしはとても好きなんです。
(をっと、テスのミニレビューに、The Keepsake の感想をまだ加えていませんねぇ。すみません)
Nalini Singh のチェンジリング長編9番目「Play of Passion」がもうじき。
インディゴとアンドリューって、あんまり期待してなかったキャラなので9番じゃなかったら買わないかも、なんですが、このあとトリの10番 Hawke の話が続くので繋がり上は読んでおかないといけませんね。
(をっと、ナリーニのミニレビューも Bonds of Justice が加えてないわ、とほほ)
ついポチっちゃうので、未読本が急増です。
Signet Regency は14冊ほど抱えているし、Carina Press の「Sunrise Over Texas」by MJ Fredrick も買っちゃったし、さっさと読まないとやばいですわん。
Carina Press、ご存知ハーレクインの電子ブックレーベルですが、ハーレクインとは別会社という形みたいですね。 理由としては、eBook系出版社はアメリカロマンス作家協会の決まりでは宜しくない出版社としてRITAの選考に入れない等色々決まりがあるらしく、ハーレクインは宜しい出版社でCarinaは宜しくない出版社として便宜上分けたみたいです。
でもハーレクイン、かなりCarinaに力入れてます。 編集長に強力な人をひっぱってきた上、Smart Bitches に書いてありましたが、他の編集者達も凄腕だそうです。
来年からはダイレクト印刷っていうか、eBook以外に、注文ごとに個人宛に直接印刷して本を送る事も始めるそうで、、これが必要かどうかは別として意欲的ですね。
MJ Fredrick は聞いたこともない作家さんですが、Rambling on Romance etc(Kristie J)さんが褒めてたので衝動買いしてしまいました。表紙絵もよかったし(笑)
寒い、寒い。。床暖房入れ始めました。
Tess Gerritsen の「Ice Cold 」(2010)
読み始めたら、いったいどうなるんだ、と一気。
「The Mephisto Club」から続いた形而上学的雰囲気が薄れ、アクシデントとサスペンスの売れ筋路線。 といっても、理性の女モーラ&戦う女リゾーリならではの視点があり、色々考えさせられました。
テーマは「トラップド」・・・運悪く雪山で迷い、おかしな場所にとらわれる。おかしな運命にとらわれる。ままならぬ愛にとらわれる。カルト宗教にとらわれる。虐待の記憶にとらわれる。。
恐いわ。
GPSの指示で変な道に入ってからは、これでもか、これでもかと災難が降りかかる。
自分ひとりなら対処できたのに、グループ行動ならではの理不尽な決定。
行かない方がいい、と思う方へ行き、しない方がいい、と思う事をする人々。
こういう時って、なまじ冷静に事態を見ていると、悪いほうへ悪いほうへ転がってゆくのが分かるから余計に恐い。
行方不明になったモーラを探すリゾーリ&ガブリエルや Daniel や Sansone、、
よく出来た作品でしたが、難を言えば、「Sinner」に似ているトコでしょうか。
シリーズ読者は早くから「真相はこうかなぁ」と思ってしまうわけですが、その辺りの目くらまし用に、と言ったら失礼ですが、カルト集団と児童福祉についてじっくり描かれていました。
愛に囚われる、、これはここ3作のモーラのテーマなんですが、辛いです。
泣けます。
出口の見えない愛をどうするのか、作者はここまでずっと引っ張ってきましたが、この作品でクライマックスを迎えました。 切ないです。
医学ネタあり、鋭い人間観察あり、現代社会への風刺もピリッと効いていて、ジェリッツェン、上手いですね。
リゾーリとガブリエルのツーショットが久しぶりに長く見れました(読者サービスか?)。
彼ら二人以外は全員が不幸せ結婚or不幸せ恋愛をしているので、この二人のホームドラマは一服の清涼剤を越えて、今や奇跡の水のようです。
さしずめ、モーラファンなら、Regina が夜なかなか寝てくれない、なんて、悩みのうちに入るかぁーーっ!と言いたいところでしょう(笑)。
先週の金曜深夜から突然具合が悪くなって、週末は寝込んでおりました。
熱はでるわ、トイレから離れられないわ、プチ食中毒症状だったのですが、昼ごはんも夕飯も皆と同じものしか食べてないし、原因は不明。
なんだか病気続きの我が家・・・嫌ですねぇ。
「それが答えだ!」
今から13年前にフジテレビで放送されたドラマなんですが、ほんと、はまったんですよねぇ。
当時VHSで録画していましたが、悔しい事に数話抜けている上、3倍録画で画質も悪く、、
どうも難しい問題があったようでビデオ化されず、もちろんDVD化もされず、滅多に再放送もされないドラマだったんです。
普段スカパーのHPなど見ないし、情報誌も買わない私ですが、たまたま、海の勇者ホーンブロワーを放送してると言う「チャンネル銀河」を探しているとき、たまたま、ホームドラマチャンネルを通り過ぎて、、、あっ!! それが答えだ! が載ってる!!
再放送を知りました。
この偶然がなければ第一話を見逃すところでしたよー。
天才マエストロ・鳴瀬望を演じる、三上さんがそれはそれは美しいんですの( *u _u)ぽっ
楽器も鳴らせないような中学生が突然コンクールで優勝する?!みたいな有り得ない脚本ではありますが、三上さんや萩原聖人さんの熱演、サントラ(服部隆之さん)の完成度の高さ、劇中で流れるクラシックの選択、など、なんていうか、心に残るドラマでした。
あ、、、谷啓さんがお亡くなりになったので再放送されたんでしょうか。
味のある校長先生を演じていらっしゃいます。
「Sunrise Over Texas」がそれほど面白くないので、途中で飽きて、Kindle で Nalini の新作を読もうと思ったら、がーん、Kindle版は日本からの購入不可。
日アマゾンから紙の本を買うか、Kindle版が解禁になるまでもうしばらく待つか、、、電子ブックになんで国境が絡むのか、ほんと、嫌になりますね。
さて、Mrs.Giggles のレビューで気になる本があり、無性に読みたくなってアマゾンに行ったら、あいたた、これまた限定販売でした!
Kindle版は北米のみ。
しかたないから紙の本を、、と日アマゾンを見てみると、1166円「在庫切れ・入荷しだい配送します」。
うーん、米アマゾンから紙の本(28ドル)を買うのは悔しすぎる。。
2008年の本なので古本で出回っているのでは、とeBayなどで探したところ、あるにはあるのですが、3000円近くするんです、た、たかっ。。
人間っておかしなもので、手に入らないと思うと余計に読みたくなり、しつこく探し続けたところ、ソニーリーダー用の Sony Reader Store で、4.5ドルで売っていました。
送料入れたら3000円以上かかる本が、4.5ドルです!
さっそく、購入用にアカウントを作ろうとしたら、どうもアメリカ・カナダ限定みたいなんです。
アマゾンや Fictionwise では、クレジットカードの番号で日本居住だと分かってしまうのですが、だめもとでアカウントを作ってみると、(つまり、クレジット番号は正しいが、住所はアメリカ、デタラメ をいをい)、、なんと! アカウントができてしまい、eBookをポチすると、ダウンロードできてしまいました。
い、急いで読むぞ! アカウント取り消されないうちに読まねば!(いいのか?!)
Rebecca James 「Nightswimming」(2008)
うわ、うわ、、昨日買ったeBook、、まだ読んでいる途中ですが、胸をえぐってきます。
子供を持つって? 親って何?
幸せそうに見えた男女の関係が急に寒々としたものに変わる瞬間が、、あぁ、なんてシビアな、鋭い切先。
これは、、俗に言うロマンスじゃありませんね、、、あまりにリアルで辛いわ。。
むっちゃ私の好みですが、明るいロマンス愛好家にはお勧めできません。
Theresa Weir が好きだとか、キャスリーン・シーデルが好きな人なら大丈夫かな。
人生いろいろ絶望したり失敗したりすると、明るい話よりも、辛い話の方に妙に慰められる 、、、って人に向いています(爆)。
この作家さん、これがデビュー作ですが、Mrs.Gigglesが95点をつけているんですよねぇ。
下に続く。
日曜日は万博で「ガンバ大阪ーサンフレッチェ広島」を見てきました。
夜7時半のキックオフなので、観客はやや少なし。
ボール支配率は広島の方が多い感じでしたがゴールが決まらず。
一方のガンバは省エネサッカーで2点を取りました。逆に言うとガンバの守備が良かったのかなぁ。。
フタはまたベンチ。来期はどうなるかしら、少し心配です。
Rebecca James のNightswimming、現在3分の2。
夜2時間くらいしか読書が出来ず、後ろ髪をひかれる思いで布団に入りました。
ところが、頭の中がざわついてなかなか眠れません。
色々な事を考えてしまいます。
サラやブレット、クラウディア、ヘレン、、その他通りすがり役がちょっとした場面で交わす会話、、何もかもが巧妙で、いっさい無駄がなく、それでいて恐いほどリアル、心を直撃します。
作者の観察眼は鋭く、はっとするほど鮮やかに登場人物の人となりを表現してみせるのですが、それぞれ、完璧な人間(もし完璧なんてものがあるとして)であるはずはなく、ある時は他人の思いに敏感になるけれど、ある時は自分勝手になります。
ねじこまれるような痛みというか、胸が苦しくてたまらなくなる重さというか、、正解があるとも言えない愛の物語の、先が知りたいけれど、先を知りたくないような、、
同棲2年のカップル。彼女(33)は「この人だ」という気持ちだったけれど、彼(31)のほうは「まだ本物とは出会っていない、これは本物と出会う前のトレーニングだ」ぐらいの気持ち。何もなければいずれは別れていたかもしれない関係が、「思わぬ妊娠」でがらりと変わる。
言葉にしなかった思いや、明確には意識していなかった家庭観、人生観、価値観が、ここぞとばかりに露わになる。
親の幸せより子供の幸せを優先すべきか?
そもそも子供の幸せって何?
ぎくしゃくし始める二人の関係は、感情面に留まらず現実的な問題にも及ぶ。
仕事はどうする? 住む所はどうする?
男は話を先延ばしにしたいが、お腹の子供は待っちゃいない。
上の方で書いたように、話の進め方や会話が実に上手く、言葉でまとめにくい思いを見事にすくい取っている。
今年のマイベスト読書本は Theresa Weir の 「One Fine Day」 だと思っていたけれど、Nightswimming もツボをついてきます。
多くの人に読んでもらいたい作品だけれど、13日にも書いたように、万人に勧められる話じゃないから悩みます。
「ね、読んで!読んでみてよ!すっごく知的でエモーショナル、良く出来た話なのよ。 ま、気が重くダウナーになるかもしんないけど・・」(爆)
(to be continued..)
さて、2日に発売された Nalini Singh の「Paly of Passion」の Kindle 版が解禁。さっそくポチってきました。
紙の方が安いのだけれど、もうね、Kindleの便利さにカモネギですね(爆)。
ついでに、Rebecca James が自身のブログで2009年ベスト1に推していた Liane Moriarty の「What Alice Forgot」 もポチっ。
この作品はテレビドラマ?映画?になるそうですね。
電子書籍ネタ。
先日ソニーの Reader Store から電子ブックを買った話を書きましたが、ソニーリーダーを持っているわけじゃないので、パソコンに Reader Library Soft をインストールしてそれで読んだわけです。
DRMの付いた epub 形式はこのままでは Kindle で読めません。
いちいちパソコンを立ち上げないと本が読めないのは面倒なので、Kindle で読めるようにネットで情報を探しました。
探せば色々方法はあり、ここで詳細に書くわけにはいきませんが、めでたく Kindle に移すことができました。
決してファイル交換でばらまくとか、悪い事を考えているわけじゃなく、自分で買った電子本を、自分の持っている装置で読んで、何が悪いんだ!ってことなんですよね。
時には紙の本より高い値段を払っているのに、こそ泥扱い?!
Kindleにしても、ソニーリーダーにしても、一生使うかどうかわからないのに、どちらかの端末でしか読めないなんて、不合理すぎる。
で、Kindleストアよりソニーのストアの方が本の値段が安いという事も発見しました。
ナリーニ・シンの新作もソニーのお店の方が2ドル近く安いんです。ショック。
以上、これまでの事をまとめると、
1)Kindle 形式( AZW )は一番DRMをはずすのが難しい。
2)他の形式はなんとかなる。
3)DRMがはずれたものは、容易に形式を変換できる。
つまり、読書端末としては Kindle を買うが、普段 eBook を買うのは、アマゾンからではなく、他社のサイトから買うのがベスト、という事になります。
こうしておけば、アマゾンだけのセールにも対応できるわけです。
さて、電子ブックは人に貸したり、古本屋に売ったり、図書館に寄贈したりできない。
所有というより借りているに近い。
そういうスタンスだから、もともと電子ブックは紙本より安く売られていたんですよね。それが、大手出版社の「紙の本が売れなくなる!」の大号令で、紙本発売より後に電子ブックを販売する事、値段も紙本と同じかそれ以上にする事、、みたいになってしまいました。
日本に住んでいると、北米限定の電子ブックは買えない、、みたいな地域問題もあります。(おとといは買えた Play of Passion がなぜか今日は「日本はダメ」表示になりました。一体なぜおととい買えたんだろう??)
うーん、世の中、電子ブックを広めたいのか、止めさせたいのか、どっちなんでしょうねぇ。
スキャンしたpdfファイルをオークションに出している人を発見。
というか、このオークションサイト、違法なEBOOKが一杯出品されている。
iOffer
かなりひどいですね。
Nalini Singh「Play of Passion」を読み始めました。まだ半分。
先日読んだ Nightswimming 系のダウナー本と違って、小難しい事を考えないでよいので、こういう読書は楽ですね。
主役カップルはインディゴとドリューですけど、、
をっ、Hawkeったらそうだったのか。
なんだ、なんだ、まるでペニージョーダンヒーローじゃないか。
Sienna が近くにいると理性吹っ飛んで襲い掛かっちゃうってくらい歯止めが効かないから、わざと陰険・邪険に接して追い払っていたのね。やだなぁ、もう。
前巻(Bond of Justice)同様、主役カップルより脇の話のほうが気になるので、ま、ロマンスはどうでもいいんですけど(爆)、Mr. Ghost はどうなっちゃうのかなぁ。。心配。
前巻の影の主役は Nikita でしたが、扶桑社さん、「評議員ニキータ、驚きの真相!(笑)」まで翻訳してくれるでしょうか。
今作は後半、どういう驚きの真相があるのかな。Kaleb が一体誰を探しているのか、もう少し読んだら明かされるのかしら。
(後日追加 なんだか色々な事が最終回に持ち越しです! ホークのロマンスも気になるというのに、盛り沢山過ぎないか? 評議員会は完全に分裂し、武力行使へと進みそうな気配・・)
さて、Nightswimming のラストは、予想した通りでしたが、やはり気が重くなりました。人は大きな間違いを犯して初めて学ぶ事がある。。少し希望があるにはあるのですが、、ロマンス小説じゃないと最初から分かっていても気持ちが沈む話でした。
少しヒーローに同情してます。
ヒロインが被害者然としているのはおかしい! ヒーローじゃなくても鬱陶しくなる言動があったし。。
いや、おかしい、おかしくない、なんて事より正解なんてそもそも無いのかな。
ひとまず二人のドラマは区切りがつき、これからヒロインがどうするのか、は、別の物語なんでしょうね。
並行してリチャード・コニフ「飢えたピラニアと泳いでみた」を読み始めました。
最初の2章(リカオンと蜘蛛まで)ですが、キャッチーなタイトルや帯とは相違して、とても静かに訴える内容でした。
人間って本当に地球に存在してて良いのだろうか、、と思いたくなるほど生き物は「もののことわり」を知っている。無心で読もうとしても、とても切なくなる話です。
ホーム最終戦「ガンバーFマリ」ガンバ負けちゃいましたねえ。。とほ。
Law&Order:CI はシーズン4が放送予定との事。うっれしいーーっ!
ヴィンセント・ドノフリオが本当に知的で変人で良いんです。
さて昨日は TOEIC を受けてきました。
最近聞きませんか? 中高年の脳トレとか数学ブームとか。
老いに抵抗したいという内心の怯えの表れなのかもしれません。
で、ご多分にもれず、わたしもふっと「TOEIC」を受けたくなってしまったわけです。
試験会場は自転車でも行ける距離ですが、市内フリー定期券を持っているのでバスにしたところ、あいたた、観光客で超満員、道は渋滞気味。
うっかりしました、今は晩秋の京都の観光シーズンなのでした。試験会場は金閣寺近くなので、混雑は予想できたはずですが、頭から忘れていました。
(落ち葉がかなり多くなりましたが、まだ紅葉楽しめます♪)
初受験ですが、TOEIC関連の参考書を買わず、まっさらな状態で受けてみました。
ま、資格試験じゃないから素の実力が見れていいか、と思ったわけですが、、うわー、私、無知すぎました(笑)。
いやぁ〜、ほんと、質問の量が半端じゃないわ。
ほとんどリスニングの問題だと思い込んでいたのですが、100問がリスニングで100問がリーディングなんですね。
リスニング45分に続き、休憩なしでリーディング75分。
このリーディングが、まあ沢山ある事。
文章自体は難しくないのですが、あーだこーだと旅行代理店から、自動車修理業者から、図書館から、鉄工所から、雑誌編集長から、オフィスの節約係から、メールや宣伝や広報があり、それについてあれこれと質問があります。
まじで最後までたどり着けないかも、と思いましたが、ぎりぎり残り5分という所で解答し終えました。ひーひー。
さてTOEIC、なにが苦痛って、問題用紙にいっさい書き込みをしちゃいけない事が本当に苦痛でした。
これは予想していなかった事なので、びっくりしました。
たぶん会場で驚いていたのは私だけかも?ですが、参りましたねぇ〜。
会話を聞きながら、マークしたりメモしたりする事より、長文読んでいて、あ、これ、とマルで囲ったり、文章に下線を引いたり、、これが出来ない事がストレスフルで辛かったー!
マークシートを塗る以外鉛筆を動かさないってのが、もう拷問というか、リズムを奪われるというか、すんごい苦行でした。
質問を読んで、該当箇所を探して、えーと、あれ、どこだったっけ?みたいな感じになるから効率も悪くて悪くて。
夕べはそれほど意識しなかったのですが、今朝目覚めたら、首筋や肩がカチカチに凝っていました。
このテストは手を動かしたいわたしには向いてないわ(爆)。
話変わって、
浴槽の覆いというかスカートと呼ばれる部分をはずして、普段目にしない奥を一生懸命掃除しました。 先々週は換気扇を掃除しちゃったし、先週は電灯の取替えや傘の掃除をしちゃったし、掃除する場所を探してるかのよう?
草むしりとか換気扇掃除とか、体をあまり動かさない掃除ってのが好きなんですよねえ(笑)。
とても綺麗になったけれど、家族は誰も気付かず!!
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