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更新記録 2015年6月1日から2015年7月31日まで
バラクキ蜂にやられて一番花が2輪しか開花しなかったレデイ・オブ・シャーロット。
5月はがっかりでしたが、他のバラが終わった今、盛んに2番花を咲かせてくれてます。
ちょっとおしゃれに写真を撮ろうとしたら、ニコちゃんがやってきて、くんくん。
あら、ネコでもこの可愛らしさが分かるのね、、と思ったら、食べようとするし(笑)。
ピエール・ルメートルの「イレーヌ」を読むのを中断して、こちらを読みました。
「死のドレスを花婿に」
長編創作1作目のようですね。だからでしょうか、
力量がある事はわかりますが、キャラクターに深みがないというか、
例えば誰かにこの作品を演じさせるとしたら、ソフィーやソフィーの父は誰が演じても同じという感じです。。
唯一フランツだけは、誰に演じさせようか、ドノフリオが若かったら彼もいいなぁ、とか人物像を色々と考えました。
人がバッタバッタと死ぬのですが、全員が殺され損という不運にも程がある、ミステリーのアイディアのための犬死になので、読後感があまり良くありません。
ただし、2作目がイレーヌ、3作目がアレックスなんだ、と思うと、作家の成長に驚きます。刑事たちの個性が生きていますものね。
「イレーヌ」の元のタイトルって「丁寧な仕事」なんですね?
うわ、、元々のタイトルの方がずっと良いです。あぁぁ、なるほどぉ、というタイトルです。
ナリーニのPsy/Changeling 「Shards of Hope」 Aden と Zair
キンドルでも2700円、コボでも2590円、、
高い、高すぎる、、
買うの悩んでます。
しばらく待てば安くなるのかな。
Simone St. James 「Silence for the Dead」(2014)
1919年、第一次世界大戦後のイギリス、ニューキャッスルから列車で4時間の寒村にたつ精神病院が舞台。
シェルショック(PTSD)により精神を病む退役軍人ら19人を収容しているこの病院に、新人看護婦としてやってきた Kitty 。
Kittyは実は看護婦の資格を持っていない。父親の暴力から家を出て、工場を転々とし、看護婦募集の求人広告に、偽りの推薦状を送って採用されたのだった。
病院として使われている屋敷は、元は裕福なスイス人一家が暮らしていた壮麗なマナーハウスだが、2年前に一家が忽然と消え、その後、館の西翼は荒れるにまかせている。
元所有者一家の失踪、、死を恐れ、死を願い、夜な夜な悪夢を見る患者たち、、壁の向こうから聞こえる「臆病者め」というののしり声、、崩れ落ちる漆喰、、、
父親から失望され、家族に疎まれ、世間に受け入れてもらえない患者たち、、悪夢に現れる幽霊は、本当に幽霊なのか、心の病が見せるものなのか、、途中までは館の謎や失踪した看護婦の謎や 無資格Kittyの、いつ正体がばれるかというハラハラなどが、物語をぐいぐいとひっぱっていくのですが、、後半3分の1ぐらいから失速。
あれもこれもと、話は盛り上がったけれど、散りばめた断片の回収をしないの。ま、前からこういう所があって、少しは成長したかな、という感じだけれど、、
それと、ロマンス部分が無かった方が良かった。
これも前作(2作目)でも思いました。
薄気味の悪い雰囲気(しかも精神病棟)でウキウキ恋心は違和感があるし、君は美しい、あなたはとても素敵、と、何ひとつ捻りがない。
退役軍人たちや手ごわい看護婦、介助人それぞれのキャラクターはよくまとまっていて、2作目よりもずっと人物が立体的になりました。
「生きて帰って来なければよかったのに・・死んでいたら英雄だったのに・・」
そう言われ続ける帰還兵達の心の傷を描く筆致は力強くて、作者の気持ちが伝わってきます。
アイデアは良いんだから、ホットシーンなんて止めて、幽霊に的を絞って書いてくれたらよかったのになぁ。。
それほど上手くないと思いつつ、諦めきれない作家さんなんです。
Anne Frasier ( Theresa Weir ) 「Play Dead」(2004)
とにかくTheresa Weir が大好きなので、彼女の別ペンネームの本も気になるのです。
この作品は元々は 2004年に Onix から出版されたようですが、2014年にキンドル版になり、アマゾンのプレミア会員は無料でダウンロードできたそうで、今まで彼女の作品を読んだことがなかった人も多く読んだようです。
おおむね好評で良かったわ。
Theresaのどこが好きといって、傷ヒーローを描かせたらテレサの右に出る人はいない!というほどダメな男、胸がきゅうっと痛む傷ヒーローを書くんですよねぇ。
周りから、こんな男はやめておけ、と言われても、
この男(ひと)は私の助けを必要としているの! とか思っちゃう愚かな私です、ははは
で、この作品、、いやぁ~、出ました。人生に打ちのめされ、残酷で不幸な記憶に雁字搦めになっている元FBI捜査官 David・・・。
舞台は南部 ジョージア州 Savannah。 死人が起き上がる事件が連続して起き、誰かが人間をゾンビにした、と大騒ぎになる。
刑事 Elise Sandburg (31) は13歳の娘がいるバツイチ。(娘の親権は夫が持っており、娘は父親と義母に愛されて育っている)
Elise は嬰児のとき墓場に捨てられていたところを発見され、里親のもとで育った。
著名なRoot Doctor (Hoodoo とか Conjure とか、漢方に儀式や霊やまじないが加わった感じでしょうか)が父親であると噂されているが、父親は死んでおり真偽のほどは定かでない。
David Gould (31)は10歳の息子を溺死で失っており、妻とも離婚、現在もメンタルが不安定で薬が手放せない。
スピリッチュアルな考えが根深く残っている南部&Elise、呪いなんて信じないヤンキーのDavid、この刑事コンビが事件を捜査する。
例えば Voodoo の巫女が David に「呪ってやる!」と言って、David にアクシデントが起きると、David 以外の全員が「呪いのせいだ」と考えるような社会で、地道な捜査をする、そういうちぐはぐが面白いです。
David の過去の悲劇や Elise の出生の謎が明かされる、というサブプロットと意外な殺人犯の正体。
最後の最後まで、David は Elise に助けられるトホホな男でしたが、良いんです(爆)。
Anne Frasier ( Theresa Weir ) 「Stay Dead」(2014)
Play Deadキンドル版で好評を得たためか、続編が出ていました。
すぐにダウンロードして読みましたが、うーん、Play Dead より出来が悪いわ。。
Elise に執着するシリアルキラーの話で、彼女は彼に誘拐され大怪我を負うのですが自力で脱出することが出来たのです。
これが出発点で、話は脱出して病院に入院している所から始まります。
(結構唐突に始まるので、シリアルキラーの話の本があったのだろうか、とアマゾンを探してしまいましたヨ)
ベッドで寝ていると自分の人生のネガティブな事ばかりが頭をよぎり、刑事なんかになんでなったんだろう、自分は一体何者、、なぜ脱出した時シリアルキラーを殺さなかったんだろう(犯人は昏睡状態になっている)、、頭の中で沸いてくる暗い気持ちから逃れることが出来ずに、休養を命じられると自分探しにはしる Elise。
改装中の自宅は工事の音がうるさく、行く当てがないEliseに、長年疎遠にしていた叔母のプランテーションに滞在する口実が出来る。
このあたりからもうね、イライラします。あれ?1作目ではEliseはもっとクールで理性的な刑事として描かれていたのに、松葉杖無しでは歩けない、ゆっくり動くのがやっとという状態で、携帯の電波の棒が1本立つかどうかという辺鄙な場所に行くって、なに?
しかもそのプランテーションは他に誰もいない。
よくある強情なアメリカ女性ヒロイン。大丈夫だから、と誰の言う事も聞かない。
David はそんな Elise にきつい事を言われたりして可哀想であります。
そして案の定、昏睡状態だったシリアルキラーが、突然目を覚まして病院を抜け出してしまうのです。
ご都合主義すぎますよね。
プランテーションの所有者だった叔母の秘密(叔母は2ヶ月前に死亡)とか、サブプロットは色々ありますが、詰め込みすぎて無理やりでした。
今作はね、David がいなかったら途中で読むのやめてました。
ぐちゃぐちゃなストーリーに David は一本の光の道でした。
それなのに、それなのに、報われないわ~。
南部人の考え方って、なんかね、「説明しても北部人にはわからないのよ」って感じで排他的なんですよね、好きになれないわ。
Elise には腹がたつけど David に会うために、次も買いますわよ!(爆)
チャイナ系ローズ 葡萄紅(プタオホン)
バラは二番花が咲き始めています。
プタオホンの花は、5センチぐらいの控えめな小輪です。
あちこちからしなやかに伸びる枝の先に一つずつ蕾をつけます。
ゆるくたわんだ枝、薄い花びらが反り返り、うつむき加減で咲きます。
その風情がなんとも言えません。
青りんごの香りがします。
閑話休題
大野くんの個展(東京)のチケット、2時間弱で完売でしたね。
固定電話も携帯も、まったくつながりませんでした。
キャンセル分の再販にもトライしましたが、、30分前から電話もネットも全くつながりませんでした。
これでは大阪のほうのチケットの争奪戦も厳しそうですね、はぁ。
ファンになる前に開催された一回目の個展、その作品を上海で展示するというので、
どーしても本物を見たくて、上海に行く事にいたしました。。
一緒に上海に行く人、いないかなぁ~。。
Donna Ball Home of the Brave (2014)
Raine Stockton とゴールデンレトリバーのCisco シリーズ9番目かな?
2番を抜かしちゃってるけど、それ以外は全部読んでいるお気に入りシリーズ。
前回はカリブ海のリゾートで少し休暇モードだったけれど、また地元スモーキーマウンテンでの日常で事件です。
犬と子供のサマーキャンプ、正しい愛犬家を育てる粋な企画に関わったレインたちが巻き込まれる爆弾テロ騒ぎ。
レインは民間人だし、ダイハードのような物語にはならないけれど、そういう普通らしさが活きたストーリーになっていました。
排他的民族主義や愛国主義、、最近の社会情勢をタイムリーにとりあげたプロット。
こんな田舎の町にテロリストなんて、、全員の親兄弟の名前を知っているような町で愛国秘密結社なんて、、と思っていたレイン達は、アフガンから帰国した元爆弾処理班の女性 Jolene の熱さに、当初は失礼な態度で接して、、「この町の事はあなたより私たちの方が分かってるの」と言わんばかりのやりとり。
一方のJolene も「平和ボケの田舎もんが、、」という態度アリアリ。
石頭で嫌な女を描くとうまいのよね、Donnaは。
重装備のテロリストたち、独立記念日の会場に仕掛けられた大量の爆弾、、まるで映画を見ているような現実離れした感覚。
日常があっというまにスライドする様子が上手い。
弱腰の政府はだめだ、武器を取れ、我々こそが愛国者だ、という扇動者は世界中、後を絶たないのでしょうね。
シスコは、愛すべきダメ犬って感じで、今回も「をいをい」連発なんですが、たまにスーパープレイをするからさすがです。
そして、レインがとうとうマイルズに!と思ったら、、あぅっ、、元夫 Buck が、、いい加減この三角関係やめてほしいわ。Wyn が可哀相でしょ!
断固マイルズ派のわたしです。
Donna Ball の新作「Flash」 (2015)
安定の出来栄えでした。
あらゆる犬のなかでも一番賢く、ずば抜けたアジリティの犬種、ボーダーコリー。
仔犬の頃、額の白模様がハリーポッターみたいに見えたため、フラッシュと名づけられ、フロリダの小さな島でほぼほぼ警察犬として働いています。
Cisco シリーズとは異なり、フラッシュの飼い主ヒロインもヒーローも警察関係者で、「小さな島」という設定ゆえ、島民の顔や名前、何時に店が開き、何時に家の灯りが消え、元保安官の散歩の時間や、訪れる旅行者や、、とにかくなんでも覚えていて、パトロール命!のボーダーコリーの面目躍如であります。
2年前に島で起きた殺人事件の公判が開かれる、、というのが物語のスタート。
ミステリーの真相は途中で読者には分かってしまいますが、良く出来ていて、イライラする事はないですし、ロマンスは無問題なラブラブなので、びっくりするほどストレスフリーの読書でした。
彼女のロマンスの特徴である「住む世界が違う人を愛する」の要素が全然無いのが物足りないと言えば物足りないですが、犬ミステリだと思えばよいのでしょう。
この作品はフラッシュ視点があるんです。そこが面白いですね。我輩のような一人称ではないのですが、フラッシュはこう考えた、とか、フラッシュは覚えていた、、といったように犬らしい視点があって、それが効いていました。
とても賢いけれどことさら擬人化はしない、その按配が良いです。
そうそう、珍しく DEAR AUTHOR を見に行ったら、(Jun 10) CLASSIC REVIEW として、
レベッカ・フランダースの「Wolf in Waiting」が取り上げられていましたよ!
褒めちぎっていましたね。
嬉しいです。わたしもこれが大好きなんですもの。
シリーズロマンス時代の作品として群を抜いていると思うんですよね~。
3部作がひとつになったキンドル版は2008年に出ていましたが、単独のキンドル版が去年の12月に出たようです。
シルエット・シャドウって良いシリーズでしたよねぇ。
研究会の準備やポスター作りで、また忙しくなってました。
やっとポスターが完成したので、ほっと一息、、買うのを我慢していた Nalini Singh の「Shards of Hope」をポチしました。
行きの新幹線で読み始めようかしら。
アマゾンだと21ドル、2700円もするのですが、今(6/30-7/2)楽天で買うと、なんと本なら電子ブックでも20%オフなんですよ。
ポイントも少したまっていたので1900円で買えました。ペーパーバックだと思うとこれでも高いですけど、でも、読みたい時に読まないと。。
Kobo は Adobe DRM 付き epub ですが、ま、それをキンドルで読める mobi 形式に変換いたしまして、マイ・キンドルで読んでおります。
私のは Kindle 3、2010年の購入だからもう5年です。意外と丈夫ですね。
むむむ、また忙しくなってしまいました。
頼まれた解析仕事やら若い人のお手伝いやら雑用やら、7月が早くて早くて焦るわ。
本、読んだんですが、
Nalini Singh 「Shards of Hope」
初の Arrow - Arrow カップルなので期待しすぎたかなぁ。
ヒロインがね、物足りなかったです。
サイレンスをやめる事は出来ないという台詞の繰り返しでうざかったわ(爆)。
もう少し深みがほしかったなぁ。
やっぱり Kaleb の巻が良すぎたわ~。。
ということでロマンスはかなり不満でありましたが、ロマンス以外のストーリーは良いです。
Arrow の未来への思いに泣けました。
Aiden の演説に大泣きしました。
こういうところが上手すぎる。
偉そうですが、今作は完成の一歩手前の作品という感じで、もっと削れるエピソードと、もっと書き込む必要のあるエピソードがごちゃごちゃしてると感じましたね。
むっちゃ上手い部分を読むと、あぁ、なんでこんなに上手いこと書けるのに、ヒロインのセリフはつまらないのよ。
さて、サイレンスの枷がはずれた Psy 社会はどうなってゆくのか。
てっきりこの巻で Psy - Changeling シリーズは終わりだと思っていたので、残りページが少なくなっても一向に解決しない問題に、あれれ?と思っていたら、
えーっ、びっくり! そういう展開でこれからも続くの?
でも一体誰がヒーロー役で残っているの?
まさか、二キータとアンソニー?! いやいやいや、それはノヴェラ程度で収めてほしいわ(笑)。
他に Ilone Andrews Burn for Me も読んだのですが、感想はまた今度。
今日書きたかった事の一つは、
なんと、スカパーをつけたら「アウトランダー」がやっていて、見てしまったんです。
でも、でも、吹き替え版だったのです。
ハイランダーたちが標準語をしゃべるんざます!(笑)
クレアをはじめとして登場人物のイメージかなりぴったりですし、ロケ?セットが素晴らしくて、とても良く出来ている作品なのですが、吹きかえって難しいですねぇ。
字幕版では同じかな、字幕はどうなっているのでしょうね。
18-21日、上海に行ってきました~。
これを書いているのは帰国後ですけど、実際の日付を元にここに記録しますね。
というわけで、まずは出発のてんやわんやをどうぞ。
今回は関空に行くのがものすごく大変でした!
台風11号、京都は雨こそ降れど災害があったわけでもなく、電車の心配をしていなかったので、早朝予定通り京都駅にタクシーで行くと、
はるか運転見合わせの表示。。。
フライトが9時半なので、朝いちばんのはるかを予約していました。
5時46分発に乗って 7時11分に関空に着くのです。
電車が止まるほどの豪雨だったとは思えず、えええっ!!!
ちょっと待てば来るのかな?とホームに降りたところ、はるかのホームには初老の駅員と2人の外国人が。
駅員さんは私がやってくるとこれ幸いとばかりに「はるかは運休なので、ほかの方法で関空まで行ってくれ、ついてはこの二人も連れていってくれ」と言うのです。
大きいスーツケースの若者2人。聞くと韓国人で日本には旅行に来て、これからソウルに帰るところ。
彼らの搭乗は10時半。
いやいやいや、私はとっても急いでいるんです、二人を連れてゆくのは無理で、、あぅ、、辺りを見回しても、ホームには私以外誰もいない、、
まずは階段を上がって、振替の紙を発行してるからそれを受け取って、近鉄に乗り丹波橋まで行き、そこで京阪電車に乗り換えて淀屋橋まで行き、そこから大阪市営地下鉄御堂筋線に乗り換えて天王寺まで行き、そこからJRの関空快速に乗ってくれ、、ですと。
階段を上がると、長い列が。。。
振替輸送の用紙をさっさと渡せばよいのに、並ばせてひとりずつに渡し、渡された人は渡した駅員にいろいろと訊くから、列が全然進まない。
質問は別の駅員にしてくれーーー!私はとっても急いでいるのーー!
私ひとりなら、3000円くらいチャージした ICOCA を持っているから、自腹でさっさと行くほうを選ぶのですが、コリアン君たちがいるでしょう?
用紙をもらわないと身動きがとれない。。。
4人ぐらいこの遅さで進んだあと、別の駅員がやってきて、並んでいる全員にさっさと紙を渡してくれました。
すわっ、コリアンの二人を従えて(笑)、駆け足で近鉄の駅まで走ります。
普通電車に乗り込んで、丹波橋まで。
丹波橋では近鉄と京阪がつながっているんですが、そこも結構あります。走ります。
そして京阪通勤快速では座れたので、スマホで調べてみると、JRは環状線も止まっているらしい、、どうしよう、言われたとおりに天王寺まで行って、JRがまたダメだと本当にやばい。。
心は焦りまくりです。
天王寺まで行かずに難波で降りて南海電車に乗る方法もあるのですが、利用したことがないうえ、御堂筋の難波と南海電車の難波は路線案内によると徒歩8分と離れているらしい。。
淀屋橋に着いたのが7時ちょっと前。
京阪の淀屋橋は、地下鉄御堂筋線まで結構距離があるので走りだすと、はっ、後ろを振り返ると二人がいない!
一瞬はぐれてしまい、焦りました、どこ?どこ?どこ?
二人が追いつくと、また走りまして、御堂筋線に。
エレベーターがないところをスーツケース持って、もう必死です。
難波で降りて南海に乗ることをコリアン君たちに話し、難波駅で駅員さんに南海電車に近い出口を教えてもらい、またまた走りました~。
7時15分発の急行に間に合って、関空に7時58分に着きましたよ。
天王寺からの快速が動いていたのかどうか、わかりませんが、南海電車に変えた決断、よかったんじゃないかな。
それにしても、本当なら指定席に座ってのんびりと関空に来れたのに、振替で電車賃が無料ってだけでは割が合わないですよね。
南海電車は立ったままだったので、本当にくたびれました~。
まぁ、コリアン君たちを無事に連れてこれて、ほっといたしました。
今回、上海往復はANAを予約しました。
朝早い便なので日本で爆買いの中国人客は少ないだろう、きっと遅い便で中国に帰るに違いないと踏んでいたのですが、違いました。
ものすごい荷物の中国人客でいっぱいでした。
ニュースでは知っていたけれど、本当なんですね。メリーズをいっぱい持っている人もいました。
そして搭乗ゲートの中に入って、免税でまた買うから、手荷物もいっぱいなんです。
中国経験値の高い日本人の集団が近くに居て、聞き耳をたてていると、搭乗のとき座席番号順に後方の席から乗るようにアナウンスするけれど、無視して並んだほうがいい、と言っていました。
なぜなら、手荷物いっぱいの中国人客が上の戸棚を占拠しちゃうからって。
なるほどねぇ、、
ふふふ、上海に着くまでで長文になりました。
到着後は次に書きます。
関空から上海までのフライトって3時間弱なんですね。早っ
時差が1時間あるので時計は2時間後ですが、浦東(プートン)空港に無事着陸いたしました。
朝家を出たのが5時、関空に着いたのが8時、ほぼ同じ時間なんですよね、びっ
くりです。
空港の周りって何もないの、地平線が見えます。
初めての中国なので、荷物の受け取りでしょ、入国審査でしょ、両替でしょ、日本人集団の後ろをこそっと付いていきました(笑)。
これからリニアモーターカーと地下鉄を乗り継いでホテルまで行きます。
地下鉄の服務中心(サービスセンター)とリニアモーターカーのサービスセンターが中央広場の向かい合わせにあります。
漢字で筆談できるのは助かるけれど、結局尋ねられたことはまったく分からないから、窓口は緊張の連続。
地下鉄3日券は「我要地鉄三日票」 これを紙に書いて窓口の係員に渡し、いだだだ、と何か言われて、何だか一枚か?って訊かれているみたいだから 指で「1」とする、みたいな事を汗だくでやって
リニアモーターカー(磁浮)の券と、地下鉄の3日券をそれぞれ無事に購入し、まずは磁浮に乗りました。
列車の窓の外はなんにもない野原が広がり、そういうところに突如30階以上あるような高層のビルができていて、その数、ものすごいです。
土地が広い上、どこもかしこも開発って事が実感できますねぇ。
終点駅に着いたところ。
ちゃっかりと記念写真を撮っている人に頼んで写真を撮ってもらいました(笑)。
終点龍陽路駅には8分くらいで着き、向かいの地下鉄の駅に行くのですが、
あれ、リニアっちゅうハイレベルな乗り物に乗ったあとにこれ?
リニアの駅と地下鉄の駅の間にある道は狭くて、3、4歩歩けば渡れる程度。
なんというか日本でいうと高架下のイメージ? 道路に水がところどころにたまっていて、少々臭くて、ゴミが散らかっている、、そういう道を渡るのです。
そうそう、日本の旅行ガイドでは日本の漢字で地名や駅名が表記されている事が多いので、要注意ですね。簡体字で覚えておかないと、ここどこ?になってしまう時がありますよね。
地下鉄マップは中国語版が必須です。
さて、地下鉄はとても便利でした。ほとんどの線に乗りましたよ(乗り過ぎ 笑)。
何号線もが張り巡らされていて、使い勝手がよいです。ただし、改札を通る前に空港みたいに手荷物をコンベアに載せてX線チェックを受けないとだめなので、若干もたつきます。 係員は真面目に検査していない様子ですけどね。
ランチ用だと思う、スーパーのレジ袋にいれた焼き肉やら何やらをそのままぶらぶらと手にもっている人が(若い女性でも)多かったんです。
バッグを持つと地下鉄のチェックを受けないとだめだから、中身が見えるビニール袋をそのまま持つのかな?
お洒落な格好してるのに惣菜が入った袋を持っているのって、結構びっくりします。
ホテルへは地下鉄を一回乗り換えて12時過ぎに到着。
チェックインよりだいぶ早いのですが、部屋に入れてもらえ、部屋で一服したあと、上海駅に向かいました。
明日の蘇州行きの新幹線の切符を買い、そのあとは外灘へ行く計画です。
日ごろは全然動かない私ですが、旅行に出ると途端に活動的になります(笑)。
いやはや、とにかく人が多い。
常に帰省ラッシュの東京駅か、週末の渋谷か?山手線のよう? 京都だと観光シーズンの新京極? どこに行っても人だらけで、圧倒されます。
経済成長、ハイテク、誰もがスマートフォンをいじっている、、一方でどこでもゴミが散らかっているアンバランス。
地下鉄でも新幹線でも列なんて無くて、改札口に押し寄せる。
降りる人より先に乗り込む。
日本のように脇に立っていたら、どんと後ろから押されました。
でもホームには脇に立ちましょうというプリントはあるのよ。
こんな事やっていたらかえって効率が悪い、と思わないのかなぁ。
ホームに着いた途端、大きなスーツケースを持った人が正面から乗ってくると、ほんと、降りる方も必死ですよ。
そして、電車の中でもどこでも、おばさん、おじさん、若者、みんな大声で話すのよ。地下鉄で大声で会話が始まったとき、中国語がわからなくて本当によかったと思いました。
ただの騒音になるだけで、気に障りません。わはは。
地下鉄の上海火車駅から上海駅に徒歩で向かうのですが、そうそう、上海の地下鉄では出口の番号がとっても大事です。
大前提として、むちゃくちゃ広いんです、駅が。
出口が違うと、とんでもないほど離れてしまう事があるので、ガイドに何番出口と書いてあったら、絶対にその出口に行くべし!です。
そして上海火車駅には地下鉄1、3、4号線が通っているのですが、上海駅に近いのは3、4号線で、1号線は遠い、遠い、遠すぎるーー!
今まで大阪市営地下鉄の本町駅が一番ひどいと思ってましたが、今日から上海火車駅が一番になりました(笑)。
駅の周りには、切り分けたメロンを割り箸に挿して売っている行商人が一杯いたけれど、これといって治安が悪い感じではありません。
售票処(本当は処の几の部分がカタカナのトですが)で切符を買いました。
列車の切符は実名制なので、外国人はパスポートが必要です。
前に並んでいた女性にここで明日の切符は買えるのか?と英語で聞いてみたけれど、全然通じず、書いた紙を見せたら、身分証が要るよ、とカードを見せられたので、中国の人はみな身分証カードを持っているのですね。
「19号 人人(これで一文字、従の簡体字)上海 到蘇州 9点左右 2等座 1張」「19号 人人蘇州 到上海 16点左右 2等座 1張」
19日の 上海から蘇州まで9時前後の2等席切符と、帰り16時前後の切符をください、と書いたつもりの紙を渡して、あらま、意外に簡単に新幹線の切符が買えました。
よっしゃ、これで準備万端。これから外灘(ワイタン)に行きますよ。
南京東路駅で下車して、外灘(ワイタン)まで行く前に腹ごしらえいたしました。
言葉が分からないから、簡単なものしか食べられないの。
色々なお店があったのだけれど、全部横目で見て過ごし、ちょっと客の少ない店に入って(爆)、メニュー写真に、不辣(辛くない)と書いてあった羊肉麺を頼みました。
25元。1元20円なので、500円です。
上海の物価、全然安くないですね~。ラーメン500円って日本とさほど変わらないですよね。円安なんだなぁ~。
南京東路~ワイタンは賑やかなショッピングロード。人でいっぱいです。
でもね、ゴミが至る所に落ちているんです。写真だと目立ちませんが、歩くとね、、
掃除人もいっぱいいるのですが、きれいに掃いてるそばから、ゴミをぽいっと捨てるんですよねぇ。
鼻をかんだ子供がぽいっ。ジュースを飲み終えた大人がぽいっ。紙やビニール袋のゴミがねぇ、、うーむむ。
途中で生ジュースを飲みましたよ。果物をチョイスできるんです。
ドラゴンフルーツとオレンジの組み合わせ(23元)を飲みました。
実は、買ってからようやく上の表の意味が分かったんです。
値段だったのね。
ものの相場が分からないから、ジュースがいくらぐらいか、ピンと来ていなかったの。
結構お高いジュースでした(爆)。
対岸の美しいビル照明を見ていると、白や黒のビニール袋を運んでくるおばさん、お兄さん。袋の中には売れ残りの?魚が一杯。
川の堤防のてすりの向こうに身を乗り出して、その魚をどぼどぼと川に捨てました。
魚やカモメのえさになるから、エコなんですけどね。
なんとなくね、もうちょっと違う場所でやってもよいのでは、、、、
夜のワイタンは観光客でいっぱいです。地下鉄の駅まで戻るのが一苦労でした。
海に近いからか湿度が高く、気温は27度でしたが汗でべたべた、、ホテルでシャワーを浴びて、バタンキューです。
明日は蘇州に行きますゾ。
今回の上海行き、ひとつ大きな失敗がありました。
それは、中国ではグーグルが繋がらない、って事を分かっていなかったのです。
上海には、もちろん、大野くんの個展を見るために行ったのですが、航空券とホテルを予約したあと仕事が忙しくなってしまい、全然準備ができませんでした。
さすがにまずいと、一週間前に旅行ガイドを買ったのですがケチって古本を買ったため、肝心のマップ(付録だった)が付いてなかったのです(爆)。
なんとかなるやろ、と出発前の一週間は夜な夜な上海に旅行した人のブログを読んだり、ぐぐったりして、グーグルマップにお店や名所の場所をマークして、これで間に合わせるつもりでした。
レンタルwifiルーターのおかげでパソコンもスマホもネットに繋がるけれど、、
なんと、グーグルマップが見れない!!ガーン・・・
行きたいところの地図くらい印刷して持参すべきでしたねぇ。
夜、ホテルであれこれ調べようと思っても、中国の検索サイト百度には繋がるけれど、中国語を打てないし、読めないし、グーグルに繋がらないと大弱り。
香港のプリペイドSIMとか、VPNとか、もう少し準備しておくんだった、、いや、そもそも新品の旅行ガイドを買うべきだったわ(爆)。
大野くんの個展のチケットは、明日20日15時と21日11時です。
せっかく上海まで来たのだから旅行2日目は日帰りで蘇州に行こうと思っていました。
一人旅の上、準備不足も重なり、現地ツアを頼む事が出来ず、なんとか自力で行く事にしました。
切符は昨日ゲット済み。
上海駅は日本とは違い、まず切符を見せないと駅舎そのものに入れません。
地下鉄と同様、手荷物をX線検査のコンベアに載せて、空港の搭乗ゲートのように中に入って、エスカレーターで2階に上がると、電光掲示板に列車と待合室が表示されていて、
その番号の部屋で待ちます。
わたしが乗るのはG7006、高鉄(新幹線)です。
開のなかの鳥居みたいな字が、出発。点が時間。候が待ってるって事ですね。
10番の待合室に入ると、こんな感じ。
写真をとっている私の側にも同じだけベンチがあります。広いね~。待合室ってイメージじゃないですね。
この待合室には3つ改札口があり、G7006は2番、3番改札です。
発車5分前になると、改札が開くのですが、新幹線でもこれです。
列なんてありゃしません。
10番ホームから乗れと書いてあったので、降りてゆきます。
中は日本の新幹線とほぼ同じです。
30分弱で蘇州に着き(早いですね~)、出口近くでおばさんから蘇州の地図を5元で買いました。
確か、誰かのブログに、駅でおばさんから地図を買ったほうが良いと書いてあったんですよねぇ。
そして、、ほんとに地図を買って良かったんですヨ。
駅構内で「安いよ、安いよ」とばかりに、一日バスツアの参加を呼びかけてる人たちがいっぱいいるのですが、そのおばさんが、「あんた、このツアに参加しなよ」とばかりに私を連れて行きました。
蘇州は、中国人にとっても人気の観光地なんですねぇ。
観光客でいっぱいです。
一応、一番行きたいのは虎丘でして、地下鉄で山塘街まで行き、古い町並みを散策し、そこからタクシーで虎丘へ、、なんて考えていました。
バスツアは 獅子林と、隅(こざと偏を「耕」の偏に置き換える)園と、寒山寺と虎丘で200元。
ちょっと高いけれど、冷房の効いたバスに乗って、連れていってもらえるならいいかなぁ。
16時半には列車に乗らなければならない、と英語で伝えると、客引きの人は「問題ない、15時半には駅に戻るから」と。
全員中国人で12人くらいか、英語も通じないガイドさんだし、どうしようと思っていると、どこから来たの?と英語で聞いてくれる人が居ました。
列車の時間に駅に戻れるかどうか心配している、と話すと、「自分も18時の列車で上海に戻るんだ、彼らは時間オーバーするようなサービスをしないよ、笑」と言ってくれて、結局、この方と最初から最後まで行動を共にして、ものすごくお世話になったのです。
正直ね、ほとんどの中国人男性は、なんていうか、爆笑問題の太田さんみたいな感じなんです(太田さん、すみません!!)。
いかにも中国人というイメージどおりの人ばかりで、そんな中に、ちょっとスマートな感じのこの人がツアに参加したのって、ほんと、ラッキーとしか言いようがありません。
バスの座席って頭上にクーラーの吹き出し口があるじゃないですか。
それに手を伸ばして、「大丈夫か、風が当たり過ぎないか?」と心配してくれたり、獅子林に着くと、「飲み物は持っているか?」と聞いてくれたり、「トイレはあっちだよ」と言ってくれたり、、
昨日まで中国の人ってやっぱり交通ルールを守らないし、ごみは捨てるし、なんだかなぁ、と思っていたのですが、あぁ、ごめんなさいっ!
色々な人が居るんですよね、当たり前ですね。
「飲み物は持っているか?」と聞かれた時、ちゃんと水を持ってきていたので、「イエス、ウォーター」と答えたら、なんと、どこかに行こうとするので、慌てて付いていったら、「いやいや、あなたはここで待っていて」と言われて、、
この人、私の分まで水を買ってきてくれたのです。
あぁ、わたしのダメ英語ヒアリングのせいで、申し訳ない。
さて、蘇州はとんでもない渋滞でした。
駅から徒歩でも行ける獅子林に到着するのに1時間かかったでしょうか?
狭い道に車とバイクと人が、もうもうもう、身動きとれません。
京都の清水寺や東山通りでも、これほどの渋滞は無いですよー。
車と人が多すぎる!
このまま中国の人が全員車を所有するようになったら、一体道路はどうなるのかしら。
こういった、獅子のような石がごろごろ(爆)ある庭園で、人が多くて多くて、ゆったり鑑賞するような所じゃありませんでした。
夏休みだから? 国民が裕福になって、観光する人が増えたからか?
中国の人はロックガーデンが好きなんですね? と訊いてみると、好きだと言っていました。こういう石は自然が作り上げたもので、人工的に作られたものじゃない、それが凄いと。
バスツアでめぐり合った親切な中国人男性は、子供専門病院のお医者さんだそうです。
とても忙しくて、休みは日曜日しか無いとの事。
名前を聞かなかったので、ひとまずドクターとここでは呼ぶことにいたしますが、
ドクターは、バスツアのガイドさんが話す中国語を、英語で通訳してくれたり、集合時間まで、ま、とにかく常にベビーシッターのごとくお世話してくださったわけであります。
せっかくのお休みなのに、ほんま、申し訳ない。
蘇州にある名庭は、元々個人の庭だったわけですが、
「なんちゃらプリベー、プリベーなんちゃら」
「プリベー???」
「イエス、プリベーガーデン」
「オー、プライベート!」
こんな具合に、私の英語能力では、簡単な会話もすったもんだでございます。
英語の上級者は、こういったちょっとした違いに対応できるのですが、初級者はこういう違いがほんとツライのよね。
全然ぴんとこないんです。
客人と酒を飲んでくつろぐ部屋を観た後、「もしわたしがお金持ちなら、こういう庭で、お酒を飲みながら、詩を読むのだが」と仮定法の教科書のような会話をしたのですが(笑)、
「日本人はお酒に チョレー じゃないだろう」
「チョレー????」
何回聞きなおしても分からず、とうとうスペルを言ってもらうと、
「あ、トレレート tolerate ね」ぜいぜい・・
多くの日本人には2つのアルデヒド・デヒドロゲナーゼのうちの一つが無い、と言いたかったのですが、全然通じませんでした(爆)。
そのあと、アルコール中毒の母親から生まれる子供はとても小さい、と真面目な会話をしたわけですが、深い話をするだけの英語力がなくて、ただ聞いているだけの私です(笑)。
「日本では小学校でみんな習字をするんです。こんな風に書く練習をするんですよ」
「??」
筆って言いたい私「えーと、ウィズ ブラシ、ノット ペンシル」 ほらほら、手振り身振り、、
「おーー、マオピン!」
「イエース、マオピン!(マオピンて毛筆だよね、きっと)」
なんと、中国では毛筆で字を書くこと、学校で教えないんだそうです。
学校で毛筆を教えているのって日本だけなの?
先端的な技術は学ぶけれど、こういう昔の伝統を教えていないと言ってましたよ。
「I feel guilty.」と笑っていました。
耒禺 園 は19日その3に載せた地図の一番右端よりもっとずっと右のほうにあり、蘇州市の東端、近くに動物園や公園がある小さい庭園です。
この庭園の英語のサイト (表示されるまで少し時間がかかるけど、Sceneryが綺麗です)
こちらは人も少なくて、ゆったりとできました。
ですが、実際はそこに着く前にお昼でね、9時半に出て午前中いっぱいで獅子林だけ。。
はぁ、、渋滞がむごすぎます、、
昼食は30分。各自が勝手に食べて、バス集合場所に戻るとのこと。
ドクターのあとを付いて近くの食堂へ。
何がいい?と訊かれてもさっぱり分からないし、お任せです。
川魚の甘辛煮付け、青菜の煮浸し、卵スープをチョイスしてくれて、ガツガツと食べました(笑)。
いやぁ~、中国語が出来ないから、こういう普通のものが食べられなかったんですよね。嬉しいわ~。
川魚は結構大きい、40cmくらい? 大皿にでんと乗っている。
渡された空のお椀に魚を取り分けると、あれれ? そうか、白ごはんの上に置くのね。
味はなまずに似た感じ、淡白でしっとりとしていて、でも、小骨が要注意です。
小骨といえどもかなり頑丈で、歯で噛み切れないうえ、先のほうで二股に分かれているの!
この厄介な小骨を取り除きながら食べるのよ。
わたし、魚を食べるのが得意で本当に良かったです(笑)。
満腹で満足で、さて、支払おうとすると、「いいから、いいから、ノープロブレム」と、ドクターが支払ってくれました。うーむむ。さっきのお水も支払っていないんですよねぇ。。
耒禺 園を見たあと、舟に乗りました。
おじさんが舟をこぎながら歌うのですが、1元との事で、これって舟代とは別なの?(笑)
その後、バスは蘇州市の南側を走ったので、観れないと思った盤門をバスの窓から見る事ができました。
って言うか、どこを走っているのか分からないし、ぼぅっと窓の外を見ていたら、ドクターが「盤門だよ!」と反対側の窓の外を指してくれました。
ラッキー。
盤門が見たいということを、話しておいてよかったわ。
寒山寺ではまず楓橋古鎮に行きました。
有名な楓橋や「月落ち烏啼きて霜天に満つ」の石碑を見ながら、ドクターに寒山拾得の話を伝えようとしたのですが、まるっきり通じませんでした。
あれれ?
この漢詩は中国でも日本でもとても有名な詩ですが、寒山拾得はそれほど有名じゃないのかも?
さて、時刻は既に3時をまわり、どうやらこのツアにこれ以上参加していると、予約した列車に乗れそうもありません。
ガイドの人とドクターがしゃべっております、あれこれあれこれ、、
「このバスツアだと、蘇州駅に着くのは6時半くらいになるから、我々はここからタクシーに乗って駅に向かう」
えっ、、私はタクシーに乗るつもりでしたが、ドクターの列車は6時台なので、もう少し観光できるはずです。
You can stay with this tour members とかなんとか、言ってみましたが、自分も友人と会う用事ができたので列車の時間を変更するつもりなんだ、ですと。
ガイドさんが我々に20元返してくれ、それでタクシーに乗れと言う事で、タクシーを捕まえようとしましたが、これがなかなか。
結構焦りました。
ガイドブックにはタクシー利用が簡単な事のように書いてありますが、日曜の観光地でタクシーを捕まえるのは大変です。
広い通りまで歩いて、、ようやく一台拾えたとき3時半になっていました。
自分ひとりじゃ絶対にタクシーを拾えませんでしたね。。ドクターには本当に大感謝です。
上海もそうですが、蘇州の交通マナーも、それはそれはひどいんです。
右側通行だから日本とは逆ですが、日本に例えて言うと、
右折の車が直進より先に突っ込んでくるんですよ。
左折は自分の信号が赤なのに、平気で左折したりします。
交差点が本当に恐ろしいんですワ。
16時、駅到着。メーターを見ると、35元だったか、(20元では足りないじゃないのサ)、お札を用意していたのですが、またまたドクターが「いいから、いいから」と自分で支払って。
丸一日お世話になったにも関わらず、お名前も聞かずに、リアリー、リアリー、サンキューベリーマッチ、シーユーでお別れです。
200元のツアは、たいしたものが見れなくて高かったですが、ひとり地下鉄でまわったら、こんな親切な中国の方と出会う事は無かったわけで、何事も効率よくすれば良いというわけじゃないですね。
私も日本にくる旅行者に親切をしてお返ししないといけませんね。
上海3日目。いよいよ大野くんの個展を見に行く日ですが、
入場時間が15時なので、午前は七宝古鎮に行ってみました。
小さな古鎮で、地下鉄一本で行ける所にあり、グーグルマップを見ればいいと高をくくっていたのでちゃんと準備をしていませんでした。
中国ではグーグルマップが見れないと分かり、前夜に慌てて七宝付近の地図をネットで探しましたが、分かりやすい地図が見つからず、、
地下鉄を降りて、、、いやぁ~、歩きまわりましたよ、だって、地下鉄の出口のあたりに何の表示も無いんですもの。
ちょっとした矢印とかあれば良いのにね、、中国人カップルから七宝老街はどこだ?と尋ねられました!(爆)。
月曜日なのに、こんなに人がいっぱい。
観光客といってもほとんどが中国の人。
古い店並みが残っているのは、川沿いのごくわずかで、ひとつ通りが違えば、車の行き交う道路と、高層アパートです。
はっきり言って、観光ガイドは盛り過ぎですね。
写真に撮ると綺麗に見えますが、観光を推進する気がそれほど無く、保存も無く朽ちるにまかせている感じで、全体にくたびれてる印象でした。
左の写真をクリックすると、大きくなります。
このアパート、結構ちゃんとしたビルディングで、下はテナントになってましたが、半分くらい開店休業?
他にも15階建のアパート?団地?があちこちに建っていて驚きました。
ベランダじゃなく、ただの壁面に、ずら~っと設置されているエアコン室外機が壮観でした。
15階とか、室外機が故障したらどうするんだろうなぁ~・・
一番上の写真で塔が写っていた七宝教寺にも参詣し、お線香?をあげてきました。
お線香が長くて太いんですよねぇ。
下の写真の黒ワンピースの人がもっているのがそれですが、ビニールに包まれているのをこの女性は全部剥がしていますね。
私も真似してそうやったのですが、左端の手だけ出てる人のように、ビニール半分だけ外して火をつけた方が扱い易かったんですねぇ、、、
七宝を歩き回ったあとは、呉江路に向かいました。
地下鉄の南京西路駅で降りるのですが、何番出口で降りるかをメモした紙が見つからず、お目当ての店を探すのに苦労しました。
呉江路は、昔は屋台や小さな店が立ち並ぶ屋台通りだったそうですが、数年前に全面的な開発が入り、今やおしゃれなグルメ街になっています。
目指す「小楊生煎館」は、どれかのビルの2階なんだけれど、どのビルなんだ~??
紙に、在那里(本当は口偏に那)小楊生煎?と書いたけれど(簡体字でね)、
上海の人って皆忙しそうに歩いていて、尋ねにくいのよ~。
一人の人は、中国語でべらべらと説明してくれたけれど、理解不能、、
次の人には最初から英語で聞いてみました。
この通りを出たところのビルだと判明。あぁ、いくらうろうろしても見つからなかったわけだわ。
無事、小楊生煎館に入りました。
注文はイマドキなの。マックやスタバのように入口でメニューを選ぶと、レシートを渡してくれます。
それを持って、 小籠包を焼いているおじさんに渡すと、おじさんはレシートの一部をビリッと破る。
よく分かっていなかったので、私はそのまま空いている席に座ってしまったけれど、これは大きな間違いで、焼いているおじさんのところで、焼き小籠包を受け取ってこなくちゃいけなかったんです。
座ってから気づきました。
あれ、みんな、焼き小籠包のお皿をもって、うろうろ席を探している。。。
す、す、すみません!わたし、それ(焼き小籠包)を受け取るの忘れました!
アイ フォアゴット テイキング、、、、全然通じません、、
わたしのレシートは既に破れているから、「渡し済み」なんですよね。
でも、ワーワーうるさく言ってるので、「わかった、わかった、これ持ってけ」とばかりに焼き小籠包を渡してくれました。(赤面)。
4個で8元です。を、久しぶりに安い。
2個食べてから、写真をとったので、汚いですね、すみません。
スープは後から運ばれてきますが、中国語で「なんちゃらを頼んだひとぉ~!」とか言っているので、やだ、私のかしら?とドキドキします(笑)。 実際は
お店の人が観光客に慣れていて手際がよいです。
カレー風味のスープも8元。周りを観察すると、スープの中にワンタン?麺?何か入っているものを食べている人の方が多かったの。
一人で入りやすいし、安いし、美味しいし、このお店は大満足でした。
しかもこのビルのおトイレ綺麗だったし(笑)。
そうそう、当初心配した中国のトイレ事情、今回は全然困りませんでした。
観光地には公衆トイレがかなり整備されているし、地下鉄のトイレもひどい所が無かったし、ほっとしましたね。
これから人民広場に立ち寄って、それから老西門(美術館)に向かいます。
人民広場の出口8-12には大野くんの個展のポスターが貼られているというツイッターの書き込みを見て、行ってみました。
並んだ柱すべてにずらっと貼ってありました。凄いですね。
こちらが美術館です。
地下鉄老西門駅。6号出口を出てすぐ。
今回は現地の人が発するツイッター情報に助けられましたね。
6号出口って、ぱっと見、わからないんです。
うっかり1号出口の矢印がある改札から出ちゃうと、もうね、6号出口に行けないの。
上海の地下鉄は、改札イコール出口で、その出口にはその改札口からしか行けないってのが多い。
ついでに、老西門の6号出口近くのトイレは綺麗でね、個展に行く前に寄る人多し(笑)。
、
記念写真。
すごいよね、こんなに拡大しても全くバランスがずれない絵なんですよね。
意外にもほとんどが現地の人でした。
若いお嬢さんが一杯でしたよ。 明らかに日本人はほとんど「高齢」でした
(笑)。
発券番号を機械に入力して、チケットを手にして並んでいると、前にいたお嬢さんが「日本の人ですか?」と声をかけてくれました。
長沙から来たんだそうですが、日本語がとても上手でびっくり!!
リーダーの絵を見るために来たそうで、こんな所で「大野くんっていいよねぇ」とファン談義(笑)。
思い切って上海に行って、本物を見る事ができて、本当に良かった。
フィギュアも絵も、なんかね、思いが溢れていました。
作品集の写真では笑える「ガマドン」も、現物を見ると、あらやだ、なんだか気になる面白さ。
自由や開放を望むフィギュアと、気味の悪いほど「目」にこだわった絵。
何を考えていたのかなぁ。。
謝謝の字はいいね、自信と勢いがあって力強い。
70代?と思える女性が折りたたみ椅子に座って作品を見ててね、椅子は孫?が運んで、はは、日本人でした、その方。
その彼女が孫?に「この子はねぇ、字も上手いのよ~」なんて言ってるの(爆)。
最後には大野くん本人による説明のビデオがあって、みんな、幸せ気分に。
小指にインクをつけて、タツノオトシゴの絵にペタっと痕を残すんです。
5色のインクが用意されていて、タツノオトシゴが綺麗な水玉模様に彩られるのですが、「ありがとう」「3104」という文字が点点をつないで出来ていて、わたしも「ありがとう」の所に小指をペタっと押してきました。
上海4日目、あっという間に帰国の日となりました。
飛行機は18時搭乗なので余裕があります。スーツケースをホテルに預けて再び個展に行ってきました(^^;。
今日は当日券ボックスが出ていて、当日券を買っている若い人や子供が結構いましたよ。
さて、個展の入り口に美術館館長と草間弥生さんのあいさつ文や祝辞があるのですが、昨日買ったパンフレットを読んだところ、館長の挨拶文が割愛されてるんです。
とても素敵な言葉なのになんで?!
ということで、2回目の今日は館長の言葉を写してから、フィギュア達をまたじっくり見てきました。
昨日も書いた事ですが、不思議なんですよね。
大野くんはおしゃべりではないのに、作品はとても饒舌です。
なんていうか、ためこんでいる思いとか、執念?情熱?が「見て!」と言わんばかりに放たれているんですよね。
「ちょんまげの子供」を知っている目から見ると、この時点での絵画はまだ個性があふれる段階ではないのだけれど、才能がある事は歴然としてる。
18才で独学で、ここまで描けるのか?! ラクダの絵なんて驚いてしまいます。
そして「謝謝」がいいんですよねぇ。
ぼってりとしたペンキがところどころ垂れていて、即興の勢いと楽しさが表現されている。
タツノオトシゴは、細部は気持ち悪いヘンテコなのに(ごめん)、全体は素晴しいバランスで、濃い薄いの陰影さえもが見事なハーモニーになっている。
ほんと、頭ん中がどうなっているのか・・
またまた、ありがとうの所に、今度は緑のインキでペタッとやって、、歩いて豫園に向かいました。
中国の高層ビルってへんてこな飾りが付いているのが多いんです。なんなんでしょうね。
15分くらいで豫園界隈に。
土産物や小吃店が立ち並ぶ路地をうろうろ。
ねりねりねりっと長い棒でかきまぜているのは、トルコアイス。
なぜか、中国でトルコアイスを買った私(笑)。糸をひくほど粘ってるアイスです。
こちらでお茶を戴きました。
ジャスミン茶です。
お茶受けは茹でたうずら玉子とお豆腐?とお菓子。
外は人がごった返していましたが、茶店の中はそれほど混んでなく、のんびりできて大助かりでした。
このあと、タクシーでホテルまで帰る予定でしたが、全くタクシーを拾えません。
道の真ん中まで出て、へいっ!へいっ!とタクシーを捕まえる現地人達に、悉く空車タクシーを取られ、、こんちくしょーっ、、やっと見つけたタクシーには乗車拒否され、それも2台に。
ホテルは黄浦江川を挟んで反対側なので、ダメなのかなぁ。。
タクシーはどうやっても無理だと諦め、地下鉄の駅を探したのですが、これが大変でした~。
うっかり地図等をスーツケースにしまってしまったので、地下鉄の駅の場所が分からない!
地下鉄の駅はどこ? 在那里地鉄站? お店の人に書いた紙を見せて、手振り身振りで、歩きました~。
後から考えると「コ」の字を歩きましたね。むっちゃ遠回りしました。日本同様蒸し暑いので、もうべとべと。
ようやくホテルに戻り、これで私の上海旅行はおしまい、、と思ったら、最後にとんでもない事がありました。
3日間泊まったホテルは上海中油陽(本当は、こざと偏に日)光大酒店といって、
元日航ホテルだったらしく、日本人が多く利用しているようです。
一泊11、000円ちょっとで、見ての通りとてもきれいで、ウォシュレットも完備です。
すぐ近くに地下鉄6号線の駅があり、その地下街に大きいスーパーマーケットと、フードコートって言うの?色々なお店が入っていて、何かと便利でした。
ホテルの朝食バイキングが充実していて、毎日楽しめました。
さて、行きはリニアモーターカーと地下鉄を利用しましたが、帰りはタクシーにしようと、ホテルでタクシーを呼んでもらいました。
日本人の感覚では、ホテルが呼んでくれるタクシーなら大丈夫だと思うわけですが、、
なんだか汚れたタクシーがやってきて、でも、コンセルジュの人は何事もないような表情だったから、こういうもんなのかなぁ、と乗り込むと、
リアウインドウは埃だらけ、運転席と後部座席の間の仕切りは半分割れている、ゴミも落ちてる、、お世辞にも綺麗と言えない内部でした。
えげげっっ、、前の座席の窓が運転手側も助手席側も開いている・・・
時刻は3時。とても蒸し暑いうえに、PM2.5 なのか、空は霞んでいて、ビルの上方が見えない。
浦東空港までおよそ30km。
市街地を抜け、高速道路に乗ります。
ひぃぃ~っ、、開いている窓から、ゴーゴーと熱風がぁぁ~っ
熱くべたつく強風と轟音に曝されて、
後部座席に座っているわたしは、髪も服もバタバタと旗めいて(笑)、どしたらいいんだぁ~っ
スピードメーターを見ると、120キロなんですよ。
他のタクシーは窓が閉まっているのに、なんで?
「エアコンをつけてください」という中国語なんて、覚えてこなかった(泣)。
何回も書いていますが、中国の交通マナーってほんとに酷いのですが、高速道路でさえもハラハラでした。
クラクションを鳴らしながら高速道路を走るってなんなの?!
この運転手さん、早いんです。どんどん追い越すんです。
フランス映画の「タクシー」です。
死ぬかと思いました(爆)。
早く空港に着いてくれ、とひたすら祈り続け、25分ちょっとで空港に到着。
むちゃくちゃ早い。。ははは。
ちなみに料金は130元、正規料金。レシートもちゃんとくれ、窓全開と汚い、以外は無問題なのでした(いや、それが問題なんだけど 笑)。
帰国後、中国赴任経験のある人にタクシーの件を話すと、「燃費が悪いからエアコンをつけないタクシーは多いが、エアコンをつけてくれと言って、つけない場合は罰せられる」そうです。
中国に行かれる皆さん。
絶対に覚えておくべき中国語は「エアコンをつけてください」ですぞ。
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