更新記録 2009年 4月1日から2009年5月31日まで
Mary Balogh「Silent Melody」(1997)
先日読んだ「Heartless」のスピンオフを読んだところ、とうとうバログで最初から最後まで全く面白くなかったという体験をしてしまいました。
AARやTRRがAを献上しているにも関わらず、いくらページをめくってもnot my bookでした。あぅっ。
Heartlessと基本が同じです。無関係な本ならまだしも続き物で全く同じパターンってのは・・・
嘘つき女&ストーカー男&誤解だらけ& 誰が君を恐がらせたんだ?名前を言ってくれ と何度ヒーローが訊ねても頑固に口をつぐむヒロイン。 (ぜ〜んぶ苦手パターンなんだよぉぉ、とほほ)
前作以上にイマイチだと感じたのは、前作のストーカー男にはそれなりの理由があったのですが、今作のストーカー男には納得できる理由があるような無いような。。
レクリエーションのように人を裁き、自分が全能者になったように振舞う男、、それはそれでサスペンスホラー的には面白い人物造型ですが、ロマンス小説に罪悪感のない悪役を登場させると、ヒーローとヒロインの仲を邪魔するためだけに存在しているような、ナンセンスな設定だと感じてしまいます。
これだけ引っ掻き回しておいて、あんた誰? って感じです。
だから決着の付け方も空しさが漂います。
今作のヒロインは聾唖者ですが、読んでいて違和感を何度も覚えました。 耳が聞こえなくてもあまり不都合が無い、彼女の言いたいことはほとんど全てヒーローには分かる、と強調している部分と、上に書いたように「君を恐がらせたのは誰なんだ?」と何回も何回も繰り返し訊ねるシーンがあったりして、ヒーローが超敏感になったり、超鈍感になったり、ヒロインが万能利発になったり無能愚かになったり、、無理やりなゴシック仕立てじゃないかなぁ。
その上、今作のヒーロー像はあまり深みが感じられず、ズボンのチャックがゆるくて(チャックなんてまだ発明されてないけど)、、人間観察力も低いし、、。
そんな大勢が邸宅にいる状況じゃないんだから、犯人くらい消去法でも分かるやろ!
目の前に事実がぶら下がっていても気付かない、っていうか、気付いちゃいけないお約束!
Jo Beverley や Mary Balogh のジョージアンは、秘密や嘘や家族のどろどろや、えげつない暴力や、パウダー・カツラ・つけぼくろ、、落ち着かない原色系で悩みます。
Karen Ranney のジョージアンは不安定で激しい世の中がもっと切なく感じられたんですけどねぇ。
わたしが料理を始めるとキッチンカウンターに上ってしまう侯爵くん。
「降りて!!」と叱ると、電光石火の素早さでわたしの肩に飛び乗ってしまいます。
首のまわりにガシッと巻きついて、、仕方ないのでそのまま台所仕事を続けると、一生懸命覗き込みながら、しっぽをブンブンと振り回します。
ニャンコのしっぽの鞭が顔面に当たるし、毛は落ちるし、、困るにゃ〜。
叩き落とせない甘い飼い主が一番の問題ですけど・・・・
残念ながらグーグーの漫画のように一緒にレタスを食べるような安心感はなく、「手だしちゃだめよ、め!だからね、めえーっ!めっ! マーキー?分かったぁ?」 とか言いながら、冷蔵庫から野菜を取り出したり、包丁で切ったり。。
Karen Ranney 「Till Next We Meet」(2005)読了。
うふ、ツボでした。
1761年、時代はジョージアンだけれど、舞台がカナダのケベックとスコットランドのローランド。
Lymond公爵の3男坊のヒーローは、イングランドへ忠誠を示す Lowland Scots Fusiliers の一員としてケベックでフランス軍と戦っていた。
彼はもう14年も故郷に帰っていない。(軍隊に入ったのはカロデンの戦いのすぐあとですね)
彼はいま、ひとりの死んだ大尉の遺品を整理しているところだ。遺品にはその男宛に故郷から届いた沢山の手紙がある。。
部下の信頼も厚く今や大佐となったヒーローは、ある日、ひとりの大尉宛てに届いた手紙を当の大尉に渡したところ、そんなもの要らない、故郷の妻からの退屈な手紙で、返事を書けばまた手紙がやってくるから面倒なだけだと言われる。
君は新婚で入隊したのではないか? とにかくちゃんと読めと手紙を渡すと、大尉はうんざりした顔で手紙の内容を大佐にしゃべり、その場で手紙を捨てていく。
大佐は男の態度に胸が痛み、男に黙って彼の名で簡単な返事を出すのだが、再び、女にだらしなく規律も守らないギャンブル好きのこの男宛てに妻から手紙が届く。
心のこもった優しさ、ウィットに富んだユーモア、、、いつしか大佐は男の名をかたって、男の妻宛に手紙を書くのが心の拠りどころとなっていった。
心に秘めていた孤独な思い、故郷への郷愁、真実の愛を見つけたように手紙に心情を綴るヒーローだったが、、
一年が過ぎようというとき、男はつまらぬ争いで命を落とす。
これまで自分が受け取って大事にしまっておいた手紙をまとめて男の荷物に入れるヒーロー。
それから半年、兄の死亡の知らせが届き、新公爵として14年ぶりにスコットランドの地に足をおろすヒーローは、領地に戻る前にどうしても立ち寄りたい所があった。
彼の心のなかで美しさと優しさの象徴になっていた女性を一目見たいと、ヒロインの暮らすマナーハウスを訪問したヒーローは、ぞっとするほど無気力で悲しみに閉じこもっているヒロインと対面するのだった。
手紙の束を胸に抱えて一日じゅうベッドから出ようとせず、食事もろくに取らない生活をおくっているヒロインと、そんな彼女をあまり心配していない使用人たち、祈りが足りなかったと責める教区牧師、、
なんと言う事を自分はしてしまったのだろうか・・・・
早くこの場から立ち去りたいと願う一方、このまま放っておくわけにはいかないと責任を感じるヒーロー。
「ご主人はもう亡くなっているのですよ。あなたはちゃんと食事を取らなくてはだめです」
なんとこの大佐は心が冷たく尊大な男だろう、愛する夫とは大違いだわ、と思うヒロイン。
「ご主人が死ぬ間際に書いた手紙を預かっている」とつい口走ってしまうヒーロー。「宿に置いてきましたので、明日また伺います」
ところが、翌日、ヒーローがマナーハウスの扉をたたこうとしたところ、、
「奥様がっ!奥様がお目覚めにならないんですっ!」
アヘンチンキの多量服用による自殺未遂、、
にゃははは、最大のライバルが自分!というヒーローさまのジレンマが、よいざます!
あれこれあれこれ、ふふ、ヒロインとヒーローの間にゆっくりと愛情が育っていくのが、、よいざます!
荒廃した領地、失意の領民を救うためにやらねばならぬ事が山積しているヒーローさま。 ヒロインもいつまでもめそめそしてられません。
わたし、ヒーローとヒロインが温かい気持ちで結ばれてる物語が好きなんですよねぇ。ホットな関係も欠かせませんが(笑)、同時にふたりの間に正直な会話や信頼や尊敬があると、読んでいて幸せ気分になれるんですよねぇ。
ミステリプロットが見え透いているけれど、ヒーロー/ヒロインの魅力がそれらを打ち消してくれる。人物模様や時代背景や、この作家さんのかもし出す雰囲気が好きだわ。
をっと、読んだあとからAARを見てみたら Ellen Michelliti さんがレビューしてるじゃないですか。
いやぁ〜、彼女もこの話気に入ったんですね。うんうん、欠点はあるけれど、人間的魅力と気持ちの掘り下げがツボなんですよねぇ。
小澤征爾音楽塾・オーケストラプロジェクトIに行ってきました。
小澤さんは演奏する塾生たちと一緒に登場したので最初は会場の拍手はまばらで、「うあっ小澤さんだ!」という感じに急に大拍手になりました。
ラヴェルは「ボレロ」と「亡き王女のためのパバーヌ」以外真面目に聞いたことがないので、「マ・メール・ロワ」は初聞き。繊細で美しいけれど眠気を誘う変化の無さで困りました(爆)。
交響曲7番は対照的に躍動感溢れる曲なので、いやぁ〜楽しかったです。
初めて見た生小澤さんは指先から音を引き出すオーラがあるんですね。
とても小柄で、指揮台の上でぴょんぴょん飛び跳ねたり、エネルギッシュに動いたり、ディズニー映画で昔みた魔法使いマーリンを思い出しました。
音楽が好きで好きでたまらない、そういう指揮で、アンコール曲のモーツアルト「喜遊曲」を紹介なさった時の誠実な語りなど、なんていうんでしょう、人柄が聴衆を魅了するんですね。
2時間近く立ったまま激しく動き、集中しつづけたあとだし、74才だし、超有名人だし、まさかサインは無いと思っていたんですが、地下鉄に乗らずバス停まで歩こうとしたら、ステージドアのところに列が出来ていて、、ははは、ミーハーなのでわたしも並んでみました。
サインだけじゃなく、携帯でツーショット写真をお願いしている人もいて、すごいサービス精神にびっくりでした。
Lisa Marie Rice 「dangerous lover」(危険すぎる恋人)
やべぇ、ものすごくストレスを感じてしまった。
ヒーローはいいんだけど、ヒロインが・・・
ろくでもない友人しかいない女って、、
本当に心優しく誠実で愛情あふれ、勇気がありバカじゃないのなら、もうちょっとマシな人間を友人に選ぶと思うんだけど。。友人や恋人もどきが一人もいない、超孤独って方がまだ信じられるわ〜。
ファンタジーだって分かっているけど、それでも夢想に耐えられる設定にしてほしいの。
シンデレラにだって忠実なネズミや小鳥がいるというのに(爆)、このヒロインの友人って、友人どころか知り合いになるのも嫌な人間じゃない?
元BFの事も、若気の至りだったのなら理解できるけれど、何度か付いたり離れたりだったって?
彼が薄っぺらい人間なのはちょっと付き合えば分かると思うんだけどなぁ。それほど計算された演技派男には見えないし、、
信頼に足る人間が友人になってくれていない、って事が痛すぎる。
ヒロインが暮らしている町に温かい人間味がこれっぽっちも無いのに、ふたりはあの家で暮らすんだろうねぇ。 ま、ジャックと結婚したら年中ウチの中にいるからいいかな。
「ウォンテッド」のDVDを見たんです。
主演アンジェリーナ・ジョリーで添え物がジェームズ・マカボイなんだと思い込んでいたんです。
ごめんなさいっ、立派な主役じゃないですか、マカヴォイ君。
映画は大味で「むむむ」だったんですが、でも、モーガン・フリーマンやジョリーが共演者で、ハリウッド系CGたっぷりアクション映画の主役を張って、、なんだか驚きだわ。続編も計画されてるそうだし、意外なひっぱりだこですね。
しばらく勉強放棄していたらすっかり忘れてしまった・・・(ザル頭)
phpとMySQLで再びプログラミング勉強開始。
話はあちこち飛んで、
自宅でスキャンしたpdf本、先日数えたら200冊を超えました。わっはは。
最初からeBookで購入した本を合わせると、240冊くらいがノートパソコンに入ってます。
英語のペーパーバックはあと50冊くらいでpdf化が全部終わるかも。
ガバルドンのアウトランダーシリーズも全部pdfになったので、あちこち付箋を貼った思い出深いペーパーバックも古紙回収へ行ってしまいました。
お気に入りで置いてある日本語のイマージュやデザイアやその他色々、これがまだ沢山あるんですが、どうしようかなぁ・・
本の形で部屋に置いていた時は、読まなくてもまぁいいかって感じだったけれど、「スキャンする」と決めたらスキャンの労力を考えてしまい、「もういいや、読まないし」と捨てたりしてしまう。
Karen Harbaugh の「Cupid's Kiss」(1999)もその一つで、飛ばし読みして、可も無く不可も無くだったので、スキャンせずに古紙回収へ。
Helen Shelton の「Engaging Kieran」(2001)はスキャンした後で読んでみたら、痛たたた、ヒーローが嫌な奴だぁ〜、、スキャンしなきゃよかった、とほほ。
Carla Kelly の「Make A Joyful Noise」(1997) カーラらしいお話。ロマンス以外のストーリーが絶妙なんだわ。クリスマスのためのコーラス要員を集めている侯爵ヒーローとソプラノ平民ヒロインの控えめロマンス。
ヒロインがややドアマット系なので好みじゃないんだけれど、でも、ほんま上手いんだよねぇ。
読み始めたのは Kay Hooper 「Finding Laura」(1997)
転生ものらしいが、まだ2章くらい。
ヒロイン・ヒーローとも悪くないし、期待できそう?
今さらの話題ですけど、ハーレクイン社が無料で16冊 eBook をダウンロードさせてくれてるじゃないですか。まだ1冊もダウンロードしてないんだけれど、世の中こういう時代になってますねぇ。どれを読んでみようかな、アメリカンヒストリカルが気になるけど。。
珍しく(!)いろいろ仕事が忙しくて、間が空いてしまいました。
毎日毎晩パソコンは触れていたんですが、余裕が無いというか。。phpとMySQLとjavascriptでちょっとしたものを作っていたのですが、作る時間の5倍はバグ探しというレベルで、いやはや、完成かと思うと、おかしな所が見つかり、、の連続。
週に1回だったけれど1年間聴講に行った甲斐があり、見よう見まねでそこそこのモノが作れるようになりましたが、ちょっと分かるようになってみると、世の中に出回っている「初めての人でも簡単に作れる」「サンプル付きラクラク」系 PHP、MySQL の本のあちこちに XSS や SQLインジェクションの穴があるじゃないですか。
やさしいサンプル付きのHowTo本は、初心者しか買わないわけで、で、初心者はどこが穴だか分からないわけで、、これでいいのだと思ってしまうと危ないですよね。
本を書いた人は、初心者に小難しい事は要らないと思って穴を放置したのか、自分で勉強させるつもりでわざと穴を残したのか、それとも本人も穴に気付いていないのか、、
話が変わって、、「花粉」、参りますねぇ。
ひのきだか何だか、毎日恐ろしく痒いデス。耳鼻科の先生に「耳を掃除しすぎだ」と言われたんですが、目も鼻も顔の皮膚も耳の穴もむずむずして掻かず我慢してると、、きぃぃ。
昨晩は万博で「ガンバ大阪ーモンテディオ山形」戦があったのですが、あいたた、山形戦は観たいと思っていたのに、忙しさと花粉とのダブルパンチで、試合の事をすっかり忘れておりました。
セカンドステージ、アウェイの山形へ行ってみようかしらん。。
ま、こんな感じで本も全然読んでなくて、、、
そうだ、イタリア映画のDVDを一つ見ました。「ホテル・ワルツ」(2007)
ポスターデザインと内容が全然違うの、これって日本だけ? 主役の女性ではなく、準主役の女性が映ってる。
内容というより、イタリアにおける貧富の差を、もうね、痛いほど感じましたヨ。
日本だったら高級ホテルではなく場末のホテルでないと、こういう味は出ないんじゃないかな。
金持ちと貧乏人、貴族やブルジョアと労働者階級、この差が本当に大きくてねぇ。
現代でもこんな格差があるんだったら、19世紀とか、もう、貴族階級と使用人の間にはめまいがするほど精神的・金銭的・社会的隔たりがあったんだろうなぁ。
ホテルの群像劇といっても、コメディ風味はほとんど無く、孤独で、暗くて、ほろ苦くて、痛たたた、、、ほんのちょっとだけ希望と幸せがありましたけど・・
ワンショット映画ということで話題になったそうですが、ははは、全然気付かなかったわ(爆)。そう言われてみれば、場面がずっとつながっていたっけ。
長いこと放置していたガバルドンの「A Breath of Snow and Ashes」を飛ばし読み!
9月に7巻目 「An Echo in the Bone」が出ると知って、え?6で終わりじゃなかったのね? 最終巻だと思ったから「最後を知りたくない」気分も手伝って放置してたけど、、やばい、、このままでは2周遅れになってしまう、と焦ったんです(爆)。
ありゃ〜、、アレコレ言いたい事はあるけれどここに書くわけにはいかない、、でも、一言。
ジェイミー、まるでミスター霊媒じゃないっすか!
ずっと前の(4巻だったっけ?)「ブリーにBirth Mark があるのを見て、耳のうしろにキスをした」うんぬん、を読んだ時は、「しんみり・・」で済んだけれど、こうも能力発揮されると、もうね、もしかしてクレアよりジェイミーの方が超能力者? と言いたくなるわ(笑)。
それにしても、せっかく幸せ気分で終わったと思ったら、7巻でまた悲劇の予兆?
ウィリアムだけは傷つけたくないぃぃぃ。。
ブリーとロジャーとジェムとアマンダもそっとしておいて欲しいぃぃぃぃ。
これほど久々に手にとって読んだ本にも関わらず、本の中の彼らがすぐに「気になる大事な人達」として蘇る。
なんでこんなに気持ちをかき乱す物語をガバルドンは書く事が出来るんでしょうねぇ。
侯爵くんの誕生日。 一才になりました♪ |
低気圧アレルギーなのか、天気が崩れる日は朝からくしゃみやら何やら痒くて痒くて、、いつになったらサッパリするんだろう・・
Kresley Cole の the Immortals After Dark Series、デーモン兄 Rydstrom の本が出ていた事をすっかり忘れていた。 慌てていつも購入するeBookサイトを見に行ったところ、eBookフォーマットが pdf かパームリーダーに限定されている。
うわー、不便になった。これまではもっと沢山のフォーマットから選択できたのに。。
ま、パームリーダーをパソコンにインストールして読めばいいのだけれど、こんな風に電子ブックは販売側の都合で形式が決められてしまう事が欠点だ。 だから水面下でみんな、変換プログラムを作ってテキストファイルに変換したいと考えるんだよな。
eBook ショップサイトをいくつか回ってみたけれど、みんな同じで、クレスリーの旧作は多数のフォーマットが存在するけれど、新作は限定的。 これは出版社の防衛策ということか。
ステファニー・メイヤー、アチラの eBook サイトでも売れに売れている。
みんなの感想を読んだだけなんだが、本を読んだ気になってしまった(爆)。
ヴィレッジブックは表紙絵で日本の読者のポイントを稼いだ気がする。原書の表紙を使わなかったことが大正解。
学園パラノーマル系っていうと乱暴だけど、なんていうか、これって日本の少女マンガのお家芸じゃなかった?
で、読んだのが、Melissa De La Cruz 「Blue Bloods」(2006)
同じようにヤングアダルトのヴァンパイヤもの。
リッチな上流家庭子女たちが通うマンハッタンの私立学校、主人公は、両親を亡くし厳格な祖母に引き取られている15才の少女。学校で唯ひとり市営バスで通学している彼女は、いつも古着のGothファッションで身をかためている浮いた存在だ。
ファッションや流行モノに疎いわたしには、同級生たちの洋服やバッグ、靴、行きつけの店、ヘアーカットサロン、、、ブランド名が頻発される部分がほとんど理解できないので、「ズボンが○○ではなくてヒューゴ・ボス」の場合は読者は何を感じ取るべきなのか、とか、ポイントを正確にはつかめていないのかもしれない、、そういう描写が山ほど出てくる(まあ、だいたいはイメージできてると思うが)。
米amazonの読者レビューにも、このあたりの事を実に明確に書いている人がいて、色々考えさせられたが、ストーリーは面白い。
この本のヴァンパイアは、魂は不死ではあるが、肉体は人間と同じように滅び、転生する、という事になっていて、過去の人生?の記憶は転生後、15才ぐらいになると、次第に蘇ってくる。
元々彼らは堕天使の末裔であり、いくたびかの転生ののち、神に赦され天国に戻る、そのために人間に尽くして生きる、という事になっていたが、力・知恵の優位性が彼らヴァンパイアを傲慢で貪欲な排他的集団に変えていた。
これがねぇ、、ハッピーエンドではなく、暗い。
基本が、「仲間はずれ」、白鳥になった気がしない「みにくいアヒルの子」
少女が恋した少年も、宿命にがんじがらめ、と言うか、強さが足りなくて、、
嫌な味が舌に残るような気分で落ち着かず、先が気になる作りになっている(全3巻だったっけ?)。
わたしは今回初めて知ったのだが、CROATAN という言葉をご存知だろうか。
メイフラワー号でプリマスに移民してきた者たちよりも前に移民した者達が作った移植地で、全員が姿を消してしまった事件だ。
ロアノーク島植民地集団失踪事件
で、この歴史上の謎にヴァンパイアを絡めたのがこの本のストーリーというわけで、、主人公と他2人ぐらいしか、好きになれる奴がいない、あとは嫌な奴ばかりなんだが、続きが気になるので2巻も読むと思う(爆)。
寒いですねー。
仕事をためこみ、本を読んでる場合じゃないのだが、続きが気になり、2、3巻を読んでしまった。
で、感想は・・・うがーーっ! なんという終わり方、これでは4巻を読まないと気が済まない!(爆)
Melissa De La Cruz 「Masquerade」(2007) 「Revelations」(2008)
全体を通じて、ハリポタとスターウォーズが混ざったような話なんだが、とにかく3巻は「スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐」なんである。
超乱暴に紹介すると
ブロンド Mimi(16)、赤毛 Bliss(16)、ブルネット Schuyler(15)の女の子ヴァンパイア3人が物語の軸で、15才くらいからヴァンパイアとしての資質が目覚めてくるという設定で、ま、ちょうど目覚めたってのがポイントなんだ。
Mimi は超セレブで享楽的、傲慢意地悪自己中、激しくむかつく女の子なんだが、パワーに満ちていて圧倒されるものがある。
Schuyler Van Allan は主人公、人間とのハーフで仲間はずれ的存在。Mimi にいつも意地悪をされてる。家庭的にもものすごーーーく不幸。なんせ、母親は彼女を生んでから昏睡状態になっている。(ヴァンパイアなんで死なないんだが、目を覚まさない)
この昏睡状態の母アレグラは、Mimiの父親チャールズと双子の関係だ。
だが、過去の確執からチャールズは Van Allan の家を出て交流を絶っている。
Bliss、、これが、ブロンドの子分のような存在だったが、ブルネットと友情が芽生え、、でも、しょっちゅう意識を失う、妙に不安定な少女、、で、なんと、彼女はオーメン、666なんである。
(666の時は意識を失っているので、自分が666だと気付いていない)
YouTubeで Blue Bloods と検索すると、fanが作った夢の配役がわんさと見れるので、本を読んだことが無い人もけっこうイメージできる。
さて、Blue Bloods はヴァンパイアの呼び名だが、実は Blue Bloodsの血を吸い取り殺してしまう Silver Bloods と呼ばれる者が存在し、Blue Bloodsにまぎれて生きている。。
Silver Bloods は、ルシファーに従う者達なんだが、16年前だかに大きな戦いがあってBlue Bloodsのリーダーがルシファーを滅ぼした、、ことになっていた。
ところが一年前くらいから、Blue Bloodsの子供が失血死する事件が起きていて、、
一体誰がSiver Bloodsなんだろう、と、秘密裏の調査や陰謀、駆け引き、、ストーリーはなかなか面白くできているんだが、最後が、あいたたた、あまりに後味が悪い、、なぜって、まさにジェダイの騎士たちを皆殺ししたアナキンと皇帝のように、大虐殺される Blue Bloods の長老たち、、
スターウォーズはね、ルークやハン・ソロの話が先にあったから、アナキンの暗黒面の辛い話もプロローグだと思って観れたけど、いいもんが大量虐殺されて、長老会内の裏切り者がそ知らぬ顔で残っていて、MimiもSchuylerも、Blissが暗黒勢力の中心にいるという事に気付いてなくて、、うわぁ、最悪の気分で4巻を待たねばならない。
ヤングアダルト本のため、ロマンス本で言うところのヒーローってのが居ない。
逆に、登場人物のなかでキャラが最低だと思う Jack が Mimi と Schuyler、両方から愛されて、優柔不断で傲慢で、Mimi との絆を切ることが出来ないのに Schuyler を手放せない男で、、かばかば、ゴージャスでもデンジャラスでも最低だーー。ま、ヴァンパイヤに温かい人間性は無用か?(笑)
唯一の人間キャラ、Oliverがねぇ、、Schuyler 一途で、彼女を守るために生まれてきたと公言してはばからないヴァンパイヤの僕(しもべ)君なんだが、大富豪の一人息子でハンサムなのに、あんまり報われなくてねぇ・・・
結論 -> ヤングアダルト本はストレスがたまってしまう。
今頃の話題ですけど、嵐のコンサートDVDがオリコン新記録をたてたんですってね。
音楽、ドラマ、映画 すべてのDVDをひっくるめて売り上げ3週連続トップなのは初めてなんだって。
なるほどねぇ、まさに、わたしもその一端を担ってるわけで・・。今まで発売直後にアイドルのCDやDVDを買った事など無かったのに、全部買ってるもんなぁ(赤面)。
Youtubeが存在しなかったら、こんなにはハマらなかったんだけど、ネットをみると同じような事を言ってる人が多いから、これまた、似た行動パターンってわけで・・・
Ronda Thompson の Wulf シリーズをざっと飛ばし読みして、「うーむむ」ちゃんと読み返そうという気になれず、パス。
町なかの古本屋さんの店頭100円の棚にシャーロットラムの I-9「恋愛プログラム」があり、つい立ち読みを始めたら、、ひっひっひ〜っ、痛気持ちよい(爆)。
たまにこうした、古典とも言えるきりきり恋愛心理バトルを読むのもいいもんだなぁ。 亡き夫を悼み続けるクールビューティと、男の匂いをぷんぷんさせる豪腕成熟ヒーロー。
「よし、コレ買って帰ろう」とお店の扉に手をかけるも、あれ?戸が開かない!
いくら引いても押しても扉が開かず、残念無念ながら店頭に本を戻して帰った。
あの古本屋さん、どうなってるんでしょうねぇ。100円玉を置いておけばよかったのかなぁ。(まるで路地野菜! 笑)
まだ10ページくらいしか読んでないけど、面白そうなのがこれ、
Lisa Cach 「George & the Virgin」(2002)
ミセスGigglesのレビューをみて、読んでみようと思ったのが発端だけれど、AARでも Dear Author でも評判が良いようだ。
わずか10ページで言えることはあまり無いけれど、作者の書き方が気に入った。
リアルではっきりした描き方、知的な物事の捉え方、、そして、漂うユーモアと滑稽さ。
時代設定は中世、、ドラゴンが棲みついた山、生贄として年に一回差し出される処女。もちろん、今年の生贄は孤児のヒロインに決まってしまった。ここまでの説明がとても自然で、中世世界が信じられるし、ヒロインの性格や町の人々の雰囲気がスムーズに伝わってくる。なんでドラゴンが棲みついたのか? なんだか怪しい、裏がありそうだ、ヒロインは一体どうなるんだ?
と、舞台は現代。 姪とモンスターごっこをしている図体のでかい男が我らがヒーロー。「あぁぁ、やられた〜」 心優しきおじちゃんの職業は、、わっはっは、あだ名はセイント、泣く子も黙る人気プロレスラー、ジョージ。
どうやらタイムトラベルものらしい。
プロレスラーのコスチュームで中世へタイムスリップしてしまうのか?
そういやぁ、セント・ジョージって言うとイングランドの守護神、ドラゴンをやっつけた聖人ではないか(笑)。
休みのあいだ、楽しめそうだ。
これだけ間があくと、、書くキッカケが無くて困りますね(爆)
実は本もあまり読まなかったし、どうしましょう。
連休中にやった事と言えば、マックブックに VirtualBox をインストールして、opensolaris とcentOS とXPを入れていじくり回したことと、本の解体作業を細々とやった事と、庭の手入れと芝刈りと、「魔王」をまた見てしまった事と、、
とうとういくつかポチってしまった事っすね。
なぜかむらむらと物欲の嵐に襲われ、、白SIMのWS003中古と Foxit の eSlick をポチしてしまいました〜。
WS003はウィルコムのW-zero3シリーズの初代、Windows mobile 5.0。
中古で SIM が無いから電話はできないけど、無線LAN機能があるからアクセスポイントさえあればインターネットにつながる。
安かったし(6000円ほど)、フリーソフトが充実してるので色々出来るし、基本は Mobipocket を入れてeブックリーダーとして使う予定でポチ。
eSlickはpdfビュアー専用機として激戦のeBook Reader界のニッチを狙ったもの。
pdfは電子ブックには向かないフォーマットなので、快適にpdfファイルが見れて、なおかつ安いというeBook Readerが無かったんですよね。
pdfファイルは行数や段数が固定された印刷物だから、小さい画面に合わせて一行を40文字から12文字にするとか2段組印刷を1段にするとか、そういう対応が柔軟にできないでしょ?
だからメイカー側はpdfへの対応はおまけ、という観点。
でも実際は、学術関係の論文はたいていpdfだし、機械のマニュアルも、雑誌の付録のCDやDVDに入っている記事も、ほとんど pdf で、コピーやFAX機もpdf出力するし、自宅でスキャンした本もpdfだし、日常にはpdfファイルが溢れているんですよね。
モバイル電子ブックリーダーの掲示板サイトでeSlickについての意見を色々読んで、まだ完成品とは言えない問題点の多さに悩んだけれど、安価で優れたpdfリーダーを開発して欲しいと願っている人がかなり居るという事に勇気づけられ、メイカーを応援する気持ちもあって、ポチっとね。
2万5千円くらいかな?安いよねぇ、他のに比べると。
iLiad とか7万円ぐらいだし、富士通だったっけ?10万円のを出すって言うし、電子書籍ビュアーって高すぎなんですよねぇ。。。
さて、ポチったのはいいけれど、出荷5月末という事で待ち状態。日本への出荷ってどれくらいあるんだろう。まさか、わたし一人って事は無いですよねぇ?
ウィルコムの WS003 は無事届き、これから色々カスタマイズする予定で、ネットから情報を集めてます。
本が読めて音楽聞けて動画が見れれば十分だけど、せっかくだから地図ソフトやsshとか入れちゃおうかな。
はは、本が読みたいのか、ガジェットをいじくりたいのか、分かりませんねぇ(笑)。
中古WS003、カスタマイズ終了!
便利なフリーソフト、多くの説明や推薦、ググれば色々なものが手に入りますね。
電子ブックをモビで読むのが目的だから、できるだけシンプルに、
GSFinder+, TdLaunch, KTcapt, PocketPuTTY, pnotepad, Opera, TCPMP を入れて、もちろんMobipocketも入れて、わぁ、できたできた、感動〜っ。
スタイラスペンで画面をタップするか、液晶部分をスライドして下のキーボードで操作するか、なんですが、ちびっこいキーボードが意外と良く出来ていて、打ちやすい。
電話機能がなくても、無線LAN環境さえあれば、職場のSSHサーバーにログインできるし、VPN(PPTP)を介して職場LANにも入れる。
これなら海外旅行にパソコン持ち歩かなくても大丈夫かも。。世の中知らないうちに進んでいたんだなぁ・・・(しみじみ)
モビポケットはルックアップ機能があるので、読みながら分からない単語をタップすると英和辞書(フリーの辞書を入れた)が連動する。和英と英英もフリーのを入れたし、電子辞書としても使える。
挿したminiSDカードが2ギガあるので、電子ブックはかなりの数入れられる。
モビ形式のファイルだと、例えばJRウォードのDark Lover が317Kb。これくらいの本なら1000冊でも317Mb。。。って、そんなに電子ブックを買いませんよねぇ(爆)
試しにeHarlequinからフリーの本をダウンロードしてマイ機に入れてみました。
シルエットNoctuneシリーズ Michele Hauf「Kiss Me Deadly」
ヴァンパイアものを書いている作家さん。
プレミアリーグ
せっかく火曜の「マンU対アーセナル」の試合放送を楽しみに待っていたのに、日曜の朝刊を開いたら、、あうっっ、、でかでかと結果が。
さらに、Jリーグの結果を見ようとTVのスポーツニュースを見たらわーわーと映像が。。
ま、解説が原さんだから録画するけど、山本さんだったら録画もしないかも(爆)。
マンチェスターダービーの時の山本ー中村アナのペアなんて最悪でしたね。
ボールが動いているのに、試合そっちのけで、昔のロナウドはこうだったああだった、と何度も聞いた話を延々としゃべる。 なに、だらだらとしゃべっとんねん! ちったぁ、試合見ろやーーっ
こんな人と一緒に観戦したら絶対にぶち切れるわ。
WS003、さっそく成果が出ましたヨ。
シルエットBombshell の Madonna Key シリーズをまとめて電子ブックで買ったのだけれど、2番目の作品 Cindy Dees「Haunted Echoes」(2006) がイマイチ乗れず、途中でほったらかしにしていたんです。
Kresley Cole や Nalini Singh のように心躍る面白さならPCを立ち上げて読む気になるけど、イマイチなものだとパソコンに入れっぱなしになっちゃうんですよね。
eBookは場所を取らないので、ある意味やばい(笑)。
で、シリーズをまとめてWS003にコピーし、寝転がって読んだり、庭で読んだり、、ようやく2番目を読了。よし、これで3番目に進めます。
なぜこんな無理して読んだか、というと、元々は Evelyn Vaughn のGrail Keeper シリーズがあり、その続きとして書かれた「Lost Calling」が Madonna Key シリーズとして作家連作シリーズになっちゃったんですよね。
彼女は1番の「Lost Calling」と7番の「Seventh Key」を書いているわけ。
Evelyn Vaughn の作品が大好きな私としては、2−6を読んでから7番を読もうと決意して(おーげさ)、ダウンロードしたのはいいけれど、2番の Cindy Dees という作家さんが、ごめんよ〜、全然面白くない(>_<)。
まるで山本さんなんだ(爆)。
緊迫した状況でも、だらだらとヒロインの独白や心理描写を書くから、スピード感が損なわれてドキドキしない。
もっさり感が漂い、オツムの悪いヒロインに感じてしまう。
やっぱ、作家は「原博実」タイプじゃなくっちゃ!
昨日書いたマドンナ・キーシリーズ、購入したのは lit(windows reader形式)ファイルですが、litは某変換ソフトで、html化。
その変換の際、このソフトは表紙絵画像ファイルやチャプター、本文ファイルなどの情報をoptファイルに残してくれる。これがとても便利なのだ。
mobipocket readerは 単体でも、外部ファイルを変換できるので、htmlファイルを指定するとモピ形式に変換されるが、これをやってしまうと表紙絵情報は無くなる。
しかし、mobipocketのサイトから mobipocket creater をダウンロードすれば、(creater は個人が作成した文章をモビブックにしてくれるソフトだが)、ファイルの指定にoptファイルを指定すると、表紙絵やチャプター機能がついたモビ形式の電子ブックを作ってくれる。
出来上がったものをWS003のミニSDカードにコピーすれば表紙絵つきの本となるってわけです。( 画面キャプチャーソフトも便利だわ )
某変換ソフトとか、基本的にDRMをはずすスクリプトで、法律上はグレーゾーンですが、自分で買った本が読めなくなる危険性大、という現状、電子ブックを買う人間にとってDRMをはずせるかどうかは超重要ポイントなんですよね。
購入者はいつでも何回でも本屋から買った本をダウンロードできるけれど、わたしがいつも買っている fictionwise は最近 lit 形式を止めたようで、昔 lit 形式で買った本を、もう一度ダウンロードしようとしたら、ガーン、別の形式になっていた。 あいたた、この形式、WS003対応だったっけ? あれこれ情報をまた探し回らなくては。。。
Youtubeからダウンロードした動画ファイルをWS003にコピーして楽しむ。
(ほんとはもっとクリアな画像ですが、肖像権のためボカシました)
携帯でyoutube見てる人からすれば、目新しくもなんともないでしょうが、これまでPCに貯めていた動画をこんな風に電車の中で楽しめるなんて、おばさんは実に嬉しいっす。
youtubeのフラッシュビデオ形式は、WS003のtcpmp(動画再生ソフト)では見れないので、最初は色々調べたんですが、へへ、無事フリーのソフトですべてOKに。
あぁ、何度みても成瀬先生・・うるる・・
ガーーーン!
今日まで気付かなかったーっっ
ヴィンセント・ドノフリオ主演の LAW&ORDER:CRIMINAL INTENTが 「LAW&ORDER:犯罪心理捜査班」という題名でスカパーの FOXで放送されてたんですねっ!
明日はもう最後の最後、再放送の最終話#22 あぅ・・・
自称ドノフリオファンだったのにぃぃぃ。
米アマゾンで買ったシーズン1と2のDVDボックスを持っているのにぃぃぃ。
乗り遅れた〜 とほほ (>_<)
慌ててFOXを契約したけれど、番組表を見ると今月の残りは、シーズンワンの選りすぐりを数本流すだけで、、全話の録画はもう無理みたいダ。しょぼん。
いずれにしろ、このドラマは 2001-2002年に放映されたもので、アメリカではとても好評だったのだけれど、一向に日本で紹介されなかったので、あきらめてた、というか、今頃になって放送とは思ってもみなかった。
思わぬところに裁判員制度が影響を及ぼすんですねぇ。
先週末は高知へ一泊旅。
晴天に恵まれ、有機栽培の野菜や果物、ワイン、新鮮な鰹などなど、何を食べても飲んでも美味しくて、食べてはしゃべり、しゃべっては食べ、、幸せなひとときでした♪
WS003を持参し、中に入れているeBookを見せたりして、ロマンス本話に花が咲いたけれど、youtubeからダウンロードしたVincent D'Onofrio の動画や、大野くんの動画のほうは、、反応薄っっ(爆)。
ま、蓼食う虫も好き好きってことで・・わっはっは。
最近せっせと切断している本は昔のRやI。一回にスキャンするのが紙30枚(60ページ)くらいなので、RやIは3回の作業でpdf化が終わるはずなのだが、最初の30枚を機械がスキャンしている間に、つい、終わりの方の30枚を手に取って読み始めてしまい・・・後半ばかり再読の嵐! (久々に"みつばちの国"を読み返したにゃ〜)
やたら時間がかかってしまうのが困りモノ。
Lorna Tedder 「Dark Revelations」(2006)
まるでヴァンパイアヒーローみたいな表紙絵だが、普通のイタリア男である(爆)。
この、シルエットボムシェルは、ロマンチックサスペンスって言うとちょっと違う気がする、なんていうか、ロマンスが添え物程度の、女のハードボイルド。
これまで放置だったのに、WS003のおかげで2を読み終え、3作目にとりかかったら、あらま、面白い!
マリアンと呼ばれ、ブラックマドンナを信仰対象にする女性の集団がかつてヨーロッパにいた(ブラックマドンナとは「片手に幼子、片手に剣」の女神像のことである)。
エジプトのイシス神に通じる原始的な地母神信仰なのだが、この信仰を、拝金主義、権力志向、効率万能主義の思想と対峙させた「命の尊重・友愛」に位置づけて、ブラックマドンナの秘めた力を狙う男性の秘密結社vs女性の苦闘、って感じで描いているのが、このマドンナ・キーシリーズである。
舞台は現代で、ヒロインたちはそれぞれ、過去のマリアンの子孫なのだが、自覚しているヒロインもいれば、自分の出自を知らないヒロインもいる。
1番目は18世紀フランス革命に関係した女性の子孫、2番目は16〜17世紀、エリザベス女王の侍女の、そして3番目は15世紀ジャンヌ・ダルクの係累で、続けて読んでいると、史実の扱いやヒロイン像に工夫が感じられて面白い。
で、この3巻のヒロインは、ものすごーーく可哀想で不幸なんだが、ものすごーーく強い。あっぱれなヒロインで泣ける。いよっ! 姐さんっ。
ロマンスものというより、彼女のための物語に尽きる。
娘を守るために戦う女なんである。
まか不思議な事が起こるときもあるが、基本、ヒロインたちはパラノーマルな力などあまり信じていなくて、知恵と勇気と腕力(!)でがんばる。それが気持ちよい。
ブラックマドンナに秘められた力を求めて、男たちの魔の手が伸びる。
4巻では、、伝染病・疫病学者ヒロインが登場する。 スイスのリゾート地が突如、新型インフルエンザに襲われる。致死性が高く、女性ばかりが重症化する。。。
あらま、偶然というのは不思議だわ。
こでまり、さつきの鉢植え替え、プランターも植え替え、初夏らしい花の苗を買ってくる、カーテン洗濯(呆れるほど真っ黒)、窓ガラス拭き、、あっという間に5月も終わり。
読んだのは、サンドラ・ブラウン「海辺のとまどい」(1989)
ロイス・グレイマン「甘く危険な香り」「ひとりにしないで」
サンドラの作品は昔のLovesweptで、あぁ、この気持ちの高揚、、この頃のサンドラは最強ですね〜。
つい先日も「ワイルドフォレスト」(1987)を再読してどっぷり浸り、なぜ、何度読んでも同じように浸れるのか、自分に感心してました(笑)。
「海辺のとまどい」、ヒロインもヒーローも頷ける、ヒロインのお母さんも最高。軽妙で洒落ていて、不器用で誠実で、官能てきでホットで、うっひっひ、「ロマンスを読んだーーっ(大満足)」でした
ロイス・グレイマンはスラップスティックロマンス。
バーで12年間バイトして学費を稼いだ経歴を持つ心理学者ヒロイン(33)が、切れる頭脳で難(珍)事件解決?!
時々レミング並みの思考回路になって暴走し、下手な嘘に嘘の上塗りで自らピンチを招き、有能なんだか無能なんだか、敵も味方も煙にまく(笑)。
やばいほどセクスィーで、サボテンに詳しそうなリヴェラ警部補、いじめっ子のような「ねちねち」ツッコミが楽しくてあとを引きますねー。
脇を固めるのは厚い友情で結ばれた超美女の親友エレイン、そしてコンピュータおたくのJD・ソルバーグ。
ソルバーグ、、これが、、これほどヒロインにけちょんけちょんにけなされる脇役がこれまでいたでしょうか。
頭に○毛を乗せているなんて書かれちゃった彼。
わはは、ロバ男、、わたしの頭の中ではバス男(ナポレオン・ダイナマイト)のジョン・ヘダーが、髪の毛もじゃもじゃで、いななき笑いをしておりますよ。
この2冊、ヒロインが口にする偽名やデタラメ名がおかしくて、どれだけ調子に乗ってんだっ!自分の使った偽名くらい覚えてなさいっ(笑)
惜しむらくは邦題。
「Unzipped」「Unplugged」がいかにもロマサスな「甘く危険な香り」「ひとりにしないで」になっちゃうんですねぇ。
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