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更新記録 2006年 2月1日から2006年3月31日まで


2月 2日

バカみたいにロマンス本を読みすぎたため?マジで首が回らなくなった。
整形外科に行ってレントゲンを撮り、その後物理療法を受ける。
療法室は間仕切りがなく、ひとつの部屋で電気や牽引などを順番に受けるんだが 円座になって座るおじいさんやおばあさんの間で、首を上にひっぱられているのは、 情けないほど滑稽な格好なんである。
治療なんだし、仕方ないヨと思いながらも、自分の姿を思い浮かべるとどうにもくすくす笑いを 抑えることができない。。
沈痛な顔をして首を引っ張られてるならまだしも、一人首をひっぱられながら 笑っている私って。あぁ、オカシイと思えるうちが幸せか(爆)。

読んでしまったのは、パトリシア・ウィルソン「Fire Storm」(2001)
元Mills & Boon の作家だった人が立ち上げたHeartline Books、すぐに 消えてしまって、一体どうなったのやらの出版社。
いやぁ〜、これがとっても好みのお話でした。
気が強いところもあるけれど、闇雲につっかかるわけじゃないヒロイン。 清流をたおやかに泳ぐ若魚のような素直な清らかさと、愛する者を守る時は メスライオンのように戦う強さ、ヒーローじゃなくても惚れちゃうよ。
現代のミダス王のような金融界の大物ヒーローとふたりの子供、 そこに家庭教師として雇われるヒロイン、俗にいう「網をしかけて じっくり絡めとる蜘蛛ヒーローもの」ってわけなんだが、ヒロインに無表情を 装ったり、優しくからかったり、最後のチェックメイトまでの彼の 行動が心憎いのなんのって。
しかも、過去の心の傷が癒えない8才の長男(&ヒーロー)がヒロインに 心を開く様子なんて、もう胸きゅん。ヒロインの優しいユーモアが心を打つんだよねぇ。

飛ばし読みをしちゃったのがHelen Mittermeyer「'Til We Meet Again」(1993)
どちらかというと苦手な話だ。18才のヒロインと23才のヒーロー。妊娠してこっそり 姿を消すヒロイン。10年後の再会ってわけだが、ヒーローはその間探し回った ようだし、非常にヒロインが一方的で、気持ちが分からなくはないが、どうも乗れなかった。。

もひとつ、飛ばし読みしちゃったのが、ビリー・グリーン「Loving Jenny」(1987)
大混乱と喧嘩のハリケーンのような結婚生活に終止符を打ったのが2年前、再婚 しようとしたヒーローの、結婚式当日に、なんと、元妻のヒロインが現れる。
「ニュースを見た? あのインチキ弁護士って、わたしたちの離婚を処理してくれた 人だったのよ。」
「何が言いたいんだ?」
「つまり、その、、私たち、離婚できていないってことで。。」

即離婚手続きをすると約束したヒロインがメキシコに出発すると、 再婚(予定)相手の女性を新婚(予定)旅行のパリにひとり送り出すヒーロー。
彼女がまともに何かをできた例(ためし)がない。絶対心配だ!ってわけで、 ヒーローもまたメキシコに向かうんだが、、。

より戻し系に定番の、「お互いが相手のことをこんなにも知らなかった」もの。 でも、ビリー独特のユーモアあふれる会話と優しさに癒される。

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2月 3日

昔は「ボス」って呼んでなかった? 今では「ボッシュ」が正式なの?
なにって、ヒエロニムス・BOSCH のことなんだけど、日経の記事にボッシュって 書いてあって、あれっと思った。いつもどおり日本語表記のわずらわしいこと。
ボッシュという読み方はドイツ語読みであって、現地的に(オランダ?)発音すれば ボスになるらしいが、その名前を知った時の読み方で頭に染み付いているから 他の呼び方って、むしょうに気に食わない(笑)。 あっちもそう思ってるだろうからお互いさまね。

ボス(ボッシュ)の絵って妙に日本人の心をくすぐるよね。キリスト教文化の 記号や象徴をほとんど理解していないにも関わらず、何かくすぐるものがある。 不思議だな。

首が悪いというのに、あぁ、どうしようもない人間なんだがまた読んでしまった。
ビリー・グリーン「The Last Hero」(1984)
牽引の順番を待つ間に、と、本を持参したのがそもそも間違っている(笑)。
これが、、ジョニー・デップの「妹の恋人」のメアリー・スチュアート・マスターソン 演じたヒロインに近い感じの、ま、映画のなかの彼女ほどメンタルな問題を 抱えているわけじゃないんだけれど、子供の頃の事件が原因で精神的に 未熟な状態の不思議ヒロイン。
彼女の、幻のように不確かな目覚める前の官能と、大人の安定したユーモアに やられちゃったヒーローは、彼女を傷つけたくないと慎重に「友達」関係を 築く一方で、恋する男として自分をみてもらいたいと苦しむ。
  いわば「眠れる森の美女」を目覚めさせる王子様となるわけだが、そこがそれ、ビリー独特の世界なので洒落た映画を見ている気分になる。
友達や精神科医や婦人科医や、元大学教授のホームレス爺さんや屋敷に 剥製がぎっしりつまった大変人の双子大叔母さんや、、脇キャラ全員が生きていて、 ただのロマンスの背景じゃない。 昔、パトリシア・モイーズのミステリーが大好きだったな、とふと思い出した。 謎解きよりも人物描写や語りの魅力に引かれたんだった。

そんなことで突然パトリシア・モイーズを検索し、さまよっているうちに たどり着いたのは、まったく関係ない「お、落とし前をつけてくれっ!!」ページ。
久々に大笑いしてしまいました。

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2月 5日

休み休み読めばいいかと自分をだましながら、本を読んでしまう。 新しいのは読まないでお気に入り本の再読で我慢しとこうと思い、 ビリー・グリーン「春のとまどい」を読み出すが、こ、これが・・・

よく言う事だが、読むに足るエロチックロマンスは、エロチック場面が なくても十分にストーリーが成り立っている。
翻訳もそれと同じで(同じか?笑)良い翻訳は日本語の物語としてキチンとしてる。逆に 言うと、別に原文と比べて重箱の隅をつついたりしなくても、 文脈的に変だったり、違和感ありまくりだったりする文章は、たいてい 翻訳が下手か、間違っているんだよねぇ。

この翻訳は別にボロカスではないんだけど、ところどころ ピントがずれていて、話が好きなだけにすごく悲しい。

見た目はゴージャス、でも6才程度の知能という病気のヒーローがいる。 最初はヒロインはどう対応していいか わからず居心地悪く感じるが、取り繕わない本当の自分を受け入れて くれる彼に、急速に心開いていく。。

そういう話なんだが、出会った最初にこんな事を言う。

「あなたは普通の人とは違うから、それが私を落ち着かなくさせるの。
とりわけ私はいつも落ち着いた気持ちでいたいの

「君は間違ってるよ。問題はそれが君にとって重大だってことなんだ。 うまく説明できているといいんだけれど。」

ぎゃっ、むちゃくちゃ違和感ある〜!と、原書を読んでみると、
あなたは普通の人とは違うから、それが私を落ち着かなくさせるの。ってのは いいんだけど、その後、
Amanda must have her comfort. って
自分の事をわざと3人称で呼んで「must」を使ってるんだよね。
つまり自分はこうあるべきだってことだと思う。
アマンダって人間はね、落ち着いていなくちゃいけないの

「そんなのおかしい。落ち着かないってのは、それだけそれが大切だってことだよ。 あぁ、もっとうまく言えたらいいのになぁ」
It matters to you. I wish I could say it right.
第一、6才の知能で、翻訳箇所のようなセリフを言う? 問題はそれが、、なんて オカシすぎるよね〜。

本の前半部分のダニーのセリフは、そういったわけであちこち違和感がありまくる。どこが 知能退行なんだか、大人びた賢い事ばっかし言ってるじゃん!(笑)
ダニーの英語のセリフはとても短くて単純なので、その子供っぽさを生かして ほしかった、、っていうか、それが普通だと思うんだが・・・
で、後半部分の不満箇所を書き出すと長くなるので、書きっぱなしの部屋に書いてしまったが、あぁ のんびり読むつもりで、一体わたしは何をやってるんだか・・・

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2月 6日

プレミアシップをテレビで見る以外はサッカーご無沙汰しとりましたが、 開幕戦チケが週末に発売だと知り、時の早さに焦りを感じましたねぇ。 今年はフタに年賀状も出さずの熱の低いファンで、4年前のワールドカップの 頃が本当に遠い日々に感じます。

児玉くんと井川くんはレンタルでいなくて、宏太くんは移籍、新しく明神、 加地、マグノアウベス、テッシー、バンちゃんか、、いまひとつピンと こないんですが、ま、いつも昼からビールを飲むという目的だけで出かけて いる気がしなくもないので、今年も一年元気に応援できればそれでよいでしょう(爆)。

首肩の凝りを気にしながらも、つい読んでしまった古本は、ケイ・フーパーの Loveswept 「Rebel Waltz」(1986)
これまで読んだ彼女のLoveswept作品同様、安心できるファンタジー風味の手堅さ。
南部の旧家ヒロインと、不動産開発ヒーローの恋。風とともに去りぬを意識しながら ふたりの仲は進展する。屋敷にまつわる伝説と代々住んでいる幽霊たちの活躍。 最後のエピローグなんて、ほろっと上手い。

性格の良いヒロインとヒーローは理知的で素直で、互いに一目ぼれで、 たいした混乱もなく、とにかくいつも「スマート」な話作り。
これがちょっぴり物足りなさにもつながるんだけどね。

彼女のLovesweptを読むと、あぁ、フーパーってcat派なんだよなぁ、と思う。
で、どちらかというと、わたしはdog派の話が好きなんだ。
オバカなワンコは、ケイ・フーパーの本では出てくる気がしない(笑)。

パトリシア・ウィルソンとビリー・グリーンのミニレビューを更新。

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2月 7日

今日は風が強く寒かったぁ。。と言っても大雪に苦労なさっている方からみれば 贅沢な不満です、申し訳ない。

なにげにネットで本を探していたら、レックス・スタウトがかなり絶版になってる事に 気づいた。ちょっとショックだ。つまり自分ではみんな普通に知ってると 思っている事が知られていない事になってしまうわけね。。
かけあい漫才のような伊達男(死語?)アーチーと尊大ウルフのやりとりが ほんま好きだったのになぁ。
さて面白い事にわたしは彼の本を6冊読んだはずだが、5冊しか 手元に残していない。1冊だけ処分しちゃってる。処分したのは「料理長が 多すぎる」、そう、これだけ表紙カバーがただの写真だったのだ。
他のは凄くいい!和田誠さんのイラストだったりする。
そうか、自分では意識してなかったけど、昔からわたしは表紙絵に弱かったんだ なぁ(笑)。

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2月 8日

久々にブックオフで100円ロマンス本をごっそり買い込む。本日は大漁旗

さっそく読んでしまったのは、ジョアンナ・フィリップスの「オーロラ色に燃える恋」。 いやはや、結構人気があるようなので買ってしまったが、、
ヒロイン、きーきー怒鳴り続けじゃなかった? 納得させるにはこれしか無いぃぃ!と 迫る下半身ヒーローも似たもの同士、落ち着いて話をする気がない(笑)。
人の好みは色々なんだとしみじみ感じました(笑)。

シンクロニシティを感じたのは、これ「オンリー・ユー」(角川文庫)。
映画のノヴェライゼーションだが、なんで手に取ったかというと小説化したのが フェイリン・プレストンだったから。
先日まとめ買いしたLovesweptには彼女の本が5冊くらい入ってるんだよねぇ。 で「オンリー・ユー」を読んでみると結構いい感じで胸きゅん。一気読みして あとがきをみると、ヒロインを演じたのはマリサ・トメイだった。
そう、先日英語字幕DVDを手に入れた「ハッピー・アクシデント」のヒロインだ。 うんうん、ぴったりな役柄だわ。

昔は映画のノヴェライゼーションなんて鼻からバカにしてたんだが、 今では『ワンダーランド駅で』と『オンリー・ユー』が本棚に並び、ほろっと きちゃうんだからやんなっちゃうなぁ(笑)。

意外な掘り出し物はロバート・R・マキャモンの「狼の時」(角川ホラー文庫)。
これ、ホラーなんですかねぇ。ま、主人公は人狼ですけど、おもろい冒険活劇 ロマンスです。第二次世界大戦下で、007もびっくりの大活躍をするヒーロー。 文字通り血沸き肉踊りますがイケてます、ホットシーンがかなり良いです(^m^)。
色々気になる脇役や赤ちゃんがいて、続編が無いのが不満ーー!

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2月 9日

書き忘れていた映画の感想をシネマのページに。
「この胸のときめき」「ディア・ウェンディ」
サッカーファンならたいてい知っている富樫洋一さん(54)が、アフリカ選手権を 取材中のエジプトでお亡くなりになったそうで、驚いています。 ワールドカップ観戦を楽しみになさっていたでしょうねぇ・・

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2月11日

今日はオオボケ。
朝病院に行き、あれ?なんで閉まっているんだろう?土曜日もやっているはずなのに。 うろうろしていると、警備員さんが「今日は休日ですよ」
あっ・・・すごすごと家に帰る。

録画していたプレミアシップ『チェルシー vs リバプール』を見てから 日本代表とアメリカの親善試合をみて、、脱力・・・orz

チェルシーの気合がすごかった。前線から全く手を抜かないプレスをかけ続け、 無駄走りを厭わず、芸術的な守備の上に、勝利への執念、貪欲さが見受けられる。
呆れるほど強いチームになってしまった。
ちょっと前まではイングランド代表チームでテリーなんてファーディナントの 控えだったのに、今ではファーディナントが控えである。
ちょっと前まではジョー・コールなんて、ちょっと軽い兄ちゃんだったのに 今や献身と闘志の塊。
4年という年月は男を変える、ほれぼれ。

負けてしまったがリバプールのジェラードも鋭く動き回り、高精度のパスを 繰り出して見事だった。 チェルシーのランパートといい、ジェラードといい、ほんまよく走る。 ボランチとかトップ下といった固定概念は二人を見ると「しゃらくせぇ」である。

だが、日本代表を見ると・・・以下省略。

ごそっとまとめ買いをしたキャロル・モーティマーの古本を読む。
気に入るタイプと苦手なタイプが混在するんで、何を買ってよいかいつも迷うんである。 今回 R「赤い髪の秘密」がツボだった。
強気な感じでも根が素直でなんとも可愛いヒロインと、強面(こわもて)だが彼女をほっておけないヒーローの、 さほどこじれないパターンは好みだにゃ〜。
このヒロインの兄が主役の「偽りの訪問者」を 再読しようと思ったが、すでに手放した後だった。。うぐっ、無いと思うと余計に 読み返したくなる。

読み出したのはテス・ジェリッツェン(Tess Gerritsen)の「Body Double」 (2004)
監察医モウラ&刑事リゾーリ のシリーズは、今やわたしのお気に入り。
ハーレクインに書いていた頃のテス・ガリットソンしか知らない人には こちらのテスを是非読んでもらいたい気分なんだけどねぇ。。
翻訳されてないし(涙)。
まじで、ハーレクインの頃よりも数段も上手くなってるんだよ〜。
特にロマンス部分、というか、人間を描くのが上手くなっていてねぇ。ロマンス本 時代よりも切ない人間関係のドラマが胸にしみるし、ロマンス部分もハナマル。
そして、リゾーリに刑事としての自信がつくに従って、事件も猟奇的なものから じっくりと考えさせられるものに変わっている。
モウラもリゾーリも、あまり親愛の感情をみせるのが得意じゃないタイプで、 ちょっと孤独なんだ。特にモウラは読んでいてしみじみと、自立した女の 埋められない(埋めたくないのかもしれない)心の空洞が伝わってきて、、 これがねぇ、、ほんま、良いのよ。
リゾーリはとうとう妊娠8ヶ月。体型といい、人間関係といい、どんどん変わって しまう自分というものに苛立ちを感じ、ついこの間までの自分がいなく なってしまったような不安を感じていて、、ミステリーの中にちょびっと 現れる心情が、よくわかるんだなぁ。
次作では出産なんだけど、ハードカバーを 買うのは重くて嫌なので、ペーパーバックになるのを待ってるところ。
あやや、長くなってしまった。本の内容のことを書くのはまた今度。。

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2月13日

あまりの惨敗だったフルハムーウェストブロム 「6−1」・・・
前半2−0で折り返し、ハーフタイムに監督から喝を入れられたか、 ウェストブロムの動きがアグレッシブになった矢先に3−0、、 もはやリアルタイムで見る価値無し、と録画に切り替えて就寝。 翌朝、残りを見てみると、、4−0、5−0、ひぇ〜。。残り5分で イナのサイドパスをキャンベルが決めて5−1と小さな意地を見せるも、 すぐに6−1。がーん。。
ま、俗に言うコテンパンでした・・

Gerritsen テス・ジェリッツェン「Body Double」
少し首の調子が悪くて、一気読みしたくてもできず、今ちょうど半分のところ。
モウラがパリでの学会から帰国すると、自宅の前が騒然としている。 そして、モウラが近づいて行くと、まるで幽霊でも見たかのように彼女の 顔を見て驚く捜査員や隣人。。

今回の物語は今のところ3つの事件が並行して進んでいる。といっても これが今後縒り合わさせると期待して読者は読んでいるわけだが、まず 1つの事件は、モウラと生き写しの死体が彼女の家の前で発見されたことだ。 被害者はモウラの双子の姉妹アンナだった。

アンナは数年前からストーカーの被害を受けていて、この殺人が ストーカーに関係しているのか、それともモウラを狙った人違いなのか、 まだはっきりとは分からない。ストーカーの線を調べると、ストーカーとして 裁判所から警告された男は大手製薬会社社長でアンナと 3年間同棲していた男性だった。彼は確かに暴力を揮った事も認めたし、彼女に 会いに行った事も認めたが、その後の数々の粘着性行為については身に覚えが 無いと言い張っている。しかも、どうもそれが本当っぽいのだ。
では誰か他にストーカー行為をしたものがいるのだろうか?

一方アンナの事を親身になって助けた刑事がいるのだが、これがどう言って よいか、あまりに完璧な騎士で親身になりすぎている気がしなくもない。 今もまた、その刑事はモウラの事を守ろうとしてくれるんだが、それが純粋に 自分を思ってなのか、過去のアンナの影なのか、モウラには分からない。

この1つ目の事件は思わぬ別の事件とつながる。モウラは自分が養女で ある事は知っていたが、実の親の情報は皆無だった。だがこの事件の捜査で 実の母親が殺人を犯して刑務所に収容されている事実を知る。
既に判決の下りた過去の事件だが、実の母親が犯罪者である事を誰でも 容易には認められない。証拠があいまいだとなおさらである。モウラは 事件を再度調べたくなる。

ここにさらに別の事件が加わる。自分の知らなかった姉妹は一体どんな人間だったの だろうと、アンナが殺される前に住んでいたメイン州のバンガローをモウラは 訪ねてみるのだが、小屋は町から少し離れた小高い森の中にあり、周囲に人気が 無い。おりしも土地開発ブームでブルドーザーが整地をそこここで始めている。 そして、地中に埋められた人骨が発見される。

この3番目の事件の人骨は、プロローグで登場するひとりの少年と関係が ある。 プロローグの事件は一体どこで本編に登場するんだろうと思って読んで いたら、こう来たか。
身の毛もよだつ冷酷でハンサムな彼は大人になって、同様な犯罪を 続けているようなのだが、その事件はアンナの殺人と関係あるのだろうか?

半分までなので、すべてが謎だが、ここまでのリズムはとっても良い。

話はモウラに集中しがちだが、リゾーリの妊娠も大きなテーマだ。
というのは、子供を持つって事を色々悩んでいるリゾーリだが、この本には、 赤ん坊のモウラとアンナを手放した女がいて、さらにその女が殺したと されている被害者は妊娠9ヶ月だったそうで、さらに上記の冷酷ハンサム君は いま妊娠8ヶ月の女を埋めているみたいなのだ。。
おそらく、これらの事件がすべて片付いたとき、リゾーリは何かの答えを つかむのだろう。

それに、私がモウラ&リゾーリで一番好きなのはミステリーの謎というよりも、 「死」とはなんだろう、「自分」って何だろうという感触だ。
それまで第三者の立場で死体解剖していたモウラが、自分と瓜二つの 体が切り刻まれるのを見た時に覚えるショック。
どこかで自分とアンナの運命が換わっていたっておかしくなかったのだ。 日常のすぐそばにある「死」を諦観のように受け止める一方で、宗教に 頼らず科学的な理性の目を失わないのが、このコンビの好きな所だ。

さて、今回わたしもモウラと同様のショックを受けたのだ。
自分が肉と骨の物体であることは「知識」では承知していたが、目の前で 自分の頭蓋骨とそれに連なる首の骨のレントゲン写真を見せられると、
「これがわたしなんだ・・・」
医者の説明を聞きながら、自分の骨をまじまじと見てしまうのだった。

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2月15日

「Body Double」昨晩、残り半分を読んでしまった。
そうだったのか、、ふぅ。結婚とか親子とか同僚とか、あぁとにかく、 人との深い関わり、自発的な関わり、逃れられない繋がり、など生きる上で 避けられない他者との関係を厳しく考えさせられる。  もちろんミステリーとしても破綻なく良くできているから、お勧め。
それにしても、、、Dr. Maura Isles が受け止めるものが重過ぎて、とても辛い。
でもね、このシリーズのMaura Isles, Jane Rizzoli ともに 雄々しくて凛々しいんだ。
まさに、ハードボイルドなんですよね。
別に肩肘張ってなくてベッドのぬくもりを恋しく思う女でありながら、 Maura の人生はこれからも厳しいんだろうなぁ。。幸せになって欲しいよ〜。
そういえば、昨年8月にハードカバーがでた「Vanish」がロマンティックタイムズの レビュア・チョイスのサスペンス部門にノミネートされていた。

ジェリッツェンの英語はとても読みやすいので、いつものSIMを読む2倍の スピードで読めるって感じ。 ミステリーと違って、ふたりの人間の心の動きを200や300ページずっと ああでもない、こうでもない、と綴り続けるロマンス本はほんま、厄介だわ(笑)。

以前注文していたHQ古本がどさっと13冊届く。どさっと届く頃には、それより 前に届いていた山を片付けていないと、計算上未読本は減らない事になるが、 やばい、まだ、前の未読本があるじゃないかっ。
2006年になってから読んだ原書古本は、厚いの薄いの混ぜて18冊。 一週間に最低1冊という目標はなんとかクリアしてるが、でも、なんだか古本は 増えてるみたいだ(みたいじゃなくて、確実に増えてる!爆)。

今日はとっても疲れる一日で雑用ばかり。腰や首肩の痛みやしびれなど、色々あるんだが、 朝のNHKで紹介していた「低髄液圧症候群」(脊髄液が微量に漏れて、 その結果髄液中に浮いている脳がさがってしまう)が気になる。
頭痛や首、腰の痛み、手足のしびれ、めまい、など、今まで「むちうち」とか 「けい椎の椎間板ヘルニア」と言われていた人の中にはこれが原因だった 人も多いという。
テレビで長年むちうち症に苦しんでいた女性のMRI写真を紹介していたが 確かに脳が下がっていて、下部を圧迫している。
医学って進歩してるのねぇ・・・

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2月16日

先日13冊届いたばかりだというのに、今日もまた海外から古本が13冊届き、 さらに国内からも8冊届いて、さすがに自粛せねば。。

国内のは全部キャロル・モーティマーとジャネット・デイリーのR。私にしては 珍しいかも。
キャロル・モーティマーは「赤い髪の秘密」に続く「偽りの訪問者」を読む。 以前読んだ時よりも胸きゅんだわ。赤い髪の、、を読んだ影響が大きい。 心傷ついたヒーロー、ジョーダンがメルヘンまっしぐらでも許しちゃう(笑)。 どっぷりと浸ってしまいました(笑)。読む順序って大事ですねぇ。

続けて、ふっとポチしたジャネット・デイリーのR「グッド・ラック」。
あぁ、わたしはこういう普通のが好みなんだ・・
全く波風が無いけど、ほっと癒される。ええなぁ〜・・
波風なく淡々と進む様はベティ・ニールズ調で、「茶色のねずみさん」と ヒロインは呼ばれたりしちゃうが、こちらのヒーローはベティさんの ヒーローよりも数倍も思いやりがあるし(笑)、なんといっても8才の息子 トビーとのやり取りが心和む。
そういえば、これまで読んだ彼女の作品では、同じように淡々とした クリスマス'96の「夜明けのクリスマス」が好きなのだが、こちらも父子と いう設定だったわ。

他に読み始めたのはキャスリーン・コーベルSIM「Simple Gifts」(1994)
少女殺害を捜査している刑事ヒーロー(心が痛み、疲れきっている)と 清潔な山の空気と早春の太陽のようなまぶしさのヒロイン(脚本家)。
ちょっとヒロインは好みじゃないんだけれど(ひがみ 笑)、ドラマの進め方が上手くてねぇ〜。 あっという間に 多くの登場人物が息づいている世界を作ってみせてくれるんだよねぇ。
会話の冴え、ビリー・グリーンと似たストーリーテリングの才、ほんま 職人技を感じる。

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2月19日

土曜日は職場のネットワークシステムのリプレースを行うため朝から出勤。 機械を購入した業者さんも東京から出張して終日付き合ってくれたが、 今日の仕事は全部サービス残業だという。ウィークデイにネットワークを 止めるわけにもいかず、土日にやりたいと無理をお願いしたわけだが、 申し訳ない事をした。この日はとても寒くて京都散策を勧めるどころではなかった。

だらだらとHQ古本を読む。正直言って呆れるほど読み続けてしまった(笑)。
キャロル・モーティマー「十年ののち」「パートタイム・パパ」「お茶目なキューピッド」 「ハプニングの贈り物」
シャーロット・ラム「別れの薔薇でなく」パトリシア・ウィルソン「夜ごとの夢」。

「十年ののち」・・・ヒロインをいたぶり続けるのかと期待してたら、 意外にもあっさりと常識派になってしまうので肩透かしを食らった。もっと 非常識な監禁系を願っていたわたし(爆)。モーティマーは想像していたよりも しっかり者ヒロインやら超いい人ヒーローが多いのでびっくり。
「別れの薔薇でなく」・・・やばいほど好きだわ。お尻ぺんぺんには驚いたが(笑)。
「夜ごとの夢」・・・ひっひっひ、気絶するのが似合うヒロインってのも好きよ。 妄執ヒーローもここまで必死だと好きなんだなぁ。

キャスリーン・コーベルの「Simple Gifts」も読了。
命を狙われたヒロイン、Leeを守るヒーローRockなんだが、ぴのこヒロインに 100%陥落する傷ヒーローがいとよろし。虐待児童に心痛めるヒーローを ヒロインの心からの同情と明るさが救う。いつも思うことだが、コーベルは 本当にラストのまとめ方が上手い。

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2月20日

唐突に、、胸毛の話である(爆)。
残念ながら身近にchest hair のある人がいないので、実際に接するとどうかは 自信を持って言えないのだが、本の中の主人公に限って言えば、chest hair ヒーローは大歓迎、いや、胸毛あるべし!と思って読んでいる(笑)。
胸毛君を業界用語で(うそ)ファーファヒーローと呼んでいるんだが、 ファーファヒーローはツルツル君と決定的に違う(きっぱり)。
彼が何気なくシャツのボタンをはずした時、あっ・・・
シャワーを浴びたあとジーンズをはいただけの彼に出くわしたとき、あっ・・・
も、もしかして見てはいけないものを見てしまったの?
手触りは柔らかいのかしら、なでたら猫のようなの?
逆三角形に細くなって、下へと続く、、きゃ〜っ、禁断の園の一歩手前・・・
と、めくるめく妄想の世界炸裂が楽しいんである。
マッチョな胸筋ツルツルヒーローだと、この挑発するいかがわしさが足りない。

元来、「毛」とは性的なものだ。
出家すると髪を剃るし、厳格なイスラム教徒、ユダヤ教徒の女性は異性に髪を見せない。 一見すると髪を出しているようなユダヤ女性も「かつら」を着用してるそうだ。
下着に隠された毛はどこの社会でも見せないが、頭髪はたいていOK、、で、胸毛は 境界スレスレのやばさがある。

hairy な男性が肩身の狭い思いをするのに、頭髪が薄い男性が敬遠されがちなのは なぜなんだろう。  ペットやぬいぐるみでふわふわな毛を好んだりするのは一体なぜなんだろう。  毛とは不思議なものである。

最近のロマンス本や映画では、ファーファヒーローが激減している。 ふと調べてみると(調べるんかいっ)
胸毛の脱毛は、今や男性の間では「当たり前」で、chest waxing という言葉で ネットを検索するとそれがよくわかる。
永久脱毛、レーザー処理、ワックス処理、女性のムダ毛処理と同様に男性用広告が あふれている。

「ガールフレンドが胸毛処理してって言うんだけど、どうしたらいい?」 なんてアホな 質問に「ワックスって痛いんだよ〜」な返事から始まり、次第に男女関係の本質に 迫る応酬、「胸毛」についての真面目なやりとりの面白さ。 英語が面倒でなければこちらをどうぞ。「Should I wax my chest?」

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2月23日

先日友人と話していて、たまたまコケの話になった。
冬枯れの芝生を追いやる勢いで スギゴケが増えて困っていると訴えると、コケは酢に弱いので食酢を撒くといいよと のこと。 芝生の被害の中ではコケはまだマシな方で、ゴルフ場ではキノコに 悩まされているという。キノコは地中で菌糸を伸ばし、十分に広がったあとポコポコと 地上にキノコとなって現れる。グリーンに生えたキノコに気づいた時には時既に遅し。 地中は増殖した菌糸がびっしりと層を成し、グリーンに撒いた水をはじいてしまう。 結果、シバが枯れて死んでしまうのだが、これを(妖精の輪)「フェアリーリング病」と呼ぶらしい。

キノコといえば、キノコの神様のような方が京都で長らく小学校の校長先生をなさって いた。その、吉見昭一先生の名著「京都のキノコ図鑑」(見返しに直筆サイン入り)を わたしが持っていると言うと、
友人は「ほ、ほ、欲しいっ・・」とよだれをたらさんばかり。
とてもきれいな写真とイラストで、この本にしか載っていないキノコもあるというが、 キノコ愛好家でもないわたしにとっては宝の持ち腐れ、押入れの奥に眠っている。
絶版で、古本屋で2倍の値段になってるんだぞ。こんなふうに、探している人がいる のに気づかれずにいろんな所で放置されてるんだろうな、と友人がぶつぶつ言っていた。

読み終えたHQ古本は Justin Davis SIM「Clay Yeager's Redemption」(1999)
どちらも過去の出来事にひどく傷ついた者どおしで、癒しと再生がテーマだけれど、 ヒロインが見事なくらい気持ちよい。
気を配る優しさと同時に、明快な筋道で諭す知性。
ジャスティンならではのヒロイン像。「出来すぎ」を越えて、痛快な清涼剤のように のど元を通ってゆく。
こんな女性に惚れられたヒーローは幸せもんだよ〜。
自分が仕事に没頭したせいで、妻を追い詰めてしまったと、妻の自殺後5年ものあいだ、人生を放棄していたヒーローにとってのただ一人の(ただ一匹の)友、 ボーダーコリーのMud がほんと、主人思いでねぇ。「イヌもの」としてもなかなか泣かせる。

ロマンスミニレビューの、キャスリーン・コーベル、キャロル・モーティマー、ジャスティン・デイビス、ジャネット・デイリー、 シャーロット・ラム、パトリシア・ウィルソンを若干更新。。

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2月24日

今日で上映が終わってしまうのでなんとしてもと、「タブロイド」を見に行った。
エクアドル生まれのセバスチャン・コルデロ監督(欧州とアメリカで教育を受けた)、アルフォンソ・キュアロン (メキシコ)プロデュースの映画。
館内は8人? いつもながら少ない(涙)。

感想はシネマのページに改めて書くが、とにかく、エクアドルの町や家を初めて見た。
携帯電話と衛星通信と泥だらけの道と壊れそうな家と、、皮肉なことに映像の持つ力 って大きいなぁと感じながら、ドラマは映像の生む嘘を描いているのだった。
なぞの連続殺人犯のスクープを追う記者は、スクープをものにするために大きな 過ちを犯す。スクープを狙って得たものは昇進と世間の賞賛と、そして・・・
ラテンアメリカ映画によくあることだが、全くハッピィエンドじゃなくて、持っていき場の ない重たい気分で映画館を出る。。
緊張が最後まで途切れない、見ごたえのある映画なんだが、、でも、暗澹とさせられる。

そして、ははは、分裂気味なのはいつもの事だが
読んだロマンス古本はビリー・グリーン
loveswept「Mrs. Gallagher and the Ne'er Do Well」(1986)
これが・・いやぁ〜ん、なんてヒロイン、幸せものなのっ、ちょー羨ましいっ
42才、子供は成人した娘、息子がいる未亡人の鑑、品行方正ヒロインが、 ぞくぞくするほどセクシーで、ユーモアと知性たっぷりの会話をする、正体不明な ヒーローと出会うんだが、うはは、ありえん!なんて言わないこと。
彼はキャンピングカーで諸国漫遊の旅をしてる風来坊。  ヒロインの屋敷の庭番となって、 ヒロインの常識に揺さぶりをかける(チャ、チャタレイ夫人?! 笑)。
時にはユーモアで、時には辛らつに、人生守りに入ったヒロインを揺さぶり続けて、 あぁ、もう二人はメラメラと燃えさかる炎の恋へ。
なんてアホみたいなお話なの!と言うなかれ。ここがビリー・グリーンの上手いトコ。
殻をやぶるヒロインの葛藤と、娘や息子たちの大騒ぎと動揺が、家族や親子の 意味を問いかけて、ほろっとしたり笑ったり。ラストは清々しいヒロインの 「思い立ったらやるっきゃないっ!」。
これほど惚れられたら、まぁねぇ、わたしだって、やるわサ(なにを?)

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2月26日

昼過ぎまで雨足がとても強く、昨日の春めいた天気が嘘のような寒さだった。
その激しい雨の中、全国車椅子駅伝が行われていた。マンションの前の道で震えながら しばらく見ていたが、悪天候のせいだろう、声援を送る人も少なかった。
上から降ってくる雨だけではなく道路から撥ね返る雨もひどかろう、懸命にこぐ姿に 胸が詰まる思いがするが、感動するのが悪い事のように感じられる気まずさもある。

このところアクターズスタジオは再放送ばかりで、ちぇっ、見た事ある人のだわ、と 文句を言ったりしていたが、自分が見逃した人の回に当たると現金に大喜び。。
今回大喜びしたのは、ラッセル・クロウ。うわ、やっと見れた〜・・

驚きっ。こんなにラッセル・クロウが天才系の役者だったとは。。
神経質で内気で下ばかり見ていて棒読みのように質問に答えたかと思うと、突然 客席の方を向いて興奮したようにしゃべる。自信過剰とコンプレックスの間で ゆらゆら揺れているような人だった。
彼の主演した映画をほとんど映画館で見て いるんだが、「男のなかの男」という役が実にはまる人だと思っていた。
知性や剛毅、勇気、、誰もが信頼を寄せる人柄。。彼が演じた男たちと、インタビューに 答える彼のギャップに驚く。あぁ、この人は役者に生まれついた人なんだろうなぁ。

  土日とひたすら読み続けてしまった本はこれ。
レイチェル・リー「An Officer and a Gentleman」(1991)
きゃ〜〜っ、ものすごく、ものすごく、いい!!
ロマンティック・タイムズのレビュアチョイスで、SIM部門だけじゃなく、 シリーズロマンス総合でもベストを取った作品だが、、あぁ〜、どっぷりとひたってしまいました・・

で、オンライン古本屋で買ったのが2004年に出たリプリント版だった、、
気づかなかった自分が口惜しい。上のくるみ割り人形みたいな表紙では、読んだ 喜びがオリジナルの半分だ〜。オリジナルを探しちゃおうか、と、半ば本気で考えるわたし。(笑)

本国で再販が出た、ということは、日本HQ社でも翻訳を出そうと思えば出来る、 ってことではないだろうか。これの翻訳が読めないなんて、私たち、絶対に損してる。  リンダの「マッケンジーの山」「熱い闇」、ブロックマンの「わたしのプリンス」  「遠き日の英雄でなく」が もし読めていなかったら、とか考えると、そうだいっ、許しがたいぜ、と、ぶつぶつ 思うんである。

ストーリーは、空軍を舞台に大尉ヒロインと大佐ヒーローなんだが、ちょうど マリーン・ラブレースの「真夜中をすぎて」(集英社)を思い出すように、 基地警備を司る大尉ヒロインの厳しくも地道な日常描写が、すごく良いんである。
そして大佐がぁぁぁ、ほ、ほ、ほれぼれするんである。。仕事に身を捧げる ヒロインを高く評価して信頼する、その男っぷりが良い上に、男社会の中で 強くがんばってきた彼女を深く理解しながらも、恋に苦しみ密かに傷ついて、くく (^m^)
いくつかの不審な事故が起き、侵入者の捜査が物語のもうひとつの筋になるが、 これもとても地道で、関わる人々の描写も味がある。 大佐着任の10月から、感謝祭、クリスマス、新年ときて、、(^m^)
ヒロインは昇進の辞令がおりて、1月末で別の基地に移ることになる、 事件の真相は? ヒロインはどうする?大佐はどうなるの?
これほど女性に惚れて惚れて惚れ抜いて、でも無理強いをぐっとこらえて 彼女のためなら、と思ったりしちゃうヒーローさまは滅多にいないよ〜。 そうだ、ヒロイン、勇気を出すんだっ!

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2月28日

やば、いつのまにかオリンピックが終わってる。。
ネットではオリンピックの話題を読んだものの、日常生活では一度も オリンピックの話題が出なかった、、という私の日常が変なのか(爆)。

日常といえば、Winny ネットワークに情報流出 ってのは、もはや日常と 化していて、あぁ又か、と思うばかり。仕事で使うPCにWinny 入れるな〜、 Winny 入ってる個人PCで仕事すな〜、情報データを社外に持ち出すな〜。
コンピュータウイルス以前の問題なんだよねぇ。

たまたま違う目的で「Y染色体 人類の起源」をグーグル検索していたら 立花隆「メディア ソシオーポリティクス」というのが上位にヒットした。
読んでみると、天皇の男系子孫についての話で、臣籍降下が何度もあったんだから 神武天皇のY染色体をもつ男性などその辺にゴロゴロいる、と書いている。

そう言っちゃ悪いが、立花さん、そんな事あるわけない。

なぜなら、まず
人口の男女比はほぼ1対1であるので、男の子ばかりが生まれるということはない。 だから、男女が結婚して、子供2人が生まれるならば平均して男1女1と いうことになる。Y染色体は男にしか伝わらないので、父親母親が死んだあと 父親のY染色体を持っているのは息子ひとりだけだ。つまり、人口が変わらない社会だと 特定のY染色体は何百年後でも1個体なんである。

だが天皇家や王族のように権力をもった家は、女は選り取りみどりだし、 後継ぎのためにたくさん男の子を作るだろう、と仮定する立花氏だが、
それもどうだろうか?
後継者争いの火種となるため、古来から謀反の疑いなどをかけられて 殺されたり、また次男3男は、子孫を残さないように僧籍に無理やり 入らされたのではなかったか。
西洋の貴族なども、次男以下は聖職についた者が多かったはずだ。

つまり、「金持ち権力持ちは男子孫をたくさん作ったはず」という仮定は 正しいとはいえない。
また、生物は多様性が高いほど強いので、狭い公家社会内での結婚はえてして 生殖能力を落とすことになる。

結局、平民も天皇家も、それほど子孫の数に差は無いと言ってよいだろう。

とするならば、おおよそ、奈良時代前の日本の人口を400万と仮定して 今が1億2000万なので、子孫が12倍に増えたと大雑把に計算して、 奈良時代のある時、神武Y染色体所有者が父子で2人だとしたら、 それを現在持っているのはせいぜい24人前後ってとこか。

この計算はあながち間違っていない(笑)。昭和天皇以降、男子があまり生まれ ないため、現在は神武Y染色体は平成天皇、皇太子、秋篠宮、三笠宮 と4人になっているが、昭和天皇には弟君が3人いたし、平成天皇にも 弟君がいたわけで、もし子宝に恵まれて少なくとも各人に一人男の子が 生まれていたとするならば、現在、天皇と皇太子の父子世代合わせて11人の 男子が居る事になる。
そこに、明治以前に皇族から離れた、だが神武Yをもってるらしい方々が 11人ほどいるという。あわせて22人。。。

立花さんの、子孫はねずみ算のように増えると考える単純さは微笑ましくもあるが、
「その辺にゴロゴロ」と庶民にキャッチーな事を書いたつもりなのが痛い。

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3月 1日

ロマンティックタイムズのレビュアチョイス受賞リストを少し更新した。
翻訳された作品で抜けていたものを追加。
1999年のモニングやキャサリン・アサロやジャン・バーク、 2000年のチェリー・アデア、2002年のケイ・フーパーやリサ・ガードナー、 2004年のローラ・リップマンなどなど、見落としていたものも あるし、最近翻訳されたものもある。
手直しをしていて気づいたんだが、2004年度のベストコンテンポラリ・ミステリは
テス・ジェリッツェンの「Body Double」だったんだ。(こちらも感想 Up
そして、ベスト・サスペンスはEileen Dreyer (キャスリーン・コーベルの別名)
「HEAD GAMES」だった。
ちぇっ。。どちらも翻訳されてないし、残念だなぁ・・

読み始めたのは、レベッカ・ヨーク「KILLING MOON」(2003)
まだ3分の1くらいだが、いっひっひ、ぞくぞくするよ〜。

ヒーローはロス・マーシャルと言う私立探偵。行方不明になった女性を探して いて、冒頭、埋められた場所を突き止める所から始まる。
彼はうかつにも、殺人犯に撃たれてしまう。必死で逃げるが、服や荷物などを 置いてかざる得なかった。なぜなら、その時彼は狼の姿だったから。。

ヒロインはミーガンという。遺伝子治療研究を専門とした民間研究所に 勤める医者である。ヒーローは、この研究所に遺伝子解読の依頼をしていた。 なぜなら、彼は自分の一族に伝わる呪われた血を科学の目で解明したいと 願っていたから。

こ、これが、、ロスがミーガンに少々言葉を濁しながらも依頼理由を 説明するんだが、こ、こ、これが(くどいっ 笑)まじで、深刻、不幸、呪われた 悲劇なんだよ〜。

「自分の一族は遺伝病を持っている」「なぜそれが遺伝病だとわかるの?」
「なぜなら、両親、祖父、それよりもっと前からずっと、自分の一族では 女児は産まれてすぐに死んでしまうんだ。男児は思春期までは生きるが、そこで 半数が死ぬ。自分はラッキーな生き残りだ」
「そんな遺伝疾患は聞いたことが無いわ。今までに何か診断を受けたことは?」
「いや、今まで誰もこの事を口にしなかった。恥ずべき一族の秘密というわけだ。
曾祖母は12人の子供を産んだ、6人の女児が生まれてすぐに死に、4人の男児が 16才までに死に、2人の男児が生き残った。祖母は15人の子供を産んだが、 8人の女児が死産、4人の男児が思春期で死亡、3人の男児が生き残った。 自分の母は、9人の子供を産み、4人の女児が死産、男児は自分を含めて 3人生き延びている。」
「父側と母側、両方から因子を受け継ぐ劣性遺伝とも考えられるわ」
「いや、これは父側からのみ伝わる優性遺伝だ」
「なぜ、そんな事が言えるの?」
「なぜなら、生き残った男には、他の、普通にはない形質が受け継がれるから。 たとえば感覚が常人より鋭敏で、肉体はとても治癒能力が高い。 さらに、一族の男は成人すると、どうしても近くにいることができなく なってしまう。同じ部屋にいることさえ耐え難いんだ。 子供は大半が死んでしまうし、成人した息子は家に寄り付かず、遠く離れてしまう、 そんな、母が味わったような辛い人生を、自分は女性に強いる事は できない。。」

どっしゃー。。人狼にも色々あるわねぇ〜。。こりゃ、深刻だぁ・・

ストーリーのメインは、冒頭の殺人犯が、ヒーローが残した荷物から ヒーローの身元を探し出し、殺そうとすることだ。ヒーローとヒロインに 危険が迫る。。

って、まだ3分の1ですけどね。(下のほうに続く)

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3月 2日

人形やぬいぐるみ、フィギュア、飾り物の類は子供の頃から、なぜか、 欲しいと思ったことが無い、味もそっけもないわたしにも、わずかな例外が ある。
ごくごくたまに、買いたい衝動に駆られる人形がある。
それが、我が家で唯一の飾り物だが、リヤドロの天使の磁器人形と、 デパートで見かけて衝動買いを した、若月まり子さんのリトルエルフィン、スイートカーネーションだ。
若月まり子さんの作品がまとまっているホームページ

自分では別段、天使や妖精など羽モノが好きという自覚はなかった。ところが 深夜にうろうろとeBayを見ているうちに、とある瀬戸物の人形をみつけて、欲しくて しかたなくなってしまった・・・
ポチ!  あぅっ
<RIME BERRY>薄く霜のおりたベリーてことかな、にいる妖精だという。
今日まで全く知らなかったんだが、英国のChristine Haworth の人形だという。

で、クリスティン・ハワースなんて知らんかったわ〜。。と、検索を始めると、 天使や妖精モノをたくさん作っている人だった。そして、その中に 「フェアリー・リング」というキノコの妖精も見つけてしまった。
なんて不思議なシンクロニシティなんだ。
ちょっと前にフェアリーリングの話を書いたばかりだ・・

やや少女趣味まるだし感があるこれらの人形は、ダークマホガニーの渋めの サイドボードの中にひっそりとしまうと、気恥ずかしさが相殺されてちょうどいい(笑)。

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3月 4日

早いっ、、あぁ、時のたつのは早すぎる〜!

あっというまに2006年Jリーグ開幕戦「ガンバ大阪ー浦和レッズ」
久しぶりの万博に行って参りました。

先日ゼロックススーパーカップでやられたばかりのレッズ相手に、2連敗は嫌だなぁと気分はやる前から暗い。 レッズのメンバーの充実ぶりはどうだ、いやはや参ったな、それに比べ、連携に 不安が尽きないガンバ。
前半は予想通り早々とゴールを決められ、レッズペースで進む。ガンバは マグノアウベス・フェルナンジーニョ・フタ の前線が未だかみあっていない。 っていうか、これじゃフタの持ち味が活きないんだよねぇ・・。彼はパスで 崩すタイプだから、もうちょっと後ろ目からパスを出したいんだけど、 今の布陣だと前に押し出される格好になっちゃうんだもの。
レッズはガンバ組み易しと気を抜いたのか、追加点が決まらない。おかげで 助かったと言うべきだろう。
後半は、加地くん大爆発! いや〜、、こんなに活躍してくれるとは思っても いませんでした。今までの代表戦での罵詈雑言ごめんなさい!と心の中で陳謝デス。

左サイドの家長ーフタラインは利かなかったが、右サイドの加地ーフタラインは 期待がもてるぞ〜っと思っていたら、嬉しい同点弾。加地コールをしちゃったぞい。 前半は静かに観戦していたが、後半はきゃー、きゃー・・喉が痛いデス。。
引き分けで終わってくれて恩の字ってところだ。

来週の大阪ダービーは用事があって長居に行けないのだが、尊敬する蹴閑ガゼッタ生ガゼッタさんをせっかく拝見できるチャンスだというのに、叶わないのが 残念でならない。。どなたか、長居に 行かれる方、生ガゼッタさんを拝んできてくれないかなぁ〜・・・

さて、いつもどおり、万博で絶叫の後にちぐはぐなんだが、
明日の日曜日はシンフォニーホールで、セルジオ・ティエンポさんのピアノコンサート へ行く予定。公式WEBページ
ベネズエラ生まれの若きピアニスト、ひひ、ちょっと素敵ですよね、いや、別に 顔を見てチケットを買ったわけじゃないんですけどね。

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3月 5日

今日の新日曜美術館は長谷川 潔さんでした!
作品の製作過程や生前のお姿を拝見できましたね〜。
2002年に京都国立近代美術館で「銅板画の巨匠 長谷川潔 展」を見て、 白と黒の静謐な小宇宙の前に息をひそめるように立ち尽くし、心うたれたんですが、 そーいえば、その時買った 絵葉書をイナに送ったんだよなぁ〜・・猫にこ・・?(笑)

そして
あぁ〜〜・・す、す、素敵でした・・セルジオ・ティエンポ
ロイヤルブルーのゆったりしたシャツブラウスに、黒い細身のパンツ。 ライトブラウンのカールした髪。うわっ
ショパン、ラヴェル、リスト、繊細で甘やかなピアニッシモ、激しく叩きつける ようなフォルテ、そしてのけぞるほどの超絶技巧、、目にもとまらぬ速さで鍵盤を 軽やかにかけてゆく指先、、 熱烈な拍手にこたえてアンコール2曲も演奏してくれました。
ピアノの神様に愛されているって、こういう人を言うんだろうなぁ。

で、例によって、 コンサート終了後、シンフォニーホールの裏口へ行ってみると、列ができておりましたぁ。 へへへ、わたしもサイン待ちの列に並んで。。
待つ事30分? 茶系のセーターにジャケットをはおったセルジオは、間近で見ると、 顔は小さいし、髪はふわふわしてるし、 す、す、素敵だわ、
ファンの ツーショットのお願いに笑顔でこたえて肩を優しく抱くなんざ、ラテンな男っぷり。
ぎゃ〜、カメラを持ってくれば良かったぁ、と大後悔(笑)。

ド下手な英語で「あなたのピアノが聴けて本当にハッピィです。とても美しくて ハートウォーミングでした」と言ったとたん、にこぉ〜っと笑って「そういって くれると自分もとっても嬉しいよ」って、なんと両手でわたしの右手を包んで 握手をしてくれました。あぁ、幸せ。
ちょっとした事だけど、こういうことをしてもらうと、 はい、あなたのCD、買います!って気になりますよね〜(笑)。

サインをいただいたあと、6月のタンゴ・演奏と踊りの「エル・タンゴ」のチケットを 買うためにプレイガイドへ。アルゼンチンタンゴって生で見るの初めてなんだ。
シンフォニーホールはステージが目線より下だから、ダンスを見るのにいいよねぇ。
って、、うへ、、後ろの方の席しか買えなかった。売り出してまだ一週間だと言うのに、 そんなにタンゴのチケットを買う人がいるの??驚きました。。

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3月 6日

人間、年をとると白いご飯に漬物、味噌汁、焼き魚が食べたくなるのか、 このところ昔のハーレクインばかり買っている(笑)。
読んだのは、ジャネット・デイリー「指輪をはずして」(82)「さすらいの人」(83)
全編通してハナマルってわけじゃないんだが、実に切なくツボをつくとこが あって、狂おしい恋に身をこがす、なんて言葉がしっくりくる。
月面公園のシーンなんて、きゅぅんと切ない甘さで、、デイリーって子供を相手する時の ヒーロー描写が秀逸なんだなぁ。
「サンアントニオの祭」(80)も再読してしまう。。あひぃ〜、好きやわ〜。

パトリシア・ウィルソンの「青い目のジプシー」(95)
これまた、後悔と自虐と他虐の針のむしろに、ヒーロー様のメロメロぶりが痛(イタ)気持ち良い(笑)。 マルティニーク島から舞台がスコットランドの古い家に移るのもなんだか切なくて良いわ。

Rebecca York 「KILLING MOON」(2003) 読了。
ウウう〜〜むむ。。これが、実に困ったちゃんなのだった。 なんと、サスペンスの部分はとても良かったのだが、ロマンス部分が やや平凡だった。
シリアルキラーや、ヒーローの友人の刑事の描写の方がずっと味わいがあり、 ぞくぞくしたり、胸きゅんだったりした。連続殺人犯がヒーローやヒロインの 素性を探る様子なんて、どはは、すげー恐いよ。んでもって、2年前に交通事故で 妻を亡くしてる刑事さんが、うふ、イイざます。。
肝心の人狼ヒーローは、アニマル君と堅物君の間を、悩みまくり!(笑)。 俺ってバカバカバカ!とか言いそうだ。大変嫌っていた父親の事を、少し 理解する所などは、人間的な深みが増した感があったが、その他の点では、 人狼ならではのアピール度が弱い。今思うと、本の出だしが一番良かったな〜。
ヒロインも、なにか掘り下げが足りない気がして、不満。。
次作「Edge of the Moon」が、上記の刑事さんがヒーローなので、期待してみよう。。。

遅ればせながらシネマ更新。「タブロイド」

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3月 7日

は、はやっ! 2日のところで書いたクリスティン・ハワースの陶器人形が もう、届きました。UKから3日に発送され、7日に我が家に到着。
英国郵便局と日本の郵便局の有能なこと、、驚きますねぇ・・・
さっそく2体の人形をサイドボードの中に。(2体買っちゃったんだぁ〜 爆)

自分でも自覚してるんだけど、ストレスたまってると買い物に走るんだよねぇ。。
連日のポチポチ。

30冊1500円というセットものハーレクインをポチしてしまう。
30冊中、既読は3冊のみという、つまり、わたしが普段読まないような Rの作家たちなんだが、ま、のんびりと読んでみよう。R-1000〜1500番台が 27冊、Iが3冊だったが、ダイアナ・ハミルトンとかケイト・ウォーカー とかヘレン・ビアンチンとか、普段なら買わないお姫様系題名の 「囚われのプリンセス」とか、 とんでもストーカーヒーロー「今ふたたびの愛」とか、超痛たたた「星降るカンパニア」などが 入っていた。

さらに8冊1200円で昔のヴァイオレット・ウィンズピアものをポチ。
これまた既読は1冊しか無いからちょうどいいわ(と自分を納得させる)。
「ブルー・ジャスミン」「献身」「わたしのお医者さま」「愛の道化師」 「恋はすみれ色」「ハロウイーンの夜」「心のなかの小箱」「砂漠の呼び声」

つまり、38冊もハーレクインが届くってことで、、バカバカバカ!>自分。

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3月10日

Rebecca York 「Edge to the Moon」読了。
werewolf ものでは無かったけれど、なかなか面白く読めた。
3年前に妻を亡くした刑事ヒーロー、ジャックは、とても真面目で誠実。 9才と7才の子供たちの良き父親でもある。失踪人の捜索をしているうちに 奇妙な事件に巻き込まれる。オカルトと常識のはざまで苦悩しちゃう彼が、 いとよろし(^m^)。

黒魔術でデーモンを呼び出す連続殺人犯と、犯人に支配されることを怖れるデーモンが ジャックとヒロインに夢のなかで暗示を与える、という話で、もちろん、ヒロインは 黒魔術のいけにえとして、犯人に狙われている。
犯人像に深みがない代わりに、真面目人間ジャックがいろいろ悩む。
被害者のBFの家を捜査中に、『被害者の娘はここに泊まったんだろう。普通そうだろう、、小さな子供が家にいたら、朝までには家に戻らなくちゃいけないが・・』と、ヒロインと自分の妄想へ走ってしまい、 『ハッ、何を考えてんだ!おれは・・』
 あまりに強烈に惹かれてしまうので、こんな性急な欲望は自分らしくない、と ますます身構えてしまうわけだ。

前作のヒーロー、werewolfのロスが陰に日向にジャックを助けてくれる。
黒魔術に動揺するジャックを、この世には人知をこえることがなんぼでも あると言う彼、、、そりゃ、そーでしょー(笑)。

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3月12日

食欲がわかないことを理由に、料理をさぼる日々。
買った野菜が冷蔵庫の中で行き場もなく残り続け、成長していく(爆)。
ほかすのも可哀想で、ハイドロカルチャーの粒々と共に、お皿へのせておくと、 知らない人が見たら、風雅な春の菜の花か?
いや、誰が見たって白菜だ。 左下にみえる赤いものは人参。 他に大根の菜の花も育っている・・・
なんといってもサツマイモを庭にホカシていたら、そのまま成長して秋に収穫ができた、 という実績の持ち主なんである(えばれない・・)。

書き忘れた!
大阪ダービー。「ガンバーセレッソ」 まさかの6−1。
いや、ほんと、まさか、、と思いましたよ。
用事があって長居に行けなかったが、昨シーズン後半のセレッソの勢いを思うと、 ガンバはやばいんでは、、と危ぶんでいたんだが、セレッソの守備崩壊・自滅に 助けられ、大勝してしまった。フタも調子が上向きのようで嬉しいなり。 さっそく絵葉書第2号を出すとする。(はっは、開幕戦後に1号を出してしまった)
懲りない奴>自分。

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3月13日

ガラスの器に水に張り、うかべたロウソクは梅の花の形。謳い文句によると 梅の香りがするはずなんだが、か、香らない(爆)。雰囲気だけで我慢だ。
フローティングキャンドルってこの頃色々なものがあって楽しい。
ガラス容器がついた鄙びた鉄製椅子はセールで400円。。つい衝動買いしてしまった。

現実逃避のわたしがひたすら読んだ古本HQ。
ヘレン・ブルックス R-1269「愛ゆえに別れて」
う〜。。「あなたのためを思って理由を告げずに消える」ってのはHQに よくあるんだが、 ごめん、総じて苦手なんだ。。。
乳がんだとわかって、黙って失踪するとか、そういう奴ね。
私は相手の事を心の底から愛しているが、相手のほうは、私が 消えれば一時的には苦しむとしても、そのうち私のことなど忘れて 幸せな人生をおくるだろう、、って発想が、 自己犠牲のようでいて、よく考えると相手の人間性を浅く見てる気が するし、
さらに言うと、相手に選択を委ねて苦しめたくない、と言うのは、裏返せば、 相手が自分を憎むはめになるのは嫌だという保身でもあるし、、 ま、泣かせる王道の設定なので仕方ないんだけどね。

で、、ヒロインは苦手だが、ヒーローが熱すぎて、わっはっはっは、 この本で泣いた人には申し訳ないが、ギャグとして読んでしまった。
だってさ、有り余るエネルギーを持て余し、夜も眠れず、2時、4時、6時に 冷たいシャワーを浴びたって言うんだよ〜。 エネルギー、ありすぎっ(爆)。
しまいには「きみを生きたまま食べてやりたい・・・。こんなに長くおあずけを くわせるなんて」と来た。 ヒーロー、君は最高だね (^o^)/。

同じくヘレン・ブルックス R-1312「氷の炎」
うっひっひ、こいつは好みだ〜。ホントは夫は3年前に死亡してるのに 人妻だと偽って就職したヒロインに、いかんぞっ、俺はけだものかと悶々と 苦しむヒーロー。
彼女に手を出さずに堪えるため、怒ったり不機嫌になるヒーローなんだが、 ぶりっ子気味天然ヒロインは、ちっともそれがわからないお約束。 インヴァネス近くに出張するとこも素敵だし、エピローグも可愛らしい。

他には
R-1166 「雪の夜は君と」ダイアナ・ハミルトン
R-1215 「若すぎたふたり」キャサリン・スペンサー
 二卵性双子を妊娠し、ひとりだけ流産したヒロインの再会もの。 つい最近某所で聞いたような話だった。
R-1318 「愛に震えて」ヘレン・ビアンチン
R-1395 「愛に怯えて」ヘレンビアンチン
 なんつうか、意地悪役が、徹底的な悪役で、すごすぎます(笑)。  メロメロヒーローが、ほんま、メロメロなので読んでいて気持ち良し。  題名が恥ずかしいが・・
R-53 「ブルー・ジャスミン」ヴァイオレット・ウィンズピア
 話は好みなのに、シークヒーローのセリフが違和感ありまくり!!
 俗に言う、オカマ言葉を使うんだが、ぎゃ〜・・あんまりだ。
 「おばかさん、そんなことやっても疲れるだけでしょう」とか、「煙草すう?」とか、そんなのばっかり。。なぜ?どーして?
R-98 「献身」ヴァイオレット・ウィンズピア
 うっひっひ、好きだ。。暗い憎しみと欲望がぐるぐる、、右の頬うたれても 左の頬をさしだすドアマットヒロインもの、わたしは結構この手のものが 好きなんだと、自己発見する。
「流れ星に祈って」とか「復讐はキスのあとに」とかと共通する快感(爆)。

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3月16日

年度末はばたばたして、なんだか疲れる。天気も雪が降ったかと思うと、 花粉でむず痒くなり、かと思うと、どしゃぶりの雨。不安定な心持ちと同じだ。

全くワンパターンだが、ロマンス古本を読みふける日々。呆れるほど読んでしまった。
ヴァイオレット・ウィンズピア
「愛の道化師」('82) すき、すき、すき、、むっちゃ好み。
「恋はすみれ色」('83) やべぇ〜、すき、すき、すき、、むっちゃ好み。
どちらも、清純ヒロインに対して悪魔的なヒーローが好き勝手に(笑)振舞う わけだけど、ヒロインが気持ち良いのよねぇ。。
君の首なんて一捻りで折れる、 と事も無げに言い放ち、悪ぶってみせる一族の黒い羊、ヒーローのぞくぞくするほどの魅力。。上手いなぁ。
「心のなかの小箱」('86) 悩む。。とても気の毒で切ない話なんだが、ウィンズピアの 本だと思うと、ちょっと違う気がして、知らない作家の本みたいだった。
身を切る辛さ、非常にデリケートな問題を扱っているため華麗な残酷さが薄い。
不満は表紙絵だー。大きな偽りあり!なんだよねぇ・・・
しかも、ヒーローがなんだか 演歌歌手みたいなんだぁぁぁぁ(泣)。

シャーロット・ラム
「熱い胸騒ぎ」('93) てんやわんやです(爆)。
「今ふたたびの愛」('94) ひひひ、いいんでしょうかねぇ。こんなとんでもない ストーカーヒーローで。現実にいたら恐すぎる(笑)。表紙絵は美しいわ・・

ジャネット・デイリー
「テキサスへ」('81) うひゃっ、かなり好き。胸が張り裂けそうなほど 彼女にイカレてしまった自分の気持ちを扱いかねて、ぐるると唸っている ヒーローがいとよろし。
この表紙絵は、「愛の道化師」と同じ画家さんだよねぇ。 ヒロインの二重まぶたと切れ長の瞳、思わずキスをしたくなる唇が、素敵なんだわ。

ロビン・ドナルド
「囚われのプリンセス」('95) 丁寧でテンポのよい描写で迫力がある前半でした。
スーザン・フォックス
「花嫁の孤独」珍しく新刊。無難って感じかなぁ。

読み始めたのはMaggie Osborne 「FOXFIRE BRIDE」(2002)
マギー・オズボーンは独特のアメリカンヒストリカル「人情噺」味がある。 堂々とした書きっぷりというか、市井の人々の愚かさや美しさを騒ぎ立てずに じっと見つめて、さりげなく、あっ、ここよ、って勘所を語ってくれる。
南北戦争前の、コロラドを旅する物語。

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3月19日

グルメ・映画・古本屋さんの幸せな土日を過ごしてしまいました。
毎食毎食、手の込んだお料理を前にして、わたしの日々の料理がいかに 手抜きかを痛感いたしましたデス。何から何までおいしかったわ〜・・

そして、観た映画は「ブロークバック・マウンテン」
これが、もう、いいのなんのって。。もう一回観ようかなぁ。。
言葉に出せない想いが詰まった、苦しくて、美しくて、幸せで不幸で、

全然違う映画だけれど、でもふと思い出したのが「初恋のきた道」でした。 
山と空と色彩がもうひとつの主役で目に沁みる清冽さ。
若い「時」が生んだ喪失と永遠。。

やばい、ヒース君の姿がオツムから離れないわ。
オークションで撮影時のシャツが高額で落札されたらしいが、むべなるかな。

古本はこのところ、昔のRを買いまくり、読みまくりなんですが、ミニレビューを 全然更新していなくて情けないです。 ウィンズピアはとうに10冊を越えたので、大部屋から独立させないと。

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3月21日

朝からずっと、読みためたRやIなどのHQをパソコンにメモしていた。
あれ、このヒーロー何歳だったっけ?どれどれ? などとやっては再読してしまう。
やだなぁ、なんて非生産的な生活なんだ(笑)。

しばらく前から整体に通っているんだが、整体師のお兄さん(30ちょっとか?)が行くたびに DVDやビデオを貸してくれる。借りてしまうと、次に返さなければならないから、 これはもしかすると顧客確保の方法かもしれぬが、つい借りてしまう。
で、この貸してくれる映画ってのが、、実にやばいんである。
非常に穏やかな、おっとりとしゃべるお兄さんなんだが、「スターシップ・ トゥルーパーズ」が大好きだ、なんて言われると、ひ、引くよ・・

あんなにクレイジーな映画は見た事ないと思ってた。
(バーホーベン監督って変態じゃない?)
んでもって、大好きなDVDだと言って貸してくれる整体お兄さんの好意を断れずに 借りてしまったわたしに気をよくしたのか、次に貸してくれたのが、
「マウス・オブ・マッドネス」
大好きな映画なんだと言われ、またもやうっかり借りてしまったが、ぎゃぁ、
こ、これはジョン・カーペンター監督じゃないか。
この人も変態系だよぉ。ホラー映画というよりも、なんていうか、ぐちゃぐちゃモンを 作る人だ。しかも主演がサム・ニールときた。
サム・ニールって、なんか薄気味悪くて、人造人間みたいで、好きじゃないんだ〜。 でも借りた手前、見ないで返すわけにもいかない。
がんばって見ると・・
ごめん、全くもって、この映画はすべってるとしか思えない。
描きたいパッションだけは感じるが、着想をまとめ切れていないと思う。
ラブクラフト的世界らしいが、う〜ん。。ホラー味が苦手なわたしは、終われば こんな風に冷静に批評できるが、見ている最中は恐くて全身に力が入りまくり。
はっ。。これじゃ、首すじも肩も凝ってしまう(爆)。
いつもニコニコとしている整体お兄さんは、次にゾンビものを貸してくれるそうなんだが、あぁぁ、一体どうしたものか。。

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3月22日

ロマンスミニレビューをちょこっと更新。
ヴァイオレット・ウィンズピア新登場、ジャネット・デイリー、 シャーロット・ラム、リズ・フィールディング、スーザン・フォックス、 サラ・クレイブン、パトリシア・ウィルソンを更新。
デイリーなんて、いつの間にやら20冊以上読んでるんだわ、あらまぁ。自分に呆れる って感じね(爆)。 ウィンズピアにしても、最初はどおってこと無いと思っていたのに、 いつしか買い集めたりして。

4月の京都のみなみ会館はとってもナイスです。
大阪に観に行けなかった「僕と未来とブエノスアイレス」(ダニエル・ブルマン)が 上映されるし、 すっごい観たかった「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」も上映される。 メルキアデス、、はあの「アモーレス・ぺロス」「21g」の脚本を書いた ギジェルモ・アリアガなんだよ〜、をっと、カンヌ映画祭で最優秀脚本賞をとったのね。

さらに、ウォン・カーウェイ特集をやるってんで、レスリー・チャンとトニー・ レオンの「ブエノスアイレス」もやっちゃうんだ。 もうちょっと元気だったら4本だてオールナイトを観るんだが、これは ちょっと無理かなぁ。

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3月23日

シネマ更新。 「ブロークバック・マウンテン」「マウス・オブ・マッドネス」「スウェーニョ」
スウェーニョは、ジョン・レグイザモの芸達者ぶりが必見!

ブロークバック・マウンテンのことをなんだかずっと考えている自分。
20年モノってのに弱いのかも。
こうしてみると、やっぱり「Voyager」はロマンスの王道に則っていたねぇ。 現実は、連れ合いが都合よく死亡したりしないし、養育費払うのも大変だ。
孤独な生活、どんどんと相手と離れて暮らすのが辛くなってゆく日々。
人生は喪失に満ちているなぁ。

どっぷりと別世界にワープしたのは、この頃の定番、ヴァイオレット・ウィンズピア
「誘惑のとき」(1980)
 や、やばいほど、好きだわ・・・
 サバイバルロマンスのお手本のような話で、よくあるストーリーだというのに、
 上手すぎる・・・ハートを持っていかれちゃいました。。
「わたしのお医者さま」(1981) 
 ちょっとデフォルメすれば、ベティ・ニールズさんになるかと思いきや、さすがだ。
 準ヒーローや準ヒロイン(じゃなくて敵キャラ?)に痛々しい人間味があって、
 無性に切ないのよねぇ。。

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3月26日

土曜は大阪で友人と会い、本屋デート。
ジュンク堂でいろいろな本を手にとって あーでもない、こーでもない、としゃべっていたのに、結局レジに並んだ時に 持っていたのは、私「スペイン語超初級」友人「インドネシア語入門」 いったい、わたしたちって(笑)。

先週元町の洋書屋さんに入ったときも感じたことだけれど、ジュンク堂でも ペーパーバックはかなり並んでいるが、大半が日本で翻訳されている作家さんばかり。 ミステリーやロマンスを見ても、文庫化されている人ばかりだ。結局読みたい 作家はネットでポチすることになっちゃうんだなぁ。

さて、ふたりで梅田で飲んでいるうちに大人買いの話になり、友人は趣味の DVDやビデオが1000ぐらいになっていると言う。 うわ、わたしは 50くらいしか無いよと言ってはみたものの、はっ、、ハーレクインや ロマンス本の事はカミングアウトしてないから、数に入れてないわ(爆)。
友人は「ニコニコ日記」DVD−BOXというものを送ってくれると言う。 家には未読の本やらDVDがたくさんあるというのに、、嬉しい悲鳴だ。
整体のお兄さんも「スターシップ・トゥルーパーズ2」を貸してくれる。。 いやはや。

「ディア・フランキー」を借りてきて夕食の時に見始めると、いつしか息子も 箸の手をとめて見入る。
あらまぁ、わたしこれ好きだわ。。切なくもあったかくて、うるる。 フランキーにちょっかいだす憎たれリッキーも泣けるじゃないか。
最初は、「え?アクションとか何かスカッとするもの借りて無いの? ぶー!」 といった感じだった息子も、しんみりと、「いやぁ〜、、いいねぇ〜・・」
この心やさしき次男君も4月から大学生だ。
入学式用のスーツやネクタイ、革靴など、ごっそりと買い物してきた。

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3月28日

ヒース・レジャーがみたくて借りてきた「サハラに舞う羽」。
困ったことに、何が言いたいのかワケわからんぞっ映画だったが(涙)、 ヒース君を見るため、と割り切ってしまえば、駄作転じて福となす!?眼福しごく、 ウヒヒと素敵なのである(*^-^*)。

坊ちゃま七変化とでも呼ぼうか、ラガーマン、端正な英国陸軍士官、と思いきや、 をを、ひげぼうぼう、ターバン巻いてアラブ服着て、よれよれぼろぼろになって、もうダメか と思いきや、目張りをいれたみたいなお目々にさらっと横分けの甘い英国紳士に。
なんという波乱万丈(笑)。

HQ古本濫読は、総じてヒーローのネアンデルタール度が高いものになった。
ネアンデルタール君は、愛とか信頼とか小ざかしいことをぐたぐた言わない。
ただひたすら、おまえが欲しい、忘れようとしても忘れられなかったんだぁと、 憑かれたように繰り返し、本人は説得したつもりで迫るんだが、 本心がまったく相手に伝わらないというお約束(笑)。

ジャネット・デイリー
 「夏の忘れ物」(82) イタタタ、イタタタ。。10才差
 「渚のデュエット」(83) う〜〜ん。。ヒロインがよくわかりません・・
 「カンザス生まれ」(84) 好きだなぁ、単純な設定の方が好きってことかなぁ。13才差
ヴァイオレット・ウィンズピア
 「ハロウィーンの夜」(85) 悩むなぁ〜。。ヒロインがイマイチ好きになれないけど
 ヒーローが結構好みなんだよなぁ。17才差
ベティ・ニールズ
 「赤毛のアデレイド」(82) 偉大なマンネリが結構好きなわたし。この一年ずっと
 君が好きだった? うぎゃぁっヴァカものぉ〜っさっさと言えよ〜っ!
 (毎度そう思うのに、毎度読んでしまうわけだが)
・ミランダ・リー
 「恋した人の名は・・」(93) 切ないバトル系で、けっこう好きだわ。。でも、シリアスな
 話だと思いながらも、黒い手帳には笑ってしまいましたヨ。マメすぎヒーロー
・アンジェラ・ウェルズ「じゃじゃ馬娘」 こじれるのねぇ・・
・リンダ・ターナー「かいま見た天国」 なんだか疲れちゃって・・
・メアリー・リン・バクスター「妹と呼ばないで」(93)
 定番な話だけれど、ほっこりとかわいいなぁ。13才差

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3月29日

突然冬に舞い戻る。京都では昼間、アラレが降り、身を縮ませる寒さだった。
そんななか、寒風をついて夜の9時からの最終回「クラッシュ」を見てきた。

人と人がぶつかるクラッシュ、普段は窓ガラスや扉をはさんで距離を保っている人々が 直接ぶつかった時に起こる本音や怒りや恐れ・・まさに人種のるつぼアメリカの 36時間を切り取ってみせた作品。
重くて重くて、観終わったあとすぐに立ち上がれない。。息苦しい、やるせない。 参ったなあ。

最終バスを待とうと思っていたが、なんだか歩きたくなり、ひとり夜道を 歩き出す。(と言っても途中で乗ってしまったが ^^;;)。

あまり予備知識を仕入れずに見に行ったので、想像していたのと全然違った。 すごく良く出来ているし、希望がないわけじゃないけれど、辛くてしんどくて 哀しくて、ダウンな気分の人には勧められないかも。
何かホンワカしたものでも読んで気分転換を図らないと寝付けなくなりそうだ

遅ればせながらシネマ更新。「Dear フランキー」「サハラに舞う羽」

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