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更新記録 2011年 6月1日から2011年 7月31日まで


6月 5日

週末はいただいたニンニクでオリーブオイル漬けを作りました。

右の澄んでいる方は、昨年作ったもの。
電子レンジでチンしたニンニクをオリーブオイルに入れて、数ヶ月後ニンニクがなにやら茶色になってきたので(!)慌ててニンニクを取り出して、油を漉して、今に至る。

こんなぞんざいな作成方法ですが、出来たオイルはなんともニンニクの香り高く、カビも生えず、料理に使えています。

で、今年は別の方法、刻んだニンニクとオリーブオイルを湯せんにかけ、低温でニンニクエキスを抽出する、という方法を試してみました。

オリーブオイルとニンニクを入れたビンを、そのままお湯の沸いているナベに入れ、ごくごく弱火で30分湯せんにかける。(後から思うと、火を止めるべきだったか・・)

ニンニクからは細かい泡が出てきて、なんだかオイルが白濁してきました。
(写真の左側)

冷めてからニンニクと油を分けて、油の方は小瓶に分注。
ニンニクは試しにかじってみました。うげげ、ニンニクの味がしない! まるでコシのない百合根だわ。
ニンニクを煮物にすると、こういう感じなの?食べた事がないから分からないわ(笑)
一方、油のほうは、ちょっと辛くて、でもニンニクの香りがあまり強くなくて、、はて?

何だか怪しいニンニクオイルが出来上がり。

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6月 7日

Ann Simko 「Through the Glass」(2010)

Thomas兄弟シリーズの2作目。
1番目を読んだので、なんとなくその後が気になり、ポチしてしまいました。

てっきりこの兄弟に平和が訪れると思ったのに、、またしても苦痛・苦痛・苦痛・・
本当に苦痛描写が好きな作家さんで、これが本人が好きというだけあって気分が悪くなるほど上手い(爆)。
ストーリーはなんだかなぁ、、なんですが、苦痛シーンは出色。

医療のための実験体として政府からも秘密組織からも追われるDakotaと、彼を救おうとするMontana、この構図は1作目と変わりなし。
1作目以上に冷血な敵がDakotaを監禁して病原菌を与えるわスタンガンで痛めつけるわ。。
あぁ、ほんとに酷い話でどうしようもないんですけど、つい、読んでしまいました。なぜかというと、もしかしたら Dakota や Montana が幸せになるという結末が待ってるんじゃないか、と思ったから。
結果は、、、はぁ、甘かったです。Montanaが幸せになれる日は果たしてくるのか。。

Nalini Singh 「Kiss of Snow」(2011)

そうです、SnowDancerのアルファ、Hawke と Psyの Sienna の物語。シリーズ10番。

あと4分の1くらい残ってます。
将来のmateだと分かっていた相手が5才で死んでしまった、というHawke の勝手ぶりがぁぁ、、くぁ〜っ、、かばっかばっ。
よくある、お前を他の男に渡したくはないが、俺の心はあげられない、って奴ね。
(いいかげんにせいやぁーっ)

Sascha の出産や、Walkerのロマンスなど、Changeling絡みのドラマは沢山詰まってますが、PsyのCouncilorの影が薄くて、シリーズ最初の頃の近未来的なクールさが減ってます。

え?Ghostの正体って?
ジャドとホークがゴーストの正体を知ってるなんて、ほんと?うーむむ。。
(to be continued...)

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6月 9日

Nalini Singh 「Kiss of Snow」(2011)
とうとう Hawke の回を読みおわり、これで落ち着くかと思いきや、

あぁぁ、早く続きが読みたいっ!!

困りましたねぇ。こういう続き物って。

最初の頃10番まで出版社と契約したとありましたが、延長が決まったのは、いつぐらいなのかな。
9,10番はロマンス部分が多すぎて、あれこれの謎が全部宙ぶらりんになったままだわ。 ま、ロマンスは大満足しましたけどね。
(やっぱ、狼には devotion が似合うねぇ〜、この身が業火に焼かれようともお前を離しはしないっ!何が何でも守るー!っちゅう、猛進のHawkeに最後はぐっときましたね〜)

でも、このシリーズのクールなサスペンス風味が好きな読者にとって、欲求不満この上無し。
前々回「Bond of Justice」でぐっと進展した Kaleb の謎が、前回と今回と全く進展無しだし、前々々回「Blaze of Memory」でぐっと進展した Arrow の変化もそれ以降は霧の中だし、Councilor 達のやり取りもぐっと減ってしまったし。。

Kiss of Snow のあと、今までのを取り出して、「Aden」って何巻から登場したっけ?とか確認して、そうだった、Medicだったんだわ、しかも両親ともArrowだったんだわ、とか、チェックする事にささやかな喜びを感じてます。

似たような人が多いみたいで、Dear Author の Theories on Kaleb Krychek. The Man, The Mystery, The Romance は、ほぼ自分を見てるような気分で読みました(笑)。
わかる、わかる、私もそう思ってんのよ、、ってね。

次は2012年に出るそうなので、しばらく待ちであります。

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6月10日

やらなきゃならない事があるのだけれど、KOSを読み終えたあと、あれこれ気になってしまい、Psy&Changelingの2巻や8巻を再読中。

2巻は紙本で購入し、その後pdfにしたもの。今回は、これを pdf converter 使って、Word、html、mobi と変換しちゃいました。 pdf のままでも読めますが、モビに変えたほうが Kindle で読みやすいから。
(あぁ、こんな事やってる場合じゃないっちゅうのに)

さて、2巻てさ、ヒーロー/ヒロインが1巻と似た組み合わせだし、ロマンスの新鮮味が薄いんだけれど、シリーズの路線がここでしっかり始まったって感じなんですよね。特に10巻を読んでから読み直すと、「をっ、こんな事ここで言ってたんだ」「え?これって伏線?」、、、なんというか、あとから読み返したほうが面白い。

そうか、Kaleb って2巻では27歳なんだ。
となると8巻では 28歳か。
8巻は、主役以外(爆)がごっつ面白いんだよねぇ。
この本では Nikita が一押し、もうもう、こんにゃろ、泣いちゃったぜ、なんだけど、Kaleb も負けてない。
6年と5ヶ月と3週間ものあいだ、ずっと誰かを探している、という衝撃の独白。って事は、21歳の頃の出来事? 一体何があったんだろう?
しかも、最強のテレキネシスとテレパシー能力(思い浮かべただけで、その人の所にテレポートできる)をもってしても見つけられない誰かって、、

えぇい、ちくしょー、Kaleb らしき人物のエピソードが載ってるというので、普段は買わないアンソロジーものをポチしちゃったぜ。出版社の思う壺。。

Ilona Andrews の ケイト・ダニエルシリーズ新刊もポチしただけで読んでいないというのに、M. K. Hobson の 「Native Star」の続きが出ていた事を知り、、ポチ。。

電子ブックはこれがねぇ、、、積読ならぬ、ポチ読。。まずいっすね。

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6月21日

また間が空いてしまいました。

さて、唐突ですが、北欧メロディック・デス・メタル とかいうものを聴いてきました。
「Amorphis」と「Children of Bodom」のライブです。

職場の人に誘われて、「ま、話のネタに一度聴いてみようか」と出かけたのですが、、あいややや、、私には敷居の高い世界でありました(爆)。

工事現場だってこれに比べたら静かだと言いたいくらいスピーカーから大音量が流れ、どこにも逃げ場がなく、騒音性難聴になるっきゃないっ! って感じの爆音なのに、それをものともせずに、頭をまわすお方やはねるお方やら、皆さん、音を聞くというよりこの空気圧を感じたいのかな。

それにしてもファンって凄いですねぇ。
ちゃんと一緒に口ずさんでるし、音を聞き分けてるし、わたし以外はノリノリ。

わたしを誘ってくれた人は「Amorphis」のファンなのですが、こちらの方が前座で、観客の8,9割はチルドレンオブボドム・ファンでした。
なるほど「Amorphis」の方はメロディがあるのですが、それはどうやら古いんですね。イマドキじゃないようです。
後半の「Children of Bodom」は、打ち込み系というかラップ系というか、リズムありきで、素人のわたしからすると全然メロディアスじゃないんです。どの曲も同じ、ドカドカドカドカに聞こえてしまう私は、耳栓の代わりにウォークマンのインナーイヤホンをつけて耳を防御してましたが、そうすると高音部がカットされ、ますます全て同じに聞えます。

すると、なんと驚いた事に眠くなってしまいました。

大音量のメタルコンサートで1階のフロアは熱狂の渦だというのに、2階席でふと気付くと寝てしまった私って・・・(笑)。

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7月 2日

うわーん、また間があいてしまいました。
空いているときにした事というと、

梅干を漬けた。今年は6Kg。
新しょうがの甘酢漬けを作った。
ガンバの試合を観戦した。
博多に出張に行った。

赤いタンクトップとカーキ色のパンツと赤いサンダルを買った。

NaliniのPsyシリーズを1から読み返した。
「ニッポンの嵐」を買った。

ですかね。

タンクトップ、一目ぼれの衝動買いなんですが、ニットで、赤い縞があって、胸元が大きくあいていて、外人さんならノーブラで着るような奴なんです、、、Sサイズだしイケルかな、と思ったけれど、やっぱり貧乳すぎてどうにもならんって感じで、結局買ってから家で肩のところをつまんで縫いました。。
「あぁ、キーラ・ナイトレーなら平気で着るんだろうなぁ」(爆)

ちょっとルーズなシルエットの麻入りカーキパンツと、洒落たサンダル(足首でクロスさせてひもを留めるタイプ)は、このタンクトップに似合うと思って、これまた衝動買い。

頭の中にはこの格好をしてフランスパンを持って歩いてるイタリアの女の子ってイメージがあったんですが、、、現実と違いすぎるのよね(笑)。
ま、疲れているとこういう現実離れした買い物をしちゃうって事ですね。

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7月 4日

Ilona Andrews「Magic Slays」(2011)

出張のお供に持っていったKindleで読んでいたのがこれ。

やっぱ、Kate Danielsシリーズは面白いわ〜。

Pacのアルファカップルとなった Kate と Curran が渋く魅力的になって、読んでいてじーんとします。良いことばかりではないPac社会での摩擦や敵対関係も、二人のつながりを深める元になるわけですが、Curran がようやく百獣の王らしくなりました(笑)。
Mateできてようやく心の余裕が出来たか、Kateの事を心配して保護欲200%になるも、Kateを信じ、ぐっと我慢で、、、
剣を持って戦う女性を妻に持ち、戦いに送り出せるなんざ、なかなか出来ることじゃござんせん。

ははは、このふたり、まじで骨折するくらいの肉弾バトル夫婦げんかをするからねぇ。。

さて物語は、、魔法、ネクロマンサー(People)、シェイプシフター(Pac)らと対立を深めてゆく 半官半民警察組織 Order。
「普通の人間」ではないものへの憎しみや侮蔑がエスカレートして、魔法力を持つ者を絶滅させようとする集団 LightHouse Keeper が無差別攻撃をしかけてくる。

相変わらず戦いは容赦ない。
敵味方に関わらず、頭がもげたり、体がねじれたり、血や骨や痛みを感じさせる激しさです。

基本、Kate Danielsシリーズは、 Kate が父親 Roland を殺す事を最終目標にしている話なので、明るい話のはず無いのですが、シェイプシフターに関しても設定が厳しいんですよねぇ。
このシリーズの shapeshifter は、生まれてくる子供が必ずしもシェイプシフターになるかどうか分からなくて、ライカンウィルスが過剰に働くと食人鬼(Loup)になってしまうので、時には赤子でも殺さなければならなかったりします。
理性では殺さなくてはならない事を認めても、感情は肉親を殺したパックリーダーを許せなかったり、、

混乱した社会背景、人類のサバイバル、という重苦しい設定なのですが、何か筋のとおったきっぱりした姿勢があって、矛盾してるけれど爽やかな読後感だったりします。

シリーズを通して Kate の生い立ちが少しずつ明かされていたのだけれど、ヒロイン一人称の物語なので、「生い立ち」も Kate が思い込んでいた「生い立ち」だったんですねぇ。
今回、第三者から心が傷つくような真相を明かされます。
そうか、そうだったのか。。
辛い真相でも今の Kate には Curran や Julie がいるから、受け止められる。
Curran、ほんとに男を上げたわ・・(ほれぼれ)

さて、いよいよ次の巻はRolandの右腕Hughの登場らしい、、待ち遠しいなぁ。

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7月 6日

エアコンの室外機カバー&収納庫が届きました。

ベランダのプランターや園芸道具が増えすぎて、どうにかしなくてはと思っていたんですよね。
これでちょっとは整理されるかな。

この頃の花って驚くほど改良が進んでいませんか?花屋の店頭に並ぶポット苗を、マグアンプか何かを元肥に入れて植えれば、次々と蕾が出来て、いつまでも咲き続ける。
花がらさえちゃんと摘んでおけば、季節はずれだろうが暑かろうが、蕾ができて、咲くのをやめない。
パンジーなんてほんと、一体どうなってるの?

なんかね、年取った牝犬にむりやり出産させている悪徳ブリーダーみたいな気分になりますねぇ(爆)。

引っこ抜くのも可哀想な気がして、新たなプランターを購入して、季節の花を植えると、またそれが悩みの種になり、、ぐるぐると季節感の無い花たちが増える一方だわ〜。

昨日はジョージエット・ヘイヤーの「ヴェネチア」や「素晴らしきソフィ」を再読してしまいました(もちろん気に入ってるところの拾い読みですが)。
なぜかと言うと、読み終えた本があまりにつまらなくて、んもうっ、このままでは気持ちが治まらんわい! てな気分になったから。

どしゃっ、寝不足だーーっ! 時間を返せー!と言いたいのは「Selfless Sister」 Shirley Kennedy(2000)
ずっと前にeBayでSignet Regencyをまとめ買いした中に入っていた1冊。

ヒーロー、ヒロイン共に、全然ロマンスの香りを感じさせてくれない。これだけならまだしも、いや、これだけでも問題ですが、最悪なのはヒロインがプライドを守るためというか、「自分はヒーローを愛しているけど向こうは私を愛していない」っちゅう定番のお約束を繰り返し、ヒーローをはねつける、わたしの最も苦手なパターンだったんです。とほほ

1回は王道だと思ってこっちも我慢するけど、2回もやるか?
しかも、ヒーローが必死に話しかけるのに、「私達の間には話す事なんてありません」てな感じで、実家に帰っちゃうし。

実家に戻ったあとどうなるんだろうと思っていたら、ヒーローがやってきて「あなたなしでは生きていけない!愛してるんだ!」「わたしも!」

がっくりするほど簡単にハッピーエンド。
このヒーロー、全然悪い人じゃないから懺悔するような告白もないし、、読者からすると、なぜヒロインがこうもヒーローの真意を汲み取らないのか不思議でした(笑)。

ロマンスと並行して語られるストーリーは25年前の事件(6歳の少女が行方不明になった)なんですが、これが早くから読者は真相に気付くわけで、これまたイライラさせられます。
特筆すべきは、本当に気持ちのねじれた嫌な人間が登場し、最後まで改心しない、最後まで悪かったと思わない、、ま、ひどい話でした(爆)。

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7月 8日

20年前?今のネットワーク管理業務に就いたときも、やったこと無いのに「やります!」と言った無謀な私ですが、最近やり始めた仕事も全く不慣れな分野で、「バイオサイエンスの統計学」やら「RとBioconductorを用いたバイオインフォマティクス」やら買ったまではよいものの、どしゃしゃっ、、難しい。

世の中にはこんなに沢山の検定方法があるとは・・
知らなかった〜。
それに「R」ってチョー難しいやんけ。
違いを検定するって読み物として読んでいる間は面白いんだけれど、実際の生データに直面すると、うわぁ、難しすぎてやばいなぁ、大丈夫かなぁ。

せっせとエピジェネティクス関係の論文を読む毎日なんですが、オツムは衰えているし、どうなるでしょうねぇ。

わたしが学生の頃(30年以上前?)は、ヒストンなんてお座布団みたいなもんだったのに、つまり、あったら便利だけど無くてもいいんじゃない?って感じだったのに、今では重要な制御因子のひとつになって、まるで家電と連動した高性能モビルスーツって感じ。
そりゃそうですよね。
黄色い公衆電話に百円玉を沢山もって(夜には列が出来たりした)、実家に電話をかけた時代から、今のスマートフォン時代に世の中が変わったんだから、自然科学が前進してるのは当たり前ですね。
10年ひと昔とはよく言ったものですわん。

話は変わり(変わりすぎ?)、
Evelyn Vaughn がシルエット・ロマンティック・サスペンスから新作を出していました。
うはは、気付くのがこんなに遅くなっちゃった。
嬉しいな。
米アマゾンの読者レビューに書いている人もそうだけど、ファンというのは偉いね(自画自賛 笑)。 信じてずっと待っているんだもんね。

未読本がまだ溜まってるけれど、ポチッ。
紙だと3ドル、240円? や、安い、、

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7月11日

Helen Simonson 「Major Pettigrew's Last Stand」 (2010)

読み出したらやめられず一気読みでした。超寝不足。

オースティンやカーラ・ケリーが好きな人なら気に入るんじゃないでしょうか。
コンテンポラリーですが、なんていうか、ミス・マープルの時代のような感じで、いや、1900年代どころか時々リージェンシーを読んでいるようにさえ感じました。携帯電話やインターネットがセリフに登場すると違和感を覚えるほど。
イギリスの片田舎の村って本当にこういう感じなのかしら。。

村の富裕層やインド系住人、土地開発業の金持ちアメリカ人、ロンドンのシティで働くイマドキの息子、教会牧師夫婦、、登場人物がステレオタイプなんだけれど、「自負と偏見」でミスター・コリンズがミスター・コリンズ故の魅力を持つように、そのばかばかしさが嫌いじゃありません。
でも、めがねにカメラを首から下げて、お辞儀ばかりしている日本人が登場したら、憤慨していたかもしれませんね(笑)。

この作家の持ち味はウィットとユーモアだと思います。
どこかドライで、どこか優しいユーモアが会話に溢れ、人間ってほんと愚かだなぁ、と思いつつ我が身を恥じるような、バランスのとれた笑いと悔恨が心に残りました。

そしてロマンスです。 ふふ、、良いです。
Major はちょっと出来すぎ君なんですが、でも、、許す!!(笑)

個人的には「Mrs. Drew Plays Her Hand」や「A Hasty Marriage」をすごく思い出したというか、、「恋って素敵!」と青空に向かって言えるような、嬉しくて暖かくて、にやにやしちゃう感じでした。

ただし、、読者を選ぶかもしれません。
なぜなら、主人公退役軍人のMajor Ernest Pettigrew は68歳です。妻を亡くして6年になります。
そして、村で小さなスーパー?雑貨店?を営んでいる寡婦 Mrs.Ali はパキスタン系イギリス人で58歳です。
68と58のロマンスなんて、美しくないわぁと思う人もいるかもしれませんが、これがねぇ、、、孤独な生活を知っているからこそ、大事なものが分かるというか、ふたりでおしゃべりしたり散歩するだけでも、流れてゆく時間がきらきらしてるんです。

Major と Mrs.Ali は、店で礼儀正しい会話を交わしたことがある程度の間柄。 Major の属するコミュニティやゴルフクラブにはパキスタン人や商売人は一人も入っていないし、はっきり言って接点のない二人でした。

冒頭 Major は2歳下の弟が心臓発作で急死した電話を弟の妻から受け、愕然としていたさなか、新聞代の集金に Mrs.Ali が来ます。
非常に自然に、Mrs.Aliの人柄や知性が感じられ、、ゆっくりと友情が育まれてゆくのですが、この「弟の死」というのも物語の重要なキモになっていて、近親者の死によって残される遺産があり、これが親子や兄弟の色々なものをあぶりだす、実に上手い構成になってます。

Major とて完璧ではなく、プライドにとらわれたり、人の目を気にしたり、傲慢で独善的だったりするんですよね。
それがすごくリアルで、気持ちがよくわかる。
Churchill shotguns をめぐる心情は、ほんと痛いほどわかる。
だからこそ、Last Stand には喝采です。
いくつになっても人間はロマンスによって成長するんですねぇ。

ジェントルマンな Major なので、Mrs.Aliの手にキスをするのが一番の見せ場かと思ったら、、ま、あまり無理されぬように(笑)。

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7月14日

Evelyn Vaughn 「Underground Warrior」(2010) Harlequin Romantic Suspense

久しぶりにハーレクインアメリカンぐらいの、手ごろな厚さのペーパーバックを読んだわ。
これこれ、このくらいの厚さがわくわく読むのに良いのよねぇ。

普通のペーパーバックや文庫本がぶ厚くなりすぎて、読むのに気力を奮いたたせないと読めなかったりするんです。(年かも?!)

この話は、そもそも「A.K.A. GODDESS」(GrailKeepers)でイヴリンが創作した設定がずっと続いている、、って話なのですが、単独でも十分に楽しめます。
登場人物が重なる事もないので、スピンオフという感じじゃないんですよね。

GrailKeepers という聖杯を守る者たちから、Madonna Key という Marians の物語に繋がり、今、BladeKeepers という物語になってるんですが、GrailKeepers や Madonna Key のときに、ヒロインらを苦しめた勢力 Comitatus (ラテン語でArmed Group)の物語で、Comitatusから脱会した男たちの物語です。

アーバンファンタジーやパラノーマルロマンスならたぶんもっと簡単だったでしょう。
悪の集団は大抵愚かだし(爆)、、剣や魔法や牙があるから、肉体戦でトップの首を取れたりするでしょう。
もしくは記憶を失った男ジェイソン・ボーンみたいに、あれよあれよとCIAをのしちゃう、すっごい奴の話ならもっと簡単だったでしょう。

でも、私が「イヴリン、よく頑張ってるなぁ」と思うのは、現代社会は誰か一人をやっつければ話が済むわけじゃなくて、司法界や警察、経済界や政界、官僚、、それぞれ家族や友人とかいて、そんなところに戦いを挑む、ひとりでアメリカを倒そう、みたいな、そういう設定で、しかも現実的に納得がいくように話を終わらせる、、そういうとこです。
ま、ハーレクインだから、こんなに肩に力入れて読む必要はないんですけど(笑)。

前作がヒーロー視点だったので、ちょいガッカリしたのですが、今作はヒロイン視点が十分にあり、勉強苦手系、でも一度約束したら絶対に破らない系の「肉弾戦は任せろ」騎士ヒーローと、「考える事はわたしに任せて」のヒロイン。

ヒロイン Sibyl は放火および殺人の冤罪で刑務所に服役した辛い過去があり、警察も学校長も裁判官も、すべてが Comitatus の若者を守った事で、彼らを心底憎んでいる。
復讐の一念だけが彼女を支えてきた。

ヒーロー Trace と知り合い、他人を信じる事を徐々に自分にゆるしてきた Sybil だったけれど、Trace が元Comitatusだと知り、さらにあの裁判官の息子だったと知り、、

この話の見せ場は、ルイジアナ、ニューオリンズのカビルド。
ここで Sybil は長年の復讐を果たす機会を得るのですが、迷って迷って考えて考えて、彼女が選ぶ道が、、ふふ、いいです。

Trace は、申し訳ないけど、それほどオーラはなく、ま、信義に篤い良い人です(爆)。
Sybilが心許せるのは、こういう力持ちなんでしょうね。
Comitatusを脱会した3人のうち、残るは少々ひねた Mitch。
次作はいつになるやら、、ですが、待ってますよ。>Evelyn

Evelyn Vaughnのページにマドンナ・キーシリーズをちょっと付け加えました。

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7月16日

先月のニュースで今頃ですけど、ランダムハウス社が、Loveswept を8月から e-book のみで再版するんですね。毎月8冊、1冊2.99ドル。
どうやら北米と英国連邦に限定した販売だそうで、米アマゾンだとはねられちゃうなぁ。
ソニーの ReaderStore だと買えるかも。どうなるかな。

Lovesweptは Bantam 社から出ていたカテゴリーロマンスで83年創刊、99年に終わったのですが、Bantam 社は1979年にかの有名な Bertelsmann に経営を握られ、このBertelsmann は1986年に Doubleday Dell を吸収し、(73年にBallantineを吸収していた)Random Houseを1998年に買収し、超巨大な Random House Inc となってるんですね。

ランダムハウスって作品の選択がなぁ、、と思っていたけれど(爆)、失礼しました!! びっくりするくらい巨大な出版社だったんですね。

さて、Loveswept に話は戻し、古きよき時代の懐かしいロマンスに商気ありっ!と出版社は考えているようです。
e-book publisherの Samhain も、レトロロマンスというジャンルを出すと3月に報道していて、
"This line features beloved romances from the 70’s, 80’s, 90’s and early 00’s that are being given a new digital lease on life for today's modern reader"
(Samhainから引用)

どうなるか気になっているところですが、まだ1つも作品は上がっていません。
上記の Loveswept にしても、著作権が出版社にあって作家には戻らないんじゃないか、という書き込みがどこかのブログにあったし、Loveswept の場合は、全作電子化できるとして、逆に作家が古い絶版ロマンスをどれぐらい自分の権利で e-book に出来るのか、分かりませんね。

Ilona Andrews 「Silent Blade」 (2009)

すごく短かいです。Samhainで2.5ドル、日本円で200円ちょっと。
でも、、いやぁ、、よかったわぁ〜・・
なんちゅうか、サマーシズラーでリンダの「愛していると伝えたい」を読んだ時と同じ感じ、、無茶苦茶なシチュエーションなんだけど、短いからヒーローとヒロインの焦げるような熱い関係だけに集中できて、きゅんきゅん切なくて、、ひひひ。

SF設定で、こんなに短いのに、イローナは本当に世界造型が上手いです。説明調にならずに自然にとある惑星世界の日々が始まります。
で、話は、っちゅうと、ゴッドファーザーみたいなファミリーが12家、しのぎを削っている未来世界で、白Rみたいな、ロミオとジュリエットみたいな、でも、ヒロインは暗殺者だったり、ヒーローは全身毒という男をボディガードに従えた大富豪ビジネスの天才で、、
あら嫌だ、話すとバカみたいな話に聞こえちゃって、恥ずかしいわ(笑)。

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7月17日

うわぁ〜、ウルグアイがぁ〜。。

アルゼンチン、予選から何か消極的でイマイチだったなぁ。。

AXNミステリーの「ウェイキング・ザ・デッド」を見てしまった、、うわ、救いがない・・
階段を大儀そうに登る、犯人を追って走っても足が速くない。そういうリアルさが、ますます気分を重くさせまする。。(>_<

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7月20日

WC女子サッカー。劇的でしたね。

まさかの、と言ったら失礼ですが、予想だにしない優勝でした。
アメリカ戦での澤さんのゴールなんて、絶叫ものでした。

私自身'99年ワールドユースをテレビ観戦したのがきっかけで、ガンバの試合を観にいき、今に至るわけなので、これがきっかけとなって女子サッカーの観戦者が増えるとよいのですが、どうでしょうね。

コパアメリカ「ウルグアイ対ペルー」 審判が早々とイエロー出したので、荒れるんじゃないかと心配して見ていましたが、いやぁ、ウルグアイ、、決めるべき人が決めるわ。。
視聴率的にも、ウルグアイが勝ってNHKはほっとしたのではないでしょうか。

ちまたで評判が良かったので、読んでみました。
「侯爵と恋に落ちるための9つの冒険」 サラ・マクリーン

うーんん、なんだか乗れない・・・
Plain Jane ものは好みのはずなのに、どうしてかな。

品行方正ヒロインが、28才にして受け身な自分を変えようと9つのやってみたい事リストを作り、冒険する。
と設定は面白いのだけれど、乗れなかった理由の一つは、ヒロインがやってみたいリストがつまらなかったから。
もちろん時代背景があるから、やれる事は限られているけど、当時だろうと今だろうと、28才ならばもう少し何か考える事があるやろ、と、思ってしまった。
(ま、私の28才を振り返り、必死な日々だったんで、私情が入ったかもですわ 自爆)

当時の未婚女性が夜にひとりで10年前に一度しゃべった事しか無い男性(放蕩者で名高い)の家に行くなんて、さしずめ、今だったら、地味に真面目に生きてきて、家事手伝いで28になり、付き合ってる男性もなくて、んもー、昨日までの私を変えるのよっ、と、海外旅行で「暗くなったらあそこには行かない方がいい」という所に出かけるような感じ?

本人は大丈夫のつもりで、実は危なっかしいヒロインが、無謀に冒険しては、手馴れた(はずの)ヒーローが必死に被害を最少に食い止めるべくフォローする、、昔のシルエットデザイアでありそうなパターンですが、この作品がちょっと違うのは、作者がヒロインを賢いしっかりもののように描いていて、危なっかしい行動をおばかに見えないようにしている。
これにすごく違和感を感じちゃいました。
愚かな行動をして痛い目に会う、なら経験値が上がるけれど、常にヒーローに助けられ、何も冒険になっていない気がするし。

ヒーロー振り回し系のロマンチックコメディだと割り切って読めばいいのだけれど、この、ちょっと賢そうなアラサーヒロイン像というものが、最後までストーリーとなじめずに終わってしまいました。
28才を主役にした少女マンガなんですよねぇ。

読みながら、なんで自分がシェリー・トマスが好きなのか、サラ・マクリーンを読みながら脈絡なく考えたりしました。
シェリーの作品は、ヒロインが愚かな行動をとったら、ちゃんと痛い目に会う。
都合よく誰かが現れて無難に救ってくれたりしない。愚かさの代償を背負って生きる。
そうやって生きてその上で成立するロマンスだから、好きなんだなあ。。(と、また自分の愚かな過去を振り返り、私情が入ってしまいました〜 自爆)

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7月28日

職場のネットワークが大トラブルに陥り、このところ毎日毎日、サーバー室にこもりきりでした。
どーして固まるの、どこがいけないんだぁぁぁ、どこかに蒸発しちゃいたいっ、、と頭をかきむしり・・・

なんとか、すべて復旧いたしました。本当に嬉しいわぁ〜。

船倉に大きな穴が開いたのを、ひとりバケツで海水をくみ出している、というか、穴を修繕してるそばから、水が入ってくるというか、、
少しは可哀想だと思って、ネットの利用を控えてくれたらいいのに、ちょっと直ってちょっと動かすと、途端にどやぁ〜っと押し寄せてきます・・・

いまどきのネットワーク使用量って恐ろしいですね。
深夜のごく一部を除き、ほとんどの時間休みなしですからねぇ。。

さぁて、アリアナ・フランクリンが届きました。ふふ、これから読むぞーっ。

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7月31日

「エルサレムから来た悪魔」アリアナ・フランクリン、、をを、面白いです。
でも、下巻がないから、途中で足踏み。ばかばか、上下巻を一緒に買うべきでした。
楽天ブックは届くのが遅いんですよねぇ。。

下巻が届くのを待っている間に、読んだ本は、
「ずっとお城で暮らしてる」 シャーリィ・ジャクスン
創元推理文庫を購入しました。
一番左、表紙絵がファンタジーみたいです。
もとのペーパーバックの表紙絵が内容的にはぴったりかと。学研ホラーノベルズ(右 絶版)のものも少し可愛らしいですね。

この本を読む前に、短編集「くじ」も半分ほど読みました。
あぁ、もうっ、、ハリスという名前を当分見たくない(爆)。
世の中のハリス氏は、えらい迷惑を蒙ったのでは?
どれもとても短い話だけれど、読めば読むほどとてもとても嫌な気分に、、、
悪意の塊のような、墓場を指差しているような短編集に途中で降参して、「ずっとお城で暮らしてる」にチェンジしました。

短編集と同様、繊細で美しい自然描写、細部の観察が鋭く、部屋にしろ通りにしろ、向かいに住む人にしろ隣人にしろ、いずれも具体的なイメージが喉をしめつけるように恐ろしい。
弱い人間のわずかなためらい、おびえを、毒蛇のように察知して、かみついて離れない。
厚かましくて、押し付けがましくて、好意を断ると一転して罵る、知り合いと称する人々。。
悪意や憎しみやあざけりが、興奮をもって語られる。
死んでしまえばいいのに、、、にたにた笑いながら、誰もがそう思っている。

こういう悪意に対抗するのは狂気しかないのかしら。

『メリキャット お茶でもいかがと コニー姉さん
とんでもない 毒入りでしょうと メリキャット
メリキャット おやすみなさいと コニー姉さん
深さ十フィートの お墓の中で!』

Merricat, said Connie, would you like a cup of tea?
Oh no, said Merricat, you'll poison me.
Merricat, said Connie, would you like to go to sleep?
Down in the boneyard ten feet deep!

メアリー・キャサリン・ブラックウッド(メリキャット 18)と姉コンスタンス(コニー 28)は、大きなお屋敷に叔父と暮らしている。
6年前、家族は砒素毒で死んでしまった。
夕食のブラックベリーにかけたお砂糖に砒素が混ざっており、メアリーの両親と弟と叔母が亡くなり、叔父は生死の境をさまよい、一命をとりとめたが以後は体も脳もすこし機能が失われている。
警察はコニーを逮捕し、センセーショナルなニュースとなったが、裁判で無罪となった。だが、以後コニーは一歩も屋敷の敷地から外へ出ることはなくなった。

村で一番裕福なブラックウッド家は、この事件の前からあまり好かれていなかったが、事件以後は、村民に忌み嫌われている。

ストーリーや結末はある意味、予想できる範囲なのですが、その語り口がね。
ぞっとするほど上手いですねえ。
優しいラースフォントリアー、繊細なヴァーホーベン、、、

読んで幸せな気分にはなりません。バイオリズムが上向きの時に読んでくださいね。

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